「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2007年06月30日(土) 1886年 トスカニーニ オペラデビュー

1886年6月30日
アルトゥール・トスカニーニ
リオ・デ・ジャネイロで
歌劇アイーダを指揮し
オペラデビュー


トスカニーニ18歳の
衝撃デビューでした。

このときの出来事は
映画
トスカニーニ
原題 : Young Toscanini Il Giovane Toscanini
製作年 : 1988年
製作国 : イタリア フランス
配給 : 日本ヘラルド映画

キャスト
C. Thomas Howell C・トーマス・ハウエル (Arturo Toscanini)
Elizabeth Taylor エリザベス・テイラー (Nadina Bulichoff)
Sophie Ward ソフィー・ウォード (Margherita)
Pat Heywood パット・ヘイウッド (Mather Allegri)
John Rhys Davies ジョン・リス・デイヴィス (Claudio Rossi)

監督
Franco Zeffirelli フランコ・ゼフィレッリ
製作
Fulvio Lucisano フルヴィオ・ルチザーノ
Tarak Ben Ammar タラク・ベン・アマール
脚本
Franco Zeffirelli フランコ・ゼフィレッリ
William H. Stadiem ウィリアム・H・スタディエム
撮影
Daniele Nannuzzi ダニエレ・ナヌッツィ
音楽
Roman Vlad ロマン・ヴラド
美術
Andrea Crisanti アンドレア・クリザンティ
編集
Jim Clark ジム・クラーク
字幕
戸田奈津子

で詳しく
映像化されていましゅ。

この映画
L.A.S.Ponder
中古ビデオをかなり高額で購入し
鑑賞していましゅ。

ミラノのオーケストラに
チェリストとして入団しようとした
トスカニーニが
オーディションを蹴っ飛ばして
ブラジルに渡り
淡い恋あり
なんだかんだで
オペラの初日
急遽指揮を降りた指揮者の替わりに
アイーダを振って
衝撃的でビューを飾ると言った内容でした。

よくできた映画で
存分に楽しめました。

またいつか
鑑賞したいでしゅ。



2007年06月28日(木) VHSビデオ 襤褸の旗

VHSビデオ 
襤褸(らんる)の旗
足尾鉱毒事件と田中正造

監督:吉村公三郎
撮影監督:宮島義勇
製作:木原啓允、瀬戸要、山﨑守邦
脚本:宮本研
美術:戸田重昌
音楽:岡田和夫

出演
三国連太郎
中村敦夫
田村亮
西田敏行
古谷一行
辻萬長
草野大悟
志村喬
ほか

1974年 モノクロ 115分


を図書館から借りて鑑賞。

栃木県が生んだ最大の偉人
田中正造
佐野市出身の田中正造を描いたビデオを
図書館で発見。

冒頭
国会へ請願に向かう
渡良瀬川流域の農民たちに
警官らが襲い掛かる
川俣事件の迫力ある描写。

農民たちを容赦なく弾圧する
警察権力の非情さが
痛々しい。

国会議員を辞職し
天皇に直訴する正造。

谷中村に戻り
農民と共に戦う正造。

反鉱毒運動に共感する
古河鉱業の社長夫人。

社長夫人が入水自殺し
それに対して
妻の替わりはいくらでもいるが
鉱山はひとつしかないと
うそぶく古河鉱業の社長の非情。

田中正造を執拗に尾行する刑事。
反鉱毒運動を弾圧する憲兵、警察。

おりしも
陸上自衛隊が
国民の公共活動や
キリスト教会までも
違法、違憲に監視、敵視している実態が
明らかになった
このごろ。

警察、軍隊の銃剣が
まさに国民に
向けられている実態を
あますことなく活写していましゅ。

それにしても
このようなラディカルな映画に
著名な俳優たちが
参加していることに
感動を覚えましゅ。

ビデオテープは
多くの人たちが観たのでしょう。
ところどころ
ひどく乱れていましゅ。

初め毛嫌いしていながら
次第に社会主義に共感していく
田中正造の不屈の闘志に
深い感動を覚えたのでした。



2007年06月27日(水) VHSビデオ 高野山の祈り

VHSビデオ 
高野山
弘法大師空海の曼荼羅世界
第三巻
高野山の祈り
監修:松永有慶
同朋舎メディアプラン
43分


を図書館から借りて鑑賞。

初めて見る
高野山金剛峰寺での
常楽会の実況。

初めて聴く声明の世界。

声明はまさに
日本仏教の合唱でしゅ。

高野山には
大学院生時代
疫学セミナーで
一週間籠もったことが
ありましゅ。

あの時は
朝から晩まで
勉強詰めで
ゆっくり高野山を
めぐる時間もありませんでした。

夜は般若湯(ビール)づけでしたが。

真言密教の聖地
いつかゆっくり
訪ねてみたいでしゅ。



2007年06月25日(月) DVD ファル作曲 ドルの女王

図書館から借りた
DVD 
オペレッタ映画
ドルの女王
[作曲] レオ・ファル

[台本] アルフレート・マリア・ヴィルナー、フリッツ・グリュンバウム
[監督] クラウス・ユーバーアル
[指揮] ベルト・グルント
[演奏] クルト・グラウンケ管弦楽団
[振付] エミール・ブランドル  
[制作] ユニテル、1971年

