管理人の想いの付くままに
瑳絵



 今だけを

「未来」なんて約束しない
「永遠」なんて知ったことじゃない

僕は「今」君の傍にいるんだから

「今」だけは絶対で
「今」はとても大切で
「今」僕は君しか見ていないから

だから

「未来」も「永遠」も約束しないけど
「今」だけは約束するよ

傍にいて抱き締めて
囁きあって
愛することを

「今」だけは僕は君のもの

でも
「未来」は僕のもので
「永遠」は誰のものでもないから


だから
君に僕の「今」を上げる



~*~*~*~*~*~*~*~

アトガキ

今度は再録じゃないですよ~(苦笑)
サイト周ってて小説読んでで思いついて
突発的に書いたもの。
ちょっと微妙。
でも管理人的には結構気に入ってるかな?


2002.4.2管理人拝

2002年03月31日(日)



 今回の再録について

今回、大量に再録させて頂きました。

別に、管理人がネタに尽きたからとかそう言う理由じゃないですよ(苦笑)
詩のコンテンツは2月いっぱいで外したのでもしかしたら見てない方もいらっしゃるかと思い・・・。

1000Hit企画の方は、見てない方も多いと思います。
小説&SSを1週間連続でUPさせて頂いた企画です。

2、3週間程しか展示していませんでしたし。
小説もいくつかは小説部屋にありますが・・・。
見たいって方いらっしゃいましたら、小説も再録します。



詩・・・コンテンツを外した理由は書かないから。
日記の方に書いて、ページで作ることをしなくなったんです。
ですから、置いておいても意味が無いと思い外しました。




こうやって読み直して見ると・・・暗いです(死)
昔の方が暗かったですかね?
あと、言葉とかが多いですね。題目に。
歪んだ愛情とか・・・。
やっぱり書きやすいんでしょうね~(汗)

因みに、題名は今回再録にあたって管理人が付けました。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、詩には題名付いてませんでした。



それでは、これで失礼させて頂きます。






2002.4.2管理人拝

2002年03月30日(土)



 紙飛行機(再録)

学校の帰り道
公園の前を歩いていてふと目にした光景

太陽の沈みかけ紅く色付いた空に良く映える
真っ青な紙飛行機が飛んでいた

そして
それは私の足元に降り立ち動きを止めた


私は拾い上げ辺りを見回す
すると一人の男の子が
こちらに向かって走ってくるのが目に入る

紙飛行機を手に乗せてあげると
「ありがとう」
と無邪気な笑顔でお礼を言う


そして再び紙飛行機が空に舞う
それを見てふと思い出す

まだ自分が小さかった頃のこと
紙飛行機に乗ってこの街から出るのを望んだこと
紙飛行機が空に届けば夢も届くのではと思ったこと


叶わぬ夢を見て
最後にはボロボロになった紙飛行機の事


暫くして私は帰路につく



翌朝
その公園の前を通った私が目にしたのは


色褪せてボロボロになった
ただの紙の塊だった




――― 私はなんだかとても悔しかった




・◇・◇・◇・◇・◇・

1000Hit企画より再録

2001.11.5UP
2002.4.2再録

2002年03月29日(金)



 約束(再録)

人を殺める事の決して赦されなかった私が初めて殺めたのは
最も愛する人だった


人と交わる事を禁じられていた私が初めて言葉を交わし
共に笑いあった人だった

そして
初めて心の底から愛した人だった



『殺して欲しい』
『この世で一緒になれぬのならせめてあの世で共に生きよう』
『誰か他の人の手で殺される前に貴方に殺して欲しい』
  
そう願った愛しい人を胸に抱き

『いつか・・・山を越えて、谷を越えて、海も越えて時代も、世界も、運命も、全てを越えて再び出会う事が出来たなら今度こそ共に生きよう』

耳元で囁いた言葉
最後に交わしたその言葉
優しく微笑んだ愛しい人

そんな愛しい人は
もう二度と目を覚まさない


そして神自身も朽ち果てる
愛する人の姿をその瞳に焼き付けて
その魂の光を心に刻み
再び出会える事を夢見ながら

静かに消えていく


しかし
最初で最後のその約束が果たされる日は



永遠に来ない・・・






○・○・○・○・○・○

1000Hit企画の再録

2001.11.2UP
2002.4.2再録

2002年03月28日(木)



