かなしいうわさ
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2004年07月17日(土) 307

青山ブックセンターが潰れた。お疲れ様(´人`) 俺はスカしてて好きじゃない本屋だったけど、本を好きな人がノビノビやってる本屋だなとは思ってた。潰れたことを責める気は全くないけど、ネットで悲しんでいる人が多いのを見るにつけ、好きなことをやる人は、というか好きなことをやる人こそ、ちゃんと稼いで続けていかなければいけないよなーと思った。例えばamazon。みんな失敗すると思ってたけどきっちり儲けてみんなに愛されてる。格好良い。 殺害塩化ビニールも潰れたりしてるみたいだけど、多分クレイジーSKB@バカ社長はひとりでも死ぬまで続けるよ。この人のやってることは正直しょーもないと俺は思うけど、この人は周りにどう思われようがきっとまだまだずっとしょーもない事し続ける。これはABCが潰れた話と全然違う話みたいだけど本当は同じだ。「好き」ってこういうことだ。好きならここまで。
しかし本屋さんには厳しい時代だ。本屋ってもともと利益薄いから、本は集客要素程度にしか考えていないゲオとかツタヤみたいな大型複合店が出てきたら、地場でコツコツやっている本屋さんなんてすぐに潰れてしまう。ゲオとかツタヤが本屋として面白ければそれで構わないんだけど、全っ然そうじゃないからな。んで、薄利多売の構造をやめるためとかいろんな理由でいずれ再販制も無くなっちゃうんだろうけど、その時に残れる「良い」本屋ってどのくらいあるのか。あんまり売れないけど「良い本」を出し続けられる会社や書き手がどれだけ残れるか。音楽業界もいろいろあるけど、こっちのほうが不安だったりする。ともあれ、俺らのような「好き」なことがある人は「好き」な事し続けられるために色々とがんばっていきましょうネ(´ー`)



フジロックのモリッシーがキャンセルになったりしている、けど、フジ自体に俺が行けない可能性が強まってきており、どーでもいい気分(;´Д`)
というかトリとはいえフジに行く人でモリッシーのファンってあんまりいなさそうだし、大部分の人にとっては痛くも痒くもないだろう。トリがキャンセルになっちゃうということでフジロックのバリューが落ちちゃうことが痛いだけで。でもフジのバリューが落ちることを客が心配するってのもおかしな話だな。それだけフェスとして愛されてるということか。ぼくもあなたもフジロッカーズ!



安東ウメ子さんが亡くなられた やることをやられていたし、大往生と言ってもいいのではないでしょうか。お疲れ様です。





知らなかった
雷蔵が再発されてた


中学生くらいの時に、近所の図書館でCDを借りて驚愕した。OTOと一緒にライとかクロンチョンとかのワールドミュージックぽいことをやっている。が、このアルバムが凄いのはそこではなくて、あがた森魚ワールドが「陽」に振り切れちゃっているのが凄いのだ。はじめてあがた森魚の音楽にに触れたのがこれだった。最初は強烈な異物感に気持ち悪くなったりしたけど、慣れてくるとたまらない味が。キモカワイイ。すぐに廃盤になっちゃったので、ブックオフとかでずーーっと探していた一枚なので再発はうれしい。見つけたら100円くらいなんだろうけど、こういうアルバムって数が出回ってないから全然見つからないんだよね。 (同じようにTANGOSの「水田」も探しているので見つけた方は教えて下さい お礼アリ)




2004年07月12日(月) 306

真吾2新曲


ソウルフラワー うたは自由をめざす


眠い。帰宅が3時だもの。眠い。なんとなく野球の話をしてもよいですか。 小学生の頃は熱烈なジャイアンツファンだったんだけど、子供心に渡辺恒雄の言動が気持ち悪く感じられて自然と心が離れた。肉屋でタダで後楽園球場でのハム戦のチケットを貰えることもあって、日ハムファンに移行して、今に至る。好きになってから優勝する気配もないけど、日ハムファンになったことに全く悔いはない。新庄は偉い。おやすみ。



2004年07月11日(日) 305

9日の江豆町の感想を今見直してビックリした。酒飲んで殆ど寝て書いてたのでまるで記憶がない。バカドリルって何だ?