[出演] アリス   ガブリエーレ・ヤコビー
    フレディ  ゲアハルト・リッペルト
    デイジー  レギーナ・レムニッツ
    オルガ   タチアナ・イワノヴァ
    コーダー  ホルスト・ニエンドルフ


アメリカの成金者はヨーロッパ貴族へのコンプレックスを持ち、ヨーロッパの貴族は無教養な成金者めと、アメリカ人を見下そうとしている。アメリカの経済成長がヨーロッパを凌ぐ勢いである当時の時代背景を反映させた、ミュージカル要素たっぷりのファル最高傑作。世界初DVD化。
以上 発売・販売のニホンモニター ドリームライフ事業部のページより

文句なしに楽しめるオペレッタ。
というよりこれはほとんど
ドイツ語によるミュージカル。

レオ・ファルは
1873年チェコのオルミュッツ生まれ
1935年ウィーンで没した作曲家・指揮者
初めて聞く名前でしゅ。

ドルの女王の作曲は1907年。
初演は同年11月2日
テアター・アン・デア・ウィーン。

こんな素晴らしいオペレッタがあったなんて。

舞台はアメリカの
ニューヨークとコロラド。

成金実業家のアメリカ人一族と
ヨーロッパ没落貴族の従業員たち。

3組の男女が
それぞれハッピーエンドを迎える
歌と踊りの91分。

嫌なことがいっぱいあっても
こういうオペレッタを観ると
嫌な気分もふっとんじゃいましゅ。

人生ちょっぴりつらいこともあり
世の中は大変なことになっていましゅが
1時間半全てを忘れて
没入しちゃいました。

合唱もダンスも
素晴らしいのでしゅが
合唱団、バレエ団の名が
どこにも記載されていないのが
不親切でしゅ。

デイジーを演じた
レギーナ・レムニッツが
L.A.S.Ponder好みの
ちょっぴりふっくらした顔立ちで
とってもかわいいでしゅ。

7000円もしなければ
買って手元に置き
時々鑑賞したい
DVDでした。





2007年06月23日(土) VHSビデオ ボリショイ・バレエ ロミオとジュリエット

図書館から借りた
VHSビデオ バレエ映画 
ボリショイ・バレエ 
ロミオとジュリエット


スタッフ
監督・脚本:レフ・アルンシュタム、レオニード・ラブロフスキー
原作:ウィリアム・シェイクスピア
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
バレエ監督:レオニード・ラブロフスキー
撮影:アレクサンドル・シェレンコフ、チェン・ユ・ラン
衣裳:P.ヴィリヤムス、K.エフィーモフ
美術:A.バルホメンコ
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
演奏:ボリショイ劇場オーケストラ

キャスト
ジュリエット:ガリーナ・ウラノワ
ロミオ:ユーリー・ジダーノフ
ティボルト:A.エルモラエフ
ボリショイ劇場バレエ団
ナレーション:B.オレーニン

1954年 ソ連 モスフィルム


を鑑賞。

シェイクスピアの悲劇を
台詞なしで(ナレーションはあるが)
バレエで表現する
すごいでしゅ。

大規模なセットでの
映画作品としても
相当みせましゅ。

モンタギュー家とキャプレット家の
路上でのファイトシーン
迫力ありましゅ。

後半
ジュリエットとロミオが結ばれ
ジュリエットとパリス男爵との急な縁談
そしてティボルトが
ロミオの親友マキューシオを殺し
ロミオがティボルトを殺し
一気に悲劇に向かうシーン
息を継がせません。

最後ロミオとジュリエットの死で
悲劇は幕を閉じましゅが
この悲しみが
観るものにカタルシスを
もたらすのはなぜでしょうか。

わずか数日間のできごとでしゅ。
甘い死の悲しみ。

生きていても
つらく醜いことばかり。

死んでしまったほうが
どんなにいいことか。

L.A.S.Ponderも
演奏会の後とか
宴会の後
もう死んでしまったほうがいいと
思うことしばしばありましゅ。


ロミオとジュリエットといえば
L.A.S.Ponder
少年の日に観て衝撃を受けた
制作:1968年 イギリス・イタリア
監督:フランコ・ゼフィレッリ
製作:ジョン・ブラボーン/リチャード・グッドウィン
出演:オリヴィア・ハッセー/レナード・ホワイティング/
   ミロ・オーシャ/マイケル・ヨーク
音楽:ニーノ・ロータ
を思い出しましゅ。

