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或阿呆の人生
kimko



 黄色いマスクをした神が降臨した その3

忘れていたが、何気に22歳になった。これを書き始めて3度目の誕生日だが、初めて異郷で迎えることとなった。同じ誕生日で有名どころ(自分が知ってる人だけど)を拾ってみると、生まれた順に、吉田松陰、ソフィア・ローレン、麻生太郎、守屋浩、村井国夫、小田和正、石川ひとみ、山口美江、高橋真美、ハルイチ、J.P.モントーヤ、一青窈、堀江由衣、安室奈美恵、杏さゆり、とまぁ、幕末の志士から女優、俳優、政治家、タレント、歌手、ミュージシャン、F1ドライバー、声優、アイドルまで幅広いジャンルの人たちがいた。お亡くなりになった方は岡倉天心、鈴木梅太郎、林家三平、中村汀女、徳間康快の各氏といったところであろうか。

閑話休題。
いったん6時目がさめて2度寝。どうやら同室人の誰かがもう出発するようだった。

9時起床。未だに寝ている人がいる。自分も人のことは言えないのだが、一応チェックアウトは10時だし、札幌ドームで野球を見るということしか予定がとりあえずはなかったので遅く起きた。とある人から言われていたモエレ沼公園や芸術の森や支笏湖なども宿で調べてはおいたのだが、どうなるかはまだわからない。15分発。今日も泊まるので貴重品だけ持って出る。

朝飯をどうしようかと思っていたがとりあえず自転車に乗るので近くにあるセイコーマートへ。パンと飲み物を買い、近くの公園で食べる。老人たちが会話をしていた。交通量はまあまあな祝日。

そのあと、豊平川まで行き、とりあえず河川敷を走ってみることに。とりあえずサイクリングロードといおうか、遊歩道といおうか、そういう感じになっていて、老若男女、いろいろな人が歩き、自転車に乗っている。周りは基本的に芝生で、テニスコートやグラウンドゴルフ場、野球のグラウンドなどが整備されていて、祝日だけあり、どこも人がいっぱいだった。このような立派な設備がある札幌市民がうらやましい。これまでは、街の中の雰囲気などで札幌はいいなぁと思っていたのだが、このように、生活環境も整っているのはいいと思う。とりあえず、北へ向けて快調に飛ばす、平均で25,6Km/hくらいだっただろうか。

電車の鉄橋を越え、サイクリングロードの看板があったので立ち止まってみてみると荷台につけておいた鍵が落ちてしまったようでどこにもない。ってなわけで、来た道を戻り、憎しみと嫉妬を込めて追い越したカップルとすれ違い、ランニングしている中学生たちともすれ違い、ようやく発見した。そして、また看板に戻ったのだが、相変わらずふらふらしている。

看板を見て考えた。支笏湖までなら30kmそこらだし、ずっと自転車道はあるみたいだし、行って帰ってきてだいたい夕方でそれからドームでいい感じだろう、ということで今度は反対方向へ向けて走る。

が、なんだかペダルが重い。最初がんばりすぎたのか、向かい風だからかはわからないがとりあえず重い。まぁ、とにかくテニスコートを過ぎ、道が石畳になり、藻岩山らしき山が見えてくるところまで来たのだが、そこで気持ちが消えてしまった。こんな状態であと30kmも走れるわけないと結局来た道を戻ることにする。市内に行けば何かあるだろう。だいたい決めるのが15kmも走ってからなので遅すぎた。

今度は快調にスピードに乗って走れる。やはり、気づかないながらも風の影響は強いようだ。と、何かをしようとしてバランスを崩して転倒!かなりのハイスピードだったので結構派手に転んでしまう。近くに人がいないのが幸いだった。とりあえず、受身もろくに取れない状態だったので、右腕の肘の近くを思い切りすりむいた。あとは外傷はないようだ。自転車を起こすとチェーンが外れていた。おそらく変速機も結構な勢いでぶつけただろう。なんとかチェーンをはめ、少し走って変速してみる。とりあえず問題はないようだった。