 死にたくて(再録)

死にたくて

死にたいのに勇気がなくて
勇気がないのに死にたくて


手首にハサミを当てても
爪や歯を立てても
力が入れれなくて
皮膚すらも切ることが出来なくて

虚しく赤い痕が残るだけ



出来れば楽に死にたいなんて
甘いこと考えて

もしかしたら
誰か泣いてくれるかもしれないなんて
そんな馬鹿なこと考えて



結局死ねない自分が悔しい




:::::::::::::::

消した詩のコンテンツより再録

2001.9.20UP
2002.4.2再録

2002年03月27日(水)



 ちゃんと言って(再録)

要らなくなったらちゃんと言って

『もう要らない』って
ちゃんと言って
貴方を責めたりしないから


だから
勝手に居なくなったりしないで


遺書なんてもう書いてあるから
貴方の見ている前で手首を切ってあげるから


貴方が望むのなら
首を吊っても良い
首を掻っ切っても良い


だから
要らなくなったらちゃんと言って

最期に貴方を見ていたいから


私はずるくて
卑怯な人間だから
そうやって貴方を縛るの

だから
要らなくなったらちゃんと言って



貴方を愛したままイキタイから


。。。。。。。。。。。。。。。

消した詩のコンテンツより再録

2001.9.13UP
2002.4.2再録

2002年03月26日(火)



 君と僕のどちらか・・・(再録)

僕と君のどちらかが死ななくてはいけなくなったら
僕はどうするだろう

『僕が死ぬ』
そう言ったら
君はどうするだろう


もし君が喜んでくれるなら
君が笑って見ててくれるなら
僕は迷わず自ら命を絶とう



もし君が悲しんでくれるなら
君が涙を流してしまうなら
僕が君を殺してあげよう


君が
『一緒に逝く』
そう言ってくれたなら
先に君を殺してあげよう



僕はその喜びを胸に死んでいきたいから――――




...................

消したコンテンツより再録

2001.9.13UP
2002.4.2再録

2002年03月25日(月)



 私は初めて――――(再録)

貴方に出会って

私は初めて
生まれて来たことに感謝した


貴方に名前を呼ばれて

私は初めて
自分の名前が好きになれた


貴方に愛されて

私は初めて
喜びと不安を知った


貴方を愛して

私は初めて
独占欲を持った


貴方が私を忘れて

私は初めて
涙の流し方を知った


貴方を自分の物にしたくて

私は初めて
人を殺した


貴方の死体を前にして

私は初めて
心の底から笑うことができた



++++++++++

消した詩のコンテンツより再録
修正箇所有り


2001.9.13UP
2002.4.2修正、再録

2002年03月24日(日)



 ただ1つの言葉(再録)

『泣かないで』


君に何度も言った言葉
君に伝わることのなかった言葉


君はいつも泣いていた

そして君は狂い 
壊れてしまった


だから僕は決めたんだ

君を悲しみから解放することを
そうする事で僕が逃げることを

君を泣かせていたのは僕なのに
僕は君に笑って欲しかった


だって

僕は知らなかったんだ
あんな一言で君が笑ってくれるなんて

違う
知るのが・・・気付くのが遅すぎたんだ


最後に見た君の笑顔が僕を捕らえて離さない


だから
その言葉はもう君以外の人には伝えない
伝えられないんだ

もう二度と見ることのできない君の笑顔

だから
僕が君に伝えた最後の言葉と共に
永遠に心の中に閉じ込めよう


『愛してる』


その言葉と共に・・・




*****

消した詩のコンテンツより再録
少し修正

2001.9.13UP
2002.4.2修正、再録

2002年03月23日(土)



 君に贈る言葉(再録)

