○プラシーヴォ○
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今日はハム男の誕生日
だけど、私は撮影の仕事で、 早朝から夜中まで拘束されていて
…逢えない。
夜中、撮影が終わって会社で後片付けしていると、 ハム男から電話。
私の声がよっぽど疲れていたのか、 ハム男は謝りながら電話を切ろうとした。
私は慌てて、
「誕生日、おめでと」
と言葉を投げた。
ハム男がすごく動揺してるのが、無言の電話から伝わる。
「・・・あ、がちゃ子ちゃん・・・覚えててくれたの」
私がおめでとうと言っただけで こんなに喜んでくれる人がいる。
信じられない。
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