きよこの日記

2002年06月30日(日) 誕生日への執着

「女というものは、一般に記念日が好きなようだ。
私は例外だけどね。」

って言っていたのは、2年前までだっけ?

今はとにかく、自分の誕生日に、どうやって過ごすかっていうことが一大関心事なの。
もう気になって気になって、心中穏やかではありません。

別にどこか出かけたり、すばらしいプレゼントをもらったりしたい、
なんてことは全然ないんだけど、
「だれからも誕生日だということに気づいてもらえずに一日を過ごすってことだけは絶対にいや!」
っていう脅迫観念じみた強い思いが、一週間あたり前からふつふつと沸いてきて、
でん!と私の心の中に居座ってしまうのです。

いろんな人に「私もうすぐ誕生日なんだ」
って言ってしまう。
こんな言葉、「プレゼントの無心しているみたいで気がひける」って、
思っていたのにな。

「誕生日おめでとう!」
の、メールがすごくすごくうれしい。

今日は私の誕生日。
25歳になりました。
「歳を重ねると、誕生日なんてそんなにうれしいものじゃなくなるわよ」
と聞いていたけど、
私の場合、歳を重ねるほどに、誕生日を祝われることが嬉しくてたまらなくなってきました。

今日は友達のユカコちゃんとその彼が、私の誕生日をお祝いしに
ケーキ片手に来てくれました。
私は心尽くしの手料理を作って歓待。
25歳の誕生日は、とても幸せに過ぎていきました。



2002年06月27日(木) 『ブリジットジョーンズの日記』

私ってば本当に恋愛依存症。
高校時代の私だったら、一番軽蔑するタイプの女。
それでも、また恋愛もののビデオを借りちゃうのよ。

だって「さえない女だけど、前向きに生きるわよ!」
って、オーラがむんむん伝わってきたんだもん。
今の私には、必要だわ。

そして、大ヒット!
「さえない女だって、いいことあるかも!」
って、気がしてきた!

ブリジットはちょとおデブで、酒飲みで、ヘビースモーカーで、いき遅れだけど、
でも、すごくチャーミング。
すごくかわいい。
「そりゃ二人の男が首ったけになるのも、もっともだわ」って気になった。

でも、私だったら、ぜったい!ヒュー・グラントを選んだのに!
ヒュー・グラント、『ノッティングヒルの恋人』では、ぜーんぜん、もさっとしてて、
まったくどうでもいい人だったのに、この映画では超かっこよかった!
ほれてしまった。ダニエルに。
ダニエルは、ブリジットの上司で、仕事ができて女扱いが上手で、
手が早くて、ジョークがきいていて、もちろんもてる。
眉をよせて、ちょっと困ったように笑った顔が、たまらん!

さて、この映画を見て教訓。
さえない女がもてるには、
「前向きにタフに生きる」「自立する」「チャーミングさを忘れない」
と、いうことかしら?
むむむ。
知るは安し、行うは難し。



2002年06月26日(水) 田山花袋『蒲団』

「これで自分と彼女との関係は一段落を告げた。三十六にもなって、子供も三人あって、あんなことを考えたかと思うと、馬鹿馬鹿しくなる。けれど……けれど……本当にこれが事実だろうか。あれだけの愛情を自身に注いだのは単に愛情としてのみで、恋ではなかったろうか。」
やだやだ。
また私は、こういうこみいった恋愛ものを探し出してきちゃったよ。
冒頭からこれです。
そして、この冒頭を私とあの人に重ねて、
どきっとしてしまいました。
だって、あの人との関係に、やっとふんぎりがついたところなんだもん。

蒲団に残るあの人の匂いが恋しい…・・かあ…・。



2002年06月19日(水) ヤングなパワー

昨日も書いた『子どもに伝えたい〈3つの力〉-生きる力を鍛える-』
を読んでいて、すごく勇気が出た一節を。

--教師や親が子どもにとっての学びの重要な存在となる条件とは何か。(中略)自分 自身が新しい世界へ向かってあこがれのベクトルになっていることと、子どもにあこがれのベクトルが芽生えてきた時に、それに寄り添いそのベクトルを支えるということである。--


うん。
私、これなら、「自信がある」って言える。
知識や、教育技術はほんと、自信ないけど、なんだか知らないけど、子どもたちを巻き込んじゃう、ひきつけちゃうっていうのは、大得意!

