毒茄子
レガお君



 疲労の月曜

くたびれた。

ここんとこ実習三昧で
学校へは寄り付かない。
が、講義も迫ってるから
準備もしないといけないんだけど
この状況で何時やれと言うのだ。
だから久々に学校へ行くと
残業はかなりのボリューム。

ただでさえ帰りが遅くなってるのに
よりによって雨量の多い時間帯で
電車も込んでて最悪。
東行きの電車はガラガラで
それこそ1両に数人しか乗ってない。

なのに西行きは人がぎっしりで
熱気で窓ガラスが曇ってる。
しかも電車は遅れてる。
うわーん。
私も早く東へ引っ越したい。
それなら朝も夕方も通勤は楽。
そういう小さな潤いが
ストレス軽減に大きく役立つのだ。

今週はいきなり6月最忙週。
その月曜を華々しく豪華残業で幕開けで
明日からは連日受け持ち患者の手術。
学生は患者の手術時間に合わせて
朝早く行ったり夜までかかるんだけど
私はそれの全てに付き合う。

ある日は朝8時病院集合で
朝イチの手術出しについて
最終17時帰りの手術後2時間の観察付き。
さすがにへこたれそう。
合間に初めての基礎分野の講義もある。
「やりきったらさぞかし
お酒が美味しいだろうなぁ」と思ってたら
新居の保証人になってもらうのに
高校教師の実家に挨拶に行かねばならない。
ぎゃー。

帰ったら不動産屋から連絡があって
新居の家賃交渉がうまく行ったらしい。
募集の金額から7000円引きで
その分敷引がアップする。
でもその敷引も半年ほどで
元が取れる金額だからまぁいいや。
8月入居でも家賃は7月分からでいいし
見事に思うように事が運んでヤレヤレ。

5月が終わってしまった。
西行き満員電車で帰るのも
何気にあと8回ぐらい?
と先の事を考えるより
今週のアセスメントをどう指導するか
それを第一に考えよう。

相変わらず逃げがちな毎日。

2004年05月31日(月)



 勝負の姿勢

暑い。

今日は車でお出かけ。
新居が決まりそうなので
ご近所をウロウロしてみる。
高校教師の関心は
近くにレッドバロンがあるかどうかで
私は飲食店にスーパーと
クリーニング屋さん。

日曜の真昼間で道は混む。
スーパーは自転車圏内だけど
真夏の昼間はブルーだなぁ。
ダイエーが24時間営業らしいから
夜になってから散歩がてら
出かけてもいいんだけど。

近くにいい規模の公園もあって
そこで私が酔っ払っても多分
高校教師につれて帰ってもらえそう。
ゴールデンウイークに近所を歩いた時
いい感じの地酒屋さんがあって
マンションの前も普通の酒屋だから
アルコールには事欠かない生活だ。

スーパーも病院も交通機関も公園もあり
生活環境としては申し分ない。
それがお家賃に反映されてるみたいで
実家の近所にゴロゴロあるレベルの
一戸建ての値段が5000万を超えるらしい。
土地の値段って怖い。
だいたい、駐車場に2万って。
実家周囲は6000円。

昨夜、高校教師が
ぷよぷよ勝負を持ちかけてきて
受けて立ったんだけど
特に何も賭けはしなかった。
奴はずっと辛口レベルでやってて
私は楽に甘口から始める。
で、私が8タテをお見舞いして
「悔しかったらレベル下げたら?」
と言っても奴は聞かない。

まぁ何も懸ってないから
負けたけりゃ負けろで放置。
でもこの調子なら勝負を受けて
ダイヤのピアスか何かを
おねだりしてみようかなぁと。
こういうのって性格が出るのかも。

ぷよぷよ勝負では
「とにかく無理なくレベル低めで
大きな連鎖は組まずに
こつこつ邪魔をして勝ちは拾う私と
意地でもレベルを落とさない高校教師」
なんだけど、新居を探すときには
「うっかり贅沢しがちな私と
渋く余裕を欲しがる高校教師」で
うまく補完ができてるのか?

いつか喧嘩になりそうな気がしないでもない。

2004年05月30日(日)



 新居探し物件見学

よい天気。

昼に不動産屋さんと約束をしてるので
早めに出て梅田でランチ。
だいたいお店の開く11時少し前でも
すでに人が並んでたりするから驚く。
入ったお店はパンが食べ放題で
しかも種類がいろいろある。
女の人の一番好きそうな
「沢山の種類を少しずつ」
見事にマッチしたお店だったりする。

で、私も女の端くれとして
あれこれ種類があるのを
ちゃあんとひとつづつ頂く。
そこで思いついたのが昨日の続きで
家電おねだりモードに突入。

「なぁ、ホームベーカリーほしい。
チーズ山ほど入ったパンとか
バジルのパンとかおいしそうやん。
それが家で焼きたてて食べられるねんで。
って言うたらな、ほんまに作るんかい
って言う顔で見てるやろ」
と奴の突っ込みも先取りしておく。
図星なので奴は何も言わず。ふん。

食意地は張ってるので
お座敷てんぷら鍋とかビビンバ用石鍋とか
魚焼き七輪とか温泉玉子器とか
あれこれ欲しい道具はある。
が、置く場所の余裕も
飽きずに使い続けるのかも不明。

今日は先週FAXをもらってた物件の見学。
一番気に入ってたけど家賃の高い物件は
他の会社が先に見学予約を入れてて
しかもそれで決まりそうであるらしい。
もともと無理めだったので
あっさり諦める事にしたら
今日退去になったばかりの
ものすごい掘り出し物があるという。

2LDKなのに70㎡以上で
家賃は共益費駐車場込みで14万ちょい。
諦めたものより格段に広いし
住所聞いただけで「ひゃー高そう」
という立地条件。
14畳のLDKに8畳・7.5畳って贅沢~。
他の物件の資料には「賃貸マンション」
って書いてあるのに、これだけ
「高級賃貸マンション」って書いてる。

折角だから見せてもらったんだけど
本当に広い。玄関からして半端じゃない。
浴槽も一戸建ての実家より大きいし
ベランダもテーブルセットが置けそう。
収納もたっぷりで、とにかくすごい。
完全に家族で長く住む仕様になってる。

14万ならギリギリ何とかなる。
が、高校教師だけの収入で暮らすのは
ちょっと無理になってくる。
さらに、この仕様は豪華すぎて
この次に住む所を探すとなると
かなり大変になりそう。
不動産のプロじゃなくても
これが掘り出し物だというのは判る。

ずっと住むなら本当にこういうのがいい。
高校教師は「すごいけど現実的じゃない。
広いという事はその分電気代も光熱費も
きっと高くなると思うけどな。」
うーん、確かにそうかもしれません。
でも、ステキ。

とりあえず次の物件。
なにやら凝った作りで
外観で賞をとるぐらいおしゃれなんだけど
そこに重きを置かない私たちなので
もうあっさり却下させて頂く。
で、さくさく次へ行こうと思ったら
ものすごい狭い道に入っていく。

一方通行じゃないんだけど
どう考えても離合不可の箇所があって
地元の人は道幅を把握してるから
少々離れてても離合できる場所で待ってる。
ここをレガおで通るのかと思ったら
かなり不安になってくる。
坂の上なのでベランダからの眺めはいい。

山だから緑も多いんだけど
やはり道は狭くて急で不便。
駅も急な坂の下だから距離にすると近い。
でも、近くに大学があって
そこのスクールバスが毎朝狭い道を行くのに
大学のガードマンが道に立って
バスが通れるよう交通整理をするらしい。
・・・近いのにやっぱり不便。
駐輪場が野ざらしで道端なので
バイクのいたずらを考えるとそこも難点。

で、第3希望にしてた物件。
周りは絵に描いたような住宅街で
広さも普通。家賃も普通。設備も普通。
が、駐輪場は門と屋根がついてて
バイクもいたずらがされにくそう。
駐車場も立体で屋根つきだから
そこは何気に充実設備。

最初の物件は広さ、設備共に大満足で
家賃に少々難あり。
この物件は全てにおいて平均で
さてどうしたものかと思ってたら
不動産屋が「ここは家賃交渉可」と言う。
何でも共益費と駐車場込みで
13万も不可能ではないらしい。
 13万。 13万。 13万。
1ヶ月1万円の余裕は大きいかもしれない。

1万円あれば1年で12万。
12万あれば毎年夫婦で北海道へ滑りに行ける。
14万の物件が贅沢なんであって
13万の物件が本来の身の丈にあってる雰囲気。
貯金もしないといけないんだから
憧れは次にとっておこう。

という事で13万の物件を仮押さえで
家賃交渉してもらうことにする。
これなら奴の収入で生活できるはずで
無理なく貯金も出来そうな雰囲気。
8月頭の引越し予定まで期間はあるけど
転勤や進学と言う動きの少ないこの季節に
次々といい物件は出ない。

あれこれ探すのもくたびれるし
不可がなければさっさと
決めてしまいたいのも本音。
今まで色々言ってた高校教師も
ここはまずまずの反応だし。
という事で新居探しはひと段落。
結局は見事に予算内でカタがついて
2人揃って年回りがいいだけのことはある。

何もかも現実になって行きます。

2004年05月29日(土)



 俺がやる

とりあえず今日を乗り切ろう。

学生の受け持ち患者の手術予定が
変更になりまくって焦る。
実習最終日に手術があっても
その患者さんの回復期が看られない。
でも、すでに受け持ち始めて
術前訓練なんてやってるから
今更受け持ちを変更するわけにもいかず
2人の患者を並行して受け持ち。

学生は多かれ少なかれ混乱する。
という事で患者さんのやりくりと
学生のフォローで午前中は終了。
頼むから記録添削の時間を頂戴。
学生は今日を乗り切ったところで
週末に最初のアセスメントと
初期計画をあげないといけない。
私は今日を乗り切れば
週末は不動産屋めぐりと
差し迫った講義の準備。

どの学生もそれなりに頑張ってて
一番気にしてた成績下位の子も
まずまず流れについていってる。
が、一人予想以上に固い学生がいる。
何を説明してもうつむいて
固い表情で固まってる。
患者さんの愛想がいいと安定するけど
お互い初対面で緊張してたりすると
もうガチガチに固まってる。
頭も人間関係も固いとなると
なかなか難しかったりする。
来週からどうなるかねぇ。

午後からはもう「えいやっ」と
勢いで乗り切ってそのまま大阪へ。
1週間のご褒美にお酒を買ったんだけど
よく冷えた缶入りのお酒は
さっぱりと緑茶割り。

1日働いた後はのどが渇いて
冷たいお茶がなによりおいしい。
だから助手席に転がってる缶を見ると
もう飲みたくてしょうがない。
缶チューハイ片手に阪神高速は大胆すぎる。
ああ、普通のお茶も買っとくんだった。

高校教師宅で冷やし中華と缶チューハイ。
缶のラベルが某お茶飲料とそっくりなので
奴は私がお茶を飲んでると思ったらしい。
なのにどんどん顔が赤くなって
上機嫌になって行く私。

涼しげなお茶の色に奴も一口飲んでみて
「うわっ、酒やったんか」
って、ダイエット中の君には
低カロリー発泡酒を買ってあります。
おいしいかどうかは知りませんが
私の気持ちとして受け取って下さい。

高校教師とあれこれ新居について相談。
家賃は駐車場と共益費込みで14万まで。
南向きベランダとバイク置き場確保
という条件を確認して
電化製品諸々も含めて
どんな出費がいるかなぁと考える。
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ・・・
食器乾燥機で待ったがかかる。

ヒマじゃないんだから
ご飯食べて洗い物したら
食器はさっさと乾かして片付けたい。
なのに高校教師ときたら
「2人分の食器なんて大した事ないから
布巾で拭いたらいい」と言う
やだー。めんどくさいー。
大ブーイングを展開したら
奴はあっさりと「俺が拭いたる」という。
その言葉、忘れるなよ?

