僕は禿げる。(中略)それでも歌を聴いてくれますか?
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2003年05月29日(木) ラジオニクスの ライブに行った


 昨日はシマさん、マネ山嵜、ちぇぶとラジオニクスのライブに行きました。場所はクラブエイジア。スクリーンに流れる映像から始まるライブ。ショーとしての成熟を感じましたね。

 打ち上げで前岨さんのスタイリ ストの方とも仲良くなりました楽しい、筋の通った感じの方で、エミネムの「8マイル」を力強く賞賛、 白人がヒップホップをやる事と日本人がロックをやる事の難しさ、矛盾などについて帰り道考えました。


 打ち上げ中、早瀬君が腕相撲の試合を挑んで来てなんとか勝ちました。お互い健闘を称えあい、互いの腕の筋肉を褒めあうというホモアベニューが出現しました。昔は飲み会の度に腕相撲ばかりやっていたので懐かしかったですね。

 ところで、マネ山嵜は数日前酔っ払ってPHSをトイレに落とし、こ
れを機に携帯へ移行しようという事になり、昨日ライブの前にその契約をしました。私の周りでは酔ってトイレに電話を落とす女の方が多い気がします。女の酒飲みの方は手加減なく飲むからだと勝手に決め付けて納得しています。

 そうそう、ラジオニクスライブの大音響の中、ちぇぶは寝てました。

耳が変なのでしょうか…。

2003年05月23日(金) 代官山

 今日友人と「代官山は代官がいた山だろうか。そうならおしゃれスポットなどではないね。代官が立て篭った山だったとか?三島由紀夫みたいに」等と話をしました。結論は出ませんでしたが、実際は良くわからない様です。

 渋谷区役所渋谷区概要の
渋谷区の地名の由来では次の様に説明されています。

代官山(だいかんやま)
「代官山」という地名は、江戸時代の小字名として登場しています。
代官の屋敷があったからとか、代官の持ち物の山林があったからとか言われています。しかし、その名の由来を示す資料は残っていません。

 もとは山林で、現在のようになったのは、関東大震災以降のことです。


 なんだ。わからないんだ。
 友人たちとあれこれ話すうちに「近くに西郷山もあるし「西郷対代官」で闘った事があるという話はどうだろう」という話も出ましたが、その説もあながち嘘と言い切れなくなってきたぞ。(言い切れます)


 いつからどんな経緯でおしゃれスポットになったんでしょうね。へんなの。


 僕の東京に来る前から来てすぐの代官山のイメージは「群ようこが最初に働いた場所」でした。詳しくは群ようこの著作をご確認下さい。

 代官の山。

 いらないイメージが湧きます。


2003年05月18日(日) 「何げに良さげ」






 乱れまたは変りゆく日本語を憂いて見せるのは簡単だが、それを食い止めるのは難しい。新しく生まれた言葉が余りに稚拙だとそれを使っているうちに使っている人が愚かになっていくと言う人もいる。ギャル語などがその例として思い浮かんだが、軽薄な人格がその言葉を呼んだ様にも思える。ただ言葉を作るほどの独創が彼女らにあるとも思えないので恐らく言葉に引きずられた部分は大きいだろう。

 最近上京した両親とホテルで飲んでいたとき「良さげ」という言葉を使い、二人と良い感じで議論になった。母曰く
「『よさげ』という言葉は無いでしょう」
「『良い』とも違う和らげた意味で使う気がする」
と僕が返す。
「『よさそう』とは違うのか?」
と父。


「『良さそう』よりは主観的でなくて、もっと雰囲気を表している気がする」
と僕。

 気付かぬうちに恐らく色々な流行り言葉を僕も使っているんだろうが、僕が自覚しながら使っている新興語のうちの一つを短い会話の中で見事に突かれた。この後僕はかの吉川英治が「宮本武蔵」の中で「一生懸命※」という言葉を使っている点を例に上げ、、「かの吉川英治でさえ一生に命を懸ける」という意味のわからない俗語を使っているし、言葉は変るのかも知れない」と煙に巻いた。

 「よさげ」と言う言葉を最初に聞いたのはCMの歌を録りに行ったスタジオでだった。巷で「よさげ」という言葉を聞くより少なくとも三、四年は前だった。
 歌の録音は録っている時にプロデューサーの人が聴いて「これはいける」と判断できる場合と、例えば後の何パートか重ねないと完成形が明らかにならない様な場合とあり、その時点で判断を保留して「よし」の可能性だけを伝える必要がある場合が多い。そのためか知らないが早くからこの判断保留の臭いを含んだ「良さそうな雰囲気」という意味の言葉を耳にする事が多かった。もしかすると元々はどこかの方言なのかも知れない。出所はわからないが、その「新興」語を自分たちの状況を最も適切に表現している言葉として早くから製作現場の人間が使っていたのだろう。

 「なにげに」という新興語もある。これは恐らく「何気なく」がなまった物だが、この言葉も「何気なく」とは別のニュアンスを持つ場合がある。「何気なく」に意図が含まれないのに対し、「何気に」には多少の意図が含まれる場合があり、「あわよくば」と少し似た雰囲気を持つケースがあるのだ。この微妙な違いを求めてこの「何気に」という言葉も使っている。

 蛇足だし、ここまでの話と全然関係ないと思うが、室町とかその位の時代の三河地方では「なめ腐った」奴を「なめげ」な奴と言ったらしい。これは「げ」が表す意味を考えると古文の話になり、勉強が必要になりそうなのでこの辺で…。

 この手の話についてはきっとまた何度も書くと思うが、すべては経験だけに基づいた憶測なので異論も多かろう。是非「非国民認定掲示板」へ書き込んで僕を啓蒙して欲しい。


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