溢れんばかりの涙に乗せて
君に言葉を贈ろう

君は酷い人間(ひと)だった

でも
そんな君の愛が僕には心地よかった


だから君に言葉を贈る

『言葉なんて要らない』
君はいつも言っていた
けれど他に何もない

だから

君に言葉を贈る

ありきたりで安っぽい
けれど心の底から思っている言葉
『ありがとう』
『愛してる』

君に言葉を贈ろう
愛と涙の溢れる言葉を



― 君に贈ろう ―





――――――――――――――――――――

消した詩のコンテンツから再録

2001.9.12UP
2002.4.2再録

2002年03月22日(金)



 私を置いて・・・(再録)

突然死んだりしないで

貴方が死ぬ前に私を殺して欲しいから
一人になるのはイヤだから

貴方が死んだら
私は死んでしまうから

私にとって空気のような存在だった貴方が
突然居なくなってしまったら
きっと窒息して死んでしまうから


いつもあって当たり前だった貴方
いつも傍に 隣に居て当たり前だった貴方
そんな貴方を失ってしまったら

私は

苦しくて
悲しくて
切なくて

きっと死んでしまうから

だから
突然死んだりしないで
私を置いて逝かないで・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

消した詩のコンテンツからの再録


2001.9.12UP
2002.4.2再録

2002年03月21日(木)



 ウソ・・・

「嘘」は時に人を哀しませ
「嘘」は時に人を喜ばせ
「嘘」は時に人を地のどん底に落とし
「嘘」は時に人を天上へと導く

そんな

「嘘」で固められた
私の人生を
私の心を
私の想いを
私自身を


貴方は愛してくれますか?


「嘘」しか言えないそんなな私の傍に


貴方はずっとずっと居てくれますか?


どうか

「嘘」でも良いから
頷いて下さい
抱きしめて下さい


「嘘」でも良いから
私を
私の存在を

認めて
肯定して下さい

生きていて
存在して良いのだと
囁いて


感じさせて下さい―――――




------------------------------------------

アトガキ

何か・・・また不思議なものを書いてしまった(汗)
まぁ、今日がエイプリルフールだと言うことでvv
と言うことで、書き逃げします!!(脱兎)


2002.4.1管理人拝




2002年03月20日(水)



 今は昔の物語 第三話

「これで納得いったか?」


そのツネヤスの問いに答えるならば「NO」だろう。
だって納得がいくはずない。
いきなり自分には兄がいて、空色の瞳の所為で森に捨てられたなんて話し、納得いくほうがおかしい。

別に、兄と言う男が森に捨てられたことではなく、"何故それを自分に黙っていたのか"である。
自分には全く関係の無い話では無い筈だ。
むしろ、知っておかなければいけないとさえ思う。
なのに何故皆話さなかったのだろう。


そんな思いが姫の頭の中を渦巻いていた。



そして、今日も姫は森を見つめていた。

"セン"と言うなの兄。
今何をしているのだろう?
1人で住んでいるのだろうか?
寂しくはないのだろうか?
そもそも1人でどうやって生活をしているの?


そこまで考えて姫はハッとした。
そうだ。捨てられたのはまだ小さい頃。
だったら1人の筈が無い。
誰かが何らかの形で関わって、少なくとも食事の世話ぐらいはしている筈だ。
だったら・・・。



もしかしたら森に行けるかもしれない。
そんな思いが姫の頭を過った。




***




そして、姫のその予感は見事の的中した。
ある晩のこと。
もう皆が寝静まった頃、森に向かう馬車を見かけた。


あの馬車に何とか潜り込めれば・・・。


そんなことを考えた姫だったが、その考えは不必要になった。
急に王が言い出したこと。
それは・・・。

「ヨルを森に連れて行け」

そんな言葉だった。
姫は我が耳を疑った。
まさか、王自身がその様なことを言うなんて予想もしていなかったから。
でも、その申し出は姫にはとても嬉しいものだった。
だから素直に喜んだ。