と、別のところで問題が発生。鍵、しかもあけるほうがなくなってしまったのだ。いざとなったらどこかで購入すればいいのだが、なるべくそういうことはしたくない。というわけで、変なところに自転車を止め、何もない草の中を捜索する非常に不審な人物の図となった。幸い、コートなどからは離れていたのでたまに自転車や歩行者が通るくらいで助かった。

しかし、なかなかみつからない。そう遠くへは行ってないのになあ、と思いつつ、草を足で蹴りながら探していくと、なんとか小さい銀の光を見つける。よかったぁ…

でも、結局11時を過ぎてしまったし、もうおとなしく札幌ドームに向かう方向になった。どこかに行って帰ってきても、どこら辺にあるのかはっきりしなければ迷ってしまい意味がないからだ。とりあえず、下見がてら場所を確認して、どこかへ行った後また戻ってくればいいかという気持ちで行くことにする。

途中、立ち読みで場所を確認すると国道36号沿いということがわかった。ということは、この道をずっと行けばいつかドームに着くだろう、ということで気が楽になる。が、実際走ってみると月寒あたりからずーっとすごい上り坂になった。でも、両脇には店がびっしり。これは関東平野に住んでいると実感できない。行きがこれなら帰りは楽だろうという一念でなんとか坂を登る。なんとなく、この時点でドームの周辺で時間をつぶそうという気持ちになる。

30分くらいでドームに到着。すでに人が結構歩いている。自転車を止め、敷地内に入ると並んでいる人たちが既に100人200人単位でいた。指定席なのに並んでいる人もいた。その人たちはほぼ例外なくファイターズのユニフォームなりTシャツなり着ている熱心なファンだ。ちょっと店を物色などしたあと当日券売り場に行く。発売は13時半からだというが、既に10人くらい並んでいた。内野、外野、どちらも自由席があるのでどっちにするか悩みつつ列に並ぶことにする。1時間少々待ち、切符を購入。内野自由席にした。そもそもここの試合を見るのは初めてだし、外野席に行っても応援の仕方などわからない、なら内野である程度ゆっくり見よう、という結論になった。でも、やっぱりファイターズ側で見たいなぁ。切符も買ったので、近くにあるヨーカドーに行き、ビッグマックの昼食とする。

戻ってくると14時近く、既に列はかなり長くなっており、ざっと目算で2000人近くになっていた。パリーグだからゆっくり試合が見られるなというのは甘い考えだったようだ。スト明け、プレーオフ進出への正念場、おまけに休日とくれば人は集まるよなそりゃ。東京ドームの巨人戦を思い出した。とりあえず列に並ぶ。

そしたら2人前に並んでいた年の頃も顔も声も奈美悦子に似た人に「よかったら座りませんか」とシートに座らせてもらった。1人前にいた小学生の少年も。最初、この少年はこの人の息子かなと思っていたのだが、しゃべり方からして違うと判明。後ろは、どうやら看護師らしい2人組の女性で、音楽聴くのに飽きたら彼女たちの話を聞いたりして飽きなかった。

で、かなりのファンと思しき奈美悦子似の人に、北海道移転しての人々の関心とかどうして札幌ドームは3塁側がホームチームなのかいろいろと質問してみた。やはり、地元の関心は高く、試合毎に人が増えている感じがすること、ここは3塁側のほうがダッグアウトが広いのでそうではないかということなど現地での生の声を聞くことができた。どんどん列は長くなり、テレビ局まで現れる。人々はラジオで遠く埼玉の地で行われている西武ロッテ戦の結果を聞き、みんなに伝え喜んでいる。おまけに新庄が何かしらやらかすと宣言したとスポーツ新聞に載っている、これは人々の関心が集まらぬわけがない。

ということで、会場時間が若干早まり16時くらいに入場できた。後に見たところでは2万人が列を作っていたとのこと。3塁側の外野内野はほぼ売り切れてしまったようだ。お礼を言おうとしたのだが、その人は入るなり一目散にレフトスタンドに消えてしまい何もいえなかった。