--教育は、ほかの職種と比べて、とりわけ若さが生きる仕事である。若さが持つエネルギーは、身体全体から発せられる。そのエネルギーが子どもの身体を活性化させる。(中略)私は教える技術を非常に重視しているが、それでもあこがれのベクトルを失った教育技術のある教師よりも、多少、教育技術が未熟であったとしても、強烈なあこがれのベクトルを持っている教師のほうを評価する。--


複数担任制のクラスとかで、ベテラン先生とかと並んで学活をしていると、
ベテランの先生の、「にじみ出るような余裕」や、
「生徒と見えない細い糸のようなものでつながっている」って感じがすごくうらやましくって、
私の「力いっぱい」、「いつも一生懸命!」
っていう泥臭さが、恥ずかしく、もどかしかったんだけど、
この一節を読んで、ほっとした。

いいんだよね。
せいいっぱい、一生懸命で。

うん。
今の私の年齢のいいところだよね。
ベテランの味は、ベテランになるまでにしっかり身につけていけばいいんだよね。



2002年06月18日(火) 斎藤孝『子どもに伝えたい〈3つの力〉-生きる力を鍛える-』

昨日、あの人に会いに行きました。
最初で最後の待ちぶせです。

仕事で帰りが遅いのも承知だったので、外で待っていても平気なように本を持参。
こういう時、もって行く本は、教育関係の超かたいやつに限ります。
だって、恋愛ものを読みながら待っていて、
会う前に恋心ヒートアップしちゃったり、どんより暗い気分になっちゃってたりしたら嫌だもん。

と、いうわけで、私が選んだのは
斎藤孝『子どもに伝えたい〈3つの力〉-生きる力を鍛える-』です。
斎藤孝という方は、日本語本ブームの火付け役『声に出して読みたい日本語』の著者なんですけど、教育者だったんですねー。

これ、とても面白い。
程よく概念的で、しかし実践現場に密着。
どの教科においても重要な3つの力について説いています。
それすなわち、
「コメント力・段取り力・まねる盗む力」。

「生きる力」というと、すごく抽象的すぎて、
「はて?大切なのはわかるけど、どうやって、どういう事ができるようにすればいいの?」って、なりがち。

で、私個人的には、国語科として、
「自分の考えを表現する」「他者の考えを理解する」「自他の考えを協調させる」
という力を培うような授業を!と、思っていたんだけど、
斎藤氏の説く3つの力、特に「コメント力、段取り力」なんかは、
私の思っていたことを一歩具体的に推し進めた考えだったので、すごく参考になりました。

ふう。
待ち伏せしているうちに3分の1、夢中で読んでしまいました。
まだまだ待っても平気なぐらい、面白い本でした。

【余談】
午前1時20分。待ち伏せを受けてのあの人のことば。
「だいたいねえ、自分から電話するなとか絶縁宣言しておいて、
会いに来るってどういうことなの」
はい。
ごもっともなお言葉です。
でも、安心して、もうしないから。
今度こそ本当におしまいだから。



2002年06月17日(月) 肩まくらの思い出

事の起こりは肩まくらだった。
そのころの私のジレンマは、「彼氏は要らないけど、肩まくらは好き」
バイト先のお兄さんに相談してみた。
「肩まくらがすごく好きなんですけど、なかなかそこにいたるまでが面倒ですよねー
なんかいい方法ないですかねえ」
「ああ、肩まくらなら、この前そこのホームセンターに売ってたよ」

(笑)

かなり思わせぶりな会話のようだけど、これ、本人大まじめ。
そして、「男友達なら、肩まくらしてもらえるかも!」
って、信じられない行動に。
無鉄砲な私の白羽の矢を受けたのは、あの人でした。

結局、肩まくらなんてしてもらわなかったんだけど、
あの日、あの人に会いに行かなかったら、きっと好きになってなかっただろうなあ。

無鉄砲も、しておくもんだー。
それとも、あんな無鉄砲しなかったらよかった?

どうなんだろう?