あの音楽、あの映像美
オリヴィア・ハッセーの愛くるしい姿
思い出しましゅ。

中古ビデオを購入してあるので
その気になれば
いつでも観られるのでしゅが・・・



2007年06月21日(木) DVD サーカスの女王

図書館から借りた
DVD オペレッタ映画
サーカスの女王
作曲:エメリッヒ・カールマン

出演
フェドーラ:インゲボルグ・ハルシュタイン
ミスターX:ルドルフ・ショック
セルギウス大公:エルンスト・フリッツ・フュルブリンガー
バランスキー:ハリー・ハート
メイベル:イシ・オーレン
トーニ:ペーター・カルネル
ほか

指揮:ヴェルナー・シュミット=ベールケ
演奏:クルト・グラウンケ管弦楽団
合唱:ウィーン・オペレッタ合唱団
   グンボルトキルシュナー・シュパッツェン
台本:ユリウス・プランマー
   アルフレート・グリュンヴァルト
監督:マンフレッド・R・ケーラー
製作:1969年 ユニテル ドイツ作品


カールマンのオペレッタ
初体験でしゅ。

サーカスを題材にした
オペレッタ
楽しいでしゅ。

貴族が身分を隠して
サーカスで活躍すると言う
有り得ない設定でしゅが
音楽のすばらしさで
夢のような116分でした。

ヒロイン:フェドーラを演じた
インゲボルグ・ハルシュタインの高音
抜けるようで気持ちいいでしゅ。

もう一組のカップルの
メイベルを演じた
イシ・オーレン
ちょっぴりコケティッシュで
かわいいでしゅ。

筋はわかりきった定型でしゅが
音楽のすばらしさで
ぐいぐいひきつけましゅ。

このDVDも
安く入手できれば
購入して手元においておきたいでしゅ。



2007年06月20日(水) 諸井三郎著 ベートーベン

諸井三郎著 
ベートーベン

旺文社文庫
旺文社
昭和41年初版
昭和49年重版


を読了。

ブックオフで105円でゲットした
文庫本。

受験参考書専門の
旺文社がかつて
発行していた旺文社文庫。

こんな作品も発行していたのでしゅね。

ベートーヴェンの伝記
そして名曲と恋人たち。

著者の思い入れたっぷりな記述でしゅ。

ベートーヴェンの恋愛については
最新学説とは違うところもありましゅが
彼の恋愛をピュアに捉えていて
美しいでしゅ。

楽曲の解説は
著者が作曲家でしゅので
詳細で納得させられるものがありましゅ。

今日は
グローリア アンサンブル&クワイアーの
練習で松が峰教会へ行ってきました。

12月の演奏会で
ベートーヴェンのミサ曲ハ長調を
指揮する片岡先生
平日練習に初登板。

ハ長調ミサのキリエを
たっぷり練習。

この本には
ハ長調ミサについては
ほとんど記載がありませんけれど
彼の中期の隠れた傑作でしゅ。

ベートーヴェンの音楽
もっともっと聴きたいでしゅ。



2007年06月19日(火) 金澤正剛著 キリスト教音楽の歴史

金澤正剛(まさかた)著 
キリスト教音楽の歴史
 初代教会からJ.S.バッハまで
日本キリスト教団出版局
2005年


を図書館から借りて読了。

400ページの大著。
読みごたえがありましゅ。

ほとんど知らなかった
中世以前のキリスト教音楽については
目が開かれるような気がしましゅ。

L.A.S.Ponder
今年グローリア アンサンブル&クワイアーで
「ミサ曲の歴史をたずねて」
ということで
グレゴリオ聖歌のキリエ第1番
パレストリーナのミサ・ブレヴィスからグローリア
モンテヴェルディの4声のミサからクレド
シューベルトのミサ曲第4番からサンクトゥス、ベネディクトゥス
バーバーのアニュス デイ