そうそう、選挙行きました?




今日は選挙行った後、夕方に兵庫湾周辺を原付で散歩した。兵庫湾はとにかく無人で巨大で広大で荒んでいて、怖くて楽しい。岸辺でぼーっとしてたら、野犬2匹に追いかけられた。こっち見てダッシュしてきた2匹は完全に狩りの時の目をしてた、自転車で行ってたら狩られていたと思う。今年一番怖かった。








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miceteeth /baby
俺が今一番惚れているバンドなので冷静な感想が書けない。まぁそこいらへんは割り引いて読んで。
いままでの中でも一番良いと思う。全曲まんべんなく「佳曲」揃いだ。代表曲に成り得るようなフックのある「名曲」は一曲も無い。でも、全曲が猛烈に切ない、佳曲中の佳曲ばかり。これは凄い。ポップスの魔法が根付いている。初期サザンオールスターズばりの魔法のかかり具合。 バンドの演奏も格段に良くなったなぁぁ。前作は演奏にいまいちコクがなくてインストの曲なんかは飛ばして聴いていたんだけど、このアルバムのインスト曲は楽しくもほろ苦くていい味出している。 





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Rico /Wareika Dub
ricoの名作「man fron jamaica」のダブ。プレ・リリースのみで殆ど市場に出回らず、中古市場でもんのすごい値段がついてたアルバム。今回、日本のみで初CD化。山名さんやるなぁ。でも、所詮プレ・リリースどまりの音源なので、音は正直言って期待してなかった。けど、これが案外良い。ラフで適当なダブ・ミックスが「マン・フロム・ワレイカ」というアルバムが持つ緊張感を良い具合に中和している。フニャったワレイカ。「マン・フロム...」聴いて気に入った人は買うべき。





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Nujabes /Metaphorical Music
良くできているのは判るんだけど、なんだかあんまり好きじゃないんだよな。





2004年07月09日(金) 304


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小田扉 /団地ともお 2巻

1巻は子供のバカさがひたすらに楽しくて、ああこれならスピリッツ読者にも通じちゃうな、売れちゃうかもな、という感じだったけど、2巻はこの作者のもつわかりにくさとか淋しさが現れてきて、売れなさそう。1巻のともおは「俺もこんな子供欲しい!」と思ってしまったりするほど無邪気でバカたれで可愛らしかったけど、2巻のともおやそのお友達どもはなんだか大人だ。でも単純に大人びていたりするわけでもなく、子供かと思わせといてなんだか大人で、でもやっぱり子供という。うまいなぁ。泣けるし。あとこの人のオチのつけなさ加減は素晴らしいと思う。現実の世界でもいつでも綺麗なオチがつくわけじゃないからマンガという虚構の世界でも綺麗にオチつかなくたっていいじゃないの。オチがついてないというすがすがしさと、微妙な気分になる余韻は逆に素晴らしいオチになっている。ちゃんとオトしてる回もあるけど、オチてないオチでは「よその子になっちゃいなさいともお」とか凄え凄え。





小田扉 /江豆町
こちらは、しっかり大人向け。この人のマンガは、所詮人間なんて独りで生まれて独りで死ぬだけ、だけど人と人は繋がりあっていないと生きていけないよ、ということが描いてあるだけ。バカドリル

