enpitu


或阿呆の人生
kimko



 田舎は殺風景でやってられません

久々に晴れた。また明日から天気が悪くなる、というかまた台風が来るというので今日のうちに思いっきり自転車に乗っておくことにする。無駄にならず、おまけに距離が稼げるといえばチャリ通しかあるまい。最後に行ったのは5月。それから何度か遠くへ走ったし、北海道でも走ったので多少は進歩していると思う。

起床9時ちょっと前。だいたい10時過ぎまで最近は寝ているので親はちょっとびっくりな感じだった。ヤンキース対ツインズの試合を見ながら飯を食べ、10時少し前に出発。いくらなんでも2時間あれば着くだろう。

本当に天気はいい。さわやかだ。とりあえず、最初は車が1台通れるかくらいの幅の道を行く。10km近く走ったところで今度は国道へ。なぜかここからペースがあがる。交通量がやたらと多いせいか、路面状態がよいせいか、快調にとばすことができる。だいたいこれまでは20kmくらいからはバテてきてペースががた落ちになるところだったのだが、今回は最後まで快調なペースを維持。渋滞にはまっている車を追い抜いていくのが快感、というのもあるかもしれない。途中から着かず離れずな車があったのだが、途中で追い抜かれても信号で追いつくといった繰り返しで、向こうの市街地に入ったら車は渋滞で動けなくなり、結局自転車のほうが速かった。

意外に早く11時半くらいには学校についてしまった。その割には体力を使い果たした感じもなく、いつの間にか効率的な乗り方が身についている感じがした。だいたい34kmを90分くらいで走ったと考えていいだろう。

学校に着いて幹事長と飯。特に今日はやることなく、このために来たようなもんだ。サイクリングロードで走らないかと言われたが、今日はバイトのため丁重に断る。それに、20万の高級自転車に乗る人間と一緒だとどうしても気が引ける部分がある。そのあと、委員長も来たのでキャッチボール。1時間くらいやって、14時くらいにはもう出発。

帰りはさすがにしんどく、結構早い段階から足が痛くなる。まぁ、最初の5kmくらいでかなり飛ばしたのと、やや向かい風気味だったのが影響したか。地元市街地に入るとどうしようもなくやる気がなくなり20Km/h出すのがやっとだったがなんとか15時半前には家にたどり着く。今度は約33kmを90分くらい。最後だらけてこれなので、途中までは行きよりもいい感じだったのか。

そのあとバイトへ。今日チャリ通してきたと言ったらみんなに変だと言われた。別にかまわない。結局幹事長以外の人間には言われたが。幹事長は1日100kmとか平気で走るので言われるはずがない。多少忙しかったが、特にやる気が失せることもなく22時半には帰宅。適当に就寝。果たして筋肉痛はあるのだろうか。

2004年10月07日(木)



 雨が降ったらお休みで

10月から学校は始まっているが、未だに学校に行ってない。学校に行く必然性は水曜しかないといえばないのだが…とりあえず、明日はどうであろうといかねばならぬ。一応ほとんど授業を取ることはないとはいえ、履修届出さないと卒業できない。

今日は予報どおり朝から雨がひどいので学校に行くことはやめた。かといって特にやることがない。なら旅行記書けというところだが、なかなかPCがうまく決まってくれないのでその気にならなかった。が、いつまでも放置しておくわけにも行かないので、中途半端な状態ながら今日から復活することにした。まぁ仕方ない。残りは面倒ながらもやっていくしかないだろう。

あっという間に昼が過ぎた。雨はひどいが車が戻ってきたので車で出る。コンビニでプロバイダの金を払い、銀行口座に金を入れる。そのあとは、本屋に行って本を物色し、2時間くらいで帰宅。相変わらず雨だ。そのあとは本を読みつつすごし、いつの間にか眠ってしまっていた。飯は餃子とマーボー豆腐だった。食べてのんびりしてたら弟から電話がかかってきて学校まで迎えにきてくれとのこと。母親は忙しいので自分がいくことに。結構いろいろ話しつつ帰る。

現在22時半。明日は9時までには学校いないといけないので早寝しないとなぁ。おまけにゼミやらなんやら面倒な人間関係が…

2004年10月05日(火)



 次回はもっと充実させたい その8

起床は7時くらいである。おかげさまで今朝の目覚めはすっきり。天気もなんとか雨は降ってない。晴れなくても雨降らなければいいや。最後の日まで雨に祟られてたら戻ってからがしんどくなる。全然気分転換にならないしね。

朝飯は頼んでないので部屋でぼけーっとする。関西人っぽい同室人とニュース見て突っ込み。ずっと寝ている同室人はやはりまだ寝ていた。8時過ぎくらいに宿を出る。朝飯食ってたが、別にそうおなかもすかない。チャリかついでトランク引きずって急坂上ってバス停へ、ああしんどい。

バスに乗り込んで出発を待っていると、明らかに同宿人らしい人たちが4,5人やってくる。カップルだけじゃなくて老若男女いることがわかりました。バスはエンジンブレーキ全開で坂を下って駅前着。駅前とはいってもバスターミナルには入らないのでちょっと距離歩く。とりあえず、コインロッカーのところに行き、自転車組み立て。駅のほうから「SLニセコ号がきます、見たい人は入場券買ってGO!」みたいな感じの放送が聞こえてきた。見たかったけど、節約のため見ず。

問題は、カギである。チャリに乗る以上カギは必須だ。が、札幌のどこかで落としたので今はない。ニセコは特に盗難の心配のあるところでチャリをとめなかったのでいいが、何しろ小樽である。とりあえず、小樽だったらあるだろうし、とりあえず100円ショップを…と思っていたら、駅の隣にあったじゃありませんか!とりあえずチャリ畳んでダッシュで店内へ、それらしきところを物色し、カギ発見。これでなんとかなるわ。

さて、お次はどうしようということであるが、小樽交通記念館は行っておきたいが他はどうでもいいやぁ、みたいな感じである。何しろお金ありませんから!!適当に海のほうへ走ってみる。石畳とまだぬれている路面で18インチ車では走りづらい。と、小樽運河についた。まだ9時過ぎなのに人がいっぱいだ。人力車の勧誘もうるさい。果たして荷物なくてチャリに乗っている自分はどう見えたんだろう。まぁ、こんな時間にここにくるんだから地元民とは思えないよな。

そのあと大きな道を走り2年前に来たガラス館やオルゴール館を素通り。金ないですから。そのまま大きい道走ってもつまらんから路地へ。詳しいことは一切わからずとも方角はわかるのでなんとかなると思いつつ走る。が、思ったより上り下りの激しい街だ、小樽というところは。途中で、手宮線跡というところに出たのでそこに入る。線路があって、その横は歩道やベンチがあって公園のようだった。

どんどん西(だと思う)方面に走っていくと、垢抜けた感じから港町という感じになっていき、交通記念館着。入り口近くにチャリ止める。駐車場はがらがらだからいい感じだろう。窓口で入場券買うが、940円、ちとびっくりした。それだけの価値があるならば問題ないが。

入ってすぐに売店があるのでのぞいてみた。なんともすごかった。お宝、というか、一昔前のレーシングカーのプラモがいっぱい!デビュー当時のシューマッハやルマンで優勝したマツダ車のプラモ探している人は迷わずここにくることを薦める。にしても、この品揃えはいったい…

さて、本題。結論から言うと、陸上を走る乗り物好きな人だったらどこかは必ず楽しめる、そんなところ。一番多いのは鉄道関係だけども、2輪、4輪も結構ある。今世紀初頭のチャリとかスバル360とか、未だにあるのかぁ、といった感じ。

