なごみのお茶屋さん

  • INDEX
  • TEXT
  • TITLE
  • DIARY
  • BOOKMARK


話題転がし。


A&Cのチャットにこんな話題を落として逃げました(笑)
とりあえず自分の答えはこちらに。


1自分の書いた話の中で思い入れのある作品とキャラクターは何?


 「思い入れ」という点においては「little masic」でしょう。
 記憶喪失をネタにしたライトミステリー。
 学生の頃進路問題から逃げるごとく書いておりました。
 初稿は原稿用紙100枚強、脱稿まで二週間(私の創作人生で最速)おかげで公務員一浪したんでぃ(今となっちゃ笑い話だな)
 ここに出てくる明日美姉妹は私の創作の原点ともいえます。私の理想であり分身。そして黒歴史も背負ってる戦友なのですよ。


2この人の書いたこの作品にもの申す〜


 愛の叫びということで2作。

 ・葉居スイさんの「ラ・キト通りの子どもたち」(PG-12)
  うわーん、私もあの独特の雰囲気書きたいよ〜
  娼館が舞台なはずなのに情景が麗しい。出てくるみんながみんな純粋。
  黒猫とコウノトリに会ってみたいよ〜

 ・sagittaさんの「なきごえは おともなく」
  この作品の特徴は何と言っても「等身大」
  思春期に入った少年少女の心情を描くのがうまいのです。
  学校という空間にいることの楽しさや恐ろしさ、人との付き合い方。
  主人公や周りの人たちのまっすぐで繊細な心がぐさりと刺さるのです。


3創作にあたって、自分が気をつけていることは何?


 なるべくリアルさを追求すること。
 偏った思想を強調しない。主張する際は必ず反面教師となる存在(人物)を与えること、でしょうか?
 現実世界には色々な人がいて、色んな考えがあります。だから意見の食い違いやいささかい、あるいは共感を混ぜることでより深いドラマが出来上がるのではないかと思っています。
 

4あなたの創作に対する愛をぶちまけろ〜


 めちゃくちゃ愛してます。
 鉛筆と紙があるだけ。パソコンに打ち込むだけで私という人間を伝えられることに感謝。
 つたない言葉のかわりに。書くことで、私の世界は広がっていくのです。
 嫌っていっても一生ついていくんだからねっ♪


 ということで、創作語り終わりっ。
 この話題はこちらでも適当に転がしときます。もってけどろぼー

2010年05月30日(日)
ヒーロー見参。


 今更ながらですが、今週水曜日にsideBにお題小説をupしてました。
 携帯拾ったために事件に巻き込まれ、走りっぱなしな男の話。
 ほぼ思いつきだけで書いた展開は書きやすいというか、ここまで書けたのはお題バトルの影響かな、と思ってしまいます。
「お題バトルは考えなしで書くことに集中できるからスランプ脱出にもなる」
 そんなことをおっしゃっていた方がいたのですが、この言葉は本当かもしれません。
 最近書けない書けないと嘆いていたけど、調子上がってきたかな?
 

 以下、拍手お礼です(反転してください)

(5/21)ティギーさん

 お題バトルお疲れ様でした〜そして作品の感想ありがとうございます。映画のようなシーンと言っていただけて嬉しいです。
 真相究明……ネタは頭の中にぽつぽつとあるのですが、記憶を失う前のことは別の話で語られているかもしれませんよ(ぇ

 