が、王はある条件を出した。
その条件とは、

「ヨルが1人でセンに会うこと」
「センには自分が"姫"であることを言わない」

と言うことだった。


何故そんなことを言うのか訝しく思いながらも、ヨルはその条件を飲んだ。




***



そして、その申し出から3日後。
姫は真夜中、従者達と共に森へと向かった。

従者達は森の入り口まで付いて来ると城へと引き帰した。
そして、
森に入って暫く進んで奥まった場所に1人の男がいた。
そして、その姿を見て姫は目を見開いた。


亜麻色の髪は月の光を受けて金色に輝いて見える。
色白の肌は、夜の闇に浮きだって見える。
とても幻想的なそんな男。
そして、此方を見はその瞳は本当に澄み切った空のようだった。
そう、雲一つ無い、真っ青な空の色。



姫はその姿に思わず見蕩れてしまった。
そして、声も出せずにただただ佇んでいた。





========================

あとがき

ハイ、第3話です♪
今回ちょっと短めカナ?
まぁ、その辺は気にしないで下さい(爆)

そして、今回やっと鮮君登場!!
かなり、無理な設定ですが・・・(汗)

因みにココで一つ断わっておきます。
4話では、"姫"じゃなくて"ヨル"になります。
姫としての行動じゃないですから。
鮮君との対面の時は全て"ヨル"です。
ややこしくて申し訳御座いません。


2002.4.1管理人拝

2002年03月19日(火)



 今は昔の物語 第二話

コツコツコツ

廊下を歩く音が壁に反響し響き渡る。
そしてその足音は、ある部屋の前に来るとピタリと止まった。

コンコン

ガチャ


ドアをノックし、返事が返るよりも早く足音の主は扉を開けた。


「ツネヤス!」

そう言って部屋の中に入って来たのは他でもない姫だった。


「・・・ヨル姫・・・ノックは何の為にあるんや?」


何故関西弁なのか何て野暮なことは訊かないで頂こう。


"ツネヤス"そう呼ばれた男は足を組んで椅子に座っていた。
そして、姫の方に目をやると呆れた声そう言った。
茶色の短い髪に血色の良い肌。
面立ちも整っており、城の使用人の間でも人気者の男。
ツネヤスは城専属の医師だった。
姫の生まれる前から城にいて姫にとっては兄のような存在。


「細かいことは気にしないでよ。それよりツネヤスに訊きたいことあるんだけど」
「訊きたいこと?」
「そう、城の近くにある森について」

そこまで言うと、ツネヤスの表情が変わる。
それを目敏く感じた姫は、少々訝しげな瞳でツネヤスを見た。


「何でそないなこと訊きたがるん?」

平常を装っているが何処か不自然なツネヤス。
ちょっときつめの、有無を言わせない瞳で姫を見る。
が、そんなことで怯む姫ではなかった。

「訊きたいから」

そんな一言でツネヤスを一刀両断する。 
その姫の言動にツネヤスは大きく溜息を吐くと、両手を上げて降参のポーズをとった。

「分かったわ。いつかは訊かれるやろう思うとったし話したる」


そう言うとツネヤスは今まで座っていた椅子から立ち上がり窓際に佇んだ。
ツネヤスの部屋からは森が良く見える。

「あの森にはな、1人の男が住んどるっちゅう話しや」
「・・・1人の男?」

獣にしろ神にしろ何かしら住んでいるだろうと思っていた姫。
それが"人"だと分かると、更に好奇心が増した。

「男の名前は"セン"。本来ならこの国の次期王様や」


ツネヤスのその言葉に姫は大きく目を見開いた。
次期王様・・・つまり姫の・・・ヨルの"兄"と言う事だ。
そんな話しは初耳だった。


「・・・どう言う事?」

信じられないと言った声で姫はツネヤスに問う。

「コレは国の最大機密や。センはな、産まれてすぐ森に捨てられたんや・・・」

そんな話し誰が信じようか?
次期国王を森に捨てるなんて・・・。

「センはな・・・瞳の色が綺麗な空色やったんやて。俺も話しを聞いただけで見たことは無いんや」


空色の瞳。
それは国では災厄の証とされている。
本来その瞳の子供は産まれてすぐ殺されてしまうのだ。

「いくら空色の瞳の持ち主でも王家の血を受け継いどることには変わり無い。そう簡単には殺されへん。かと言ってそのまま生かしておけば・・・」

ツネヤスはそこで一旦言葉を切った。
その言葉の先ぐらい姫にだって予想はついた。


空色の瞳の子供を殺された者達は黙っていないだろう・・・。
だが、殺すわけにもいかず局は森に幽閉の形をとられた。
その秘密が漏れぬよう、森は立ち入り禁止と言う事だ。