という事である狙いをもって
マッサージチェアの購入を提案する。
予想通りそれも贅沢だと却下される。
やだー。肩こりひどいのはやだー。
って計画通りにゴネたら
「そんなん、俺が揉んだる」って。
ふっふっふ。その言葉、絶対忘れるなよ。

さぁ、次は何をふっかけよう。

2004年05月28日(金)



 辛くないのが一番

毎日あっという間。

最近のストレス解消は寝ることで
もっぱら22時台の就寝が多い。
結婚してもこういうのって
可能なんだろうか?
先輩は3歳児抱えて朝5時起床
夕食の下ごしらえをしてから
出勤してるらしい。
そんなん無理~。

毎日実習三昧で
学校に帰るのは月曜だけ。
そろそろどこが自分の職場か
ワケがわからなくなってきた。
病棟では学生に質問攻めにされ
休憩時間は一人ぼっちで
臨床指導者には気を使う毎日で
頼むからふつーに喋れる相手が欲しい。
詰所のすみっこじゃなく
ゆっくり落ち着いて座れる場所が欲しい。

今回のグループに学力難あり学生が一人。
実習が始まる前に他の教員から
色んな話を聞いたけど
なかなか面白いらしい。
前の実習グループに成績もよくないけど
とにかく態度の悪い学生がいて
指導者も困り果ててた。

今回の学生は知識がないから
突飛な内容のアセスメントを書くんだけど
「先生の教え方が悪い」とか
「私ばっかり叱られて」という
他人転嫁な事は言わないらしい。
要領を得ないながらも
じっと考え直すのみ。
ストレスはかかってるので
髪が抜けたりしたらしい。大丈夫か?

だから今回の打ち合わせのときに
また態度の悪い学生かと思った指導者に
「○○さんみたいな子ですか?」
ってチェック入れられるんだけど
「態度は悪くないのです」と答える。
知識が足りない学生の指導は大変だけど
ついてこようと言う気があれば
こちらも見捨てたりはしない。
知識が十分あっても
イチイチかちんと来る言い方をする学生は
関わってて気分が悪い。

「その点、○○さんは知識はないけど
泣きながら鼻水たらしながらでも
何とかしようという姿勢はあります」
って、他の教員から聞いてる。
成績がよくて態度が悪いよりは
数倍いいと思う。

で、その学生が頑張ってる。
今のところ押さえる所は押さえて
ちょっとずつ進歩して行ってる。
前の実習でストレスのあまり
円形脱毛症を作ったらしい彼女を
受け持つに当たっての最初の目標は
「彼女を追い込まないこと」
だったんだけど、まぁ行けそうかな?

ってこれからが本番だったりして。

2004年05月27日(木)



 理想と現実(お金編)

週半ばですが倦怠感はピーク。

昨日から新婚生活の現実に
いきなり直面してたりする。
家賃総額14万の物件を気に入ってたのが
だんだん贅沢に思えてくる。
某サイトに出てる「新婚家庭の支出相場」
の額に家賃を足して
二人で小遣い6万だとすると31万円。

基本的には高校教師の収入で暮らして
私の収入は全額貯金したい。
欲を言えば奴の収入で暮らして
その余り+私の収入全額を貯金したい。
理想を言えば私の収入で暮らして
奴の収入を全額貯金したい。

お金の話になると先輩の体験談が必要で
友達に色々尋ねてみる。
いつも天然ボケ炸裂の友達に
実習のイライラを癒してもらうはずが
お金の話で諭される羽目になる。

やはり削れるのは家賃と食費で
家賃がカツカツだと
夫婦で旅行にも行けず
生活の潤いと言う面では
結構厳しいらしい。
が、夫婦2人の時こそ貯金のチャンスで
やっぱり後の事考えたら
少しの間と割り切って
家賃は抑えたほうがいいらしい。

世の中には1馬力で頑張って
小遣いは1万ぐらいで
毎日節約のためにお弁当なんていう
堅実な奥様はたくさんいるらしく
何だかんだ言っても茄子生活は
金銭感覚をおかしくするものらしい。

という事でちょっとずつ現実に目覚める。
設備が良いに越したことはないけど
別に浴室乾燥や
宅配ボックスなんていらない。
ケーブルTVもいらないし
少々駅から歩いてもいいから
無理のないお家賃にしよう。

という旨のメールを送ったら
高校教師からのレス。
「元々そのレベルになるやろうと
思ってた。」って。
「それって私が現実に目覚めると
予想してたん?」って聞いたら
「目覚めるか目覚めさせるか
様子を見てたところ」とか言う。

目覚めさせるって、王子様みたいに
ちゅーでもしてくれる予定だったのか?
まだ奴にお説教と言うか
諭されたことがないから
ちょっとどんな感じか興味あるけど。
とりあえず当初より6000円安い物件が
現在の第一候補。

1ヶ月6000円あったら
うちの近所なら月ぎめ駐車場が
ふつーに1ヶ月借りられるんだけど。
奴に「月に6000円はどんな感じ?」
って聞いたら「メシなら2週間
本なら1ヶ月以上。毎日するなら避妊」
ってものすごい返事がやってくる。

産むのはもちろん、避妊にもコストはかかる。

2004年05月26日(水)



 成さねばならぬ何事も

くたびれた。

新しいクールの実習が始まって
また患者さん決めて挨拶して
入院と手術の予定にあわせて
全体の流れを組んでから
慣れずに動けない学生に
張り付いて回って・・・。
気苦労は全開。

という事で夕方に高校教師が
メールをくれたんだけど
それにことごとくぶっ壊れたレス。
「なんだかお疲れのようなので
週末はごちそうを食べに行こう」
ってありきたりだけど
嬉しい事を言ってくださる。

が、奴は体重増による禁酒中のはず。
そうか、私がごちそう食べるのを
奴が見ててくれるんだ。
わーい、めっちゃ残酷~。

5月もあっという間に終盤で
新居探しも式の準備も宙ぶらりん。
こないだ出かけたときに
ぶらっとソファを見に行ったけど
住む部屋も予算も未定だと言ったら
ちょっと呆れられた感じだった。
だからひやかしだって言ってるのに。

ソファに合わせて部屋を選ぶほど
家具にこだわりがあるわけじゃない。
どんな感じの部屋にするかも
全くもってno vision。
荷物は山ほどあるんだけど。

一緒に住みだしての生活費も不明。
食費も光熱費も全然わかんなくて
保険料なんてキレイに忘れてた。
ああ、所帯の管理って大変。
こういう事言ってると
奴との会話は事欠かないけど
世知辛いと言えば世知辛い。
やはり結婚は生活だ。

仕事で煮詰まるから気分転換にと
新居の事を考え出したら
それはそれでまた難題が多くて
逃避のしようもない。
仕事だけ、家庭だけと偏るよりは
違う世界があったほうがいい
とか言うけど両方煮詰まると
結構タチが悪いよな。
ああー何とかなるさー。

何とかしないとー。

2004年05月25日(火)



 挫折

疲れた。

月曜だというのに
何だか気持ちがベタっとしてて
明日からまた実習で気分変えなきゃ。
1日レポート添削と会議で潰れて
本日一番癒された仕事は
レジメをホッチキスで止める作業。
ひたすらぼーっと、頭を使わずに
手だけ動くのがステキ。

何だか食欲もなくて
買ってきたポテチ2袋も
手付かずのまま放置。
えー、私って病気かも。
5月病なんて
とっくに時期が過ぎてるんだけど。

目下の楽しみはちょうど1ヵ月後の
eastern youthのリリースとライブ。
どうせお疲れなのには変わりないから
久々に出かけてスッキリしよう。
体力作りもしなくっちゃ。

実習1クールが終わると
学生にアンケートをとる。
そこで実習で学んだ内容に加えて
教員や臨床指導者の評価も出る。
その評価で一人だけ
私と臨床指導者の評価が
逆転してる学生がいた。
ちょっとショック。

臨床でろくにやったことのない
急性期看護の指導は
ハッキリ言って自信なかった。
見せてやれた実践と言うのは
患者さんへの声かけぐらいで
聞かれてもわからない事も多い。
だから本当に基礎看護の部分でしか
関われた実感がなくて不完全燃焼。
後は指導者との調整に徹する。

臨床指導者はその領域での実践のプロ。
教員は浅く広くカバーして
臨床家と一緒にやれれば本来は十分
というのがうちの考え方なんだけど
前の学科はそうじゃなかった。
教員自身がきちんとした
実践をできる分野の指導をするから
やってて工夫のしがいもある。

今回の実習はある意味
臨床指導者に救われた部分が
大きいと言うか大半だから
評価がひっくりかえっても
それは甘んじて受けなくちゃいけない。
でも、わかってるけどショック。

私が急性期の指導をするのと
外科上がりの教員が指導するのとでは
内容に違いは出ると思う。
終末期実習になれば
私も結構いい仕事が出来るんじゃないかと
実はひそかに思ってる。

急性期なら急性期で
ひとつの実習単元を覚えたと思えば
次はまた別領域の実習だから
「2度目の工夫」がしにくい。
進度を一定にするという名の下に
学生の学習内容は
一定になってない気がする。
それが学生に申し訳ない。

この年度末にまた異動の希望はある。
進学コースでもレギュラーでも
教育が面白いのは一緒なんだけど
実習カリキュラムを考えたら
今の学科は離れたいなぁと。
去年関わってた進学コースの学生が
「先生寂しくない?」って
声をかけてくれるんだけど
マジで寂しい。

高校教師は月曜から飲んでるし。

2004年05月24日(月)



 嘘乳Cカップ

タクマのボケ。

今日は衣装選び第2弾。
こないだ買ったというか買わされた
ドレス用下着をつけて出かける。
ドレス用下着はストラップレスブラに
ウエストニッパーがついてて
ブラはCカップ。
中身は全然足りないので
でかいパッドを入れねばならない。