2010年05月22日(土)
(ひとり)反省会。

 お題バトル終了〜
 いやー楽しかった。
 書くのは大変だったけど楽しかった。
 私のバトル提出作品は当日の日記に目下掲載中です。
 そして遅ればせながらの(ひとり)反省会。
 今回、自分が書く作品は事前に決めて、お題は当てはまりそうな場所に詰め込むという作戦に出ました。
 一応書けそうなネタを選んだつもりなんですけどね……ははっ。
 本番では緊張しまくり、焦りまくり。
 それでも何とか延長10分で書きあげることができたのですが、もう何というか。
 私の中ではツッコミ所満載だよ。
 何がツッコミたいかっていうとね、話が中途半端なのですよ。
 本来入れようと思ってたエピソードがないから変な終わり方になっている。
 プロット(最後に記載)を見ればわかるのですが、写真とか涙とか、ジャスミンとかが入ってない〜っ
 主人公は自分の過去を振り返ったあとなんですが、本当は喫茶店の壁にかかっている風景写真を見て涙をこぼすのです。
 写真の場所は一度も行ったことがないのに、この風景を見たような錯覚を感じる。
 靄がかかった記憶の中で男の声が響いて、胸が締め付けられて……主人公はここで何かあったのだと察するんですね。
 そして過去を思い出す旅に出る――こんな感じで結ぶ予定だったのですよ。
 でも実際はそこまでたどりつかず、拾った男に求婚され強引に彼女を旅立たせてしまったわけでして。
 そしたら記憶を失う直前のことが強調されて、ミステリ&サスペンス色が濃くなってしまったわけです。
 まぁ彼女については最初からエログロでR満載な過去を考えてたんですけどね(え?)
 このシーンではそう言ったものではなく、失ってしまった人とのつながりというか切なさを出したかったのが本音だったのです。
 チャットでその辺も説明したかったのですが、上手い言葉がすぐに浮かばず……orz
 そんな裏事情があったにも関わらず読んで頂いた皆さんには感謝です。「続きが気になる」という温かい感想に救われました。
 本当、全て終わってしまうと夢のよう。
 でも、とっても楽しかった、の一言に尽きます。
 ありがとうございました〜


 最後に、執筆にあたってのプロットを残しておきます。


 テラスカフェにいる○○の話。
 幸せだった昔を懐古し、怒涛の展開とアングラに生きる今を描く

 風 女子高生 紺色→白いセーラー服 衣替えの季節
 記憶喪失 空白の1年間 カフェ コーヒーの香り 写真 涙
 ジャスミン

 自分からのお題提出 衣替え

2010年05月21日(金)
お題バトル。

キオク

 心の中に風が抜ける。
 窓から見えるのは半袖のセーラーをまとった女子高生たち。気がつけば通りの一帯は白い色で埋め尽くされていた。
 そうか、今日から六月。学校は衣替えなんだっけ。 あれが私の母校の夏服だったんだ。
 コーヒーカップをソーサーに戻した私は眼鏡をほんの少しだけずらして、彼女たちの様子を伺う。
 たわいのない話題にはしゃぐ声。笑顔は明るく、一点の曇りもない。
 彼女たちを見ているといいな、と思う。うらやましいな、とも思う。
 私にもそんな時間があったらよかったのに――

 
 私には高校の三年間の思い出がない。
 その間の記憶がすっぽりと抜け落ちているのだ。
 私が「私」としての記憶は、高校にはいってからの二か月で途切れていた。
 運命のあの日。
 「私」に何があったのかは、断片的にしか思い出せない。
 あの日は両親とケンカをしていた。
 大きな声で叫んでいた。
 部屋に籠った私。
 そのうち火の手が上がって、部屋が煙に包まれて。
 部屋を出ると、床に血に濡れた包丁があった。
 父が何かを訴えて、懐中時計を渡されて――
 そのあとは――思い出せない。