を歌っているので
大いに啓発されましゅ。

著者が特に力を入れているのは
ギョーム・デュファイ
ジョスカン・デプレ

L.A.S.Ponder
今混声合唱団コール・エッコで
ジョスカンのアヴェ マリア
歌っているので参考になりましゅ。

ジョスカンのアヴェ マリアに関しても
3ページにわたり
詳述していましゅ。

この本
5200円もしなければ
購入して手元に置き
時々読み返したいでしゅ。



2007年06月18日(月) 1821年 魔弾の射手 初演

1821年6月18日
カール・マリア・フォン・ウェーバー作曲
歌劇「魔弾の射手」
ベルリンの王立劇場で初演


L.A.S.Ponder
2007年03月19日(月)
DVD ハンブルク国立歌劇場 魔弾の射手
を鑑賞したところでした。

怖い場面もありましゅが
ハッピーエンドの歌劇で
楽しめました。

ドイツのオペラの中でも
特異な位置を持つ
名作でしゅね。

他の「魔弾の射手」の映像作品も
観てみたいでしゅ。



2007年06月17日(日) 1882年 ストラヴィンスキー誕生

1882年6月17日
ロシアの作曲家
イーゴル・フョドロヴィチ・ストラヴィンスキー
Igor Fyodorovitch Stravinsky
ペテルブルク近郊のオラニエンバウム(現・ロモノソフ)で誕生
 1971年4月6日没

多彩な作曲家でしゅ。

L.A.S.Ponderも
ここ数年彼の作品を
いろいろ聴いていましゅが
心から感動できる作品には
まだ出会っていません。

今年2007年
混声合唱団コール・エッコでは
彼の小品
アヴェ・マリアを
歌っていましゅ。

無伴奏混声4部合唱
1934年の作品でしゅ。

当初の歌詞は教会スラヴ語であったが、
1949年にラテン語に改められていましゅ。

不思議な響きのする曲でしゅ。

アーメンが
いわゆるアーメン終止では
ありません。

この曲
数年前
グローリア アンサンブル&クワイアーでも
歌っているのでしゅが
極めたと言う感じがしませんでした。

この曲について
詳しく知りたいのでしゅが
なかなか情報が
集まりません。



2007年06月15日(金) 青木やよひ著 ボヘミア・ベートーヴェン紀行

青木やよひ著 
ボヘミア・ベートーヴェン紀行
《不滅の恋人》の謎を追って
東京書籍
1995年第1刷


を図書館から借りて読了。

ベートーヴェン没後180年の今年
L.A.S.Ponderの主たる関心は
ベートーヴェンでありましゅ。

恋多きベートーヴェンの生涯の中でも
彼の《不滅の恋人》への手紙
うるわしいでしゅ。

さてその不滅の恋人とは誰か?
その答えを出したのが
ほかならぬ著者青木やよひなのでしゅ。

「不滅の恋人」が誰かについては
以前NHKテレビで
青木やよひの説を
放映していたのを観て
知ってはいましたが
その詳細は
この本で初めて知りました。

本書は著者が
ベートーヴェンの足跡を追い
不滅の恋人を推定していく過程を追った
旅行記でしゅ。

推理小説を読むような緊迫感
ぐいぐい惹きつけられ
どんどん読み進んでしまいましゅ。

今まで読んだ
ベートーヴェンの伝記では
知ることのできなかった
彼のチェコ・スロヴァキア・ハンガリーでの
詳細な足跡。

そして不滅の恋人。
彼はついに不滅の恋人とは
結ばれることがありませんでしたけれど
彼の豊かな恋愛経験は
何事にも換えられないでしょう。

L.A.S.Ponderも
不滅の恋人のこと
思うこと頻りでしゅ。



2007年06月14日(木) VHSビデオ 「ドン・キホーテ」&「コッペリア」

図書館から借りた
VHSビデオ 
クラシック・バレエへの招待
「ドン・キホーテ」&「コッペリア」

フランク・オーガスティンが案内する
名作バレエの世界

発売:TDKコア 1996年 54分

を鑑賞。

ドン・キホーテとコッペリアの
見所と
バレエ界のベテランたちへの
インタビューを収録。

バレエを10倍楽しむ
「ビデオ・ガラ・コンサート」

うーん、いいでしゅ。

このビデオを観ると
ドン・キホーテとコッペリア
全編観てみたくなりましゅ。

ドン・キホーテは
混声合唱団コール・エッコの
S.K.さん、H.S.さんが出演した
2007年4月22日
サン・セレッソ バレエ スパニッシュ コンサート
会場:佐野市文化会館大ホール
で全編鑑賞していましゅ。