あの人とのどっちつかずの関係に、終止符を打つ決心がようやくつきました。
あの人の口から出た本心の一つ一つ。
受け入れたくないもの、納得したくないもの、あるけれど、
でも、聞けてよかった。
不思議と心は凪いでいます。



2002年06月16日(日) はりきりスポーツな一日

運動はからっきし。
典型的な文系人間の私ですが、ただ一つ。
卓球だけは、“熱い”
中学時代からかれこれ12年、もはやライフワークってぐらいの熱の入れよう。

今日は7-11カップという、クラブチームの対抗戦。
団体戦での盛り上がりかたって、個人戦と違って、チームが一丸となってるって感じがしてすごく楽しい!
久しぶりの団体戦だったから、その喜びもひとしおでした。

チームで雰囲気を盛り上げていく面白さをすごく実感する一日でした。
私はずっと、1番手で出たのですが、1番手って、勝敗よりも、みんなをやる気にするってことが大切。

だから、相手がどんなすごいプレイをしてきても
「全然へっちゃらデース」
って、涼しい顔して、
逆に自分がいい球入ったら、偶然でも
「これが私の実力よ!」
って、ガッツポーズ。

幸いにも、勝ちも一緒についてきたので、上出来でございました。

「卓球をしている時は人が違うね」
と、よく言われる私。
卓球をしている時は「こわい」
そして、「こわい」時ほど調子がいい。

大抵のことで、私は寛容、というか、おおざっぱ。
あんまりこだわらず、「いろいろあるからね」と、思う。
人と話していて、誤解しているな、と思っても、
「ことさらに言う必要もなし」
と、突き詰めるということがあまり好きではない。

だけど、卓球だけは話が別。
「ぜっったい勝ちたい!」
それどころか、人の卓球を見ていても
「そんな卓球じゃ勝てない!」
って、おせっかいに口をはさみたくなってしまう。

どっちが私の本性なんでしょう?



2002年06月15日(土) あほな女二人、捕獲される!

大学時代の後輩とお酒を飲み、とても楽しい気分♪
いやー、若い人たちってすばらしいなあ。
自分もパワーを分けてもらっちゃった。

3次会のカラオケまで行ってお開きとなったのは夜中の2時半。
部屋までは2つ下のユカコちゃんが、車で送ってくれることになりました。
ちょっと、酔っ払って、強気になっていたのかもしれません。
「Yさん(私の好きな人)の部屋がすぐ近くだから、
まだ、起きているか、ちょっと見ていきたいなー」

「ストーキング一歩手前行為ですよ。おねいさん」
と、ユカコちゃんも止めてくれたらいいのに、…大乗り気なんだな!!
「いきましょう!ぜひ!」

異様にテンションあがっちゃった女が二人、深夜の住宅街を徘徊し、
見つけました!あの人の部屋を。
「あれ、でも、電気がついていない。
夜中の3時だからもう寝ちゃったのかな。」

アパート裏の駐車場を確認しに、車を降りて、てくてく入っていった、その時、後ろから見慣れた車が入ってきました。
なんと、ご本人様登場です!

いけません。これはいけません。
私たち、泥棒ぐらいの怪しさと、挙動不審さです。
そして、袋小路に追いつめられて、逃げることもはやかなわず。

サーチライト(車のライト)に照らし出されたわたしたち二人は、絶体絶命の脱獄囚の様相を呈していました。

こうなっては腹を据えて、言い逃れる方法を考え出さねばなりませぬ。

「何してんの?」
ええ。ごもっともなご質問。

「えっっ。べ、べつに。
とおりがかっただけ」
無理です!説得力ナッシングです。

「あがってく?」
?!?!?!
Yさん怒ってらっしゃらない?
こんなわけわからない非常識な女二人を、お部屋に入れてくださる?