2004年07月06日(火) 303

先程帰宅、我疲(;´Д`)即寝



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あすなひろし /いつも春のよう 


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あすなひろし /青い空を、白い雲がかけてった

ギャグが古い。絵も古い。内容もやっぱり古い。でも、俺が今年読んだ本や漫画や映画のどれよりも良いと思った。学校が舞台でギャグ的要素の強い「青い空を、白い雲がかけてった」の、照れくさくってどうしてもギャグを混ぜずにはいられない感じがたまらない。そしてちょっと劇画調な「いつも春のよう」のストレートな臭さもいとおしいなぁ。今の俺にはビターな「いつも春のよう」がより滲みる。お涙頂戴するのなら命張れやこのくらい!!! 
タイム涼介は影響受けまくってそう。これ好きな人は「フランス」とか読んでみると良いかもしれないよ。あとこれも。







2004年07月05日(月) 302

大変だ! 杏仁豆腐作るときに生クリームを入れると滅茶苦茶旨い!ヽ(´π`)ノ



フジのチケットが届いたので、フジラジオを更新してみた。

そういえば、今年のメタモは苗場でやるらしい





購入物

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Wilco /a ghost is born
前に感想書いたときに「静かなアルバム」って書いたけど結構ワイルドだった。ご免なさい。 これは凄い。超メロウなんだけどハードコアで音凝りまくり、という、俺がレディオヘッドとトータスに期待してることをまんま叶えてくれている感じ。





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曽我部恵一 /shimokitazawa concert
今の曽我部には無理がない。無理のない事を普通の人がやっても面白くないのが常だけど、曽我部はちゃんと面白いのでOK。 ブートレグ並の音質だけど、相応しい音なので気にならない。時には音が悪いということも素晴らしい録音になるんだね。ソカベの子供がキャーキャーと騒いでいるのも最高の効果音。ソロ時代の曲は正直よく知らないんだけど、迫力があってザクザクしていていて良い。あっという間に聴き終わってしまう。サニーディで俺が一番好きな曲「ベイビー・ブルー」に、同名異曲のフィッシュマンズのカバー「ベイビー・ブルー」、どちらも良い。






Build An Ark /Peace With Every Step
初手からファラオ・サンダース「You've Gotta Have Freedom」のそのまんま系カバーをしてて「俺たち、ソウルジャズ大っ好きなんだぁ!」というのがビンビン伝わってきて、あぁ微笑ましいねと舐めていたら、他の曲ではソウルジャズテイストを残しつつソウルっぽいこととかレゲエっぽいこととか変態っぽいこととか色々やっていて、一筋縄ではいかない。面白い。一番勢いとクリエイティビティがあった頃のアシッド・ジャズを更に深化させている。
ここで音源聴けますよ




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DJ Shadow /in tune and on time Live! (DVD)
まだ観れてない。時間ない。と思ったら、CD付いてた。明日会社の行き道で聴こう。




2004年07月04日(日) 301

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Rico /Man From Wareika +9
音の質やジャンルは違うけれど、マーヴィン・ゲイの「What's Goin' On」の凛とした感じと圧倒的な完成度がこのアルバムにはある。「What's Goin' On」にある官能はあまりないけど、そのかわりキンクスの「You Really Got Me」やスターウォーズのテーマをダブの効いたスカにしちゃうという「What's Goin' On」にはないお茶目さがある。官能も大切だけどお茶目も大切だよ。 
レゲエガイド本「Roots Rock Reggae」プレゼンツの再発シリーズのなかの一枚で、同時発売の他タイトル同様、すごく良い仕事をしている。ジャケットをはじめ、CDの印刷面等の細部まで神経の行き届いた洗練されたデザインの美しさ。幻のアルバムを9曲もボーナストラックとして完全収録しながら2000円という安価で出す心意気。簡素だけど心込めた丁寧なライナーノーツ。こういうのをセンスが良いって言う。カフェなんとかという適当で大味なパッケージ作っている人は見習って欲しい。


同時発売のダブ盤も世界初CD化。これはアナログも殆ど市場に出回ってなくて10万円とかしてたらしい。一生聴けないと思ってたけど、いや待ってみるもんだね。




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