今まで潔く貧乳人生を歩んできたので
パッドの入れ方がいまひとつ解らない。
斜めとか下とか色々試してみて
とりあえず下に。
せっかく肩紐を気にしなくていいから
キャミソールを着ていく。

ああ、Cカップだなんて
大嘘つきながら歩いてる。
今まで見慣れてない大きさのパーツが
自分の身体についてるのは不自然で
街行く人みんなに
私がパッドでサイズアップしてるのが
バレてるような気がしてしょうがない。
皆さん往生際が悪いと思わないで
好きでこんな事してるんじゃないです。

みんなが自分を見て笑ってるとか
不自然なチチだと思ってるとか
ほとんど被害妄想的な気分。
見事に貧乳に適応した人生を歩んでる。

今日はもう、色んなのを着倒す予定。
ウエディング3着とカラードレス3着で
着れば着るほどカラードレス選びは面倒。
どうしても淡い色に気が向かず
黒は出席者の黒ワンピとかぶりそうで
赤系を選んでみるけど
赤は赤で色んな色味があって難しい。

ウエディングはこないだレース刺繍だった。
だから今回はビーズとかキラキラ系で。
前回のAラインから様子を変えて
スレンダーラインも試すけど
ちびっ子にはやはり着映えはしない。
ただどれを選んでもオーソドックスな
「布だけ、単色」のドレスじゃなくて
金ビーズだとかスパンコールだとか
刺繍だとか、柄系のドレスが多い。
自分の趣味が良くわかる。

今回はトレーンが長めのドレスにしたけど
着てみたら長めというか長すぎ。
1着、シャンパンカラーのドレスがあって
もともと私が着たいと思ってた
パゴタスリーブなんだけど
もうヒラヒラのフリフリで
デコルテがどーんと開いた
プリンセスライン。←宝塚系。

絶対カッコよくないけど
童顔の私には似合いそうという自信もある。
だから記念にチャレンジしたら
予想通り、ブリブリに仕上がった。
シャンパンカラーは本当にキレイで
顔なじみも抜群にいい。
でも、デザインはやっぱ強烈で
高校教師はゲラゲラ笑ってる。
「似合うわ。親も多分そんなん好きやけど
おもろすぎや。」それは私も解る。

友達が言ってたけど
最初にピンと来た奴に帰るって
本当にそのとおりだと思う。
高校教師も最初のがいいと言う。
最初のドレスがレンタルで32万。
今回「まだマシかな」と思った
赤いカラードレスが20万。

プランについてる衣装代が50万で
オプションのミキモトのアクセサリーで
すでに5万余分にかかってる。
お色直しのアクセも
無料分が気に入らないとなると
さらに余分の金額が上がっていく。
やっぱお色直しはヘアチェンジぐらいで
ドレスは白だけにしようかな。

家に帰って下着を外したら呆然で
一日つけてると結構疲れる。
下着のあとがクッキリいってて
やはり正直な姿でいるのが
一番楽だなぁと。

ホッとしてたら母親が
FAXの束を持ってきて
学生の看護計画だった。
私が着せ替え人形してる間
彼女は一生懸命考えてたのだ。
ええ、見ますとも働きますとも。
ただしモナコGP見ながらほろ酔いで。
ああ、モントヤのバカ。

一番のバカは、へたくそ実況の竹下。

2004年05月23日(日)



 新郎の女友達

久々に引きこもり。

一日家で授業案をつくる。
パソコンの前で一日仕事しながら
嫌になったらネットで遊んで
また仕事して飽きたらゲームして
また我に帰って仕事して。
さて、今日は何歩歩いたのか。

最近は本当にもう実習三昧で
全然学校へ帰らないから
実習以外の仕事は全く進まない。
先輩はうまいこと自分で
帰校日作ってやりくりしてるけど
不慣れな上に展開の速い急性期実習。
うまく立ち回れない。

久々に昼前までゆっくりして
ノンビリと新聞読んでご飯食べて
マイペースに過ごせるのは
ささやかだけど幸せだなぁと。
外がどんな天気かも知らないし
電話も居留守。

高校教師はコタツをしまうとか
夏服を出すとか言って着々と
用事を済ませてるみたいだけど
こちらはダラダラと目先の事で精一杯。
やっぱり奴のほうが主婦に向いてる。

お気に入りだったポテチの
バジルソルトがまた登場。
長らく消えてて寂しかったけど
とても嬉しい。
なんで復活したのかはナゾだけど
とりあえずは2袋ご購入。
モナコ観戦のお供に
良いモノを手に入れたぞ。

高校教師がメールを寄越して
「後輩が彼氏と別れたらしい」って
それを私に言ってどうなる?
私は女職場だから後輩といえば同性。
一瞬、奴の言う「後輩」が男だと思い込む。
だからレスで後輩をゲイだと設定して
色々話を進めるからややこしくなる。

奴の通ってた大学は女子が多く
女友達はそれなりにいるらしい。
だから奴の友達(男)の結婚式に
友達として女の子も来てた。
それってあまり気に入らない。

一人、歌がうまい子がいて
私たちの式でも歌を歌ってくれるらしいけど
何だか複雑な気分。
だって男女間の友達関係って
あんまり信用してないもん。
ちょくちょくメール来てるみたいだし。

どーせなら私の好きな歌を歌ってもらおう。
大好きな幸福論を歌ってもらって
私がそれで涙するのだ。
新郎から新婦へ歌のプレゼント
それを歌うのが新郎の女友達。
ちょっとでも新郎に恋愛感情があったら
気分悪くて歌えないやろうなと。

性悪モードで。

2004年05月22日(土)



 おっさんの妊孕能力

やってきました生理。

おとといぐらいから頭痛がして
今日はお腹も痛くて最低。
もともと生理不順だったのが
去年後半ぐらいから安定してきた。
生理前に胸が張るようになって
おお、まだ成長の可能性があるのか?
と喜んでたらなぜか
生理痛もきつくなった。

三十路手前で
身体の調子が変わってきたのか
職場を変わって
夜勤がなくなった影響なのか
一般的に言われる女の人特有の変化が
自分の身体に起こるようになった。

基礎体温を測りだして
最初は毎朝36.2℃前後だったのが
ある日突然36.6℃前後になって
それが2週間近く続いた今朝
36.4℃という微妙な体温で
見事に生理が来た。
おお、私もちゃんと女だ。
おっさん性格で小柄で微乳な私にも
子どもを産む機能は備わってるらしい。

先月も生理前は頭痛で
これって俗に言う月経前症候群?
生理周期が安定するのはいいけど
しんどい症状もハッキリしてきて
女の人って大変。もしかして内膜症?
嫁に行ったらまじめに
ピル飲んでみようかと考えたりして。

高校教師は高校教師で
私の体調が思わしくないと
肌荒れも含めて
いちおう心配はしてくれてるらしい。

ありがたいなぁと思いながら
「疲れてるんやったら
こないだもらったエスカップあげよか?
Cカップよりすごいで」って
おバカ全開メールをもらうと気分は複雑。
でもちょっと気になるのはSカップ。
Fカップで100センチだとしたら
何だか20代でも引きずりそう。
バカップルめ。

週末何しよ?
と言われてネタが出ない。
日曜は衣装合わせなんだけど
土日両方出歩くとなると
ちょっとお疲れが溜まりそう。
でも不動産屋めぐりも
ボチボチしなくちゃいけないし
モナコGPもゆっくり見たいし
本当は授業案も作らなきゃだしで
腰が重い。

休もうかな?

2004年05月21日(金)



 二十歳の恋心

20歳の子ばかり3人連れて実習中。

で、そのうちの一人が
病棟にいる医者を気に入った。
レジデント世代の医者で
色白で目鼻立ちが優しくて
今時の若い子が気に入りそうな
男か女かわからない感じの顔。
ありがちー。

「今時の若い子」とか言うと
自分がものすごくオバサンに思えるけど
まぁ実際10歳上なワケだし
あえて反論はしない。

で、若さが溢れてるので外見重視。
彼のガーゼ交換の手際が悪かろうが
電話で要領を得ない話し方をしてようが
独り言をつぶやきながら
カルテを書いていようが
もう、全然オッケー。

さらに外見で年齢を判断できない。
どう見ても30代中盤の医者を
30歳手前だと言ったりしてて
気に入ってる医者も25歳ぐらいかな?
って医者デビューは26だし。

詰所で会えば毎日嬉しそうな顔をして
もう顔がニヘラニヘラと笑ってる。
見事に恋する乙女な感じで
可愛いといえば可愛い。
進学コースの学生だと
こうはいかない気がする。
彼女たちは勤務先で
医者の実態をよーく見てる。
そこは幻滅あるのみ。

あたしにも若い頃はあった。
高校時代は廊下で好きな男の子に会うと
とても嬉しくて一日機嫌が良くて
会えないと何度でも
教室の前の廊下を通ったりした。
目なんて合おうものならもう
一日ボンヤリ。

そんな子も10年経てば立派なおっさん女。
で、嫁に行こうとしてたりする。
若いときは若い子らしく素直に
キャピキャピとはしゃぐのも必要。
ここまで来れば世の中は
醒めて歪んで黒ずんで見える事もある。

この子達の10年後はどうなるやら。
就職して仕事が面白くて
学生時代の彼氏と別れて
ちょっと仕事出来だしたら遊びだして
好きな車買ってみたり旅行行ったりして
1人前になって医者にも手を出して
痛い目見ながらそこで得るものもあって
キャリア伸ばして腹くくって結婚
みたいな。

そんな10年でした。




2004年05月20日(木)



 巻きっぱなしの血圧計

台風が来よるらしい。

学生の記録を見てて
看護問題のネーミングの下手さに驚く。
アセスメントはそれなりに書けてるのに
問題は「車イス移動がスムーズにいかず
夜間頻尿であることからの睡眠障害」
って車イス移動にアプローチするのか
頻尿にアプローチするのか
不眠にアプローチするのか。

車イスがスムーズでも
夜間頻尿だったら患者はしんどい。
頻尿でなくても車イス移動が難しければ
患者の負担は大きい。
だから移動と頻尿と睡眠を
別々に考えたほうがいいんじゃないかと
色々言うんだけど
なかなかうまく伝わらない。
言葉遊びしてるみたいで嫌になる。

誰が最初に看護過程を教えたんやと
ボヤいてもしょうがない。
今ここで出来るだけのことをしないと
この先の彼女たちはどうにも使えない。
実践は結構うまくやってるのに
看護計画にそれを書けないなんて。

ぼちぼち周りが見え出して
実習病院の看護のアラも見えだす。
昨日のカンファレンスでは
安楽を巡って意見の食い違いあり。
「術後回復室にいる患者に
自動血圧計のマンシェットを
巻きっぱなしにするかその都度外すか。」