とりあえず、3塁の斜め後ろの前から5列目に座る。まだまだ内野やライトスタンドは人はいないが、レフトスタンドは既に9割以上埋まっていた。しかも真っ白、ユニフォームもしくはTシャツ率98%である。他の色を探すほうが難しい。

トイレに行ったり写真を撮ったりしているとファイターズのノックがはじまった。と会場は一気に沸く。新庄だけではなく外野全員が覆面姿をして登場!これも後に見たところではゴレンジャーだったとのことだが、とりあえずさすがやらかしてくれるなぁ、といったところだった。

弁当を買い、表彰式や子どもたちのベースランニングなどを見て時間は過ぎていく。どんどん席は埋まってきている。バックネットの高いところと1塁側のベンチのすぐ後ろあたりを除いてはほとんど東京ドームの巨人戦状態、つまり超満員になっていた。福岡ダイエーも応援のすごさでは定評があるが、ここではせいぜい500人くらいしかいず、スタンドは白一色状態になっていた。ここまですごい状況で試合を見たことがないので俄然テンションはあがってくる。

試合の内容については割愛するが、途中で母娘連れから柿ピーのようなものをもらい、娘さんから「がんばって応援しようね!」と言われた。娘さんはおそらく30歳くらいだと思うが、独身か結婚してるかはわからない。親子の会話からいって完全に実の親子だ。結構母娘とも上品な感じがしてこういうものにこない感じがしていたのだが、娘さんは派手に応援していた。というか、もうこの日は内野外野関係なくとにかく勝ってプレーオフへ、という気持ちが強く、最高6点差離されたのだがそんなことはお構いなし状態だった。

そして、6回ついに逆転するとスタンドは大熱狂、まるで優勝したかのような騒ぎになった。最初は冷静に試合でも見ようと思っていた自分だが、乗せられてすごい大興奮。娘さんとハイタッチしてやった〜の大歓声。どっちがどうというものではなく自然とやってしまった、そういう感じだった。もはやこの熱狂はツインリンクもてぎを遥かに越えた。でもまだ6回だ。

結局その後3点差をまたつけられてしまうのだが、なんとなく展開からいって9回裏に試合が動く予感がしていた。点は12点取られていたが、投手陣はこれ以上はまずいというところでは何とか抑えていたし、打線もとられたらとりかえす感じで来ていたので、7,8回と無得点だった打線がここでやってくれるだろうという感じはあった。

9回に入るところで、混むことを見越してか親子は席を離れ、上へ行った。9回表、ダイエーを0点に抑えたことでそれはほぼ確信となった。9回裏、予想通り驚異的な代打層とゴレンジャー(?)の活躍、で2アウト満塁となり新庄が出てきた。やはりこの男か…、と思った瞬間打球はなんとレフトスタンド一直線!さっきの逆転劇どころではない絶叫がドームにこだました。やっぱりあんた千両役者だよ!!

既に娘さんはいなかったがさっきがハイタッチだったので、おそらくいたら抱きついていたかもしれない。そうとはいかなくても手を取ってやったやったの大合唱だったのは間違いないだろう。2時間くらい前にただ隣に座って食べ物をくれただけの娘さんに触れる、それが許される状態であった。今になってこそこういうことは冷静に考えられるが、この現場では下心とかそういうものはまったくなく、ごくごく自然な行動だったといえる。それくらいダイエー応援団を除く全員といっていい人たちがヒートアップしていた。

が、なぜか新庄が2塁を回ったところで場内がしーんとなった。よくわからなかったが、ともかくホームインし、場内はまた大歓声に包まれた。そしてヒーローインタビュー、聞いた人も多いと思うがまさに真のエンターティナーである。そして〆は「明日も勝つ!」これで札幌ドームはすさまじいことになり、人々の歓声はとどまることを知らず、泣いているおねーちゃんも多数見受けられた。

ここまで劇的な試合はそうはあるまい。何年ぶりかに見たプロ野球はすごかった。槙原の敬遠ボールを打ったときのヒーローインタビューで「明日も勝つ!」と言った翌日はぼろぼろに負けて非常に笑わせてくれた新庄だったがついに明日も勝つことができるのだろうか?