鉄道系は何が充実かというと、明治時代の客車と機関車がどーんと室内展示されていたり、屋外には現役を引退した特急列車、旧型客車、急行列車、普通列車、現金輸送車や貨車なんかがたくさん展示されていて、自由に中に入ることができる。おもしろかったのがトイレで、ちゃんと使えるように改造されていた。いったい、こんなトイレ誰が使うんだと思ったが…遠足らしい小学生が多数いたのでうるさかったけど、昔の列車の雰囲気を味わえて非常に楽しかった。結構アンティークが好きなのである。

急行列車のグリーン車に座ったり、座席やインテリアのつくりなんかを見ていたのだが、そうしたら雨が降ってきてしまった!傘ないしチャリは外で野ざらしだし…と思いつつ室内へ避難。なんだか疲れているのでぼけーっと座って外へ。13時を過ぎていた。雨はいつしか止んでおり一安心。

目的を達成してしまったのでとりあえず駅へ戻ることに。かといって、札幌行っても特にすることないといってしまえばそれまでなのだが…ともかく、21時までは時間をつぶさなきゃいけない。

駅着。とにかく猛烈に腹が減る。一応今日まである程度出すところは出して切るところは切った結果、今日の昼夜を食べるくらいの金は残ったので、昼食をとることにする。メニューは、フェリーの中で散々食ってしばらくはいいやと思っていたラーメンだ!運河のところにラーメン店がたくさん入っているところがあったのだが、そこは混んでいたし、団体観光客だらけで1人で入れるような雰囲気でもなく、駅前の「味の時計台」に入ることにする。ここが、味はよくわからないが名はすごく知られているところなのでなんだかほっとする。

味噌ネギチャーシュー麺を注文。せっかくここまできたんだから味噌である。チェーン店ではあるけれどうちの地元の味噌に比べりゃうまい!なんかすごくほっとした記憶がある。普段は味噌のスープは飲まないのだけど、このときばかりはキレイに飲んだ。

さて、やることもないので札幌に行くことにする。小樽では10Kmくらい走ったが、このままだと札幌ではそれとは比べ物にならないくらい走りそうな感じだ。なにしろ、金をかけず時間をつぶすにはチャリで走り回るのが1番だ。混んでいる快速を横目に空いている普通列車に。

が、札幌市内に入ったら俄然混み始める。立ち客も出始めたので札幌下車のときに迷惑になるし大変だからということで琴似で緊急下車。どうせすぐ次がくるんだし。これが都市部のいいところだ。次の列車に乗って札幌で下車。

改札通ろうとしたら駅員に呼び止められる。詳しい規則の話になるのだが、苗穂〜札幌が二重乗車になるので差額を払えと言う。で、広告まで持ち出していろいろ言い出す。旭川方面から札幌経由して千歳方面に行く場合はそうだ。が、ニセコからきた自分にはまったくお門違いでしょう。なんだか切符見てないというより、適当に吹っかけて無知な人間相手なら金を徴収しようという気さえ感じられた。言い終わったところでニセコの文字を指差すと、一転「再度乗るときは有人窓口通ってください」だって。それでもあまりJR北海道に対する感情は悪くなってない。なぜなら、うちの地元はそんな丁寧に応対しないからである。非常に抑圧的だ。

さて、みどりの窓口に行き、今夜の指定席の禁煙車が空いてないかと再度聞いてみるが満席。人気は高いようだ。チャリを組み立て、とりあえず北大に行ってみる。台風で倒れた木を撤去する作業をしていた。ポプラ並木にも行ってみたが、ただでさえ老朽化で立ち入り禁止にしているところに台風が直撃したもので惨々たる状況。ガイドブックの面影は一切なく、木が覆いかぶさっているだけで並木といえるものではなかった。

そのあとは、駅前のヨドバシカメラに行き、物色。にしてもここはでかい。単体で比較すると有楽町のビッグカメラとどっちが大きいかなという感じ。有楽町のビッグは最近行ってないから記憶が薄れているが。ヨドバシといえば「ま〜るいみどりのやまのてせ〜ん」という歌だが、さすがに札幌では違った。見たこともないようなMP3プレーヤーがたくさんあり、iPodもうかうかしてらえないなぁと思ったり。個人的には駅周辺に止まっている自転車の種類の豊富さも見ていてうれしかった。

そのあとはすすきの方面へ走ってみる。明るい時間なのでそう人はいない。客引きの人なんかも立っていたりするが、まだまだガラガラだ。歩いている人にはしきりに声をかけているが、チャリの自分には誰1人声をかけず。これはどこでも同じみたいだ。だいたいすすきのは観光客目当てが多いだろうから、チャリに乗っている自分は地元民と認識されるのだろう。そのあとは、狸小路を端から端まで、途中CD見たりしながら歩く。人多いので乗れない。1〜6丁目まではきらびやかな感じなのだが、7丁目に入ったら昔のアーケード街、といった感じになってしまい面白かった。

当てもなく大通公園へ。そうしたらパンクなバンドがライブをやっていた。暗くなるまで彼らの演奏を聴く。全国ツアーがどうのこうのと言っていたから札幌ではそれなりに有名なのだろう。にしても、街中で爆音が聴けるとは思わなかった。その後は、大通公園を端から端まで走る。途中で、「ミニ大通」という気になる案内を見つけたので行ってみることにする。既に暗いのだが時間はまだまだだ。

しばらく札幌駅方面に走ると、両端に車1台が通れるくらいの道があり、真ん中に並木道がある道路が出現した。散歩にはちょうどいい感じだ。ここがミニ大通だろう。ガイドブックでも見たことなかったのでびっくりした。普通に市街地だし、大きな道路と何本か交わるのだが、誰一人散歩している人はいなかった。結構落ち着いた感じで好きになった。本家大通が1.5kmなのに対して、ここはだいたい900mくらいだった。それでもだいぶ長く感じたのは細いからだったのだろう。その後は、渋滞の車を追い越して、駅周辺を経由して食事に行くことにする。やはりラーメン。どこにするかは狸小路を走っているときに決めておいた。意外と狸小路の数字の大きいところはラーメン屋が多い。

今度はしょうゆチャーシュー麺を食べる。やっぱりおいしい。ここなら毎日1食はラーメンでも店は多いし、メニューも豊富なので結構飽きずに食べられそうだ。その後は、またすすきのをぐるぐる走る。夜になってネオン全開になってわかったことだが、意外とすすきのという地域は狭いことがわかった。その中に数千件と言われる店がひしめいているのだからすごいものだ。歌舞伎町以北最大の歓楽街と言われる割には客引きは思ったよりいなかった。なぜかホスト自体はたくさん歩いていたけど。

そのあとは豊平川を渡り、3日間泊まった宿の横を過ぎて豊平公園まで行ってみる。 別にこれが目的だったわけではなく、本来なら国道36号に出る気で走っていたのだが、どこで何を間違えたかいつまでたっても国道には出ず、結局静かな公園に出た。よくわからないのでしばらく休憩した後また走る。今度は中島公園に来た。なんか、朝夕はここを歩いてくる人が多いので何かあるのかなと思って色々走ってみたが原因は特定されず。その後はコンビニ寄ったり、なんなりして、なんとか21時くらいになる。結局札幌市内での走行距離は30kmを少し越えたくらいにまでなっていた。