「・・・これで納得いったか?」

そんなツネヤスの言葉を姫は複雑な気持ちで聞いていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後書き

第二話終了♪
これ、ハッキリ言って童話じゃないね(爆)
伃留ちゃん恒さんのこと呼び捨て・・・(汗)
何か恒さんって呼ばせるのもな~と思って・・・。
因みに、人物名は一応全員カタカナになります。

書く時伃留を姫と書くか、ヨルと書くかかなり迷う。
ヨルの方が書きやすいかも・・・。
ひとまず、まだまだ続きます・・・一体何話まで行くんだろう?
鮮、まだ出てないし・・・。
これからもうちょっとゴタゴタが・・・続きます!!

恒さんの関西弁は・・・まぁ、軽く流して下さい!!(切実)


2002.3.31管理人拝

2002年03月18日(月)



 アメガフッテ

雨が降って
地は濡れて
土はぐちゃぐちゃ


そう
まるで今の自分のようで

雨に打たれて
涙を隠した


心の中にも雨が降り注いで
今の何とも形容し難い想いを溢れさせる


「雨降って地固まる」
そんな言葉を思い出して

だったら・・・
雨が止んで太陽が出て
全てが乾ききったら
私の想いも 気持ちも固まるのだろうか?

何てぼんやりする頭の中で考えて
雨に打たれ続けた


雨が降って
涙を流して
傘も差さずに
早く太陽が出るのを祈って
この気持ちが固まることを願って

貴方に伝えれるように
雨降って地固まって

想いも
気持ちも
心も
全てを固めて

貴方に届けたいから

「スキ」
そう言われた言葉の返事を
この大雨の中 未だ固まらないこの想いを

必ず届けるから

だから

早く
太陽を―――――



□■□■□■□■□■□■□■□■

【後書き】

短いのに長い・・・(汗)
イエ、何となく書きたかっただけです。
今外はかなりの快晴・・・初夏の気温となっております(死)

雨・・・何かスキなんですよね~このタイトルで書くのvv
シリアス系が書きやすいからかな?
今回は・・・やっぱシリアスなんでしょうか?(爆)
でも、別れてないし、死んでないし・・・←当たり前。

本当は、連載挟んで書きたくなかったんですけど・・・
急に書きたくなっちゃって・・・(苦笑)



2002.3.30管理人拝



2002年03月17日(日)