さて、そして帰りである。相当混んではいたが、自分は自転車だったので人の波を横目に車道を走る。信号待ちしていたらこれまた自転車の外人に「Nice bike!」と言われた。とりあえず「Oh,thank you!」と返しておいた。今となってはそのあとに「yoo too!」とつければ気の利いた返しだったかなと思うが。

行きは登りだったので帰りは楽な下りだ。矢のように坂を下り、あっという間に宿舎に着く。今日野球を見に行ったとフロントに人に話すと、ニュースで新庄はランナーに抱きついて追い越してしまいアウトになった、とやっていたというのを聞かされ、ここではじめて場内が静まり返った謎が解けた。とにかく大興奮でそんなことはぜんぜん見てなかった。

そしたら、ロビーにいた人も見に行ったといい、そこから野球の話、旅の話をいろいろした。旅先での困った人の話の実例なんかは面白かった。だいぶ話も進んでしまったのだが、既に2時近くなってしまったのでいい加減引き上げ、風呂に入り、3時近くに就寝。今日の同室人は1人だけだったが、もちろん既に寝入ってしまっていて誰が誰だかわからなかった。


本日の走行距離 約32.8km

2004年09月20日(月)



 こういうネタだらけは勘弁してください その2

6時、目が覚めて2度寝。

起床だいたい8時、枕元にあった水を飲む。もう早い人たちは起きてどこかへ行っているようだ。そういやシアターでマトリックスやるんだっけ。自分は風呂に行く。

不思議なのはフェリーというのはどれくらいの水がつめるのかということだ。ちゃんと男女別の風呂があり、真水だ。食堂で使う水や洗面所の水も必要だろう。トイレで流す水は別に海水でも大丈夫のような気はするけど…一応節水にご協力くださいとはかいてあるけど、特にそんな心配は必要ない気がする。サウナにも入ってみるが起きぬけはかなり厳しく倒れそうになったので3分くらいでやめる。

9時くらいに甲板に出てみる。天気悪い。雨も降り出した。いきなり北の大地に上陸した途端洗礼を受けてしまうのだろうか。

10時、食事。とはいえカップめん。さすがにラーメン好きな自分でも2日で3個目のカップはしんどい。いい加減飽きてくる。そのあと、売店で購入したジンギスカンポテトチップなるものを食べてみる。なんだか味があまりない。これが朝食だ。

到着予定は13時15分、いい加減北海道には入っているのだが陸地は見えない。特にやることもないのでテレビを見る。こういうときに地上波は入らないが衛星放送はじゃんじゃん入る。さすが。日本でやっているMotoGPを見る。部屋の人たちはどこかへ行ってしまい、2,3人しか残ってない。彼らは寝ているのでテレビをひとりじめだ。

正午過ぎ、また甲板に出てみる。天気は晴れてきた。なんとか大丈夫そうか?海上で風が強いにも関わらず半袖でも大丈夫だった。どうやら北海道は意外に暖かいようだ。

予定通り13時15分苫小牧港着岸。だらだらとエスカレーターを下り、長い通路を歩いてようやく外に出る。予想通りかなり暖かく半袖でちょうどよかった。タクシー乗る人やバス乗る人を尻目に自転車組み立て。が、うまく載らずかなり遅れて出発する羽目に。途中で日の丸つけたちょっと怪しい少年が乗った自転車なんかも来る。

20分後、ようやく苫小牧駅に向けて走り出す。すでに港の道路自体が北海道の空気を漂わせている。自分の気持ちが切り替わっているのを差し引いたとしてもやはり北海道は独特の雰囲気があるものだ。

しばらく走っていると風にあおられたのか荷物がクラッシュ!早速恐れていた事態が起こってしまう。早速止まってチェックしてみるがどうも荷造り紐がチェーン部分にからまってしまっている。以前もあったトラブルが再発、しかもこんな湾岸道路で…なんとか冷静になり紐をはずし、また荷物を載せ、走る。

