Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年04月15日(月) 困った指導教官願い

今日は、指導教官願いのメールを書いた。
…と言っても、なんのことやら分かるまい。
自分のことでなければ、僕自身なにがなにやら分からないはずだ。

僕が行っている大学には、
指導教官という制度がある。
平たく言えば担任の教官だ。
前に、知り合いの先輩が僕の大学のことを
高校のような大学だと言っていたが、
こういう制度もまるで高校のようなのだ。
ちなみに、着てくる必要はないのだが、
それでも一応制服があるところも高校らしい。

それでその指導教官なのだが、
僕は情報の分野に進みたいと考えている。
で、指導教官も情報分野の教官の方が、
きっと何かと便利に違いない。
はっきり言って、なんとなくそう思うだけで
論理的な根拠はなにもない。
ただ、指導教官になっていてもらえば、
ゼミナールや研究室の配属で、
その先生のところに行きやすくなるだろう、という計算はあるが。

それで、その教官はアメリカに行ってしまっている。
そんな教官ではなくて他にはいないのか、
と思うだろうが、実はいないのだ。
流通情報工学と銘打っておきながら、
本当に情報を専攻しているのはその教官ただ1人なのだ。
僕の大学は、基本的には流通の大学であるためにこういうことが起こる。
今度、合併に伴って名称を変更するらしいが、
その名称は「ロジスティクス工学科」になるらしい。
もはや情報のかけらも感じられない。
…と言っても、近頃のロジスティクスにとって、
情報は切って離せないものらしいが。
が、情報が切って離せないのは今や、どの分野も変わらない。
正直言って、行く大学を間違ったかも知れない、とも思う。
が、つぶしは利くし、知っていて損はない話ばかりだから
これはこれでいいだろう。
確固たる意志があって進路決定したわけでもないし。
ちなみに、つぶしが利くというのは、
この大学が就職率100%であるために、
選びさえしなければ就職浪人はしない、という意味だ。
きっと、大学院を出ていればその傾向はより顕著になるだろう。

話がそれてばかりだが、
そのアメリカに行った教官だ。
その教官がアメリカに行っているばかりに、
僕はメールを書くことになった。
しかし、書けない…。
指導教官のお願いと言っても、
なにを書いていいのやらサッパリ分からないのだ。
だいたい、本来指導教官なんて、
「指導教官お願いします。あ、これにサインを。」
って感じなのだ。
何を書けと言うのだ…。
直接あって話すなら、上記のように多少助詞が抜けていたって
問題はないだろうが、メールではそうはいかない。
…適当に書いて送ってしまったが、
それを見た教官は怒っているかも知れない。
元々、「今年は指導教官をやらなくていいから楽だ」と
思っていたはずだし…。

なんだか、今日はタイトル通りの日記を書けた気がする。
もちろん、一日中指導教官願いを書いていたわけではないが。

今日は昼から大学に行った。
そして、10000円で教科書を買わせる
流通経営工学の講義に出席した。
そのとき、僕は10000円を持っていなかった。
そのために、教官に支払いを猶予してもらった。
友達に借りていたのだが、支払いを猶予してもらえるということで
そのお金は使わずに返すことにした。

そのあとは多変量解析の講義に出席したが、
教官は大学合併の会議で講義どころではなかったらしい。
さんざんあたふたと授業をして、とっとと帰ってしまった。
忙しいからと言って、講義まで忙しくする必要はないと思うのだが…。
うちの大学の扉はバネがついていて、
開くと勝手に閉まるようになっているのだが、
その勝手に閉まる扉に二度も頭をぶつけていた。
狭い日本、そんなに急いでどこへ行く…。

次は、輸送機器設計と銘打った、
自動化機器設計の講義だ。
船の大学らしく、自動航行装置の話をしていた。
まあ、自動航行装置を例にとって
一般的な話をしていたのだが。
自動化には、現状で人間がどのような仕事をしているのか、
それをどうすれば自動化できるか、
現状の技術で本当に自動化できるのか、
まあ、そんなことを考えなければならないという話だ。
失敗例として、エアバスの事故を挙げていた。
あの、自動操縦装置が暴走した事故だ。

有名な話なのだろうが、
エアバス社は機械優先のアーキテクチャで、
ボーイング社は人間優先のアーキテクチャを採用しているそうだ。
単純に見るとボーイング社の方が優れているような気がするが、
人間は必ずミスをする、ということを考えると、
本当に優れた自動化機器が完成すれば
機械に頼った方が安全性は高いことになるだろう。

今日の帰りの電車に、
ずいぶん気の短いおばさんが乗っていた。
駆け込み乗車をしてきてぶつかったと文句を言って、
満員電車の中でさんざん騒いで、
そのぶつかってきた人に唾を吐きかけたりしていた。
口調からして田嶋さんを真似していたのかも知れないが、
彼女の主張には論理的な一貫性がまったくなかった。
はじめは我慢していたそのぶつかった人も、
さすがに駅に着いたら堪忍袋の緒が切れたらしく、
降りて駅員につきだしていた。
僕ももう少し近くにいたら仲裁していたかも知れないが、
きっと仲裁してもろくなことにならなかっただろう。
感情的な人間は、大概の場合、聞く耳を持たないからだ。
おそらく、間違いはないだろう。
それにしても、不幸なのはその駆け込んできた人である。
痴漢の加害者に仕立て上げられることばかりおそれてきたが、
このようなこともあるのか、と呆れてしまった。

まあ、僕の場合、
駆け込み乗車をするほど急いでいることがないので、
おそらくこのような事態に巻き込まれることはないだろう。
大学に遅刻しそうでも、駆け込み乗車をするくらいなら
そのまま潔く遅刻してしまうことにしている。
…まあ、こんな調子だからいろんな人に
あきらめが早すぎると言われるのだろう。
物事、なるようにしかならない。
刹那的な努力など、おそらく何も生まないだろう。
必要なのは、継続する努力と運と才能だろう。

やはり、休みの日でなければ結構日記を書ける。
とりあえず、明日はそれほど遅くはないので
そろそろ寝ることにする。
休講があるが、Librettoを持っていくかどうか、悩む…。
重いのだが…。


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