学生は「拘束感につながるから安楽の面で
一晩中巻きっぱなしは良くない。」
臨床家は「巻いたり外したりする事も
患者にとっては煩わしい。
安楽も必要だけど
急性期の優先順位は安全」だという。
それで堂々巡り。

確かに安全の確保は大切なんだけど
それで安楽が犠牲になるものでもなく
安全と安楽を天秤にかけること自体
何だか違うような気がする。
色んな意見が出るんだけど
どれにも「患者の意見」がない。

患者が何人もいれば
1時間に一回膨らんで仕事をする
一晩巻きっぱなしのマンシェットを
気にならない人もいれば
嫌がる人もいるだろう。
でも、ここでの話は完全に
看護師がどう判断するかという視点。

良かれと思って測定の度に巻きなおしても
患者に煩わしいと思われたら
それは有効なケアではない。
巻きっぱなしを嫌がる人がいれば
夜間1時間毎の測定という頻度では
外しておくというのがケアだと思う。

だからウダウダ話し合う前に
患者に聞けばいいんだと思う。
それで「なぜ巻きっぱなしなのか?」
「なぜ外してるのか?」という時に
患者の意向に添えていれば
いいんじゃないかと思う。

ひとりよがりは嫌い。

2004年05月19日(水)



 茄子捨て山

あぁぁぁぁぁ。

5月がどんどこ過ぎていく。
昨日久々に学校に出勤したものの
会議やらレポートの添削やら
たまりまくった回覧やらを見てると
自分の授業の準備なんて
もう全然始まらない。

新人の教員が吼えてる。
新人といっても御歳37歳のお姉さんで
古巣でも強烈なキャラで
相当有名だったらしい。
臨床経験10数年がプライドの拠り所。
とにかく何に対しても
まず文句を言うところから始める。

環境整備の学内演習で
担当教員がベッドブラシを出したら
今時そんなモノは使わないと言い
無菌操作で綿球缶作りをするといえば
最近はそんなものはディスポだと言い
ベッドメーキングも
業者がしてるところが多いのに
する必要があるのか?って。

学生が就職するところは
モノや人が豊富な実習病院とは限らない。
小さな町の病院ではまだまだ
看護師が包帯を洗って使ったり
衛生材料は病棟オートクレーブ滅菌で
ベッドメーキングなんて立派な週間業務。
そういう、色んな職場に対応できるよう
基礎的な力をつけるのが学校。
学校の役目が全然わかってない。

だいたい、ベッドメーキングをなめるな。
あれはただリネンを敷くだけでなく
ボディメカニクスや個別の環境を考える上で
とても重要な項目なんだから。
そういう一つ一つの項目を
わざわざ演習でやる意味も知らないくせに
まずはとりあえず文句を言うので
演習を企画してる担当教員はゲンナリ。
文句はわかってから言え。

講義を任されてる単元は
彼女がかつて臨床で看てた分野なんだけど
これまた「内容がわからない」
「何をしたらいいのか
きちんと方針を出して欲しい」って
エラい剣幕で主任に詰め寄ってる。

臨床経験10ウン年が聞いてあきれる。
その分野の看護で大事な事なんて
十分わかってるはずなんだけど。
それをどうまとめるかも
教科書を何冊か読み比べたら
だいたいの傾向がつかめるわけで
国試の問題集を読み解けば
ポイントもわかるはず。
そういう知恵はないのか?

出されたモノをなぞるより
思うように授業案作ってみて
そこからアドバイスもらうほうが
工夫のしがいもあって面白いと思うけど。
もともと「私はあれこれ詰め込むより
考えさせる授業がしたい」って言ってたけど
学生に考えさせる前に
自分が頭ひねって講義作ったらどうなのか。

実習に出れば学生を質問攻めにして
実践能力がないと文句を言い
いっぱいいっぱいの学生を見て
「ヨシヨシ、頑張ってる」ってどうやねん。
それで看護の楽しさってわかるか?
私たちがしてるのは
看護「基礎」教育であって
病棟の新人教育ではない。

たまに学校で顔を合わせると
だいたい文句ばかりで
内容もひどいから聞いててウンザリ。
ああ、何でこいつが教員になったのか。
それは友達に「面白いで」って言われたから。
臨床の看護部長も何でこいつを推したのか。
本人が希望したから???

私には「教えたがりなだけでは
教員は勤まらない」って言ったくせに。
待てない、話を聞けない人間に
教員が務まるわけないのに。
部長も昔は教員だったから
わかってるはずなのに。
あ、マジで要らんかったから出したとか?

学校にスタッフを捨てるか?

2004年05月18日(火)



 リタイアの理由

久々に学校へ出勤すると

実習でつまづいた学生が
退学すると言い出してて
本日面接に来るとの事。
元々成績は良くてその実習も
側から見てる分には上手く行ってた。
記録もしっかり書けてたし
元々の感性もいい感じの学生。

なのに辞めたいって。
彼女の中で実習は
全然うまく行ってなくて
本当に体調が悪くて休んだのが
よりによって受け持ち患者の
手術当日だったりする。

術後の観察ができないとなると
そのままでは実習合格はできず
うけもちではない他の患者さんで
術後のプロセスを踏む事になる。
それってかなりの負担でもあるけれど
しょうがないと言えばしょうがない。

彼女は手術日とその翌日は体調が悪く
「週明けは行けると思います」
って言ってたのが、いきなり退学希望。
2年間頑張ってきたけど
途中の実習でしんどかった事は
何度かあったらしい。
今回は最初の実習でつまづいて
このまま1年は乗り切れないと思ったらしい。

選択肢は退学・休学・補習実習。
すぐに結論を出す必要はなくて
ちょっと休んで様子を見ても
良い様に思う。
彼女がなんで看護学校に入ったのか
今はわからないけど
看護や患者さんが嫌になってる訳じゃない。

記録を見ててもいい感じだし
患者さんともきちんと関われてた。
だけど自分では満足行かないって
グルグルと悩んでたらしい。
それをまた他の学生の誰にも相談してない。
弱みを見せたくないのか?

病棟の婦長さんも
「完璧じゃなくていいのよ」って
言ってくださってるのに
彼女にはそれが伝わらないらしい。
プライドが高過ぎるというか
不器用というか何というか
生きにくそう。

その一方でこのまま無理に進んでも
彼女が消耗するだけのようにも思う。
看護はステキな仕事だけど
誰もが楽にこなせる仕事じゃない。
そこを無理に進んでいくのは
彼女も彼女に世話される人も気の毒。

教員が見てる分にはもったいないと思う。
けど、それも彼女の人生だから
ちょっと立ち止まって考え直すのも
大事なんじゃないかなぁと思う。
まだ若いし、やり直すにも十分。

自分の真面目さで潰れる学生もいれば
指導者や教員を責めるばかりで
自分のするべき事は
さっぱりダメな学生もいる。
見事に両極端だけど
どっちのタイプの学生も増えてて
彼女たちの「生き抜く力」って
どうなってるんだろうかと思う。

そういうの、学校では教えてくれないし。

2004年05月17日(月)



 お小遣いバトル

朝から雨。

昨日出かけたし
天気が天気なので
やる事といったらぷよぷよ対決。
本日は私が序盤リードして
途中の勝敗数はダブルスコア。

いきなり高校教師が
「なぁ、月のお小遣いいくらくれる?」
とか言うから「ぷよぷよで決めよう」
というバカらしい話になる。
ちょうど10戦したところで
私が9勝、奴が1勝。
というところでまずは
私が9万の奴が1万。
当然、大ブーイングが起こる。
なら小遣いの話を出すなよ。

毎月ぷよぷよで小遣いが決まったら
コソ練阻止で醜い争いが起こりそう。
毎月10万を戦績で分けるのも
緊張感はあって良いんだけど。良いのか?

連戦のうちに高校教師が調子を上げ
気がつけばかなり追い上げられてる。
おまけに時計もものすごーく進んでる。
気がつけば夕方で一日を潰す。
ゲーム数を数えたら
100戦以上は余裕でしてたらしい。

お互い負けず嫌いだから
「もういい、やめよう」といえなくて
意地になって続けても止める者もおらず
延々とぷよっては
何ともむなしい気分になる。
夕方になって空腹がピークになった奴は
血糖が下がってるのか
注意力も散漫になり勝負終了。
かろうじて私がリードを守りきる。

何を食べようかという話になると
困れば韓国料理系がお気に入り。
二人で近所をテクテク歩いて
ホルモン鍋とビビンバという
お気に入りセット。

味が濃いけど塩分控えめで
野菜もたっぷり食べられる韓国料理は
ニオイさえどうにかすれば
経済的で食欲も満足で身体にも良い。
こないだ曲がりなりにも
友達と二人で用意した食事もキムチ鍋。
ということで唐辛子バンザイ。

お小遣いかぁ。
今は自分が月々いくら使ってるかも
正直把握できてない。
ガソリン代が2万、交通費が2万で
携帯が5000円でネットが2000円?
スカパーが2000円ちょいで
月々決まってるのはそれぐらい。

長らくCDも買ってないし
ライブの回数もめっきり減って
服もスーツを買ったら精一杯で
化粧品も凝ってるわけじゃない。
決まってる使い道がないお金が
毎月どっかに流れて行ってる。
まずは家計簿からなのかも。
ああ、お金の話はめんどくさいけど
大事なのもわかってるから困る。

本当に、毎月何にお金使ってるんだか。

2004年05月16日(日)



 非癒し系

独身生活残り3ヶ月。

という区切りの日に高校教師とお出かけ。
久々にデートらしいデートなので
ちゃぁんとお化粧して
スカートはいて上は透けブラウスで
見事に甘々モードで行く。
で、その反応といえば
「どうしたん!?スカートはいて」
あちゃー。

早めに出てお茶をして
会場がオープンしたら早めに入る。
シティボーイズは3年連続で通ってて
毎年ちょっとずつ席が前へ行ってる。
で、今年はついに段席の一番前で
下が通路だから本当に良く見える。
わーい。

で、何と魚発見。
頭の隅で来るんじゃないかと思ってた。
でも、よりによって週末5回公演で
同じ回じゃなくてもいいのに。
まぁ、土曜の夜を選んだ時点で
一番会う確立は高いんだけど。

一人でずんずん歩いていくから
一瞬一人で来てるのかと思ったら
席を見つけてかばんを置く。
女の子がひとり近づいてきて
それが魚の連れだった。
黒ワンピに白カーディガンで
長い髪をちょっとだけ上げてるという
無難すぎる感じの子。

あのさー、相変わらずエスコートというか
そういう気配りはしないのね。
じゅうたん張りの階段を
高いヒールで降りてくる女の子は
歩きにくそうにヨタヨタしてる。
魚は、手を出さず見てるだけ。
その子が席に座ったら
魚はまた一人で消えてしまう。

魚が戻ってきて魚たちのとなりに
違うカップルが座るんだけど
私はそのカップルも見たことある。
魚の友達夫婦で私も一緒に
オーガスタキャンプに行った事がある。
という事で4人連れ。

魚の行動パターンは全然変わってない。
魚がチケットをとると
必ず人数一杯4人分確保して
自分と連れとのグループにしてしまう。
あの夫婦にシティボーイズの趣味はない。
おそらく魚が企画して
チケットをとったんだろう。
あたしが来るとは思わなかったのか知らん?
まぁそんな事全然気にしない
図太さがある奴だけど。

元々私がシティボーイズを好きで
3年前の音楽担当が魚の好きな石野卓球。
それで見に行きだしたんだけど
何となくはまってるんだろうか?
2年とも私がチケットとったんだけど
今年は自分でとって女の子誘って
友達夫婦誘って来てる訳で。
済んだ女に植えられた趣味、続けるか?