が、やっぱり調子が悪い。どうも、どこかがホイール部分に干渉しているようだ。止まってみると今度は自転車入れる袋が紛失!!上陸早々ネタが頻発してくれる。書くことは増えるのだが本人にとってはどうしようもない。やってられない。風は強いが車以外走ってないので誰かに拾われることもなかろうということで戻ってみると道路わきに落ちていた。ここでなくしたら無駄な出費が増えるどころかチャリを置いて帰りに取りにこなければいけないかもしれなかった。やれやれ、前途多難である。

袋を回収し、干渉部分を直し、気を取り直して駅へ向かう。ちょうどここは甲子園を熱狂に巻き込んだ駒大苫小牧高の地元のため、未だに優勝おめでとうという垂れ幕を掲げているところが多い。湾岸道路から駅への道に入ったが、日曜の昼間だというのに人通りは少ない。以前来たときに、反対側のほうが栄えていることは確認しているが、こっち側も店があるんだし、何とかならないものかと思う。

駅前に自転車を置いて丸井今井とか長崎屋でも見て回ろうかと思っていたが、ガラの悪い連中がうろちょろしているし、さっきの件でさっさと札幌に行きたいという気持ちが強くなっていたので苫小牧を離れることにする。結局、普通にいけば4Kmなのだが、6Kmも走る。時間も1時間かかってしまった。

とはいえ、宿も確保してないので、ここでようやく電話。3泊分を確保する。札幌滞在時の定宿、札幌国際。とはいえ、なにやるかぜんぜん決めてはいないのだが。なんとなく、明日札幌ドームで野球見ようかなぁくらいだ。

ってなわけで、自転車をしまい、担いで階段を上る。なんだかもうすでに注目の的になっている。札幌まで1400円とちょっと、結構するもんだ。自動改札を抜けようとしたが自転車がひっかかってしまい通れない。しまい方がまずかった。そんなこんなでまごまごしていたら、駅員さんが「こちらへどうぞ」と有人窓口へ案内してくれた。なんかこの一言だけでJR北海道への印象は非常によくなった。

そんなこんなで3両ロングシートの新型車両に座り、出発を待つ。まだこの時点ではすいているもんだ。2,3分も走ると周囲は原野となり、離れたところに家と工場が立ち並ぶようになる。どうも、郊外に出ると思うことだが、土地が広いせいか、土地の使い方も大味な感じがする。いつしか家もなくなりPHSがつながらなくなる。そして、家が出てくると駅。そんな繰り返しで電車は走る。さすがに原野を走るだけあってスピードは速い。爆走である。

途中、トワイライトエクスプレスとすれ違い、嫉妬を覚える。最初は、これで北海道に上陸するつもりだった。が、結局予約が取れず、頭にきたので(?)、このために用意しておいた資金でiPodを購入したいきさつがある。なので、こんなに貧乏旅行になってしまったのだが…しかし、後々、北海道から帰るほうなら結構空いているという事実を知る。でもやはり、これで上陸したいという気持ちの人が多いのだろう。自分もその1人だし。

16時過ぎ、札幌到着。距離的に自転車で走れない距離でもなかったのだが、今更組み立てて荷造りも面倒なので地下鉄で行くことにする。が、とにかく駅が遠い。ちょうど夕方の人の多い時間を地下街歩いていくのでとにかく疲れる。以前来たときも結構長かったと記憶しているのだがそれどころじゃない長さを感じた。荷物が重いからだろうな、きっと。

地下鉄で5分くらいで駅に到着。地上に出るとすぐに自転車組み立て。とにかく転がしてでもいいので担ぎたくない。また袋をしまうのに手間取るがなんとかしまい、宿へ。すぐそこの距離だ。駐輪場が見当たらなかったので入り口においておいてとりあえずチェックイン。16時半くらい。3泊分素泊まり9600円とりあえず前払い。部屋に行くととりあえずまだ誰もいなかった。