なつかしいでしゅ。

バレエ
あまりなじみがありませんが
映像作品でも実演でも
もっともっとたくさん
鑑賞したいでしゅ。



2007年06月13日(水) ロマン・ロラン著 苦悩の英雄ベートーヴェンの生涯

ロマン・ロラン著 
新庄嘉章(しんじょうよしあきら)訳
苦悩の英雄ベートーヴェンの生涯
角川文庫2066
角川書店
昭和37年初版
平成7年改訂初版


を読了。

古い本でしゅ。
ロマン・ロランの崇拝する
英雄ベートーヴェン像が
浮かび上がりましゅ。

近年のベートーヴェン像とは違い
苦悩に立ち向かう英雄としての
姿が著しいでしゅ。

一時代前は
このようなベートーヴェン像が
幅を利かせていたのでした。

ロランはベートーヴェンの少年時代に取材した
一大長編小説「ジャン・クリストフ」を
書いたのでした。

L.A.S.Ponderも
大学生時代
物理学の助教授の勧めで
この本を夢中で読んだものでした。

困難をものともせずに
立ち向かう青年ジャンの姿に
感情移入したあの頃。

懐かしい学生時代を
思い出しましゅ。



2007年06月12日(火) VHSビデオ モンテヴェルディ 歌劇オルフェオ

図書館で借りた
VHSビデオ映画
歌劇オルフェオ
作曲:クラウディオ・モンテヴェルディ

配役
オルフェオ:フィリップ・フッテンロッファー
エウリディーチェ:ディートリンデ・トゥルパン(演技)
         ラシェル・ヤカール(歌唱)
希望、音楽の女神:トルデリーゼ・シュミット
シルヴィア、プロセルピナ:グレニス・リノス
カロンテ:ハンス・フランツェン
プルトーネ:ウェルナー・グレッシェル
アポロ:ローラント・ヘルマン
ニンファ:シュザンヌ・カラブロ
牧人1:ペーター・ケラー
牧人2、霊1:フランシスコ・アライサ
牧人3、霊2:ルドルフ・A・ハートマン
牧人4、霊3:ヨゼフ・ディーネ
牧人達、ニンファと霊:チューリヒ歌劇場合唱団
合唱指揮:エリック・ワイデル
チューリヒ歌劇場バレエ団

チューリヒ歌劇場モンテヴェルディ・アンサンブル
指揮:ニコラウス・アーノンクール
演出:ジャン・ピエール・ポネル
日本語字幕:小瀬村幸子
    
1978年ユニテル

を鑑賞。

L.A.S.Ponder
初めてのモンテヴェルディ歌劇
そして初めてのバロック・オペラ

バロック期のオペラ
退屈かと思いきや
なかなかどうして
劇的で迫力十分でしゅ。

ポネルの演出力のすごさと
古楽器を駆使した
アーノンクールの音楽の
豊かさ。

ビデオの劣化のせいか
途中雑音がひどいでしゅが
音楽のすばらしさは
堪能できました。

それにしても
ポネルの演出
すごいでしゅ。

古代ギリシャを思わせる場面と
オペラを鑑賞する
バロック期のイタリアを思わせる場面
うまく使い分けていましゅ。

まるで夢のような歌劇
オルフェオの悲劇
最後は父アポロによって
天に上げられるオルフェオ。

古代ギリシャの衣裳とメイク
牧人2を歌うアライサの歌唱力
合唱団の迫力
バレエ団の踊り
どれもこれも
きちんとしていて
観ていてすがすがしいでしゅ。

確か図書館には
モンテヴェルディ作曲の
歌劇ウリッセの帰還
のビデオもあったはず。
これも早く観たいでしゅ。
   



2007年06月11日(月) VHSビデオ メト レヴァイン 歌劇トロヴァトーレ

図書館で借りた
VHSビデオ
歌劇トロヴァトーレ
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
台本:サルヴァトーレ・カンマラーノ

配役
ルーナ伯爵:シェリル・ミルンズ
レオノーラ:エヴァ・マルトン
マンリーコ:ルチアーノ・パヴァロッティ
アズチェーナ:ドローラ・ツァーイック
ほか

指揮:ジェイムズ・レヴァイン
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
メトロポリタン歌劇場合唱団
合唱指揮:デヴィッド・スティヴェンダー
制作:1988年10月
メトロポリタン歌劇場ライヴ収録
日本語字幕:小瀬村幸子


