2002年04月17日(水) |
強度の睡眠に対する欲求 |
僕は今、強度の睡眠に対する欲求を持っている。 つまり、眠い。
にもかかわらず、書いた日記が消えてしまった。 消えてしまった以上はもう一度書き直さねばなるまい。 …何とも面倒なことだ。
一限は、認知情報処理の講義を受けた。 情報処理と銘打ってはいるが、 担当の教官は心理学の専門家であり、 講義内容も情報処理とは特に関係がないそうだ。 認知科学と呼ばれる分野の話で、 しかも、そのうちのほんの一部分の話しかしないらしい。
二限は、物流施設の講義を受けた。 再履修の講義だ。 この講義、必修にも関わらず受けた人間の半分ほどが落ちている。 僕が所属する流通情報工学課程には 学生は一学年当たり50名あまりしかいないはずなのに、 この講義に限っては100人以上の人間が受けることになるらしい。
昼は、普通に学食でラーメンを食べた。 やはり、手際の悪い学食でも ラーメンはすぐに食べられるようだ。 とりあえずはいいことを知った。 ただ、毎日ラーメンばかり食べているわけにも行かないのだが…。 考えてみれば、はじめから加熱してあって 注文を受けた後にゆで直す必要がない どんぶりものも早いかも知れない。
ちなみに、一限のあとに少し時間があったので 少しキャッチボールをした。 …久しぶりにやったが、やはり体を動かすのはいいものだ。 特に、キャッチボール程度であれば、 運動不足の僕でもまったく問題のない程度の運動量だ。 …もっとも、相手のコントロールが悪いと 何度もボールを拾いに行く羽目になって、結構疲れるのだが。
その次には、情報通信システムの講義を受けた。 …なかなかによく分からない講義で、 なおかつ、三時間しか寝ていない影響がここで 思い切り現れた。 意識がもうろうとして、中盤の三十分くらい、 どんな話だったのか全然覚えていない。 …音量の単位、デシベルは対数計算をするとかいう話だったから 別に聞き逃しても問題はないと思うのだが。
四限には流通情報工学実験があった。 今回僕たちに与えられたテーマは、 アナログコンピュータの作成だ。 …そんなことできるのか?と思ったのだが、 意外と簡単らしい。 今日は、素子の性質などの話をやったのだが…。 …抵抗くらい、話を聞かなくても、みんな分かっていると思うのだが。
まあ、とにかく、 この実験は担当の教官が非常におもしろい人だ。 …漢字が書けないようだが。 テキサスインスツルメンツという会社が有名だとか言っていたが、 そんなに有名なのだろうか? 品質の良いICを製造することで有名らしいのだが。
ちなみに、宿題として、 オームの法則とキルヒホッフの法則を復習してくるように言われた。 …たったそれだけで、本当にアナログコンピュータが作れるのだろうか。
この実験の授業は、実験棟と呼ばれる建物で行う。 通常の講義を行う建物とは違う建物だ。 この建物がなかなかすさまじい。 …古いのだ。 古いと言うより、ボロいと言った方がいいかも知れない。 いすは傾いているし、 部屋には1970年代のコンピュータしかない。 友人が、このコンピュータの性能は携帯電話にも劣るとか言っていたが、 僕もそうだろうと思った。
とにかく、そんな調子でとにかくボロいのだが、 腐っても国立大学である。 計測機器だけは高価なものがそろっているらしい。 力を測定する機械で、±5gの精度を持つセンサーを見せてくれたが、 その精度はそんなに優れているのだろうか? それで五十万円らしいのだが…。 五十万円あれば、表面になんの加工も為されていない木の机も、 ギシギシ言うパイプいすも、 その他、ボロい建物全体の改善を図れるはずなのに…。
眠い…。 もう限界だ。 まだ書くことがたくさんある気がするが、もう寝てしまうことにする。 いったい何を書き忘れているのだろうか。
そう言えば、友人の父親が大学の教授であることを知った。 あと、東京商船大学の統合の情報は、 神戸商船大学のホームページを見ると いろいろ載っていることが分かった。 さらに、指導教官をお願いした情報の教官、 「喜んでお受けする」という内容のメールを返してきた。 …喜ぶほどのことなのだろうか。 まあ、これをもらって喜んでいた自分が 少し好きになったりもしたのだが。 まだ純粋な部分も少しは残っているんだな、という感じで。
この日記は、備忘録としていろいろ書いていくつもりなのだが、 この日一日のことを、すでに相当忘れているのだから なかなか大変だ。 しかも、朝のことより夕方のことを思い出せない傾向にある気がする。 まさか、若年性アルツハイマー病だろうか。 確かあの病気は、発病して5年くらいで死ぬんだったか…。 …でも、考えてみたら、 眠くて眠くてたまらないのだから、記憶が少しくらい曖昧になっても おかしくはないような気もする。
なぜ、いざ寝る、という段階になると、 こうやって次々と書くことが思い浮かぶのだろうか。 キーボードを叩く指も心なしか軽くなったような気がする。 自分の意志にすら逆らいたくなるのだから、 生来の天の邪鬼なのかも知れない。 まあ、人間なんてみんなそうしたものかも知れないが。
明日は、二限に確率論、三限に工業科指導法、 四限にフランス語会話の講義があったはずだ。 大学院に優先的に進学するには、 とにかく優がたくさんあればいいらしい。 単位の量は必要最低限にとどめ、 とにかく優を取れる科目を取捨選択して履修していかなければ…。 …しかし、大学院に行くために 単位を捨てるというのも妙な話だ。 まあ、僕が本来の理念とかけ離れた行動を取っているから そういうことになるのだろうが。
というのも、大学院の試験免除のためには、 受験者の中で、相対的に優が多くなくてはならないのだ。 その場合、必要とされるのは優の数ではなく、 優の割合である。 そのため、下手に履修をして、可なんて取ったりしたら それが不利になる結果になってしまうのだ。 まあ、講義だけ受けて、試験を受けなければ問題はないだろう。 それで単位を取れるはずはないのだから…。
…寝よう寝ようと思っていたが、 風呂に入るのを忘れていた。 廃人への道を一色線に突き進んでいるのだろうか。
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