17時、少し休んだところで夕食を食べに出かける。こういうときに自転車は楽だ。道はまったくわからないのだがなんとなく勘でそれらしい方向へ走る。と、豊平川に出た。北海道、札幌へ来るのはおそらく4度目だが、はじめて見た。結構大きく、河川敷の設備も充実しているようだ。左手に公園らしきものが出てきたところで駅前通という表示が出たので曲がる。その道をまっすぐ行けばおそらく札幌駅なのだろう。

途中で、人がすごくなる。歩道を走ることができず、車道に降りてみたりもしたがそれもなかなかままならない。ここはどこだと思っていたが、スーツ着たホストのような人がいたり、立て看板持ったおっさんが立っていたりしたのでおそらくここがすすきのというやつだろうと思う。実はこれまですべて歩きだったので大通公園くらいまでしか南には行ったことなく、初めてすすきのを通ったのだった。渋滞に巻き込まれながらも20分くらいで駅に到着。写真を撮る。

さて、それからどうしようである。ラーメンはフェリーで散々食べたので今のところはいいとして、そうなるとジンギスカンである。今までビール園でしか食べたことがないが、今は1人なのでそういうことはできそうもない。とある人からすすきのの専門店でも行ったらどうかと言われていたのでそうすることに。

しばらく市内を走って金をおろす。先ほど1万近く払ってしまったのでおろさないと食費がないのだ。にしてもいい時代になったものだ。昔なら日曜はどこでもお金がおろせなかったからコンビニで弁当かって部屋で食べるしかなかったろうに。そのあと、すすきのらしきところへ走る。途中、コンビニで案内誌の立ち読みなどもしたりするがどうもごちゃごちゃしててわかりにくく、とりあえず走ってみて適当に見つけた場所に入ることにする。

相変わらず、というよりも夜に入ってさらに人が増えてきたのだが、ぶらぶら走っていたら店が見つかったのでとりあえず入ることに。店は結構埋まっていたが1人だったのでさっさとカウンターにおさまる。

もちろん頼むのはジンギスカン。1人前700円。出てきたのは生肉だった。そういや生肉食べるのはじめてだ。ビール園の飲み食い放題の安いやつだとどうしても冷凍ものだからなぁ。

フェリーでろくに食べてなかったのでとにかく肉と野菜とご飯を食べ、ビールを飲んだ。もっと食べられたのだが値段が値段なので3人前でやめておく。2980円なり。その後は食後の運動、というやつでまた市内を走る。そうしたら今度は荷台自体が外れてしまう!ねじはどこかへ飛んでいってしまった。仕方ないので、紐でくくりつけておき走る。そういや泥除けも破損してるんだよなぁ。まずい。

北大に行ってみたが、先日の台風の影響は色濃く残っており、構内のいろんなところで木が倒れていた。そのあともふらふら走って20時半くらいに宿に戻る。4人部屋なのだが残りは全員ライダー、しかも無愛想で話ができるような状態でもない。参った参った。1人で走っているライダーには1人で走っていても宿ではふれあいを求めるタイプとどこまでも孤独を愛するタイプの2つ
がいると思っているが、今日の場合はみんな後者のタイプのようだ。おとなしく、ホールでテレビなどを見、風呂に入って0時ごろ就寝。明日は適当な時間までどこかへ自転車で走って札幌ドームへいこうと考えている。

本日の走行距離 25.16Km


2004年09月19日(日)



 帰ってきたらADSLが作動しなくて参る 北海道旅行記その1

14時、自分は予想以上に重い荷物にひいこらいいながら水戸駅にいた。天気はどうやら問題なさそうだ。すでに、自分の荷物の持って行き方に後悔を感じていたのは事実ではあるが…

ともかく、鹿島臨海鉄道に乗り、大洗に向かう。出港は18時半であるが、どうもこういうのは早めに行かないと気が落ち着かない。車内にはこれから同じフェリーに乗ると思われる人たちが何人かいた。だいたいこの時間にこの鉄道にでかい荷物持って乗る人はフェリーに乗る以外考えられない。