チャリを畳んでコインロッカーから荷物出してホームへ。指定席だから特に並ぶ必要もないのだけどやはり習慣である。21時半過ぎたあたりで入線。結構早いもんだ。ドアを入るとすぐミニサロンがあり、荷物置き場があったので、チャリはすぐにそこに置いて車内へ。席に着き、ほっと一息。この車両に乗るのも2年ぶりだ。グリーン車からひっぺがしてきたシートだけあって快適。高速バス並に倒れるし、足元もゆったり。フルに倒したら後ろの人の顔まで見えそうな勢いだ。なんだか、交通記念館にあった急行用グリーン車の座席と全く同じだった。

その後は、トランクもそこに置いて、車内の観察。カーペットカーはほとんどまだ人はいなかった。禁煙車は7割くらい。まぁ、いずれ満席になるのだろう。喫煙車は6割くらいだった。

22時出発。駅に止まるたびに思うのがとにかくこの運転士、運転下手だ。電車なら腕前の差というのはあまり出ないのだが、機関車に客車をつないでいるタイプだと、機関車と客車それぞれにブレーキがついているので、発進、停止時にうまい下手がもろに出る。とにかく振動がひどく、「電車でGO!」だったらものすごく減点になるだろうなぁと思いつつ乗っていた。

若い女性ほど洗面が早く、なかなか最初は歯磨きできなかった。洗面所で歯磨きしていると、20代半ばくらいの女性がなんだか話しかけてくる。「飲用にしないでください」と書いてあるので、口をゆすいでも平気か、とのこと。しかし、こっちは歯磨き粉で口の中いっぱいだしまともにはしゃべれない。「飲まなきゃ大丈夫」ともごもご言ったらなんとなく理解してくれたようだ。

車内は自由、指定とも結構若い人、しかも女性が多い。この時期に本州に何の用事があるのかと思うが、それだけ需要があるというのはいいことだ。禁煙車禁煙車とこだわっていたが、別に夜行列車は寝るときはタバコはすわないし、夜になってまで吸いまくる人はあまりいないので、昼間ほど影響は受けない。大して煙の被害にあわないままいつの間にか眠る。が、運転が荒すぎるので駅に着くたびに起きていたが。座席で寝る、というのはかなり慣れてしまったので、青函トンネルの轟音もよくわからず熟睡できた。

2004年09月25日(土)



 夜遊び好きな神は昼間に降臨した その7

起床ほぼ7時。やっぱり気持ち悪い。頭がんがん。目覚めは最悪。とにかく、ビールのみ、つまみほとんどなし、変なテンション、それがいけなかったようだ。まあいい、とりあえず飯は食わねばならぬ。この状況なら日常生活なら完全に朝飯はパスなのだが、こういう状況下なら何とかなってしまう、はず。

とはいえ、やはり二日酔いの身に豪華な朝食はすべて食べきれるはずもなく、いくつかを同室人にあげ、さっさと部屋に引きこもり、寝る。そしたら、昨日無愛想にしていたおねーちゃんが食事に出てきたようで同室人たちと雑談しているのが聞こえた。どうも間が悪い。昨日こっそりと見たら森尾由美に似た感じだった。が、そんなことをどうのこうのしていられる状態でもない。とにかく気持ち悪い。

彼らには今日は小樽に泊まると言っていたのだが、実は宿の予約を取ってない。昨日の夕方何度かかけたのだがまったく出なかった。相性の悪い宿、っていうのはあるものだ。昨日はすすきのの話が出ると小樽に泊まるからと回避してきたのだが。ってわけで、何度目かの電話をかける。と、出る。大丈夫だという。予算節約のため夕食だけお願いする。

そしてまた寝ていると同室人2人が戻ってきた。なんでこいつらこんなに元気なんだ!?なんだか昨日成金兄貴が言っていたことは酔った勢いでもなんでもなくマジらしい…こういう人もいるんやなぁ。しっかし、今の自分には遊べるだけの体力と気力が残っていない。また酒なんか飲んだらどうなることか知ったものではない。特に、今日彼らが行こうと考えているところはとにかく周りに乗せられるだろうところなのでかなり自分にうそをつかなくてはならず、しんどそうだ。

枕元に置いてあった本を返しに部屋を出る。向こうではホテルの部屋をシングルからツインにしようと電話をしている。彼らはマジでヤってしまうようだ。

列車の本数が少ないので小樽までは成金兄貴と一緒にいくことになった。外で、同室人同士3人で会話しているとマイクロバスみたいなものが来ておねーちゃんを乗せていった。何かやるんだろう。さいたま君のバイクを囲んで色々と会話。400CCのバイクでも、原付しか乗ったことのない自分にはモンスターに見える。こんなのでかっ飛ばしていくんだから恐ろしい。まぁ、何もなしで50Km/hで坂をチャリで下っていくほうが恐ろしいといわれたが、そこは感覚の問題だろう。

10時過ぎの列車に乗るので9時半くらいに宿を出る。車酔いが心配だったが幸いこみ上げてくるものはなかった。駅に着き、荷物を持ち、列車を待つ。そこで、成金兄貴の北海道遍歴を聞いたりする。こういう、初めて会った人とも気軽に行動を共にできるというのが一人旅、YHの魅力だと自分は思っている。しんどいながらも階段を上がって下り、ホームへ。単行のディーゼルカーが入ってくる。あいにくロングシートしか空いてなかったがそこに2人座り、成金兄貴が携帯で撮ったここ3週間の北海道旅行の写真を見せてもらった。ジャガイモ堀りやらすごい展望台でハイキングやらサイクリングやらいろんなことをしている。

と、つかれてしまったのかいつの間にか2人とも寝てしまっていた。結局うつらうつらしながら余市まできて、そこでボックス席が空いたらしく成金兄貴に起こされて移動。ここになって彼は「どうしてすすきので豪遊するなんて言ってしまったんだろうな〜」なんて言ってた。

小樽に着いた。ニセコからおよそ2時間半。長すぎる。自分はここで下車、成金兄貴は札幌へ乗り換えだ。ここでお別れかと思ったが、どうやら外へ出たいらしく一緒に改札を出、トイレへ。そしたら自分の悲惨な昼食生活を聞いている彼は飯をおごってやろうという。すすきの豪遊フルコースおごってもらうのは気が引けても、昼食くらいならそう心も痛まない。何しろ、そんなことを考えている余裕もないくらい昼食問題は切実だったのだ。彼も昼飯が食べたいと言っていた。

で、駅構内にある某ファーストフード店へ。自分が遠慮して単品を頼むと、勝手にセットへオーダー変更、なんともすばらしい。ここに神がいたよ!これで夜までひもじい思いをしなくてすむ。。助かった!バーガーポテト食いつつ神のフリーター時代の話を聞く。神はすごいときは月300k円ほど稼いでいたらしく、その給与明細が残っているというので何も言ってないのに見せてくれた。労働時間がすさまじいことになっていた。フリーターというのはそういうものなのか?就職したら収入が減って困ったとも言っていた。

さて、神が乗る列車の時間が近づいてきた。今度こそお別れだ。そういや、この人、自分の同級生にそっくりだ。改札前で堅い握手してお別れ。旅先で出会って、連絡先交換してその後も連絡取り合う、なんていうのは稀なケースだ。だいたいはこうして一期一会。それもまた、一人旅の魅力だと思う。本当は、それからもずっと付き合い持ちたい魅力的な人はたくさんいるんだけどね…ここの旅行記見るたび思い出す。彼ら、彼女らは今どこで何をしているんでしょうか?