 今は昔の物語 第一話

今はもう、此の世に名も無い国の話し。


自然は溢れかえり、人々は穏やかに、街もそれなりに栄え平和そのものだった。

そして、国の中心には大きなお城。
この国を治める王様の住む城。

そこに住む王様はとても温厚で、偉大で、頼りになる王様で、
お后様も優しくて、美人で聡明で、立派な方だった。



そんな2人の間には今年で16歳になる1人の娘がいた。
名を"ヨル"と言った。

綺麗な黒髪で、肌は象牙のように白く、大きな漆黒の瞳。
その姿はとても愛らしかった。

正確も、穏やかで、何一つ申し分の無い姫だった・・・。
と、民は思っていた。

が、実はとても好奇心旺盛なお姫様。
一度何かをやり始めたらとことん追求しないと気が済まない。
使用人もたまに手を焼くと言う一面も持っていた。


そんなお姫様が一番興味を示しているのは城の近くの森。
危ないからと言って近寄ることを許されない。

「何が危ないの?」

そう聞けば


「獣が出る」

や、

「魔女が住んでいる」

や、

「入ったら二度と戻れない」

や、終いには

「神の住む森」

など、十人十色な答えが返ってくる。


そのことが更に姫の好奇心を掻き立てた。





そしてある日、姫は城を抜け出して森に行く決心をした。

だが、姫の部屋は城の3階に位置していて、抜け出すことは困難だ。
昼間は昼間で、いつも傍に使用人の"アオイ"と"コウキ"がいる。

コウキはともかく、アオイの目を盗むのはとても難しい。
不可能と言っても過言ではない。


が、アオイは小さい頃からいつも一緒で、一番の"ヨル"の理解者であり一番の友達だ。
でも・・・甘やかしてはくれない。
姫はその日一晩考え抜いた。
そして、結局は答えが出ずに仕方ないので"もう1人の理解者"のところへと足を向けた。



2002.3.30

2002年03月16日(土)



 パラレルワールドin彩情

と言うことで(どう言う事かは訊かないで下さい)
シリーズ「彩情」(完結済み)でパラレルやっちゃいましょう!!
と言うことです・・・。

何故!?と言う突っ込みは無しで・・・。
イヤ、別に登場人物に名前付けるのが面倒だとかそう言う理由じゃ無いですよ(汗)←多分・・・。
そして、何故ココで!?と言う理由も訊かないで下さい(爆)
まぁ、ひとまず説明です!!


管理人、急に童話を書いてみたくなって・・・(苦笑)
ハッキリ言います!!
多分長いです!!少なくとも1話じゃ終わりません!!
2桁までは行かないと思いますが・・・管理人そこまで気力無いですし。
まぁ、長くても5話で終われば良いな~と・・・。



ま、その辺は置いといて←置いとくなよ・・・。
配役説明~☆
※多分、「彩情」読んでなくても分かります。



お姫様:伃留(主役)

???:鮮(まぁ、最初は謎と言うことで)

使用人:蒼委(どちらかと言うとお目付け役?)

使用人:皇輝(兼身辺警護かな?)

 医者:恒靖(お城付きと言うことで)

 王様:穹磨(伃留の父)

王妃様:羽姫(伃留の母)



大まかな所はこの位でしょうかね?
もしかしたら友情出演で、高比良さんとか、栄とか出てくるかも・・・。






と、ここで言うのもなんですが・・・。
本編の方で鮮と伃留の実家と皇輝の苗字が同じなのは管理人の誤りです!!
すみません(ペコリ)
そのうち皇輝の苗字直します・・・。




簡単にストーリーの説明を・・・と思ったんですが・・・。
すみません!!簡単には説明できません!!

1つ言えるのは・・・かなりのファンタジーです(爆)
そして・・・恋愛入ります・・・(汗)
ハッピーエンドかは謎(死)
まだまだ謎が多い作品なもので・・・。

それでは☆
書き出しは・・・そのうち手←オイ!!





2002.3.28管理人拝


2002年03月15日(金)



 それでも私は・・・

壊してしまおう

世界を
全てを

此の世から全てを抹消してしまおう

貴方への想いも
自分自身も
この血塗られた手も
涙で紅く腫れてしまった瞳も


貴方の元へと向かうこの足も切り落として
貴方のことを忘れてしまったら
この心は軽くなるのでしょうか?
神の元へと羽ばたけるのでしょうか?


でも


何もかも壊して
抹消して
失って

そんなことしてまで神の元へと行くよりも

全てを持ったまま
貴方の元へと留まりたいと

そう願うのは罪なのでしょうか?


罪でも良い
穢れても良い
私が私で在れるならどうなっても良い

だから

貴方の元へと留まり続ける私を
どうか


赦して下さい―――――



。.。.。..。.。.。.。.。.。.。.。.。.。.。



あとがき

久々に書いて・・・思いっきりダーク・・・(汗)
因みに日付が14日になってるのは、コレが
1日1個しか書けなくてこれからとあることを
しようと考えてるためです・・・。

2002.3.26 管理人拝






2002年03月14日(木)



 ハナガチル

――― 花が散る
一輪の花が


――― 花が散る
此の世でたった一つの花が


――― 花が散る
此の世で最も輝いていて
此の世で一番穢れてる


――― 花が散る
鉛のように強くて重くて
ガラスのように弱くて脆い


――― 花が散る
私の涙と一緒に


――― 花が散る
この手から零れ落ちて


――― 花が散る
砕け散って


――― 花が散る
泡になって


――― 花が散る
消えていく


――― ハナガチル
消滅する―――



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あとがき

またまたシリアス?
ホント、管理人の思いの付くままです♪
これは、今日国語の授業の時に思いついたモノ☆
「花」に何を例えてるか解ります?