高校教師は隣の私が
昔の男を見つけて
グルグル考えてるなんて露知らず。
高校教師を横に置いて魚を見かけると
私がまだ魚に拘ってるのは良くわかる。
まだって言うか手に入らなかった分
きっとずっと引っかかったままになる。
会わないとキレイに忘れてるけど
会えば気持ちはかなり複雑。

ライブが始まって
今回の音楽担当はPE'Zだった。
PE'Zも魚と一緒にライブに行って
奴も多分私の事思い出してる。
女の方が吹っ切るのが早いって言うけど
私はおっさんが混ざってるから
ちょっと切れは悪いかも。

魚にはもう会いたくないけど
この先魚があちこち遊びに行って
私と遊んだことを思い出して
「今より楽しかったなぁ」って
思ってくれたらそれが一番いい。
手に入らなかった男の幸福ほど
ムカつくものはないから
あたしと遊んだ事を
「一番面白かった」って思わせたい。

ライブが終わって魚に会わぬよう
高校教師と早々に撤収。
美味しいものをごちそうになって
酔っ払ったら手をつないでもらって
電車で立つ場所もかばってもらって
雨が降ったら傘さしてもらって
徹底的に女の子扱いしてもらって家まで。

恋愛相手としては最高だった魚は
一生苦楽を共にする伴侶には苦しい。
自分がチケットとって声かけた女が
歩きにくい階段で困ってても
一人ぼっちにするような男には
辛い時にも救いは期待できない。
いざと言う時支えになってくれる人
じゃないと無償で支えるなんて無理。

こうして負け惜しみか何か知らないけど
ウダウダ言いながら
叶わなかった恋愛もありながら
高校教師と結婚するわけで
そんな人はゴロゴロいるんだと思う。
高校教師だって頭の中はわかんない。
それでも今の奴は私でいいと言うんだから
信じて付いていこうと改めて思う。

キレイ事なんてクソくらえ。

2004年05月15日(土)



 職場選び

1週間が終わって。

今週は読み返しても愚痴ばっか。
誤字脱字も多くて情けない。
全部高校教師のせいだ
という感じの1週間。
明日からまた2日かけて
ぷよぷよで奴をぎゃふんと言わそう。

明日はシティボーイズを見に行く。
毎年恒例の5月公演だけど
去年までは魚と行ってたわけで
その頃はまだ魚と終わることなんて
考えてもみなかった。
やはり1年あると人生は全然違う。

学生と話をしてたら
ぼちぼちと就職の話が出る。
たいてい「どこがいいですか?」とか
「先生のいた所は働きやすかったですか?」
とかいう感じの質問が多い。
不思議と「○○がしたいんだけど
どこの病院がいいですか?」
という声を聞かない。

確かに働きやすさは大切なんだけど
スタッフが働きやすい病院が
ケアの質が高い病院とは限らない。
先端医療を標榜してても
とんでもなく非常識なスタッフがいたり
スタッフの定着率が悪かったりする。
私が今までで見た中で
一番働きやすそうだと思った病院は
みんなのんびり仕事してて肝心の患者は
ナースコールに手が届いてなかったりする。

最初の職場は大切だと思ってる。
卒後教育でそのスタッフの
職業人生はかなり左右される。
当たり前のように勉強を続けられるとか
プロ意識をもって仕事をするとか
根幹にかかわるモノの見方が形成される。
だから職場選びはしっかりやってほしい。

が、出てくるのはどこの病院はしんどいとか
どこの病棟はいじめがひどいとか
1年で何人やめたとかそういう話が主で
どんな看護がしたいというのは
いまひとつ話題に上らない。
確かに看護はビジネスだから
楽に働けるに越したことはない。
でも、何か違和感がある。

やりたいことをやってる人と
そうではない人は同じ環境でも
しんどさの感じ方は違う。
だからしんどくてもやりたい事を
見つけて欲しいなぁというのは
結局はキレイ事なんだろうか?
世間で働きやすいと言われてる所でも
仕事に興味が持てなければ
結局続けられないんじゃないかと思う。

私が就職したとき
うちの詰所は院内にとどろく
「キツイ病棟」だった。でも
ケアのレベルは高かったと今でも思う。
そういうところでしごかれて育って
怖かった先輩たちは異動で去り
詰所の雰囲気は変わったけど
ケアの質は変わらなかった。

職場の雰囲気はどんどん変わっていく。
怖い先輩がいなくなったり
逆に平穏な所に困った人がやって来たり。
だから目先の雰囲気に惑わされず
きちんと自分でその病院のケアを見て
自分がどんな看護師になるのか
きちんと考えて決めて欲しい。

ケアの内容が学生にどれだけ把握できるか
なかなか難しいところだけど
それは患者さんに聞けばいい。
外来にでも行って看護師の雰囲気を見たり
帰りのバス待ちとかしてる人に
ここの看護師さんはどんな感じですか?
って聞いてみれば多分色んな話が出る。

私は偶然、最初の職場に恵まれて
そこで色んな事を学んで
色んな人脈が出来て今の私に至る。
就職する病院が実習を受け入れてなかったら
今の私はなかったし
同じ病院で働いてた人の中には
保健師も専門看護師も認定看護師もいて
今もこれからも私の刺激になる。
学生にはどうせなら偶然じゃなくて
ちゃんと職場を「選んで」欲しい。

さぁ、学生にどこまで伝わるか。

2004年05月14日(金)



 結局相手のせい

昨日は看護の日だった。

今日も仕事は忙しく
ある学生の手術直後の観察に付き合い
並行して他の学生の術前訓練を見て
合間に記録を読んでると
昼ごはんにありついたのは2時。

ちょうど術後の観察で
「腸蠕動音」がどんなものか
聞いた事がないと学生が言い出して
都合よく食後の私の腸蠕動音を
たっぷり聞かせて差し上げる。
ああ、教員って身体張ってるわ。

そんなこんなで気分は穏やかでなく
今日も高校教師に食って掛かる。
一緒に行くシティーボーイズのライブに
「いちおうちゃんとした劇場なので
きれいめのカッコでお越しください」
とメールを送る。
そしたらしばらくレスがない。
怒った?

いつもいつも無精ひげにジーンズ
は大目に見るとして
時折ジャージを羽織るのが許せない。
サッカーのどっか国の
代表ジャージが何か知らないけど
ジャージはジャージ。

で、レスが来て
「きれい目ってどんなカッコ?
普段、汚くてすいません」って。
うー、ちょっとご機嫌ななめ。
普段ずっとスーツだから
休みにくつろぎたいのもわかるのだけど
買い物ならまだ構わないのだけど。

でも奴なりに気に入って着てるから
しょうがないんだよなぁと思いつつ
でも、芝居を見に行くのに
ジャージはないだろうとも思いつつ
怒ってるのかなとちょっと弱気にもなる。

だから素直に
「ごめんなさい。言い過ぎました」
と謝りながらも
「ヒゲ剃ってジャージ以外の
襟付きの服でどうぞ」って
言いたいことは具体的に
ハッキリと述べておく。

私も久しぶりにヒラヒラとスカートはいて
ちゃんと女の子デート仕様に
していく予定だからどうか許して。
最後にフルメイクを披露したのは
おそらく衣装合わせの日だったかな?
かれこれ20日が経とうとしてる。
相手の手抜きは自分の手抜き。
相手は自分の鏡です。

私の手抜きは奴のジャージのせいです。


2004年05月13日(木)



 働く母の敵は暴言茄子

こないだ卒業生がやってきた。

書類を取りにきたついでに
教員相手に愚痴がこぼれる。
彼女は20代中盤で二児の母。
母親に助けてもらって
子どもを育てながら
准看学校から進学コースを経て
この春めでたく希望してた
公立病院の小児病棟に勤務。

そこで彼女についたプリセプターが
28歳独身。その病棟では生え抜きで
同じくどっかの進学コース卒業。
そのプリセプターが
夜勤で彼女に言った。

「あんた、子どもがいるのに
何で3交代の職場になんか来たん?
そんなんでちゃんと
子育てできてるわけ?
話聞いとったらまぁ
それなりにやってるみたいやけど
公立は楽やとか思って来たんちゃうん?」

   は ぁ ?

話を聞いた主任は怒り狂ってる。
横で見てても私が怖くなるぐらいの勢い。
と言いながらどういうつもりで
その看護師がそういう事を言ったのか
本当に奴を屋上からでもぶら下げて
私もゆっくり話を聞いてみたい。

3交代勤務をせずに
親子3人が生きていけると思うか?
子育てってお金がいること知ってるか?
お前が働いてる職場は
自分が言うほど楽なのか?
世間知らずもはなはだしい。

で、新人といえども同僚に向かって
その口の利き方は何?
主任は「小児病棟で子どもしか見てないから
そういうモノの言い方になるねん」と言う。
だいたい自分も進学コースなら
周りにママ学生は必ずいたはずで
その人たちの頑張りも見てるはずなのに。

この看護師は子どもが生まれたら
引退する気なんだろうか?
そうやって看護の世界はベテランの独身と
子どもなしの若手だけで
担っていくものだと思ってるんだろうか?
家庭との両立は考えず看護一筋なら
いいケアができると思ってるんだろうか?
母親が夜勤をする子どもは
ちゃんと育てられてないとでも
本気で思ってるんだろうか?

私がいた職場の場合
子どもがいるスタッフは学校行事や
子どもの病気で勤務を代わることもある。
でも、あらかじめ判ってる行事は
前の月からきちんと休みにしてたし
それで迷惑したこともなかった。
急病の欠勤もみんな受け入れて
ちゃんとフォローしてたし
そういうもんだと思ってた。
だってみんな順番だから。

少子化だと騒ぐけど
結局世間にはこういう人間がまだまだいて
仕事をしたい女性や
働かなくてはいけない女性が
子どもを産むのをためらう原因になってる。
それは若い年齢層にもしっかり根付いてる。

子どもが出来たら仕事は辞めて
それでキレイに未練がなくなるほど
看護は浅い仕事じゃない。
いつも子どものそばにいて
パート程度の働きで3人が暮らせるほど
世の中は甘くない。
28にもなって、それがわからんか?