さて、どうしようかと考えていたが、天気は悪いし、金はないし、気力もない市で、とりあえず宿の方へ向かうことにする。バス代は所要時間から400円くらいはかかるかと思っていたが市内均一運賃で200円だった。助かる。というわけで、バスに乗り、出発。15分の間、終始坂を上って天狗山の終点到着。平地下り一切無。ダウンヒルおもしろそう、というよりも怖い、という印象だった。ニセコなら信号も車もないのだが、小樽は信号たくさん車たくさん人たくさんでいざというときの対応はまず無理だろう。だいたい、終点付近には17%という坂があり、こういうところを自転車で走るのは自殺行為に近い。信号赤で止まれるか!?

さて、まだ14時になったばかり。チェックインは15時からだ。とりあえず、自転車持ち運ぶのはつらいので、組み立てる。と、バスの運転手が来てちょっと会話。やはりこの自転車注目の的である。

自転車を押して歩いてちょっと下ったところに今日の宿があった。扉は開いたもののスタッフは誰もいないので外に出て、坂を上ってロープウェー乗り場付近をうろちょろ。そこから見える市内の景色はいいものだった。幸い雨も降ってない。

15時近くなったのでまた宿に戻る。相変わらず留守だったが、ちょっと待つと人が戻ってくる。受付して、部屋へ入る。部屋から直接市内の景色が見えるという今までに泊まったことのない感じの部屋だ。もちろん、道路からも丸見えなのだが…風呂は16時半くらいにならないと入れないというからロビーに出て色々本を読んで過ごす。16時半、風呂へ。浴槽はあまりに熱すぎて入れず、シャワーで済ませる。昨日入ってなかったから湯につかりたかったがそううすめるわけにもいかないし。

その後はTV見てぼけーっと過ごす。日ハムプレーオフ進出か?、というのをしきりに放送していた。今日の試合に勝てば進出、負ければそれまでというぎりぎりの状態らしい。同室人が1人来たが、まったくぶっきらぼうで取り付く島なし。

18時半過ぎ、キレイな夜景の見える食堂で夕飯。海鮮物のホイル焼きをメインにした和食で非常に美味。そういや、YHの食事の当たり外れは今までほとんど経験ない。夕食は皆無だと思う。以前は食事がひどいとかいう話も多かったようだが、今のところ自分が泊まっているところは運がよいのか何なのか問題はない。

日本在住が長そうな外人と夫に先立たれて遺産と年金で優雅な1人旅をしてるように見える老女が日本語でどこがいいだの会話をしていた。そのとき他に食べていたのが自分しかいなかったので会話を振られる。まぁ、わかるところわからないところあるので適当に返しておく。金持ってそうだという印象しかなかった。雨は強い。にしても、ここはカップルが多い。基本的に未婚カップルは別の部屋になるはずなんだけどなぁ。ここの部屋構成がわからないからなんともいえないけどやたらと2人そろって歩いている男女が多い。イチャつくならお城みたいなホテルに行ってくれ。族みたいなカップルもいるし、純粋に1人旅を楽しんでいる人や外国人もいるしで多種多様な人がここには泊まっているようだ。

結局同室人は19時くらいには寝てしまった。早すぎる。と、もう1人同室人がやってくる。彼はもう寝ている人がいるので色々荷物まとめがしづらいとかこぼしていた。いくらなんでも寝るのが早すぎるとはいえがちゃがちゃするのは確かにしんどい。彼はほとんどロビーで過ごしていた。自分は、たまに夜景を見たり、部屋で音小さくしてテレビを見たり、宿泊客が書き残していったノーと見たりして過ごす。こういう日も必要かな、なんて思うような穏やかな時間であった。昨日が騒ぎすぎただけに。23時くらいには就寝。明日は最後の日だからなんとか天気は持ってほしい。

2004年09月24日(金)



 峠のメッセンジャーと呼んでくれ その6

なんとなく4時くらいに目が覚める。特に意識したつもりはなかった、はずなんだが。空模様が気になって起きてカーテンを開け、窓を開ける。オリオン座が目に飛び込んでくる。その周りにも見たことがないくらいの星たちが。普段かけないメガネをかけてゆっくり見ようという気持ちはやっぱり起こらなかった。とにかく、しばらく我を忘れて空を見上げた。

再び起きたのは6時45分。外はこれまでの数日が嘘のように雲ひとつないくらい真っ青な秋の空。これなら今日はガンガン走れる。7時くらいに朝食。だいたい普段は適当に食っているのだが、これまでしばらく朝飯が食えなかったしチャリで爆走する予定なのでひたすらパンを焼いて食べる。そのあと部屋に戻り、買ったばかりのバッグの中身を走り用に入れ替え。9時くらいに自転車の調整をする。とはいっても、ブレーキなんかのガタが起こってないかくらいでたいしたことではないが。空気圧も特に問題はない。これが低いとどうしようもないなぁ。同宿人にいろいろ折りたたみ車について聞かれて答えたりして9時45分くらいに出発。服装はチャリ屋のTシャツにした。

最初はとにかく上り。いきなりしんどい。まぁ、準備体操にはいいのかもしれないけど。結局1.5kmほど上りバス停へ。地元ではこれほどの上り坂は、っていうか上り坂自体がほとんどないので疲れやすいはずなんだけどいつもと違う空気が疲れを感じさせない。これに限らず遠くへ出かけるとそういうもんだ。

さて、バスに乗車。と、整理券が出てこない。運転手に突っ込もうかとも思ったがなんだかいつの間にか出発。客は自分含めて3人しかいないしどうにかなるか。とにかく上る上る。途中スキー場の隣にあるホテルなどに寄り道をしつつ、昆布温泉というところで少し下り。しかし、その後もずっと上り続け、下車する神仙沼の直前でようやく下り。3,40分乗って下りは10分もない。ってことは多少登れば後は下りで爆走できる。750円、結構高い。

やたらとライダーが多い。しかも、ほとんどリッターバイク。年齢はいい年したおじさんがほとんどで、若者女性はほとんどいない。とりあえず、ライダーたちが休んでいるところで自転車組み立て。そしてトイレへ。何気に水洗だった。「水は運んできてますので節水にご協力を」と書いてあったが、この水の流れようを見ると大きいほうだとちゃんと流れるのだろうか?、と変な心配をしてしまった。

さて、だいたい11時になる。このまま下ろうかとも思ったが、せっかく神仙沼があるので歩いていってみようかなとも思う。鍵がないのが唯一の心配。どうも見る限り道は木道なので、いっそチャリを押していこうかとも考えたのだが北海道新聞あたりに「自然散策路に自転車を持ち込んでいる若者がいる」と投書されても困るので、それはやめにする。ちょっと考えて、こんな山の中でチャリをパクってもどうしようもないだろうということで、折りたたんでハンドルぐらぐらにしておいて出発。あれなら仮に乗っていこうとしても乗れないし。

ってなわけで、神仙沼までだいたい1km。10分歩いて10分見て10分歩けば30分で帰ってこられるだろうと考え歩き出す。天気はよく多少汗ばむくらいになっており、タイミングがよかったなあと思いながら。最初はゆるい上りが続くので早足だと少し大変。山を歩くときのお約束ですれ違う人たちに「こんにちわ」連発。結局、1人で来ていた人は絵を描いてた老人と自分くらいしかいなかったのでさぞかし頭の逝ったヤツに見えただろう。まぁ、もうそんなことは気にならないくらい出かけているけど。返答率はほぼ100%近くてほっとしました。っていうか、返ってきそうな人たちにしか言わなかったというからくりなのだが。