…そんなに甘い方ではなかったと、思い知らされるのは5分後のことだった。

「で、何しにきたの?」

尋問は続くよ、どこまでも…。
ユカコちゃんは、私の気持ちも、Y氏と今、こじれちゃってることもしっているから、私をかばって、率先して尋問をはぐらかそうと奮闘してくれました。
私は、ユカコちゃんの傍らでちっちゃくなってました。

「明日、早いのでそろそろ帰ります」
強行突破を試みるも、正座をしていたため足がしびれて見るも哀れな後ろ姿だったことでしょう。

「なんだ、本当に生存を確認しに来ただけだったんだ」

はい。そうなんです。
それだけなんです。
馬鹿なやつとお笑いください。

私はあなたの部屋の窓だけ見て帰れば満足だったのに、
思いがけず、お手ずからの玄米茶をいただきながら、
あなたの笑顔を見ることができて、とてもうれしかったです。
自分の哀れさも、ばかばかしさも、どうでもよくなっちゃうぐらい、うれしかったのです。



2002年06月13日(木) 平岡梓とその息子、平岡公威

私の敬愛してやまない、三島由紀夫さん。
そのお父様の平岡梓さんが語る、三島由紀夫という一人の人間の記録を読みました。
その生い立ちから、割腹自殺を遂げる前夜の様子。
父でしか知りえない、素顔の三島由紀夫さん。
題は、何だったんだろ?
「倅・三島由紀夫」だったかな?

と、いうのも、高速バスの中で読んでいて、降りる時、忘れてきちゃった。
かなりショック!
バス会社に連絡したんだけど、見つかってないって言うし…。

もとい。
この本を読んで、感じたこと。
「やっぱり、三島由紀夫さんって、家族思いのすごく優しい人だったんだなあ」

家族を大切にする人。
これ、とても大切ね。
私は、家族のことを大事に思える人って、無条件に尊敬する。
自分が、家族に対してろくなことしてこなかったから…。

もとい。
三島由紀夫というと、理知的で、耽美的で、どこか冷たい印象が一般的だけど、
人間への、時に容赦のない、鋭い観察の底に流れているのは、
冷徹な批判精神ではなく、
人間の弱さや矛盾に対する、あたたかいまなざしなんだよねー。

ああ、どうして、私は同じ時代に生まれてこなかったんだろう。
一目お会いしたかったわあ。
そして、願わくば、恋のお相手申し上げることができたら。
鼻血出そう!!!!

まるで、三島キチガイと思われてもしかたない、熱の上げようなのですが、ミシマ狂でなくとも、この本は十分面白いと思います。
平岡梓氏の文章は、お世辞にも上手とは言えないのですが、
抜群にウィットに富んでいて、すごく個性的。
華族の血をひき、帝大法学部を出て、官僚一筋の道を歩まれた方とは
到底思えません。
「この人にして、三島由紀夫あり!」です。



2002年06月09日(日) にっぽんチャチャチャ

みんな、そんなにサッカー好きだったノー?

なんなんでしょ。
この熱狂ぶり。
私は、サッカーの試合をテレビでも見たことないくらいの、サッカー音痴なので、このワールドカップ騒動にはついていけません。

テレビをつけると、どこも、サッカーサッカーで、他の話題を知りたい私としてはとても不便な今日このごろ。

だいたい私はあまのじゃくだから、人が「いい」とすすめるものは「本当に?」
といぶかって、なかなか同意しない頑固者。

テレビで、青いユニフォームを着て顔にペイントして、みんなして
「にっぽん、チャチャチャ」
って、やっているのを見たりしたら、かなりひいてた。

今日は、日本対ロシア。
もちろん、チャンネルは絶対にサッカー中継に合わされることはなかったんだけど、結果は、ニュースで見ました。

勝った瞬間の、選手たちの表情。
応援席の6万人の観衆の万歳。
スクランブルを喜び埋め尽くす人々。

ちょっとだけ、「いいな」と、思いました。
ハッピーなことで、みんなが一つの心になって、いいな、と思いました。



2002年06月08日(土) 出会ってしまった

「友達なんて、思えないから。
友達を続けているのがつらい。
もう、電話もしないし、会わないでおこうよ」

「でも、サークルとかで、偶然会うことだってあるんじゃない?」

「そしたら…。
そしたら、顔は知っているけど、話したことない、みたいな感じで」

この話が、現実になってしまった。
出会ってしまったよ。

そして、他人の二人。

苦しいよ。
息ができないくらい。

「私が、あんな提案をしていなければ、
笑って、おしゃべりして、楽しい時を過ごしていたのかな…。
少なくとも、この瞬間は…。」
言わずにいられなかったくせに、後悔の虫になりそうになる。