 私が次に気がついたのは、三年後だった。
 目を覚ましたのはふかふかのベッドの上。
 隣りには見知らぬ男がいて、私は交通事故にあったのだと言われた。
 私は繁華街の裏道から突然飛び出してきたのだという。そして男の乗る車に接触したのだ。
 男はこの事故がバレたら免停をくらうからと言って、私を車の中に放り込み、自分の家まで運んできたのだという。
「嘘だ」
 事情を聞いた私は混乱した。
 あの日私が見たのは何だったのだろう。あの炎は? 父のあの姿は?
 体の痛みより、震えが止まらなかった。
 自分が生きていることよりも、記憶がないことにこの上ない恐怖を感じていた。 
 そこへ男の手が伸びる。無意識の防衛線が働いた私はとっさに洗面所に駆け込んだ。
 だが、そこにあった鏡を見たことで、私の精神は更に混沌へと落とされる。
「……何これ」
 私は「私」の姿を失っていた。
 わたしにとって悩みの種だった一重瞼は二重となり、父親譲りの、少し大きめの鼻は削られていた。
 肩まであった髪は背中まで伸び、ゆるい波が広がっている。胸は心なしか大きい。
 この三年間で何が起きたのか、本当に分からない。
 火の手はどこからあがったのだろう。
 何故床は血に濡れていたのだろう。
 父は――生きているのだろうか。
 それとも、私が――殺した?
 

「いやあああっ!」


 ――私は窓からそっと目をそらした。


 すっかり冷めてしまったコーヒーに口をつけ、はやる鼓動を落ち着ける。
 店内を流れるのはアメージンググレース。
 今は亡き歌姫の声が私の心を少しずつほどいてくれる。
 記憶を戻したあの日から更に三年が経った。
 時間が経つことで新しい顔には慣れてきた。私を轢いた男は思ったよりも律儀で、優しく、恋に落ちるまで時間はかからなかった。
 今も一緒に暮らして、この間プロポーズもされた。
 でも、空白の三年間を考えると、すぐに答えは出せなくて――
 だから私は一歩を踏み出そうと決心したのだ。
 空白の三年間をたどるのは怖い。
 もしかしたら最悪の事実を見てしまうのかもしれない
 でも、ここを越えなければ私は「私」を否定したまま、「私」も父の遺志も殺してしまうのだろう。
 そんなのは嫌だ。
 私の人生は私のもの、どんな結末でも未来は私自身が切り開く。
 父から受け継いだ懐中時計をぎゅっと握りしめると、ゆっくりと立ち上がった。

 
 (使ったお題) 衣替え 懐中時計 交通事故 歌 

2010年05月15日(土)
練習。


 明日はお題バトルがあります。
 こちら、決められた制限時間内に複数のお題を消化し、小説を書いてupするという企画なのですが。
 なにぶん初めての参加&制限時間内に書けるか? な不安があったので、昨日の午前午後、そして今日も練習をしておりました。

 一回目
 何もまとまらず原稿真っ白。20分でギブアップ
 二回目
 七割書いた所で時間切れ。それなりにストーリー性はあるが文章は穴ぼこ。明らかにキス企画の影響を受けてる。さっき見直したら内容がアレなもので急に恥ずかしくなった……続きを少しは書いてみたけど……没だよこれ。
 三回目
 九割書いて時間切れ。十分オーバーで脱稿。原稿用紙四枚。思考を変え、四百字企画の時のノリで書いてみたら筆の動きが良くなったかも。内容は……愚痴でしょこれは。



 ということで、今日書きあげたのはsideBにupしてます。
 それにしても四枚/時かぁ……
 いやはや。自分、どれだけ遅筆かってのがわかりましたよ。
 全体通しても、頭の中で考えている内容と、原稿用紙で換算した時の枚数と、与えられた時間のバランスがとても悪い。
 内容が広がりすぎてて、書いても明らかに時間が足りないですね。
 二回目のは特にそう。原稿用紙にしたらたぶん十〜一五枚程度でしょう。あと三時間はないと脱稿できないかなぁ。
 こういったバトルはストーリ性よりも即興性、自分の書きやすいテーマに対してお題を絡めていくのがいいのかな、と思いました。


 明日大丈夫だろうか。
 もう制限時間内に書ける自信ない。
 だから書けなかったら感想書きにまわるってことで。

2010年05月14日(金)
仰天。

 先月の話なんですが。
 実はサンタの話を改稿したあと、こっそり公募に出しておりました。
 今回は一次通過者のみに連絡ありというものだったのですが、一か月たっても音沙汰なし。
 で、そろそろ再upでもしようかなぁと思ってた矢先。
 本日その出版社から電話がかかってきました。


「今回は選外となりましたが、良い作品だったので自費出版してみませんか?」
 えええええっ?