10分くらい歩くと日光戦場ヶ原みたいな湿原が出現。高山植物や低いマツの木がある。その先へ行くと神仙沼があった。水は冷たい。魚はいない。生物はカモ一羽しかいず。水深は最高でも2mくらいだということで結構低いな。終止木道を歩き、だいたい30分くらいで戻る。ジャスコにでも行くような幹事で4,5人同年代の人間がいたのだが、彼らはなんだか異様な空気だった。

駐車場に戻ると売店の係員らしき3人が自転車を取り囲んでいた。「どうしたんですか?」と聞くと「いや〜、小さくなっているからすげぇなぁ」とか言う。「岩内のほうから上ってきてすごいなぁ」とも。バス停は岩内方面だからバス停でチャリを組み立てて押してきた自分はそう見えたのだろうか。んなこたぁないと説明。で、「組み立てるとこ見せて」と言われたのでささっと組み立てると歓声が。「いやぁ、すごい」とか「目の保養になった」とか自転車組み立てただけなのに相当喜ばれる。きっとこの自転車は女の子なのだ。

ってわけで、11時半過ぎに駐車場出発。しばらく上り下りを繰り返す。上りはこれまたかなり続くのでしんどかったがこれを上れば一気に下れると頑張る。やっぱり追い抜いていく車やすれ違うオートバイには奇妙な顔をされる。覚悟していたことだけども。

5kmくらいそれをくりかえしたら最高地点へ。あとは、山道を20kmほど一気に下ればそこはニセコ市街地になる。さっき買った天然水を飲み、あとはペダルを思いっきりこいで加速、一気に下る。

一気に40Km/h突破。カーブも堂々と真ん中を走ってちょっとブレーキかけて30Km/h以上で抜ける。既にこの時点で未知の世界なのだが、思いのほか舗装がいいのと、交通量が少ないのと変なテンションも手伝って意外と恐怖心は感じず。更に加速しようとペダルをこぐと50Km/hも越え、最終的に55Km/hまで到達。もはや18インチ車では異次元だし、走る前はフレーム剛性の心配もあったりしたのだがいざ下ってみるとそういうことはあまりない。

何キロか下ったところで、五色温泉への道がわかれていた。このまま下ると時間が余りすぎるし、ちょっと下りも物足りないかな、そう思って、ずっと上りが続く五色温泉への道へ入る。標識には4kmってあるから20分もあればどうにかなるだろう。

とはいえ、シャレじゃなくずっと上り、上り、上り…である。確かに景色はよかったりするのだが、あとどれだけ上ればいいのやらと思う。途中でいろいろ写真撮ったりして3km少々いったあたりでトンネル。そこを抜けると温泉宿が何件か。その先はなんだかすごい上り坂があったので、その手前でやめておく。この山を越えれば倶知安だ。

さて、あとは取って置きの下りだ。ニセコ市街まで20km、たぶん40分もかからずに着くだろう。4kmを6分少々で下り合流地点へ。そこのカーブが結構きつくブレーキかけて減速するもかなりブレーキが消耗する。そりゃあ40Km/h以上から20Km/h近くまで減速するからなぁ。そのあとは、とにかく下り。限界に挑戦するため40Km/h切ったら加速を繰り返すという日常ではとてもじゃないが考えられない速度で下る。もはや何かの中毒状態である。結局昆布温泉で下り坂が平地になったところで全開走行終了。12kmを結局16分足らずで走った。最高速は56.5Km/hまで伸びたがこれ以上はなかなか大変だろう。

さて、正午も越えていたし昼飯だ。とはいえ、金がないので札幌で買った4個170円のミニメロンパンしかない。ちょうど甘露の水という湧き水があったのでそこで水を飲み、メロンパンを2個食べて休憩。その水はかなり有名らしく、多くの人が車で乗りつけ、何十本もペットボトルを持ってきてひたすら水を汲んでいた。異様な光景だ。自分は500mlを飲み、更に500mlを汲んで出発。ここからしばらくは上りが続くので10Km/h出るかどうかで上る。そこで、今回唯一の自転車とすれ違う。向こうはニヤニヤしていた。

上りきったところであとは下り。また、30〜40Km/hで爆走したが、カーブで少々段差をつけているのはいただけなかった。確かに、ドライバーに注意を促すにはそれがいいのだが、チャリでは危険である。まぁ、こんなとこチャリで走る人間はそう多くないけど。バス停を通り過ぎ、ニセコ駅のほうへ下る。坂は常時どれくらいだろう、7,8%以上の傾斜はあったと思うが、ついにこがなくても50Km/hを突破してしまった。ニセコ大橋でようやく平坦になり、歩いている小学生のびっくりした顔を見ながら追い越し、ニセコ駅まで一気に下る。

さて、これからどうしようか。まだ13時半くらいである。宿に戻るには早すぎる。とりあえず、倶知安方面に走り、また五色温泉通って帰ろうかなと特に深くも考えず走る。が、正直坂道を上るのがしんどくなってきた。思わず降りて押して歩く。永久に上りが続くわけでもなし、4Km/hで歩けば5時間あれば20Km進むと楽観的に考え歩く。坂が下りになると乗るの繰り返しで、国道5号線に出、そこもおなじような感じで走る。そうすると比羅夫駅への分かれ道に出る。どうもこのまま倶知安に行くのはつらいので比羅夫に寄り道することに。ここは駅が宿になっているのでその様子を見るのも面白いかなと思ったのだ。

脇道に入り、ややきつい坂を下り、更に行った一番低いところに駅があった。ちょうど24時間前に自分が乗っていた列車が到着したところで2,3人下車していた。その様子を見て今度はニセコ方面に帰ることに。もはやこれ以上はなれるのは危険だ。山の中を走ってると唐突に学童注意の標識が。どう見ても学校はおろか人家もないところなのに…数百メートル走ると謎は解けた。木造の小学校があったのだ。ここはちゃんと現役校舎だったが、今日は祝日、誰もいなかった。小ぶりな校庭でちょっと休み、またニセコ方面へ。相変わらず道はアップダウンなのでとにかくきつい。走行距離自体はまだ50Kmにもなってないし、そのうち30Kmくらいは下っているのだが、上りに対応できていない自分は体力の消費が激しいようだ。

最後、宿への道でようやく下りになるが、宿が坂の途中なのでまたブレーキがすごい音を立てる。15時半くらいにようやく到着。とにかく疲れてしまったのでそのまま眠りについた。走行距離だいたい54Km。楽しかった。

なんとなく目が覚めると同室人がいるようで荷物が置いてある。どうもライダーだな。そしてまた寝る。また起きると同室人がいて挨拶。どうも見る感じは同年代だ。なんとなくヤクルトスワローズの五十嵐投手に似てるなぁと感じた。今日でYH5泊目なのだがようやく「ユース」な人と一緒になれた感じ。デジカメの写真やどういうルートを通ったとか話しているともう1人同室人が来る。またこの人も同年代の感じだ。少し話をすると彼はすぐ温泉に出かけていった。

ライダーの彼は自分の隣県の人だったし、従兄弟が住んでる隣町の住民だったのでその辺の地元ネタでも盛り上がる。温泉に行った人は食事の直前に帰ってきた。

自分は2泊目のためいくら丼ではなくいかそうめんだった。でも、ちゃんと追加で一品つくのね。トンカツやロールキャベツがあって、1日爆走した自分にはちょうどよかった。そのときの会話でライダーの人は19、JRで回っている人は24であることが判明。だいたい同じ年代かなというのは合っていた。しかもその2人は社会人だ。食卓でまたいろいろ会話に花が咲く。やはり同年代だと会話も弾むものだ。どうやら今日の宿泊客はこの3人みたいだ。昨日は3人ばらばらだったので人が少ないと1人1部屋かなと思っていたが、同年代だと同じ部屋にしてくれるみたいだ。こういう気遣いはありがたい。