もう、わかんないや。

“悩んだ末の答えなら、15点でも正しい。”
って、桜井さんは言ってるし、私もそう思える。
…いつもなら。
今日は、もう、頭が混乱して、わかんない。
正しいか、間違いだったか、なんて。

ただ、あの人は、私が提案したように、他人のようにふるまってくれた。
これは、あの人流のやさしさ。

いつもはつかみ所がなくて、全然私の思い通りになってくれない人だけど、ちゃんと私の気持ちわかってくれる人。



2002年06月07日(金) 乙女はやっぱり占いでしょ♪

某ananで、占い特集号が出てました。
私は一も二もなく、カゴに入れてしまった…。
占いフリークなんです。

結構、占いにはうるさい。
信憑性のないのは嫌いです。
たとえば、朝のテレビの十二星座占いランキングとか。
「何を根拠に…」
とか思ってしまう。
大体、ランキングって。

「今日は、目上の人のアドバイスに耳を傾けると吉です」

うーん、それは今日に限らずいつでも言えることなんじゃないかなあ。

私の好きな占いは、誕生日と、生まれた時間からわりだしたり、ちょっと、手間がかかるやつです。
(複雑な手順→信憑性…・単純でしょ?)

一時はやった、動物占いなんて、かなりハマッタ。
私は、トラなんですが、知人も納得するほどの当たりよう。
思わず、自分の知り合い全員の動物を調べちゃったりして、
「この人ペガサスだったんだー。
どうりで・…」
なんてね。

やっぱり、一番エキサイトするのは、恋愛占い!
某ananで、今年後半の恋愛運の行方をテーマにうたっています。
実は、前半の恋愛運がテーマだった時の、占いで、かなり当たったので、期待しちゃいます。
…でも、結果は、あんまり、思わしくなかったです。
あんまりぴんと来なかった。
がっかり。

占いフリーク、ただ、自分の恋愛を、後押ししてほしいだけなのさ。



2002年06月06日(木) マゾかしら?

なんだか、楽しくなってきたぞ、受験生の日々。
今日も、意気揚々と図書館に出かけていきました。

本日の課題は「政治」克服!
これもねー、苦手分野。
暗記が嫌いだから、ずっとうろ覚えで押し通してきましたが、そうも言ってらんない。

立憲君主制とか、衆議院の優位性とか、やった。

意外とおもしろかったー。
うーん、やっぱり政治には興味がないんだけど、
こういう、「知識詰め込み」って、意外とおもしろい!

全然解けなかった問題が、すらすら解けるようになる、このパズル感覚がいい。
なにせ、スタートがスタート、白紙状態だから、できるようになる感じが、ビシバシあるんだよねー。

本日も、あっという間に、19時の閉館の音楽が流れてまいりました。
「私は、やったぞ!」
という、満足感いっぱいで図書館を後にしました。


…頭を使うと、おなかがすきまくります。
なんででしょう?
家に帰って、もりもりご飯を食べてしまいました。
昨日今日と、私のたべっぷりったら…、かなりやばいです。



2002年06月05日(水) がんばれ受験生!

いつまでも、サヨナラの余韻にひたっていては、いけません。
7月には、教員採用試験がせまっています。
この試験にパスしなければ、正式に教師として教壇に立つことはできないのです。

でも、私、すでに2回、おっこちてるので、うかる気がしない…。

とにかく!
勉強しなきゃね。
まずは、環境から、というわけで、図書館に行きました。

一次試験は、専門教養、一般教養(教職教養を含む)、小論文、面接、の4科目。

私はチョー文系女なので、数学がからっきし。
今日は、とりあえず、一番苦手な数学から手をつけてみた。

まずは、「確率」
ううーむ。
これは、大変。
想像以上。

問題を読んでも、何を問われているのかわからないぞ。
解説の記号がはじめて見る物ばかりだぞ。
(そんなはずはない。高校でも、一応数学Ⅱまでやったし)