だいたい「ちゃんとした子育て」って何?
子どもにご飯を食べさせて
教育を与えるために働き
自分の頑張る背中を子どもに見せてやる事は
十分な子育てだと思うんだけど。
どんな子育て論を持ってるか知らないけど
自分の物差しで相手を見て
外れてるモノは攻撃するだなんて
それで小児科看護師というのが悲しい。

子どもがいるとかいないとか
そんなのは職場の人間に
口出しされる筋合いはなくて
プロの職業人としてまっとう出来れば
子持ちでも孫持ちでも
男でも女でもオカマでも
全然構わないと思う。

私たちがきちんと教育して
自信を持って送り出した学生に
そういう中傷をされるのは耐えられない。
仕事の内容を言うならともかく
相手の家庭環境や人格について
とやかく言うなんて最低。

本当に吊し上げてやりたい。

2004年05月12日(水)



 罪の意識

さわやかなお天気で。

実習に行ったら学生が動かない。
GWで休みボケしたのか何なのか
荷物を置いたら後はボケッとしてて
早く本日の担当ナースを探すように
私が急かしてやっと「そうやった」
って動き出す始末。

学校でゴソゴソしてるより
実習の方が面白い。
お昼ごはんからして選択肢が増え
レガお通勤も出来るし
残業も少ないしで条件も良い。

昨日の先輩からのメールのおかげで
ちょこっと気分は楽になったはずが
夕方に高校教師からメールが来ると
それなりにイライラした気分になる。
昨日に引き続いて湿気で
天パがクリクリになってると
またもや写メールがやってくる。

決して男前ではない奴の
画像の悪い前髪アップの写メールなんて
もらってもどうしようもない。
だいたい湿気以前に
カールがかかるぐらいしっかりと
髪が伸びてるのが問題なんじゃないのか?

天パの話題の後は
「○○(明石の飲み屋)
のじゃがバター食べたい」だの
「問題集解くのいやーん」だの
「あら、そう」という
かつてない甘えモード内容の連発で
とどめは「俺、太った?」
太ったんだか浮腫んだんだか知らないけど
胸に手をあてて日常生活を振り返るがよい。

という事で終始そっけないレス。
大人気ないなぁと思いながら
奴の変なテンションの高さを思うと
何かしらやましい気持ちはあるのかなとか
勝手なことを考える。
面白いからもうちょっとだけ放置。

愛想つかされたらいやーん。

2004年05月11日(火)



 目から鱗のアドバイス

機嫌が悪い、天気も悪い。

昨日の高校教師の失言で
機嫌は斜めどころか直立不動。
朝の電車もぼんやりというよりは
イライラしてて困る。
もう、昨日は昨日でショックだったけど
翌日の気分まで壊しやがって許さん。

あまりに気分を害したので
先輩に愚痴メール発信。
その返信で目が覚める。
彼女は去年の6月に結婚して
もうすぐ最初の結婚記念日という
ギリギリ新婚さん。
年齢は私の1つ上?

「あららっ色々とあるんですよねーっ。
あんなこんなを乗り越えてこそ
『嫁』でございます。しかし
旦那様になられる方は正直な方ですよ!
男は絶対に女には勝てないのです。
だから逃げに走る訳ですよ←(私見)。
あてにしては
肩すかしくらった時に腹立つので
最初から自力で戦う覚悟をおすすめします。
では何のために結婚を?
一つは自己成長かもしれません。
正直な彼を許してあげて下さいね。
出来もしないのにハッタリで
『僕が守るから・・・』なーんて
軽く言う男ほど信用できません。
以上オバハンより」

おお、すごい。
一年の結婚生活でこれを言う人って
どんな感じなんだろう?
確かに先輩の言うとおりで
いちいち腑に落ちる。
おかげで何だかスッキリした気分になって
まぁ大目にみてやるかという気分になる。
高校教師よ、先輩に感謝するように
このアドバイスがなかったら
私の機嫌はきっとまだ直っていない。

その高校教師は早い時間に
「今日は何をした?」と
普段にない感じのメールを寄越した。
テンション高く写メール付きで
「天パ(天然パーマ)が湿気で満開」
って言う。
許してやろうと思ったけど
やっぱり意地悪な気分になって
「満開ってこの雨でもう散るやろ?」
とレス。ふん、ハゲちまえ。

理解はしながら感情のレベルでは
なかなか整理がつかないのが難しい。
落としどころを見つけるにも
時間が経たないと収まらない。
「相手に期待しないで」というのは
あちこちで言われてる事だけど
実践するとなると難しい。

先輩にこういう事を言わせた
旦那さんやお姑さんって
どんな感じなんだろう?
まさかこの「ハッタリ君」って
先輩の旦那さんじゃないよな?

確かに正直なのは
ほめておかなくちゃいけないかも。
でも、世の中には
「バカ正直」「嘘も方便」
という言葉があって
人を傷つける正直さもある。

そんな私のモヤモヤを
知ってか知らずか高校教師。
「職場で結婚話が広まりつつあって
いきなり結婚おめでとうとか言われる」
ってメールに書いてくるんだけど
それを聞いて
「皆さんにお祝いの言葉をもらったら
『ありがとう、彼女は今
マリッジブルーの真っ最中です』って
言ってみれば?」という
とんがったレスをつけようとして
いちおう思いとどまる。

思いとどまった私ってえらーい。


2004年05月10日(月)



 もう1ぺんゆーてみぃ

雨なのでお出かけず。

高校教師がぷよぷよを買ってきて
2人で延々プヨる。
気がつけば夕方でラーメン食べて
またプヨる。

高校教師は最初から余裕の辛口で
私は謙虚に甘口から開始。
3戦ほどした時点で高校教師が
圧倒的優勢だったのが
しり上がりに調子を上げた私が挽回。
中辛の私に連敗して高校教師は
レベルを下げるのかと思いきや
辛口のままで連敗を続ける。
妥協して勝っても面白くないのね
でも、生き難そうな頑固さね。

先月の婚礼衣装合わせで
私はカラードレスを2着試した。
一つは超ラブリー系ピンクのドレス。
スパンコールやビーズ刺繍が山盛りで
キラキラときらびやかではある。
もう一着は深いグリーンの
サテンのドレス。
クリスマス時期だから赤い花のブーケ。
ピンクと比べたら地味といえば地味。
だけどスッキリとしてて私は好き。

童顔なのでラブリーなドレスは似合う。
だけど似合うドレスと好きなドレスは
必ずしも一致はしない。
現にドレスを着て撮ってる写真は
ピンク「とりあえず着てみたけどどうよ?」
グリーン「これ、好き」というのが丸出し。

花嫁の衣装となると
婚家の意見も無視はできず
いろんな人に感想を聞いたら
4人中4人がグリーンだと言う。
が、どう考えても母親世代は
ラブリードレスだと言いそうなので
自分の好みで即決するわけにもいかず
いちおう写真を見てもらう事にする。

でその返事が来て案の定
姑がピンクに1票。がーん。
小姑までピンクに1票。がーん、がーん。
一番ややこしい所がピンクに投票で
予想はしてたものの気分は最低。
肝心の高校教師はグリーン派。

高校教師に「どうしよー。
なぁ、聞かれたら俺はグリーンがいい」
ってちゃんと言ってくれる?」
って聞いたら耳を疑う返事。
「えー。女同士のいざこざには
関わりたないなぁ」
今、自分が何言ってるか判ってるか?

女同士って自分の母親と姉と女房。
誰の味方とか言う以前に
もめそうだからって
自分の意見まで封じ込めるのはずるい。
この一言がものすごくショックで
しばらく黙り込んでしまう。
ああ、どうしてくれようか

この際ドレスの趣味はどうだっていい。
趣味が合わないだろうなと思ったから
わざわざ意見を聞いたわけだし。
問題はそこへ奴がどう関わるかで
結婚前から「逃げる」って宣言されて
「はいそうですか」って飲めるわけなし。

気に入らないものを
気に入ってると言えとか
親を説得しろとは言わないから
自分の意見は言え、意気地なし。
意思表示だけしてくれたら
あとは私が「彼もこう言ってるから」って
勝手に利用するんだから。

こうなるとグリーンのドレスは着られない。
わざわざ意見を聞いてグリーンを着たら
「感想を聞いておいて無視した」
みたいにとられるのも嫌だ。
ピンクを蹴ってグリーンも蹴れば
「ああ、他に気に入ったのがあったのね」
ってまだ言い訳も立つ。

この先他のドレスで意見を聞いて
「あのピンクが良かったのに」って
言われたらもうどうしようもないんだけど
無視するわけにも行かない。嗚呼。
もう一事が万事こんな感じで
自分の思いと婚家を立てるのと
やっぱり疲れるものなんだなぁと。

奴は苦し紛れに
「ぷよぷよで勝ったら
いう事聞いたる」って言う。
はぁ?と思いながら勝負は受けて立つ。
結果は私の圧勝。

ざまぁみろ。

2004年05月09日(日)



 教えてお兄さん

今日は友達と会う。

高校教師と私を引き合わせた
友達がご懐妊疑いなので
一緒に産婦人科へ行く。
ご主人は仕事で不在で
一人で行くというから
心細いかもと思っての付き添い。

もともと産科と言うのは
男性にとって居心地の悪い場所らしく
他の友達のだんなは
奥様について行ったものの
いたたまれなくなって外で待ってた。
世の中少子化だといって
街中ではあまり見ない妊婦が
ここでは大集合で変な感じ。

受付で渡された問診票に私の期待通り
旧姓の部首を書きかけた友達。
結婚して3ヶ月になりますが
そんなもんですか?
彼女は看護部長に出す結婚関連の書類に
新しい姓で署名して
旧姓のはんこを押した事のあるツワモノ。
天然バンザイ。

という事で看護師免許保持者ながら
予定日の計算を間違う。
ここは天然では済まされない。
私の計算では12月末から1月アタマで
彼女は「十月十日」で2月だという。
十月って旧暦計算なんですけど。
12月末が予定日となると
見事に私の結婚式と重なる。

彼女達は新郎新婦をくっつけた夫婦として
新郎新婦紹介とか色々お役目を考えてた。
お役がなくても私達の結婚を
誰より喜んでくれてる二人で
私達も彼女達夫婦にお祝いしてもらいたい。
なかなかうまく行かない。
まぁ、ダブルおめでたという事で。

受診を終えて彼女のだんなが帰ってきたら
高校教師を呼んで4人で
夕食を食べる事にする。
最初は4人で外食の計画が
「何か作ろうか」という話になるんだけど
お互い料理の腕には自信がない。

私と高校教師では奴の方がマメで
彼女のだんなは「掃除より料理がいい」
と、1週間のうち結構な日数の食事を
実際に担当してるらしい。
さて、そういう頼りない女二人で
何ができるかと言えばメニューは限られる。