部屋に戻って3人で雑談。さっきまで温泉に行っていた人、バイクで来るつもりだったが免停になってしまい、車を使う仕事だったため仕事にならなくなって長期休暇もらってこっちにきて3週間経つとのこと。JRで回っているらしい。そしてびっくりなのが3週間経つのに旅費が減ってないという。どうやらパチスロで稼ぎまくっているようで、帰りはなんとトワイライトエクスプレス、しかもディナーつきときた。最初はスイート狙っていたというからなんだか金銭感覚が麻痺している感じが…まさに成金。そのあとも3人で盛り上がっていると21時くらいになり、アコーディオンの音色が聞こえてくる。ってなわけで、アコーディオンライブ。この人、北海道のアコーディオン協会の会長もやっている人でその道では有名らしい。そんな有名人の演奏が無料で聴けるとはうれしい限り。紅茶を飲みながら、アコーディオンが意思を持っているかのようなすばらしい演奏に耳を傾ける。贅沢な時間だ。

途中で、女性が1人入ってくる。またこの人も同じくらいの年代だろう。コンサートは45分くらいで終わり、後は質問タイム。アコーディオンはでかいハーモニカを2つ持っていることや、左手側にたくさんついている黒丸はそれぞれいろんな音色を奏でることができることなどいろいろためになった。結局女性はすぐに戻ってしまう。っと、そこで成金の人(自分はこのとき兄貴と呼んでたので以下そうする)が、「君たちももちろん飲むよね〜」と売っているビールを持ってくる。我々残りの2人は何も言う間もなく飲みに突入。「金は俺が出す」と強気だ。結局冷蔵庫に入ってた瓶ビール2本、缶ビール6,7本がすぐになくなる。ここで、時間も経つので談話室に移動し、自販機のビールを買いまた続き。最終的に更にビールは5本くらい追加された。

彼ら2人はすすきのでの遊びの話となり、あれよあれよという間に明日すすきので遊ぶぞという話に。石鹸だのキャバクラだのの話に花が咲く。なんなんだこのほとばしるエネルギーは!もちろん自分も誘われるわけだが、マジで金がないと言っても「金なら気にするな、5万くらいなら出す」だのとても正気では考えられない発言を成金兄貴は連発。正直、気持ちは相当傾いたのだが、そこまでしてもらうのは人としての良心がかなり痛む。それに、裏を抱えて働いている人がかなり多いため素直に騒げない、ただでさえ人見知りだし女性との会話が苦手という自分の変な欠点もある。多少は経験しとくといいみたいにいろんな人に言われてはいるけどもね。ここで、こっちに来る前に金策を怠ったことを後悔し、札幌でバッグを買ってしまったことを正しかったのかと少し考えた。ちゃんと金策をし(貸した金を返してもらうこと)、バッグを買わなければそこで遊ぶ金はなんとかなるくらいはあったのだ。

フリーな現在、そういう遊びをしてみるのも悪くないし、手馴れた人と行くのだから怖い目にあう心配も少ないけども…結局そういうところには行くなということなのだろう。以前1度連れて行かれたパブではコンパニオンのおねーちゃんと馴染めず同級生と2人でしゃべってた自分だからなぁ。ちょっと興味のあるところもあったけど、今は別に後悔はしてない。相当べろべろに酔っ払い、0時過ぎにぐっすりと就寝。吐く寸前まで飲んだから明日大丈夫かなぁ…

2004年09月23日(木)



 今更ほっかいどーはでっかいどー その5

今日は7時前に起床。部屋の人たちは結構もうみんな起きてニュースなど見ている。そして朝からニュース見て突っ込みを入れていた。20代、30代、50代といろんな世代の人たちの会話で面白かった。朝飯はジュース1本。またゆっくりと9時くらいに出発。3日間同じところに泊まるというのは初めてだったがなかなか滞在してみるというのも楽しいものだ。

天気は予想通り悪く、霧雨が多少降っている状態なのだが、自転車で札幌駅まで行くことにする。荷台がやばい状態なので、トランクはくくりつけずに手で持って走ることにする。

9時過ぎていたので既に通勤客はなく雨が降っていることもあって道はガラガラだった。が、途中、脇道から飛び出してきた車にびっくりしてブレーキ!ただでさえ安定性悪いのに片手で走り、滑りやすい石畳の道でブレーキかけたもんだからどうしようもない。たまらず転倒。まぁ、自分自身は転倒しなかったのだが、チャリは少し横倒しでスリップする状態に。向こうは「大丈夫ですか?」とか言ってきたけどもまぁ大丈夫でしょう。今回2度目のチェーンはずれ。手が真っ黒になるがさっさとチェーン取り付けて駅へ。手がいい加減しんどくなってきたあたりで駅着。時間は大してかからなかった。

駅前は自転車乗り入れ禁止とかなっていたが、その看板の前で自転車片付け。久々に自転車かついで駅へ。予算はギリギリになってきたので、とりあえず帰りの切符だけは買っておかなければ。いつの間にか使ってしまっていて気がついたら金がない!という事態にもなりかねん。ニセコで使うお金もおろさなきゃいけないが、ATMが駅ビル内にあるため10時にならないと開かない。ってなわけで、鉄道警察の前にチャリを置いてふらふら。警察の前なら盗難の心配もないだろう。10時になり、お金を下ろす。にしても、ホント手数料って高い。いったい105円なり210円なりの利子がつくにはいくら預ければいいのだ、というような時代だから。

とりあえず、みどりの窓口へ。人口自体はうちの県庁所在地の4倍以上いるのだが、鉄道利用者は少ないのか窓口には誰も並んでいない。うちの県庁所在地はいつでも人がいっぱいだ。とりあえず、25日の夜行列車の指定席を取ろうと思う。案内画面でも空席ありってなっていたから問題ないかなと思っていたが、まず狙っていたカーペットカーは満席。禁煙車も満席。仕方ないから喫煙者を取る。まぁ、夜行列車でそうタバコを吸いまくる人はいないからいいんだが。自由席で行くよりはよっぽどよい。あとは、札幌から地元までの学割切符を購入。なぜか学生証の確認をしなかった。本州の会社は基本的に厳しいのだが。

11時半くらいにニセコ直通の列車が出るのだが、それまで待っているのもなんだかなぁなので、小樽まで先に行くことにする。小樽で1時間くらい待つことになるがたいしたことではない。快速はいつも混雑していて自転車持込は迷惑がかかるのですいている普通電車で移動。とにかく眠かったので海に出るまではうつらうつら。海に出るとやっぱりすごい!、そんな感じ。

小樽は雨がひどかった。どっちにしろお金もないので駅の外に出ることもない。ホームには鐘があったり、ランプがともっていたり古いレールが屋根に使われてたりと見ていたら結構すぐに時間が経った。今日の宿に、ニセコに着く前に連絡くれと言われてたので何度か電話してようやく向こうが出る。買い物にでも行っていたのだろう。駅からバスに乗って最寄のバス停で待っているとのこと。発車20分くらい前に2両編成のディーゼルカーが到着。新型だ。人がどさっと降りて乗り込むが、微妙に人が乗っている。列車自体が少ないから仕方ないか。いろいろ移動するが結局トイレ横のスペースに自転車を置き、その隣の席に落ち着く。