頭がフル回転して、カッカする~。
解いても解いても、解答と自分の答えが違って、ムカツク~。

苦闘の果ての19時。
図書館閉館の音楽が流れてきました。

やった…。
とりあえず、確率は克服。



2002年06月04日(火) また、泣いちゃった

絶対泣かないって決めていた。
いつも通りに過ごして、静かに去っていかなきゃ、
って思ってたから。

病気の先生が復帰されて、私はお役御免。
とても喜ばしいことだもん。

中一の授業、スピーチ大会の原稿をそれぞれが書いていた。
やんちゃなOくん、すぐに飽きちゃって、いつものように隣にちょっかいかけだした。
「おやおやまあ」
と思いながら、もうちょっとしたら注意しようと思っていたら、
「おい、O。
今日は先生の最後の授業なんだぞ。
ちゃんとしろよ」
って、がき大将のMくんが、コソッとOくんに言った。

そんなちょっとした一言だったけど、
すでに、もう、半泣き・…。

帰りの学活のはじめに、みんなで、毎日合唱するんだけど、
「もう、こうやって歌うのも最後だなあ」
なんて思ったら、
「We are the World」のリフレインは、涙がまた、あふれそうになっちゃったんだけど、
生徒には絶対わかんないように、普通の顔をして…。

でも、最後の全校生徒を前にしての、お別れのあいさつでは、今までの、楽しかったこと思い出しちゃって、泣いてしまった…。

「もう、一緒に学校生活送れないんだね」
バイト気分で始めたのに、やめたくないよ。
明日も、また、いつも通り、「おはよう」って学校生活を始めたいよ。

でも、私のこの気持ちって、教師としてのものじゃないのかもなあ。
自分が中学生に戻った気になって、一緒に中学生やっている気分に近いんだと思う。

前の学校を辞めた時も、やっぱり、号泣だったんだけど、その涙の理由は、
「やり遂げた!」
っていう、達成感がほとんどの、嬉し涙だった。
生徒の成長を見届けて、もう、大丈夫って、思えたから、嬉しかった。
でも、今回の涙は、
「まだ、この学校を離れたくない。
みんなと離れたくない」
っていう涙。
転校してく、生徒の気持ち。

ちょっと、教師としては、なってないぞ。



2002年06月03日(月) 夜風にまさよし

駅からの帰り道、夜風を受けて自転車をこぎながら、
口からこぼれ出たのは、山崎まさよしのあの曲。
なんて言ったっけ?

♪いつでも 探しているよ
どこかに 君の姿を
公園のすみ 路地裏のかげ
こんな場所にいるはずもないのに

って、感じの、あの曲。

八分そでのシャツ一枚では肌寒い夜は、人通りもまばらで、
私は、声に出して歌う。
ギアを速に入れて、こぎながら歌う。

♪願いがもしもかなうなら
今すぐ君のもとへ
失うものは もう何もない
すべて捨てて 駆けつけてみせるよ

あの人が、ギターで弾きながら歌っていた曲。
私は隣で聞いていた。
「誰のことを想って、この曲を歌っているんだろう?」
って変に冷めた気持ちで。

私は、あの人以外の人を思い浮かべてこの歌を歌うことはないだろうな。
ちぇ。

今日は、あの人が、私を想ってこの曲を歌っているところを想像して眠ろう。



2002年06月01日(土) サヨナラの季節

あの人とのサヨナラのほかに、もう一つのサヨナラがやってきます。

今の、中学校の臨時任用期限が6月4日なんです。

体調を崩された先生の、代理としての任用なので、最初から2ヶ月の約束で始めた仕事でした。
「2ヶ月だったら、気が楽でいいや」
なんて、軽い気持ちで、バイト感覚で受けた仕事だったけど、
サヨナラが近づいてきて、とってもさびしい。

まっすぐで、素朴で、たくましい42人の生徒たち。
私は、みんなの仲間に入れてもらって、
山に遊び、畑に働いて、一緒に国語を勉強して、
自分が教師であることも忘れるくらい楽しい中学校生活でした。

もう、サヨナラなんて、信じられないな。

今日は、土曜日だけど、村をあげての資源回収でした。
「先生、卓球教えて」
いつも要領がよくて「テキトー」が身上のNくん。
資源回収が終わって、解散になってたむろしてたら、いきなり言い出した。

卓球、この2ヶ月で、ぐっと上達したもんね。
テキトーだった、練習も、すごく熱心に取り組んでいるもんね。

せっかく、やる気になったのに、あとちょっとしか見てあげられなくってごめんね。
挑戦と、挫折と、克服と、すべてを見守ってあげられたらいいのに…。


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