 はい、マジでビビりました。
 昨日ついったで「一次落ちかも〜」なんてぼやいてたから、まさかそれ見て慌ててかけてきたのか? なんて思ったくらい。
 つうか、一次通過者以外は連絡なしじゃないのか?
 本性がチキンで深読みな人なので電話の前に立っていた私は空いた口がふさがらず。
 それでもなんとか受け答えをしたのですが、かなりキョドってたかと思います。
 というか、足ガクガク震えてた……
 

 で、しばらくの間、電話の向こう側にいた出版社の方は作品の感想を述べておりまして。
 話がよくまとまっていた、とか、子どもだけじゃなく大人も楽しめる話だったとか。褒めて下さったわけですね。
 で、出版を検討していただけたら編集者もつきますよ、な話もあったりで。
 私はというと褒められたら嬉しいですから、作品や自分の創作について少し話したりしたわけですよ。
 自分の作風とか、普段どのくらい書いてるのかとか。いつになく饒舌だったかもしれません。
 だって嬉しいんだもん。心も弾みますわ。
 で、話がほどほど進んだ所で「自費で本を出して見る気ありますか?」といったような事を三回くらい聞かれたのですね。
 だからどれも素直に答えたんですよ。(舞いあがって心臓ばくばくだったけど)
 「自費で本を出す気持ちはないんですよね〜」と。
 さすがに三度目の答えのあとで、相手の温度が下がったのは気のせいじゃないでしょう。たぶん。
 言ったあとで、やっちまったかな〜な感はあったかな。
 本当は作品についてや自費がどんなものか詳しく聞きたかったんだけど(特に製本コストのあたり)
 やっぱり営業トークだったのか。
 一応ね、名刺送りますよって話くれたけど、バカ正直に言ったから送ってくれないかも……


 今回出したコンクールは「出版の案内をお知らせします」と募集要項に書いてあったので、話してて「コレかな?」となんとなく思ったのですよ。
 まさか電話でくるとは思いもしなかった(てっきり郵送かメールだと……)
 私、自分の意見を口にするのが下手なんだってば(よく何がいいたいのかわからんと言われる)
 出版社さんの方も良心的な方だったと思います(たぶん。腹の内までは分からないけど)
 まぁね、本を出すにあたって自費という選択肢もアリだし、中にはそれをきっかけに有名になる作品もあるでしょう。
 でもね。私の中で自費出版は最終手段でしかないのです。
 確かに本になったらどんなに嬉しいだろうって思うけど、己の金で製本したら自己満足に浸ってしまいそうでなりません。
 全てが自己満足で埋まっちゃうと書けなくなる気がする。自分の感性がそこで終わっちゃう気がしてならないのです。
 何よりも現実問題として、自分で本作れるほどのお金なっしんぐ、なわけでして。
 電話が終わった後、ネットサーフして製本見積してみたのですが、ン十万とか出てきましたよ。
 うん。そんなお金あったら家のローンの返済に充てますね。
 たぶん私が自費出版するのは還暦超えたばあちゃんになった時だろうなぁ……
 とにもかくも。
 今日はびっくり仰天な午前中でした。
 そして自費出版ガイドを読んでたらなんとも衝撃的な言葉が。


 本当に大作家になれるのは、普通に新人賞などに受賞できる、一部の天才のみです。
 協力出版を求められた時点で、その作品にはそれだけの見込みが無いのだと、きっぱり諦めておくことが肝心です。



 なんだろう。この言葉に変に納得してしまう自分がいるのですが……

2010年05月13日(木)
過去  目次  未来

▲Top
[Twitter]
  • Template PEEWEE