ここから倶知安までは1年半前に通っているのだが、そのときは雪に埋もれていたので全然違う印象だ。とはいえ、雨が降っているのだが。前回は旧型車両だったので喘ぎながら走っているという感じだったが、今回は新型だったので走りも軽快。余市くらいまではそれなりに家もあるのだが、それから先はひたすら原野の中を走り、家が出てきたら駅、そんな感じだ。携帯は電波が届くのだが、PHSは駅以外では全然使えない。この原野が北海道らしいなと思いつつ列車は走る。

ニセコまでもう少しという倶知安で20分ほど停車。これを利用してやっておきたいことが2つある。1つは、駅前の湧き水を飲むこと、もう1つは切符の経路変更である。倶知安の駅前に水があるという情報は得ていたのでぜひ飲みたいと思っていた。どこにあるかちょっと心配だったが、駅を出てちょっときょろきょろするとすぐに見つかる。日本一の水と書いてあり、冷たくておいしかった。そのあとは駅に戻り窓口へ。先ほど、札幌から地元までの切符を買ったのだが、実際乗るのはニセコからなので、そうしたほうが絶対お得になるだろうという判断。結局750円のプラスで済んだ。ニセコから札幌まで買いなおすとなると1700円近くなるので節約を旨としている現在は非常に大きい差だ。

14時少し過ぎにニセコへ到着。10人少々下車。それなりに名だたるところだから駅員がいるのかと思いきや運賃箱に切符を入れろとのこと。無人駅かと思ったが窓口はあり切符を売っている。おそらく人員不足で改札まで人が割けないのだろう。キオスクもあった。一応ちゃんとした観光地だからか。

7,8分の待ち合わせでバスがあるというが未だに止まってない。ちょっと不安になったところで車庫からバスがやってくる。乗ったのは結局3人。駅はかなり低いところにあるらしく、ひたすらバスは坂を上っていく。宿の案内を見たときは5,6kmだというのでうまくいけばチャリでもいけるかなと思っていたのだが、どうやら相当しんどそうだ。5分くらいでバス停着。230円。バスを降りると車がうしろに止まっていて、非常に強面な人が立っていた。「ええ、マジかよっ!」と少々思いつつ近寄っていくと「どうぞ」と意外に物腰が柔らかそうな声だった。

荷物を積んでもらい坂を下る。今度はずっと下りだ。しばらく下ったところに今日と明日の宿があった。廃校になった小学校の校舎を利用しているというところでとても興味があった。受付をしていると「温泉に入りませんか?」とのこと。今すぐにでも出発できるというので部屋に荷物を置き、タオルだけ持って出発。まだ15時前だ。こんなに早く宿に入るのもはじめてだし、こんなにすぐに風呂に入りに行くのもはじめてだ。にしても、1人だけなのに送迎して問題ないのだろうか。

車はまた坂をひたすら上り、周囲にはそれ以外に何もないようなところの一軒宿に着く。ニセコアンヌプリ温泉とあった。にしても、ここは坂しかないようで、かなり歩いたり自転車はつらそうだ。

宿に入ると売店があった。誰もいなかった。左を見るとカウンターがあって、若いにいさんが2人いた。宿でもらってきた割引券見せて300円払う。露天風呂は掃除して入れている途中なので熱いとのこと。脱衣所に入ったらやたらと源泉100%と宣伝してある。このご時勢、そういうイメージは大切だろう。それは実際に入ってみればわかりそうなところだが。

浴室に入り、浴槽に足突っ込んでみるとアホみたいに熱い。これでは入れそうにない。しかし外も熱いというしな、とかは思ったが、これではどうしようもないのでとりあえず露天風呂へ。結構な大きさだ。入ってみると確かに熱い、でも入れないほどではない。内風呂は熱湯コマーシャルだあれじゃ。

雨が降っているがそれでちょうどいいくらい。お湯が出てくるところに近づくと熱くなってとてもじゃないけど入っていられないのですみっこのほうでじっとする。一応露天風呂は板で区切られていて男女別に分けられているようだがどうも下のほうに隙間があってこれでは女湯が労せず見えてしまう。まるで「田代の湯」だなぁと思っていたのだが、よくよく周りを観察すると普段お湯が張られるラインがあって、そこまでお湯が満たされればそのような心配はない。そりゃそうだよな。

とにかく熱いので入ったり、岩の上で休んだりを繰り返す。多少硫黄のにおいは漂うのだがきつくはない。とにかくべらぼうに熱い。週に2回くらいお湯抜いて掃除するとあったので、あと2,3日すればちょうどいいのかなと思いつつ我慢の限界が来たので出る。着替えながらよくよく見てみると温度は50℃以上あるらしい。これでは普通に入れっこない。その熱い源泉を冷まさずにそのまま流しているところが本物だと感じる。体の温まり方もぽかぽかではなく、体の中心から燃え上がってくるような、そんな感じだった。

エントランスに戻ると、旅行者らしき2人がいろいろ会話していた。売っているものを見ると、アイスがいろいろあったので、変な五穀米アイスみたいなものを買ってみた。節約とか言ってる割にこういうものに金を使うのが自分らしいというか。まあ、なんでもかんでも切り詰めてしまってはおもしろくないもんね。

その2人はライダーらしく、ビールを飲みながらタイヤの安い店はどうだのすすきのの石鹸はどうだの昼間から非常にできあがってる状態だった。16時に迎えに来るというが結構こういうときの時間は長い。と、車がやってきた。外に出ると、その2人もやってくる。なんと、同じ宿の宿泊客だったか!

てなわけで、宿に戻る。まだ食事まで2時間ある。天気が悪いせいか結構冷える。半袖では厳しいのでロンTを着る。そのあとは、部屋のノートを読み、案内を読み、地図を見る。明日の自転車をどうするかな。そこに、おじさんが通りかかったので聞いてみるとすべて舗装道路だという。だったら自分ので山下りしようと決意。で、現地までどうやっていくのがいいかときくと、バスで行くがよかろうという。バスは10時だ。なんか今回は全体的に朝がゆっくりだなぁ。トイレを覗いてみたら簡易水洗だった。宿に泊まってこういうことははじめてだったのだが、まるで大草原の小さな家のような立地条件なので下水道はないのはもちろん、なかなか浄化槽を置くこともままならないのだろう。

17時40分過ぎ、飯となる。一般的な料理の中で目を引いたのがいくら丼!この時期は追加料金なしでいくら丼がつくというのでここにした、というのもある。とにかく金がない今回、追加料金もなくいくら丼が味わえるのはうれしい。デザートのメロンもおいしかった。そのあとはまた部屋へ。宿泊客は結局3人だったが、3人とも別の部屋だ。ここは宿泊客が少ないと1人1部屋にするタイプか。まぁ、だいたいそういうところが経験的に多いような感じはする。

ここはもと小学校ということで体育館もある。が、30畳あるかどうか。少なくとも、ドッジボールのコートより狭いところだ。そこに、ピアノや音楽関係の本などいろいろ置いてある。舞台だったところが談話室になっていて、本やテレビがある。床には、大きなぬいぐるみが大の字になって寝ていた。そこで、しばしぬいぐるみに寄り添いながら普段は読めないようなジャンルのマンガを読んだり、なつかしのマンガを読んだりしてすごす。にしても、あずきちゃんは絵が雑すぎ、いくらなんでも。

21時からアコーディオンの演奏があるとかないとかいうことだったが、どうも来客がきているようで今日はないようだ。楽しみにしていたのだが明日も泊まるので明日に期待だ。その後は、ひたすら本を読み続け、0時過ぎくらいに就寝。なんとか雨はやんでいる。うまく夜起きて星が見られたらなと思う