を鑑賞。

解説を先に読むと
救いのない悲劇とあるので
ビビリながら鑑賞。

L.A.S.Ponderの知っているのは
ジプシーたちの歌う
アンヴィル・コーラスだけ。

さすがヴェルディ中期の傑作。
音楽すごいでしゅ。

主役の4人の歌唱力も素晴らしく
アリア、重唱が終わるたびに
盛大な拍手が続きましゅ。

脇役陣の歌唱力も
主役級に見劣りせず
合唱も迫力十分でしゅ。

物語は
ルーナ伯爵と
マンリーコ(トロヴァトーレ=吟遊詩人)
が政敵で恋敵。

マンリーコの母アズチェーナが
実は実の母でなく
彼女の復讐が
絡むという大悲劇。

吟遊詩人として現れる
マンリーコがすぐに
ルーナ伯爵の政敵とわかってしまうのは
展開が早すぎるような気もしましゅが
息を継がせぬ展開
小気味いいでしゅ。

マンリーコを愛する
レオノーラに
横恋慕するルーナ伯爵の
愛もよくわかりましゅ。

3人の愛情が絡み合う中
ジプシー女アズチェーナの
復讐劇が我知らず進行するのでしゅ。

15世紀初頭のスペインという
設定を
メトロポリタン歌劇場の
舞台装置・衣裳は
忠実に再現し
違和感なくオペラに
没入できましゅ。

吟遊詩人といえば
学生時代に上演した
辻邦生作
「ポセイドン仮面祭」で
吟遊詩人を
L.A.S.Ponderが
演じたことを
思いだしましゅ。

劇中L.A.S.Ponderも
牢の中で2曲歌いました。

もちろんパヴァロッティとは
比べものになりませんが。

ヴェルディの歌劇を観るのは
アイーダに次いで
2作目でしゅが
他のオペラも
観てみたいでしゅ。



2007年06月10日(日) 2007年 栃木県合唱祭

2007年6月10日
第44回栃木県合唱祭
会場:栃木市文化会館大ホール

主催:栃木県合唱連盟・朝日新聞社

L.A.S.Ponder
今わらじを脱いでいる
グローリア アンサンブル&クワイアーは午前の部4番目。

朝10時と言う悪条件
開会間もない時刻で
客席も閑散とした中
70名で
グレゴリオ聖歌のキリエ第1番と
パレストリーナ作曲ミサ・ブレヴィスから
グローリアを歌いました。

通常は有り得ない
70名の大合唱での
グレゴリオ聖歌、
ルネサンスのポリフォニー
響きの良い
栃木市文化会館大ホールで
どのように響いたのでしょうか。

グローリア アンサンブル&クワイアの
ホームページで
http://www.gloria-e-c.com/
演奏の録音が聴けるようになりました。)

L.A.S.Ponder
グローリアの先唱
(初めの9音の独唱)を歌うという緊張感で
ちょっと舞い上がっておりましたが
大過なく終了。

客席からはどのように
聞こえたのでしょうか。

演奏を終えた後は
客席で
他団体の演奏をゆっくり鑑賞。

午前の演奏では
最後に歌った
矢板東高校合唱部
Clemant Janequin(クレマン ジャヌカン)作曲
Le chant des oyseaux(鳥の歌)
が絶品でした。

鳥の鳴き声を模したこの曲
本当に鳥たちが歌っているような
錯覚を覚えました。

午後は全部聴きたかったのでしゅが
カミさんが早く帰りたいと言うので
20番目の
佐野女子高校コーラス部まで
聴きました。

L.A.S.Ponder
熱烈なファンである
Lux aeternaさまは
ローリゼンの
O Magnum Mysterium(おお 大いなる神秘)を
神秘的なまでの
深遠なアンサンブルで
会場をシーンとさせました。

Lux aeternaさまの
次に歌った
宇都宮室内合唱団ジンガメルさんも
L.A.S.Ponderの好きな
ウィリアム バードの5声のミサから
Kyrie、Gloriaを快演しました。

この曲も全曲
歌ってみたいでしゅ。

佐野女子高
43名ながら
独特の透明感の高い発声で
ビクトリアの
Domine non sum dinusを
聴かせてくれました。

午後の部では
聴きたい団体、
聴きたい曲が
いくつもあったのでしゅが
カミさんの要望で
泣く泣く退出。

L.A.S.Ponder
もうひとつわらじを脱いでいる
混声合唱団コール・エッコは
今回バスの人数がそろわないため
無念の欠場。

7月の佐野市民音楽祭に
向けて鋭意準備中でしゅ。



2007年06月09日(土) 2007年 高級アルコール工業(株) 成田山

高級アルコール工業株式会社

高校のクラス会で
千葉県成田市にある
高級アルコール工業株式会社を見学。

ここは同級生のKが社長をしている
零細企業で
成田市の工業団地の一角にある。

Kは東京工業大学工学部附属工業高校
 (現・東工大附属科学技術高校)
工業化学科を卒業後
山形大学工学部、同大学院を経て
父親の会社を継ぎ
今は社長として
研究開発の指揮と
会社の経営を
兼ねていましゅ。

われわれのクラス32名の中で
一番成功している人間でしゅ。

彼の案内で
研究室と工場を
見学する。

高価な分析機器や
合成、蒸留施設を見て
実験、工業実習に明け暮れた
工業高校時代を思い出しましゅ。

有機溶剤のにおいが
暗く悲しい高校時代を
思い出させましゅ。

一番熱心に見学したのは
恩師で3年のときの担任
N先生(専門は物理化学)でした。

ちなみに社名の
高級アルコールとは
長い炭素鎖にOH基がついたもの。

東京江戸川区から
大栄工業団地に移転したときには
当時の町長が
高級アルコールを高級酒と勘違いして
町の名物にしてやるとか
成田空港の売店で成田土産として
販売してやるとか言われ
困惑したと言う。