2002年03月13日(水)



 顔を上げて

生きることは

苦しくて 辛くて 哀しくて
難しいし大変だけど
きっと何かが見つかるから


だから
顔を上げて前を見て


下を見てても良いけれど
たまには顔を上げて僕を見て

泣いて
笑って
怒って
生きて

共に歩こうとは言わないけれど
掌(て)を差し伸べることを許してほしい


君がこの手を取らなくとも
この手は 君のために 君の傍に

ずっとずっと在り続けるから


だから

顔を上げて前を見て
そして空へと羽ばたいて

飛び続けて疲れた時は
僕が休む為の枝になるから

雨が降って飛べない時は
僕が屋根になってあげるから

風が吹いて羽根が動かない時は
僕が風除けになるから


でも

君は強いから
そんなモノは要らないと そう言うかもしれないけれど

それでも僕は
君と共に在り続けるから


だから

顔を上げて僕を見て
そしてココにある証拠を
此の世に生きている意味を
理由を
幸せを

共に探しに行こう?



   ***


あとがき

またもや意味不明です・・・(涙)
管理人文才無いです・・・(死)
書いてるうちにどんどん内容が変わっていきます・・・。
今回は微妙にシリアス(?)報われてない(爆)
い、いつか・・・両想いを・・・←無理だろう・・。

2002年03月11日(月)



 君と僕の違い

僕と君の違いは何だろう?

顔とか 性別とか 性格とか 歳とか
そう言うんじゃなくて

一番の違いは想い

僕の「スキ」と君の「スキ」は全く違ってて
僕の「アイ」の形と君の「アイ」の形はあまりにもかけ離れていて

同じモノは望まないけれど
似ているモノなんてつまらないけど


それでも
想いは 心は 全てが向かう先は同じトコロであって欲しい


"自分だけ"

そんな言葉は欲しくないけど
君の中の"一番"ではいたいと思う

「スキ」って何度言っても物足りなくて
「スキ」って何度言われても満足できない


それでも
「アイシテル」とは言わないし
言ってほしいとも思わない


だって
「アイ」は重いから
息苦しいから
幸せすぎるから
溺れてしまうから

涙が出るから―――――


僕と君の違いは何だろう?

それは全て
同じモノなんて此の世には在りはしないから
同じモノなんてつまらない

そう
同じモノなら惹かれない
違うからこそ惹かれて
好きになって
愛して・・・


僕と君の違いは何だろう?

それは想いの向かう先
これから歩む道
同じゴールには 想いには
辿り着けない

そんなことは解ってる

それでも


同じ想いを望みたかった
未来を―――――

つまらなくても良いから
君に傍にいてほしかった
想っていてほしかった

無理ならいっそのこと
同じモノで在りたかった―――――




---------キリトリ-------------

アトガキ

意味不明・・・(死)
久し振り(?)に書いてコレだなんて・・・(泣)
最近ネタに尽きてきました・・・(滝汗)
もしかしたら似偏った内容になってくるかも(><)






2002年03月10日(日)



 早く・・・

いい加減に黙って欲しい

「何を考えているか分からない」

そんな当たり前のことを今更口に出さないでほしい


血が繋がっていようがなかろうが
誰にも人の心を理解するなんて事は出来ないんだから

自分の心すら理解出来ない人間が自分以外の人間を理解しようなんて
理解できると思うなんて
思い上がりも良い所だ



「自分は間違ったことなんか言ってない」

そんなことあるはずないじゃない
人の言うことなんて矛盾だらけで間違いだらけ
それでもそんな沢山の矛盾と間違いの中にほんの一欠片の真実が埋まってるの


完璧なことを言える人間なんていない
正しいなんて言える言葉はない
正しい道に導くことなんて出来るはずがない


だから

いい加減にして
そんなに人を壊したいの?

