たわごと日記

小野上明夜 HOME

トップランナーその2
2002年03月01日(金)

 昨日28日のトップランナーは、ガンダムの生みの親として(一部では)有名な富野由悠紀氏でした。
 ファーストガンダムが視聴率の悪さから打ち切られた話、その後映画化でガンダム自体の人気は出たもののそれとは別に作った作品がいまいち商業的に成功せず、いやいや続編Zガンダムを作った話など「今だからしゃべれる」みたいな話をして帰って行きました。最新作の「ターンエーガンダム」はガンダムは兵器としてカッコ良すぎる・ニュータイプを人類の進化形としてとらえる思想は良くないなどの、ご本人的にガンダムシリーズの悪い部分を改めて作った作品だそうです。
 で、ちょっとだけ「ターンエーガンダム」の映像を見ました。確かにガンダムカッコ良くはないです(笑)ひげがね……全体のフォルムが丸っこいのも、精悍さが損なわれている印象があります。ジムとかの量産型っぽくてあんまり主役らしくは見えなかったです。そりゃあ兵器なんだからカッコ良すぎるのも問題ですがカッコ悪いのもどーかと思う……ガンダム人気今再燃中らしいんですが、やはりファーストやZ辺りの方が燃えてる人の数が多いです。Wは別の意味で萌えてる人が多いけど(笑) あれは同人向きだったからな(そういえば「約束」の主従ですが、確か皇子が1で影身が2なんですよ。見た目のモデルなので好きな人怒らないで下さい/汗 特に2のファンの人ね…)
 ところで私こういう話を聞くと、いつもシャーロック・ホームズをライヘンバッハの大滝から突き落としたコナン・ドイルのことを思い出します。もちろんこれは抽象的な意味で、実際に突き落としたのはちゃんと作中の人物ですが、ドイルとしてはホームズを抹殺してシリーズを終わらせたかったみたいなんですね。が、ファンの熱烈なコールに負けて仕方なく彼を復活させたらしくて。ホームズさんシリーズの最後の方は麻薬に手を出したりしてるんですが、これも熱心なシャーロキアン(世界中にいるホームズマニア)たちに「彼はそんなことはしない」と反感をかっているとか何とか。
 作者のしたいことと読者が望むこととはやはり食い違っていくもののようです。この辺をうまく整合させていくのがプロだと思うんですが……難しいよなあコレ…



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