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2002年12月12日(木) 第2回 lesson de ラ・パレット

北川正先生による、子供のための公開レッスンの第2回を、先日、12月8日に、無事に済ませることができました。

今回は、小学3年生から高校3年生まで、前回よりも一人多い6人の生徒さんが参加してくださいました。
取り上げた曲目はしたの通りです。

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チェルニー30番 25番
バッハ インベンション2番
バルトーク ミクロコスモス 2巻より
イベール 「物語」より ガラスのかご

チェルニー30番 17番
バッハ インベンション3番
ミクロコスモス 2巻より
ヴィラ=ロボス 小さな羊、太った羊(ブラジル民族舞曲小曲集より)

ツェルニー30番 11番
バッハ 6つの小プレリュード5番BWV937
バルトーク ミクロコスモス2巻より、60番、61番
マイカパル トッカティーナ  (ロシアピアノアルバム2、全音)
カバレフスキー かなしい物語(こどものためのピアノ小曲集、全音)

バッハ 平均率Ⅱ巻 №18
ラヴェル 「夜のギャスパール」より オンディーヌ
ラフマニノフ プレリュード Op.32-12

バッハ シンフォニア 8番
モーツァルト ピアノソナタ K.545
イベール 「物語」より 小さい白いろば
ガラスのかご
バルトーク ミクロコスモス 4巻より

ベートーヴェン ソナタ No.7 op.10-3 1楽章
バッハ 平均律 Ⅰ-13
ショパン エチュード op.25-8

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曲目をご覧になっていただけると分かるように、この内容な子供のレッスン…などという枠にくくれるものではありません。
私自身も、指導の勉強…という面と、自分の演奏…という両面から、刺激される事が多く、6時間という時間が短く感じられました。

今回のレッスンで面白かったのは、バルトークの『ミクロコスモス』をレッスンで取り上げる意味についてのお話でした。
『ミクロコスモス』については各方面で取り上げられていますが、正直な所、その本当の魅力と使い方について、私の中に確信が持てるものがありませんでした。
しかし、北川先生のご説明は、分かりやすく、また、音楽以外で私が最近興味を持っていたこととも繋がっていて、音楽というものの時間的・空間的なスケールの大きさを感じるものでした。
公開レッスンというスタイルにも関わらず、表面的な音の出し方に終らないお話の内容は、北川先生の素晴らしさを感じるものでもあります。
(私には、北川先生の口から出てくる全ての言葉が輝いているように思える時があります)

何よりも素晴らしいのは、これらのレッスンを見ていると、ピアノ演奏において、どのような音を求め、どのようにピアノに取り組んでいったら良いのか…が自然に明確になってくるのです。
1年間聴講を続けたら、演奏を聴いて何が必要か…がかなり分かってくるのではないでしょうか。
3年間聴き続けたら、それは当たり前のことになるかも知れません。
lesson de ラ・パレットの本当の狙いは、そこにあります。

次回は、2月2日日曜日です。
大勢の方のご参加を(といってもそれほど広い会場ではないのですが)、お待ちしています。


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