彼の工場では
化粧品の原材料としての
高純度高級アルコールやエステルを精製し
シャネルや資生堂など
化粧品メーカーに出荷している。

従業員わずか50人の零細企業が
世界最先端の製品開発に携わっている。

日本の零細企業も
なかなかがんばっていましゅ。

1時間の予定が少々延び
空腹口渇状態で
成田市街のすし・創作料理
一幸(いちこう)へ。

うまい刺身、てんぷらに
抑制が効かず
昼間から暴飲暴食。

サントリー・プレミアム・モルツを
がぶがぶしちゃう。

いい加減酔いが回って
できあがったところで
最終目的地
成田山新勝寺へ。

信仰心の無い中年男9人が
わいわい言いながら
成田山を一周。

仏教美術にちょっぴり関心がある
L.A.S.Ponderも
酩酊状態と
時間の制約で
まともに鑑賞できず。

いつかしらふで
ゆっくり鑑賞したいでしゅ。

往きは日暮里から
京成本線で京成成田まで
1時間少々でしたが
帰りは国鉄成田駅から
成田線、常磐線を経由して
ゆっくり上野まで。

若い頃なら
成田か東京で夜遅くまで
遊んで帰るところでしゅが
どこにも寄らず
7時過ぎには
自宅に帰着しました。



2007年06月07日(木) VHSビデオ ナクソス島のアリアドネ

図書館で借りた
VHSビデオ 
歌劇ナクソス島のアリアドネ
リヒャルト・シュトラウス作曲
台本:フーゴー・フォン・ホフマンスタール

配役
プリマドンナ・アリアドネ:ジェシー・ノーマン
ツェルビネッタ:キャスリーン・バトル
作曲家:タティアナ・トロヤノス
テノール歌手、バッカス:ジェイムズ・キング
音楽教師:フランツ・フェルディナント・ネントヴィヒ
ハルレキン:ステファン・ディクソン
ブリゲルラ:アンソニー・ラチューラ
スカラムチョ:アラン・グラスマン
トルファルディーノ:アーサー・コーン
舞踊教師:ジョセフ・フランク
水の精:バーバラ・ボニー
木の精:グェネス・ビーン
山彦:ドーン・アップショー
執事長:ニコ・カステル
ほか

メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
1988年メトロポリタン歌劇場ライヴ収録


を鑑賞。

リヒャルト・シュトラウスの歌劇
初体験。

1912年初演
1916年大改訂再演のこの歌劇
果たして楽しめるかどうか
心配でしたが
結構良くできた歌劇で
十分楽しめました。

プロローグの第1幕と
歌劇そのものの第2幕。

18世紀前半の大富豪邸で
ナクソス島のアリアドネを
上演すると言う設定の第1幕。

大富豪の気まぐれで
アリアドネの悲劇と同時に
コメディア・デラルテの茶番劇を
上演することになり
出演者は大混乱。

それでも劇は上演され
最後は大団円。

堂々たる体躯の
ジェシー・ノーマン
汗だくの熱演もさることながら
小柄で可憐、ちょっぴりコケティッシュな
ツェルビネッタを演じる
キャスリーン・バトルが
歌もすばらしく
見栄えがしましゅ。