お願いだから早く気付いてよ
哀しみの涙が 悔やむ涙が
緋色に染まらぬ内に


早く―――――


気付いて



::::::::::::::::::::::::::::

アトガキ

何も言うことなしです(汗)

2002年03月07日(木)



 全てを奪った君へ

間に合わないと分かっていた
それでも走り続けたのは
やっぱり君のことが好きだから

アイタクテ
あいたくて
会いたくて

最後と何か言いたくないけど
それでも一言伝えたい


だから


真っ青な空の下
空には綺麗に続く飛行機雲


――― 間に合わなかった

それでも走り続ける足は止まらない


言いたい言葉は想いの中に
伝えたい想いは心の中に

言葉も 想いも 心も
全ては自分の中に在って
君の中にはない


全ては君に奪われているのに
奪った君はそれを知らず

そして

――― もうココにはいない



・◆・◆・◆・◆・◆・◆・◆・◆・◆・◆・◆・◆・◆・◆・

アトガキ

微妙にシリアス・・・。
甘くはないですね・・・(汗)
ある種失恋話かとも思うんですが・・・
と言うよりそれ以外言いようがない(死)

簡単に言うならどこか外国へ行ってしまう好きな子に
何かを伝えたくて走ってるってとこでしょうか。
↑の文だけで分かりました?
で、結局間に合わなかったと・・・。

それでは~書き逃げ!!(脱兎)

2002年03月06日(水)



 降り注ぐ雨に全てを・・・

降り注ぐ雨に願いを込めよう
雨は地に染み込んで再び舞い降りて来るから

終わることのない願い
降り注ぐ願いの中で
その願いを見失ってしまわぬように
何度も何度も願いを込めよう


降り注ぐ雨に願いを掛けよう
願いは貴方に降り注ぐから

私の願いは貴方だから
叶ってほしい私の願いを
降り注ぐ雨に
何度も何度も願いを掛けよう


星になんかにお願いしないで
星はただ見えるだけで
心にも 身体にも染み込んではいかないから

明るい夜に星は見えないから



だから



降り注ぐ雨に想いを託そう
この気持ちが届くように


降り注ぐ雨に言葉を乗せよう
私の声が貴方に聴こえるように


全てを潤し蘇させる
そんな 降り注ぐ雨に
私の全てを委ねよう


何度も何度も繰り返し降り注ぎ
いつも貴方の傍に居られるように


降り注ぐ雨に 私の涙と共に消えた

叶うことのない願いを
届くことのない想いを
聞こえることのない言葉を


降り注ぐ雨に全てを委ねよう
溢れんばかりの涙の変わりに



降り注ぐ雨に全てを―――――



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

アトガキ

意味不明SS(詩)・・・本当に管理人の想いの付くままです(汗)
今日は雨だったもので外見てて思い付きました♪
今回は(も)シリアス・・・。
その内甘い・・・イヤほのぼのしたヤツ書きたいです(切実)

2002年03月05日(火)



 「管理人の想いの付くままに」について

このページは今まで日記の方で書いていた、SS・詩等を書く場所です。
何故分けたのか・・・それは聞かないで頂けると嬉しいですが・・・(汗)
単純に言うならば、SS等を書くと必然的に日記の方も書かなければいけないんです。
で、それが・・・何と言うか面倒臭かったんです(死)
別に、日記は書かなくてもSSは書きたい!!と思う日もしばしばありますし。

因みにコレの更新は更新履歴には書きません。
随時更新と言うことになっています。
お暇な時にでも覗いて下さると嬉しいです♪

と、もしかしたらこっちの方で連載小説書く・・・と言うこともあるかも知れません。
小説・・・書いて一々ページにするのも大変ですし・・・。
面倒臭がりな管理人で大変申し訳御座いません!!

それでは、簡単にですが説明終わらせて頂きます(ペコリ)

2002年03月04日(月)
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