15時過ぎ、大洗駅着。自転車を引きずって駅舎の外に出て自転車を組み立てる。それ自体はすんなりいくのだが、問題はそれから。自転車を入れていた袋を小さくまとめて収納するのだがどうもそれがうまくいかない。結局自転車出す何倍もの時間かかって強制的に収納。

さらに問題はこれからで、トランクを荷台にうまく納めなければいけない。っていうか、もうトランクを持ってきたことをすでにこの時点で非常に後悔している自分であった。それならなぜトランクか。今回乗る自転車というのが非常にイメージがレトロ、ってわけで、レトロなトランクを積んで走ったらカッコよさそうだ、ということで…以前、ジャスコでキャッシュカード紛失したときに買ったもので、次回旅に出るときはこれしかないな、と思っていたので少々無理を承知で持ってきたのだ。自分自身、もうノースフェイスのリュックとかはイメージに合わないのでどうにかしようと思っていたところだったのだが。

さて、なんとか載せて海に向かって走り出す。多少リアヘビーで安定性に問題があるが普通に走る分には特に問題はない。途中、ぐらぐらきたりしたのでコンビニでとまって直したりして20分くらい、大洗フェリーターミナルに到着。自転車しまって乗船名簿に記入する。

窓口に紙を出し、切符をもらってさあどうしよう。なんといっても出港3時間前だ。おまけに、空港と違って特にこれといったものもない。売店はあるようだがいまだ営業していない。一応ちらっと中をのぞいてはみたが、どうも雑誌と飲み物とお土産しかなく、期待していた食料品はなさそうだ。苫小牧港はあったので途中何も買わずにきたのだが…

16時、売店が開く。とりあえず入って物色してみるものの案の定何もない。こうなったら水戸納豆でも買って食糧にでもしてやろうかと思ったりもしたがなんだかアホらしいのでやめておく。かといってコンビニはいまさら行くのが面倒だ。

一応、カップめんの自販機があった。空腹に耐えかねてきたのでカップヌードルを買って食べる。売店でまともな食料がないことがわかった現在、もはやラーメンで食いつなぐしかないだろうということで、さらに2個購入。1個200円。フェリーの食堂は暴利なのでこれでもいいだろう。仕方あるまい。にしても、最初からつまづいたなぁ。

そのあとは、相撲を見つつ時間つぶし。ホント僻地なので何もすることない。車の乗船案内やらバイクの案内やら放送がいろいろあって、17時過ぎ、ようやく人の乗船となる。まともに飯が食えないので、アルコールでごまかそうと思い、ドラフトワンの500mlを1本買って乗船。

部屋に入り、適当な場所に自転車を置いておく。そして、カーペット敷きの室内の自分の場所に荷物を置き、船内を散歩。一応1年半前に同じ船には乗っているのだが出港まで1時間以上あるし暇なのだ。ここで、旅好きな連中にメールをしておく。なかなか海上では電波を拾いにくい。

当時との変更点といえば、携帯の充電器が置かれていて本棚が移動したことくらいだろうか。あとは見覚えのある風景だ。とにかくやることもないのでさっき買ったアルコールを飲み、酔っ払う。ドラフトワンはすっきりしていて好きだ。貧乏くさいのも事実なのだが。

18時半、出港なので甲板に出て岸壁を離れていく様子を見る。前回は北海道からの帰りに使用したが、今回は旅立ちだ。なんとなくこっちのほうがムードがあってよい。

そのあとは、部屋でごろごろ、売店物色、甲板散歩、本棚にあったあぶさんを読むくらいしかすることなし。風呂は夜入るか朝入るか悩んだが結局朝に入ることにする。気分的な問題だ。こういうときこそ早く寝ようとも思ったがなかなか習慣は抜けず、寝られない結果に。酔いもさめてしまう。甲板に出たらフェリーのあかりが邪魔しているにもかかわらず天の川だ。雲もない、これで明日雨が降るとは嘘のようだ。0時過ぎくらいに就寝。