2004年09月22日(水)



 平禄寿司があの都市の寿司に見えていかん その4

今日の同室人も6時くらいに出て行った。チェックアウトが6時からなのだが、そんなに急いでどこへ行くのだと思う。ここは、立地からして、北海道に来たばかりの人がどこかへ行く前に泊まるか、これから帰る人がフェリーなり飛行機なりに乗る前に泊まるかが多いと思うのだが、なんだかなぁである。

かくいう自分も、今日も起床が9時くらいなので逆に遅いのであるが。ここまで遅いというのもこれまで例がない。だいたいは8時くらいに行動を開始するのだが、滞在しているとそういうことになるのかな。天気が悪くなるという予報が出ているので今日は自転車には乗らないことにする。予定もまったく流動的だ。

とりあえず、地下鉄に乗って札幌中心部に出る。時間はギリギリ10時になるかならないかくらい。どうなるにせよ少なくとも今日は15時くらいまではここで時間調整をすることになる。とりあえず、駅ビルに1年半ぶりに入り、店を物色。

だいたい遠出してパルコ系の店に行くと入るのがバッグ屋と服屋なので、まずバッグを置いている店に入る。ちょっと見回すとメッセンジャーバッグっぽいものがあった。タイプはリュックとショルダーがあり、デザインが非常に目に付いた。ちょうど自転車に乗るときに機能的なものを探していたので、丁度いいなぁといったかんじ。

案の定店員がやってきていろいろ話を聞いて、中も見せてもらったり背負わせてもらったり。防水性は抜群で炎にも強いとしっかり本体に書いてある。素材がビニールだかポリエステルに特殊加工している感じなので軽い。やはり自転車に乗るときは防水性と軽量性がものを言う。おまけに収納性もかなり高い。業界紙の表紙を飾ってるというくらいだから評価は結構いいのだろう。以前地元でちょっといいなぁといった感じのものを見つけたのだが、それ以上にいい。

札幌では取り扱っている店が少ないとか言っていたけども、関東人の自分にはあまり関係のないことである(笑)、逆に言うと観光客には見えてないっていうことでそれはうれしいことであるけど。というか、今調べてみたら取り扱いは北海道でそこだけだった。ちなみにこのタイプ

ってなわけで、後は財布との相談になるが、ここで2万近く出してこれを買っても、残り今日を入れて5日なんとかいけるだろうという判断。これから土産などを買わなくてはいけないし、荷物が増える。帰ってからの使用頻度はおそらく最高レベル。ってなわけで損はないと判断し、購入しちゃいました。色は黒。奇抜ながらも落ち着きがあるのでだいたいなんでもいけるなといった感じ。

今日の行動を左右する筋と少々連絡して、LOFTで散策。そのあと西武へ。ほとんど日常的なお買い物になってきた。だが、朝から何も食べてない。一応今日は夜まで節約しようと考えていたのだが、これではもちそうにない。しかし、あまりお金はかけたくないが…と通りを歩いていたらはなまるうどんを発見。思わず中へ吸い込まれる。お決まりの冷や玉うどんとてんぷらを何点か。意外と食べてみたらいっぱいいっぱいだったので夜までもちそうだ。

その後は歩いてテレビ塔の方へ。天気は悪いという予報だが雨は降ってない。今日は徒歩なので降っても降らなくてもそんなに影響は出ないのだが。雪印パーラーの前を通ったら以前にもましてすごいパフェが登場していた。税込み10500円、そんなもん誰が食うんだい!

テレビ塔につき、3階のみやげ物コーナーへ。以前、ここのエレベーターで自分と案内のおねえさんの2人きりになったという気まずい経験があるので階段を登っていく。さっき食事したばかりだし特に問題はない。さて、どれだけ買うかであるが、今回は何度も言うように緊縮財政だし、宅配便で発送する予定もないのでそう多くは買っていられない。お決まりの白い恋人や六花亭のバターサンドを最小限買っておしまい。いつもはこれにお酒やら謎の置物やら携帯ストラップやらを買ったりするのだが。

そのあと、コンビニに入り、スポーツ新聞を買う。さすがに昨日現場で見たんだから買っておかねば。そのあと、適当なベンチに座り、新聞読んで時間つぶし。とりあえず、次は狸小路に行ってみる。そしてドンキホーテへ。まさかここまできてドンキにいくたぁ思わなかったがホント地元民のような感じでいる。

そのあとタワレコに行き、何枚かCDを試聴。15時過ぎたあたりで確認してみると例の筋から連絡がきていた。どうもいかんということで結局今日も札幌ドームに行くことにする。

いったん宿に戻る。部屋で荷物整理していたら同室人が来た。それで少々雑談。ずっと道東でキャンプしてたそうでいろいろそのあたりのこぼれ話をいろいろ聞いたり。久々に都会を見たらなんだかいやだと言っていた。だが、そう話が弾んできてしまうとなかなか出かけるタイミングを見つけられない。と、もう1人同室人がきたのでこれを機として出かけることにする。地下鉄は既に人がいっぱい乗っていた。高校生も乗っていたりするのだが、やはりドームに行く人が多いっぽい。

とりあえず、今日は飯を食ってるわけにもいかず、高い飲み物も買ってられない。なら野球見るなという突っ込みはなしで。。なんやかんやいって盛り上がりたいのだ。ヨーカドーの前でパック飲料が売っていたので茶を2本買う。そして、応援グッズも買ってみる。やはりそうしないと気分が盛り上がらないというか。

当日券売り場は相当人が並んでいて、3塁側の外野席は売り切れだという。少々不安にもなったが無事内野の席を購入。入ってみるとまだまだ内野には空席があった。よかったよかった。試合開始直前になって少々きつい顔の大柄なOLっぽい人が来て席を3つ確保した。顔だけ見ると青木さやかよりきつそうだ。30歳くらいでしょうか。電話でしゃべっている声は穏やかなのだが。そのころには昨日よりも多く席が埋まっているような感じだった。1時間くらいたってその人の連れの人が来た。明らかに見かけは先に来ていた人より若いのだが、タメ語だ。服装と肌の具合でだいぶ変わってくるのだなぁと思った。結構凸凹コンビといえるかも。

今日もファイターズは好調で点数が入るたびに大騒ぎ。2日連続ともなればなんとなく応援の流れもわかってくる。まだ新しいのでバリエーションも多くない、これなら来年から東京ドームへ応援に行ってもいいかな。一気にファンになってしまった、そんな感じだ。

試合が終わり、地元最終戦ということで監督が挨拶し、選手がスタンドにサイン(?)ボールを投げていた。やっぱりきっつい顔の人はでかかった。ヒールの高い靴ではなかったので170は越えているだろう。連れのかわいらしい人も見かけによらず160くらいあった。自分の知るこのような容姿の人はだいたい150あるかどうかくらいなのだが、世の中は広いものだ。って、わしゃなにやっとるんだか…

さすがに帰りはつまってしまい大変だった。地下鉄はどれくらい混むのかと思っていたのだが、たいしたことなく、両手が余裕で動かせる程度だった。これなら山手線よりも楽だ。23時前に宿に戻れた。同室人は2人既に寝ていてもう1人は洗面している状態。ちょっと会話して風呂に入って0時過ぎには就寝。明日はついに札幌を離れる。今日まったく雨は降らなかったがそのぶん明日にスライドするようで厳しそう。でも、ほとんど移動で終わるから大丈夫か。

2004年09月21日(火)
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