外食を却下して何を作るか。
支度も片付けも楽な鍋にしよう。
材料を切って置いておいて
味付けは彼女のだんなに任せたら
それなりに作った感じをかもしながら
味の責任は逃れられる。
何鍋にしようかと料理の本を見たら
キムチ鍋が目に止まる。

なるほど、キムチ鍋はまずく作りにくい。
という事で買い物に出かけて
最初はキムチ鍋のダシも作るつもりが
店先で「キムチ鍋スープのもと」を発見。
あっさりそれを採用する。
準備してたら高校教師がやってきて
「うわ、作りよる。外食やと思たのに」
って見事にお見通し。

料理に疎い新妻と新妻予備軍が
台所で色々試行錯誤しては
居間にいるだんなと彼氏に
「あれはどうするの?これは?」
と度々質問に行く。
呆れながら根気良く答える男衆のおかげで
おいしいキムチ鍋が完成。
毎日こんな感じなら料理も楽しいのに。

でも、男衆にしたら面倒この上ナシ。

2004年05月08日(土)



 麻酔でグッタリ

1週間終了。

今週は2日しか働いてないのに
とっても疲れた気分で困る。
実習にも行ってなくて
学校でひたすらレポートの添削。
今日は学生のアセスメントを
コメントをつけて煮詰める。

さすがの珍回答がいくらかあって
なかなか和んだ気分で過ごす。
問い「全身麻酔をかけると
身体にどんな作用がでるか」
答え「ぐったりする」
はい正解。っておい。
みんな知恵を絞って必死なんだけど
最初の提出ではあるが個人差も歴然で
さぁてどうするか。

朝の電車の中で隣に座った人が
ゴソゴソと本を取り出す。
ホームで私の隣に並んでるときに
「見たことがある人だなぁ」とは
思ってたんだけど
彼女が取り出した本を見てわかる。

本は心理学の教科書で
彼女はうちの進学コースの学生。
出版社もうちの学校のモノだし
見たことあるというのは
彼女の入試面接を他の教員と一緒にした。

家庭のある彼女は電車の中が唯一
ゆっくり本が読める時間なのかも。
導入のところから読み始めて
ペンで何箇所か印を入れていく。
よく「予習と復習」っていうけど
本当にやってる人を初めて見た。
私自身小・中・高・短大と
予習と復習をきっちりやった記憶がない。

一生懸命教科書を見てる彼女の隣で
私は居眠るか携帯メールのどちらかで
まぁこちらが教員だとはバレそうにないから
普段どおりにのんびり過ごす。

一度社会に出てから看護の道を選び
目的目標をしっかり持ってきている
「オトナ学生」のやる気に勝るものはない。
が、過去にレギュラーの学生で
ベッドメーキングの練習を
90回近くした学生がいたらしい。
成績はトップだったんだけど
職場では長く勤められなかったらしい。

確かに90回はちょっと異常で
シーツとの摩擦で手の皮がむけそう。
本当にそこまでしないといけないのか
そこまでやらないと安心できないって
ある意味判断に問題があるように思う。
真面目では表現しきれない生きにくさとか
頑張っても自信がもてない自己概念とか
大勢の生身の人間相手の職場では
自分を貫き通すのは難しそう。

何事も程度が肝心。

2004年05月07日(金)



 小言限りなし

ああ、日常生活。

連休も終わって働こう。
世の中には今日明日も休んで11連休
という人もいるらしいけど
それはこの際知らん振りで
久々に電車通勤で居眠る。

実習が始まって
久しぶりに大量のレポートを読む。
みなさんご丁寧に
パソコンで打ってくるから読みやすい。
が、誤変換が多すぎる。
出す前にそこんとこお願いします。

あと、パソコンを使い出すと
コピー機能が使えるから
全く同じフレーズが何度も出てきて
沢山書いてあるのを一生懸命読んでも
結局中身は何にもなかったりする。

アセスメントをするのに
文献を使うのは大いに結構なんだけど
丸写しがバレバレなのはいただけない。
術後のアセスメントをするのに
癌の術後の文献を使ったらしく途中で
「癌を切除した後の人生に希望を持ち」
とかいうフレーズが出てきたりする。
患者さんは変形性股関節症で
術式は人工股関節の全置換だし
だれが癌やって?ツメが甘い。

レポートに突っ込みを入れながら1日終了。
夕方には肩がバキバキ目はショボショボ。
これを明日は面接しながら喋り倒して
今度はのどがカラカラになるのだ。
教員2年目になってこのレポートも
ちょっとは要領よく見られるようになった。
けど一番疲れる類の仕事には変わりない。

当たり前の事ながら
レギュラーの学生はまっさら。
血液データを拾えば正常値が頼りで
出血時間が正常値より短ければ
はやく血が固まりすぎる?と悩み
正常値より1gでもヘモグロビンが少ないと
「貧血だ!ふらつき注意!」
ってご大層な計画が上がる。
加減ってどうやって伝えたらいいんだろう。

その割に患者さんがあっさりと
「前も手術したから大丈夫かな?」
って言ってみたらもうそれで
「術前の不安は特にナシ」ってね。
本当に見えやすいものだけが頼りで
私は学生の時どうしてたんだろう。

両親が旅行から帰ってきて
私と高校教師にお土産。
何もいらないと言ってたのに
よりによってアロハシャツ。
よりによってペアルック。
ああ。

派手な柄や色合いではないにせよ
イカツめの高校教師にアロハシャツ。
今時どうやねんのペアルック。
多分一度は着て披露しないと収まらない。
が、それで出かけるのは正直辛い。
「こんなんだったら
チョコレートで良かったのに。」
なぁんて言ったら大喧嘩だから
にっこり笑って「ありがとう」と。

オトナって辛い。

2004年05月06日(木)



 帰省回避希望

連休最終日。

何だかわかんない間に
ゴールデンウィークは終了。
ああ、独身最後のゴールデンウィーク。
次からは帰省やら何やらで
もうダラダラ過ごすのは許されない。

高校教師のご両親は
すでにこの連休は高校教師が
私を連れて実家に帰ると思ってたらしく
奴が一人で帰省したら「え?」
という感じだったらしい。
いちおう私の家族が旅行に出るから
家を空けられないらしいという
まことしやかな理由は言って
その場はしのいでくれたらしい。

しかもその息子が日帰り帰省で
昼前に帰ってきてランチして
夕方には出かけようとしたもんだから
お母さんはご機嫌斜めだったらしい。
が、高校教師は私が実家で
留守番してると言ってるから
帰って私と会うとは言えず
「まぁまぁ」と適当な事言って
大阪へ帰ったとの事。
ああ、来年からは避けて通れない。

今日の午前中は高校教師とまたダラけて
渋滞よけに早めに帰る。
2時すぎに大阪を出たら
見事に渋滞ナシ。
東行きは混んでたけど
結局毎週末22時ごろに大阪を出るのと
全然変わんない時間で帰ってこれた。
バンザイ。

で、帰ってPCを開けたらつながらない。
画面の隅っこでNORTONの地球マークに
赤いビックリマークが点滅中。
もしかしなくてもウイルス?
ちょうど連休前にウイルス警報が出てたけど
まさか本当にやってくるとは。

内容を見てみたら色々出てる。
詳しいことはわかんないけど
攻撃元は1つだけ。
でも侵入試行は76回ってしつこいな。
セキュリティってお金かかるけど
PC壊れるよりはマシだもんね。
どこから飛んできたウイルスなんだか
明日朝から職場のPCは大丈夫かな?

メールをチェックしたら
友達が重要メールを寄越してて
別にファイルも何もついてないんだけど
NORTONが反応した後だけに
ちょっとドキドキで開けたら
ご懐妊報告だったりする。

確かに重要なんだけどね。
おめでたいんだけどね。
あんたってば、私と高校教師の結婚式で
私たちを引き合わせた夫婦として
旦那と二人揃って出席するって言う話は
どーなっちゃうのよ。
今妊娠がわかったら予定日って
ちょうど年末ではないのか?違った?
まぁ、なにわともあれめでたい。

ボードバカの彼女が御懐妊となれば
まぁ先々3年は無理だな。
旦那も彼女も実家は遠くて
助けてくれる人もいなさそうなのに
ボード三昧というのは難しそう。
って言うか出産もどう乗り切るんだか?
私も実家の世話にはなりたくないので
彼女たちがどうやって乗り切るかは
要注意観察という事で。

明日からまた仕事だなんて。




2004年05月05日(水)



 平穏と退屈

大雨だ。

親は旅行に行って不在。
植木の水遣りを仰せつかってたけど
雨が降るなら放置しててよいかな。
という事で一人でいてもしょうがないから
高校教師宅でお泊り。

道はどこも混雑で
渋滞情報見たら道は真っ赤。
普段は使わない湾岸線は
夜景がきれいでなかなかステキ。
2時間弱のドライブも
ちょうどいい距離かな。
という事で昨夜は思いつきで出かけた。

今日は朝からダラダラして
例によって10時には空腹MAXの高校教師。
所持金が9千円という微妙な状態で
回転寿司を食べに行く。
大雨の中歩くこと20分。
早めの時間なのでお店はガラガラ。

臨床を離れて行列に慣れた。
世間と同じ休みだと
電車は混みこみ、ランチで行列
お茶も行列、店も混雑、帰りも混雑で
何事も思うようなペースで進まない。
だから今日のお寿司は空いてて嬉しい。

が、お客が少ない回転すし屋は
大したネタが回ってない。
だから自分でメニューを見ては
あれこれ注文しなくちゃいけないので
結構面倒臭い。
ああ、どう転んでも不便だわ。

お腹が一杯になったら
また歩いて帰って眠くなって
ウトウトしながらDVDを見て
見事なまでのインドア生活。
高校教師は本を読みながら
TVをチラッと見てたりして
私はその辺に転がってる雑誌を
パラパラめくってという
好き勝手なすごし方。

そんなこんなで夕方になって
おもむろに高校教師がお米を洗い出す。
私が家から少しだけ食料を持ってきてて
それでおかずを作ろうと思うんだけど
こちらのレパートリー以上に
調理器具が貧相。

たった一つの鍋にはすでにカレー。
これは奴の明日の食料だから
使えるのはフライパン1個だけ。
ご飯を炊いたところでお茶碗はなく
平たいお皿で「○○丼」状態しか
出来上がりが想像できない。

手持ちで作れるメニューで
ご飯の上にぶっ掛けて食べられそうなもの
と言えば麻婆豆腐。
という事で何が食べたいと言うよりは
何が作れるかという事で献立は決定。
これで色々道具が揃ってたら
それはそれで話がややこしい。
新居を探すのに台所は気になるけど
あまり便利な台所も
言い訳がしにくくて厄介かも。