合唱こそないものの
いくつかの重唱に
聴き所があり
タイトル・ロールのアリアドネと
ツェルビネッタの
長大なアリアも
聴きがいがありましゅ。

ツェルビネッタを取り巻く
3人の男たちのアンサンブルも
面白おかしく
劇としても楽しめましゅ。

深い感動は無いものの
R・シュトラウスの世界
堪能できました。

R・シュトラウスの
歌劇バラの騎士も
観てみたいでしゅ。



2007年06月05日(火) 南河内公民館 第1回アルトリコーダー入門講座

2007年
下野市南河内公民館 
第1回アルトリコーダー入門講座


以前要望していた
公民館のリコーダー講座が
開催されるので
非常に厳しい日程ながら
応募し
行ってきました。

参加者は10人応募中8人。
講師陣は
リコーダーとアカペラアンサンブルグループ
「ヴェール」の人たち。

講師陣の一人
B先生は
以前南河内中央公民館東分館の
混声合唱講座でも
お世話になった先生でしゅ。

初めに
ヴェールのメンバー4人による
リコーダー四重奏の演奏がありました。

これがすばらしく
リコーダーアンサンブルへの
期待がいや増しに
盛り上がりましゅ。

L.A.S.Ponder
アルトリコーダーに触るのは
すごい久しぶりでしゅ。

というか
学生時代
宇都宮短期大学の学生さんと
ソプラノリコーダー2重奏を
お願いしていて以来
リコーダーには
ほとんどご無沙汰だったのでした。

今回の公民館講座では
4回の講座で
アメージング グレイスを
吹けるまで
ということでした。

ところが
参加者の多くが
小学生程度のリコーダーの素養があったため
第1回で配布された教材と
アメージング グレイスが
吹けてしまいました。

そこで終了後
感想とリクエストの時間があり
L.A.S.Ponderは
易しいバッハを
リクエストしました。

次回再来週は
新しい教材が
用意されるはずでしゅ。

リコーダーアンサンブルは
L.A.S.Ponderが
昔からやりたかった音楽のひとつでしゅ。

青春の思い出の
リコーダーコンソート。

思い出しては
涙が流れましゅ。

わずか4回の講座では
できることは限られていましゅが
それでも
すごく楽しみでしゅ。



2007年06月04日(月) 歯の衛生週間 6月4日~10日

歯の衛生週間 6月4日~10日
昔は
虫歯予防デー(日本歯科医師会)だったそうでしゅ。
 1928年~1938年

歯は大切な臓器のひとつでしゅ。

歯の大切さは
いくら力説しても
したりません。

お年寄りを見ていると
歯の無い人の多さに愕然としましゅ。

哺乳類、爬虫類にとっては
歯を失うことは致命的でしゅ。

音楽を演奏する人間にとっても
歯はとっても大事でしゅ。

歯がきちんとそろっていなければ
うまく歌うことも
管楽器を演奏することも
かないません。

声楽家、管楽器奏者以外でも
歯がくいしばることができなければ
力のこもった演奏は
困難でしょう。

わたくしも
若い頃からの不摂生で
だいぶ歯を痛めていましゅが
幸いまだ27.5本残っていましゅ。

合唱を続けていく上でも
歯を大切にしていきたいでしゅ。

明日は
下野市南河内公民館主催の
アルト・リコーダー教室に
行ってきましゅ。

リコーダーも
前歯が無ければ
絶対うまく吹けないでしゅよね。

これからは
もっと歯を
大切にすごしたいでしゅ。



2007年06月03日(日) 1875年 ビゼー没

1875年6月3日
フランスの作曲家
ジョルジュ・ビゼー
Georges Bizet
ブージバルで没

 1838年10月25日生まれ

ビゼーといえば
カルメンでしゅね。

最晩年に作曲され
生前は成功しなかった
オペラでしゅが
今では
名曲ぞろいのオペラとして
評価が高いでしゅ。

L.A.S.Ponderも
今年2月24日、2月28日と
歌劇カルメンのビデオを観て
すっかり魅了されてしまいました。

いつか実演を
観てみたいものでしゅ。



2007年06月02日(土) VHSビデオ グラインドボーン音楽祭 フィデリオ

図書館で借りた
VHSビデオ
ベートーヴェン作曲
歌劇フィデリオ
台本:J.N.ブーイ
翻訳・改稿:J.ゾンライトナー、F.トライチュケ

配役
ヤキーノ:イアン・カレー
マルツェリーネ:エリザベス・ゲイル
ロッコ:クルト・アッペルグレン
レオノーレ:エリザベート・ゼーダーシュトレーム
ドン・ピツァロ:ロバート・オルマン
フロレスタン:アントン・デ・リッダー
ドン・フェルナンド:マイケル・ラングドン
ほか

グラインドボーン音楽祭合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ベルナルド・ハイティンク
演出:ピーター・ホール
1980年
日本語字幕:小林一夫


を鑑賞。

フィデリオのビデオを観るのは
2回目。

ベートーヴェンが
完成した唯一の歌劇。
すばらしいでしゅ。

第1幕
牢番の娘マルツェリーネと
牢番の手下ヤキーノ
フィデリオ(実は男装したレオノーレ)の
三角関係
笑わせましゅ。

フィデリオが女と知らない
マルツェリーネがフィデリオに
結婚を迫り
困惑するレオノーレ。

かつては良い仲だったマルツェリーネに
やきもきするヤキーノ。

そして
娘マルツェリーネと
フィデリオを結婚させようとする
牢番ロッコと
ますます困惑するレオノーレ。

マルツェリーネを演じる
エリザベス・ゲイル
ちょっとふくよかで
柔和な笑顔
L.A.S.Ponderの好みでしゅ。

レオノーレの愛する夫
フロレスタンに危機迫る
第2幕
どきどきしましゅ。

そして愛と真実と正義の勝利する
終幕
解放された囚人たちと
家族の大合唱が
いやが上でも
フィナーレを盛り上げましゅ。

劇は単純な救出劇でしゅが
観て聴いてほれぼれしましゅ。

ベートーヴェン渾身の
歌劇。

ほかにも
フィデリオの
映像あれば
観てみたいでしゅ。


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