本日の走行距離 4.27Km

2004年09月18日(土)



 忙しいとはこういうことを言うのだろう

どうもうまく寝付けなくて就寝は3時過ぎ。

で、起床は8時。今日はばあさんを病院に連れて行かなければいけないので、そう寝てもいられないのだ。朝食食べて、9時出発。

まずは学校へ行く。10時くらいに着き、とりあえず学割証を取っておく。今回は、列車以外の手段で現地まで向かうので、何かと使うことがあるかもしれない。

そのあとはJTBへ。フェリーの予約を取る。学割で学割証が必要かと思ったが、必要なかった。必要なのはJRくらいなのか?

そのあと、さらに1時間強でばあさんの家へ。もうお昼近くておなかも減ったので、いつも来たときに食べる店で、いつも食べるワンタンを食べる。相変わらずうまい。

そのあと、ばあさんを乗せて、来た道を戻り、病院へ。ここは最近移転したばかりなのできれいだ。自分は送迎役なので、あとは待つことにする。音楽を聴いたり、雑誌もあったので、それらを読んでいた。ここぞとばかりにnonnoを読む。なかなかこういうものは普段立ち読みもできないものだから。女性は着るものの幅が広くてうらやましい。

と、書いてしまえばすぐだが、実際は2時間ほど待たされ、診察は10分くらいだったらしい。ひどいもんだ。ひどいといえば、あまり状態は思わしくないらしく、また定期的に病院に行く必要があるとのこと。すぐに命にかかわる、というものでもないようだが、やはり心配である。

そのあと、ショッピングセンターに寄って食べる。そして、バーゲンをやっていたので思わずのぞき、シャツ1枚とTシャツ2枚を購入。3000円くらいだった。そのあと、来て戻った道を3度行き、ばあさんを送る。

と、ここで帰れれば楽だったが、上級生に話があると呼び出されており、また学校に行かなければいけない。病院で待たされすぎて間に合わないことがわかっていたので侘びのメールを入れ、休むことなく出発。学校着いたのは20時半を過ぎていた。

部屋に行くと、その人だけがいて、紙を渡され、夏休みにやるべきこと、というので説明を受ける。そのあとは長いこと雑談してしまい、学校出たのは23時近く。そして、帰る方向が同じだということもあり、特に何も食べてなかったのでファミレスに寄り、食事をしながら雑談。話しやすい人でよかった。こういう親しみのある上級生になりたいものだ。結局帰宅1時。さすがにほぼすぐ寝る。走行距離およそ300キロ。はぁ…

2004年09月16日(木)



 心だけが先に走る

起床結局11時。なにやってるんだか。車で出かけようとしたが親が乗っていってしまったようでいない。

13時近くになってようやく帰ってきた。ガソリン代もらってガソリン入れにいく。全国的に値上げしているが111円、まあ安いほうだろう。他で見たら115円以上がザラだった。

別に学校に行くわけでもなく、駐輪場の更新に行くだけなのだが、どうも電車に乗るのが面倒だっただけだ。1時間かけて行き、駐輪場に行き、終わり。なんだか本末転倒だ。そのあと、チャリ屋へ行き、サドルを探したが、結局この前見たものは売り切れで、女性用しかなかった。話にならないので帰る。16時過ぎようやく帰宅。

そのあとはバイトへ。適当に雑談しながら。最近暇だ。最後は店長が仕事しているのを雑談で付き合って、23時半過ぎ帰宅。今日も寝るのが遅くなりそうだ…

2004年09月14日(火)



 わけわかんない思い出し日記

朝起きて、そのあとなにやったかよくわからない。カテキョには結局行った。英語力の不足が著しい。家に帰って弟の成績を見る。大丈夫なのかと思ったが…就寝結局4時くらい。

2004年09月13日(月)



 思い出せてない思い出し日記

時間があるときにまとめて書こうと思っていたのだが、結局うまくいかなくて、何があったか忘れてしまった。

バイトに行って、チャリ屋に寄って、F1見て興奮したのを覚えているが。

2004年09月12日(日)
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