ご飯を食べたらさっさとお風呂に入って
後は酔っ払って寝るだけ。
一緒に暮らし始めたらきっと
こういうだらけた毎日になるんだろうなと
今から想像はつくけど
それが苦痛だとは思わない。

高校教師は置いといて私の状況は
臨床での病棟異動に始まって
仕事で毎年部署が変わり
仕事の内容と人間関係の変化もめまぐるしく
過去2年は落ち着く暇もなかった。
で、今のところこの先2年もそんな感じで
落ち着かないまますごす予定。
だからこそ毎日の私生活が平穏である事が
どんなに有難いか。

でも、いつかはそんな事忘れて
毎日退屈だってボヤきだすのかなぁ。
人間贅沢には出来てるけど
とりあえず今のことを忘れないように
こうやって書いておかなくっちゃ。

平穏と退屈は裏表だ。

2004年05月04日(火)



 退屈連休

本日は日がな一日仕事。

デスクワークは絶対に持ち帰らない
というポリシーを貫き通せず
6月の講義の授業案を持ち帰り。
で、昼ぐらいまでダラダラして
それから始めたらさっき終わった。
まぁ、出かけたところで
天気も悪いんだけど損した気分。

おとといの夜は高校教師宅に泊まって
昼から妹君と会うべく
大阪を出たのが10時過ぎ。
渋滞は覚悟してたけど半端じゃない。
環状線から西宮まで110分って何?
平日の夜に2時間あれば
大阪市内とうちは往復できるぞ。

神戸線をまともに通ってたら
本当に日が暮れるので久々に湾岸線。
それでも湾岸線なりに混んでて
特に住吉浜の乗り継ぎなんて
見事な渋滞。

途中からガソリンも怪しくなってきて
せせこましくエアコンを緩めたり
オーディオの音量を下げたりで
何だかみじめな気分。
結局2時間かかって帰り着いたものの
GW渋滞という状況では
上出来な結果であったらしい。

で、妹が帰ってきたところで
遊びに行くところもないので
バカバカしい事にまた
妹の一人暮らしの家へ遊びに行く。
山奥に会社の借りてくれた部屋で
楽しく暮らしているらしい。
なぜかモモンガなんかも飼ってるらしい。

ここ最近の一番の関心事は新居。
妹の部屋がどんなものか
参考に見ておかなくちゃ。
で、着いたのはニュータウンの
閑静な住宅街。
2階建てハイツで2LDKで駐車場付き。

入ってみてびっくり。広い。
私も高校教師も「こういうのがいいのよね」
って言いたくなるようないい部屋で
8畳×2間でLDKが10畳。
妹はここで一人暮らしをしてて
スペースが余ってるものだから
ぬいぐるみを20個以上置き
モモンガまでデカいゲージに住んでいる。
何て贅沢な。

これで共益費込みで8万弱。
ああ、お家賃も理想的。
ハイツの1階なので2階の音はするけど
2階に住めばその分マシなはずで
どこを妥協するかと言えば
はやりハイツにするのがいいのか?
この広さは魅力的。

という事で早速写メールをとりまくって
高校教師にご報告。
高校教師も「やっぱり広い所はいいな」って
居住候補地を広げることを決断。
そう、ただでさえデカい高校教師だから
せめて家ではノンビリさせてあげたい。
浴槽は小さめだけど
リビングで185センチの奴が寝転がっても
十分コタツを置いて私の足の踏み場もある。

妹曰く家はこだわってゆっくり探さないと
仕事で嫌なことがあって
家も気に入らないとなると
かなりブルーになるらしい。
まぁ確かにそうだわね。
立地にこだわって狭い家で
プレミアが付いた様な家賃を払うよりは
ちょっと潤い重視の方がいい。

家賃がいる食費がいる光熱費がいる
披露宴にも結構なお金がかかって
買わなくちゃいけない家電もあって
最初からやりくりなんて無理だし
貯金もしなくちゃいけないしで
ああ、お金は大事だ。

働こう。

2004年05月03日(月)



 帰れ、バカ営業

行ってきました不動産屋3軒目。

こじんまりと駅前の事務所で
行ったら営業はまた若い兄ちゃん。
もう、喋りだした瞬間から
あまりお行儀良くないし
頭の回転も速くなさそうで
だめだこりゃー。
1軒目の大手とはもう
雰囲気に格段の違いアリ。

こういう時に不機嫌丸出しなのが
高校教師なので困る。
もともと愛嬌のない顔つきなのに
さらに憮然として座ってる。
で、向こうもその雰囲気を感じてか
愛想は良くない。

その上プランを聞かれて高校教師が
無理めの条件を言うから
営業の兄ちゃんはさらにムッとしてる。
だからあれこれお勧めする事もなく
しーんとした沈黙がしょっちゅう。
黙り込む営業マンを見たのは初めてで
いくら性格のキツイ私でも
この状況では何とか場を和まそうと
変な気を使うのでしんどい。

不動産屋には職業はバラしてない。
不動産屋へ行くからと言って
高校教師は小奇麗にはしない。
いつものカットソーにいつもの無精ひげ。
「職業がわかったとたんとか
スーツ着てるだけで応対を変えるような
しょうもない奴はサービス業ではない。
ああいう奴に限って偉い奴や金持ちに
卑屈にヘイコラするんや」って言う。

判ってるならもうちょっと
小奇麗にしてもいいと思うんですけど?
っていうかそれなら小奇麗にして
相手をうまーく使った方が
賢いような気がするんだけど。

「こちらの身なりに関わらず
式場とか衣装屋の接客は
とても良かった」って言うんだけど
大手外資系ホテルのサービスと
町の不動産屋を一緒にしてはいけない。
そうやって意地張ってたら
何だか決まるものも
決まらないような決まらない気がする。
ああ、憂鬱。

とりあえず見せてくれと言っていた
物件を見に行く事になる。
営業マンが何か聞くと高校教師は
「まぁ」とか「別に」とか
「どっちでも」とか、とにかく感じが悪い。
間にいる私の事も考えて欲しい
と思いながら要領を得ない
営業マンにもムカついたり。

で、見せてもらった物件はいい感じ。
部屋を見るのは初めてだし
気まずい雰囲気を変えようと
テンション高めでニコニコと
あちこち棚を開けたりしては
「すごーい」とか言って
楽しそうにしてみる。

で、ひととおり見せてもらってから
バイクを置く駐輪場を見たいと言ったら
営業マンは場所がわからないと言う。
は?自分の店が管理してる物件の
駐輪場がわからないって何?
やはり高校教師がいけずと言うよりは
営業マンがバカなんだわ。

部屋を見せてもらった時に
ベランダから小さな屋根の下に
自転車が見えたのを思い出して
それが駐輪場じゃないのかと聞いたら
「そうかも」って見に行く始末。
おいおい。

で、駐輪場はめでたく見つかったんだけど
レールが敷いてあって
そこに自転車を入れる仕組みだから
とてもじゃないけどバイクは無理。
「困ったなぁ」って言ってたら
「駐車場を借りるなら
車の後ろのスペースに置いてもいいし
敷地内なら好きなところに止めて下さい。
自動販売機の裏とか階段の下とか。」

車の後ろって車止めと壁の間に
バイクが入るわけもないし
自動販売機の裏って段差の上で
どうやって上げるんだ?
大体、大事なバイクなのに
自販機の裏とか階段の下とか
中途半端な所に置くわけないし。
バイクってどんなのか知ってるか?
屋根の下に置くものだぞ?

他に住んでる人だって
そんなわけのわからない所に
バイクを置かれたら迷惑に決まってる。
そういう迷惑に気を配るのも
仕事のうちじゃないの?
不動産屋のくせに住人の迷惑も
住人が大事にしてるモノも
ぜーんぜん真面目に考えてない。
こいつ自身も自分の住んでるところで
結構回りに迷惑かけてたりして。
そんな奴の世話にはなりたくもナシ。

高校教師が嫌な雰囲気じゃなければ
このバカ営業マンももう少し
客が大事にしてるモノを
一緒に大事に考えたりするんじゃないか
とか思うところもあるけど
相手の雰囲気に左右されて
仕事の内容が変わるのはプロじゃない。
相手の雰囲気が悪かったら
そこを何とかうまくやるのが
腕の見せ所だと思うけど。

見終わって解散するのに
高校教師は会釈程度の挨拶。
今までの不動産屋なら
「有難うございました」とか
「ご丁寧にどうも」とか
ちゃんと挨拶してたのに。

物件は良かったけど
とにかく気分の悪い日。
高校教師に至っては
「いい部屋だけど
住んでるイメージが沸かない」とか
判った様な判らんような事を言う。
イメージが沸かないって
ムカついてたから
考えが及ばんかっただけと違うの?
ひたすら気分の悪い一日。

返せよ休日。

2004年05月02日(日)



 仕事の知恵は生きる知恵

世間は黄金週間ですが。

昨夜21時半を過ぎた頃に
2軒目の不動産屋からFAXが来て
予算帯に入る中で3LDKが出たと言う。
駅から徒歩6分で60㎡ちょいで
築7年で賃貸貸しで駐車場込みで
カーテンや照明もついてて
管理費込みで13万。

「おお!ええ感じやん」と
高校教師に連絡したら
「部屋が増えたら狭い感じで好かん」
って渋いお返事。
まぁ確かに6畳、4.5畳×2、10畳で
キッチンが2畳。
微妙に小さい部屋はあっても使いにくい。

さらに「そのFAXが来たんは何時?
遅かったんやったら
そんな非常識な店信用ならん」って
えらく急に先生みたいな事言うのね。
うちの親は「遅くまで仕事熱心やなぁ」
って言ってたんだけど
高校教師的にはそうではないらしい。
まぁ、奴の言わんとする事もわかる。

って言うか、第一希望の物件を
かなり気に入ってると見た。
気に入らないところを選んで
交渉がうまくいかないのも嫌だし
気に入らない所に住んで
高校教師が帰りたくなくなるのも困る。
下手な交渉はしなさそうだから
おうちは任せようかなと。

私が何でもかんでも意見を通したら
きっと奴は何もしなくなる。
それならわざわざ任せて
「すごーい、さすが」って持ち上げた方が
後々何かと頑張るクセがつきそうな。
嫌な方向に話が転ばないよう
適当に見張りながらやるのって難しい。

とか色々考えながら
それって学生やスタッフを動かすのと
根っこは同じことなんだなぁと気づく。
教員や婦長や看護師が全てを指示してると
学生もスタッフも患者も
やらされてるだけになってしまって
意欲や自主性や個々の思考は生まれにくい。

学習目標の達成やケアの質や
健康維持・管理という面で
守るべきラインを決めたら
その中で相手の工夫できる余地は必要。
結局、人を動かすと言う視点で見ると
仕事の知恵は生活の知恵で
双方に活きるものは多い。

やっぱり看護は面白い。

2004年05月01日(土)
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