かなしいうわさ
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おれわたしベスト、とりあえずいただいている分は全てUP完了。23日現在で30名!センキューセンキュー。 年末は帰省するので、12/26〜1/4くらいまではパソコンに一切さわれません。ご応募等々はお早めに。
みなさんの投稿を参考にして買ったものがいくつかあるけど なかでも愛聴しているのが、ナカニシさんが選んでたのを思い出して、Bitty Mclearnと一緒に買ったこれ。
 Three Seven /ホームラン 日本のオーセンティックなスカバンド。カキーン、ホォームランッ!という効果音のイントロから始まって、ゆるゆるゆるっと全10曲が過ぎていく。フレーズのひとつひとつがなかなか切なくていいネー。 CDという録音物で聴く限りでは、デタミネーションズやスカ・フレイムスのようなベテランバンドよりも、まだまだ稚拙なこのスリーセブンやミリオンバンブー、マイスティースの方が好きだ。あくまで俺の私感だけど、スカバンドは巧くなりすぎると、「深み」は増すけれど「切なさ」が不足してくるような気がしている。デタミの「Under My Skin」なんて滅茶苦茶せづねえぇぇ曲だけれども、あの切なさはどっちかというと職人芸だ。それに比べたら、このバンドの演奏はまだまだ「修行中の皿洗い」。 だけど、たくまざる魅力と危うい切なさが確かにある。ジャマイカの超1級のスカ・ロックステディ、例えばSupersonicsには、サックス一吹きでどひゃひゃーと泣けてくるような「巧みさ」と「たくまざる切なさ」が完全に同居している。このバンドにはそんなバンドになっていって欲しいな。 マイスティースのせづねえところに惹かれている人ならきっと気に入ると思う。
他のサイトでも色々とベスト企画をやっています。
良く見ているマソウさんとこでも毎年恒例の2004awardを開催中。

oopsの掲示板 「ベスト・アルバム オブ 2004 大募集!!」とかも。
この他でも、年間ベスト的なことをしていて「おっ面白いね」と思ったサイトがあったらぜひ教えてください。当然、個人が単独で選んでいるものでも良いです。おれわたしにまとめてリンク集でも作りたい。
こうの史代さん「夕凪の街 桜の国」が文化庁メディア芸術祭で大賞に http://plaza.bunka.go.jp/festival/sakuhin/sakuhin/manga01.html

ひとりでも多くの人に読んでほしい作品なので、受賞したことは本当に嬉しい。ベストには挙げていたんだけど、ここには感想書いていなかったのは、感想がすごーく書きにくかったからです。書いてみよう。
こうのさんの描く、ゆるやかでやわらかなストーリーや絵が、「ヒロシマ」という強烈な題材と交わったことで、より高い普遍性を獲得している。 原爆が落ちた後の凄惨な光景。描く手に震えがきて、躊躇しているのが判る。凄惨に描けていない。「はだしのゲン」での赤裸々な描かれ方とは全く違う。でも、その躊躇が、実際にヒロシマを体験していなくて想像するしかない俺に、「はだしのゲン」以上に凄惨さを想像させる。描ききれないことで伝わる事もあるんだな。 そして、最後近くで描かれている、見開きで桜の咲く街。その見開きの絵の素晴らしさ。凄惨な光景を凄惨に描けなかった思いが、その見開きに全て込められている気がする。その見開きは、ひとりでも多くの人に、ぜひ見て欲しい。俺は「ヒロシマ」や「戦争」が凄惨で「特別」なものとしてとらえてしまっていたけれど、そこには俺の普段の生活と変わらない日々があったんだ。
やっぱり上手く書けないな。 マンガ評論では一番信頼に足るみなもと太郎がオビに書いている推薦文をまるまる載せてしまおう。
実にマンガ界この十年の 最大の収穫だと思います。 これまで読んだ多くの戦争体験 (マンガに限らず)で、 どうしても掴めず 悩んでいたものが、 ようやく解きほぐせて きた思いです。 多くの意味でこの作品は、 多くの記録文学を 凌いでいます。 マンガ史にまた一つ、 宝石が増えました。 こうの史代さん、 ありがとう。
俺の知る限りでは全然話題になっていないけど、アマゾンで26件もカスタマーレビューがある。凄いよね。そこのひとつで知ったんだけど、カバーはずすと同人誌時代の切り絵のカバーが出てきますよ。
 Bitty Mclearn and The Supersonics /On Bond Street KGN.JA. gingermanさんとこで見てからずーっと探していた一枚。やっとやっと買えた! 輝けるジャマイカ音楽史のなかでも個人的に一番好きな60年代後半のロックステディ期、そのなかでもダントツに歌心のあるトラックを作っていたのが、元スカタライツのトミー・マクック。彼が率いたTommy McCook & The Supersonicsの音を、質感を全く減じさせることなく見事なディレクションで再編集して「新たな曲」に仕立て直して、その上にシンガーが勝手に曲つけて歌っているというのがこの盤。その素晴らしいトラックの上で歌うのが、UKのラヴァーズ・シンガー、ビティ・マクレーン。知らん。でもこいつが又良い歌うたうんだよね。若きデニス・ブラウンを彷彿とさせる、ハイトーンの超美声。レゲエを聴いている人なら、うはぁこの曲はJoya Landisのド名曲「Moonlight lover」っ!で、この曲がこんなんなって、その上こんな歌が乗るんかい!ぐああああああぁっ、と、一曲ごとに悶えることができるよ。なんだか今までたくさんの時間や手間や金を使ってレゲエを聴いてきたことへのジャーからのご褒美なのではないか、なんて、俺が「この世で一番好きな曲」のうちの一曲である「Real Cool」オケの曲を聴いて悶え死にそうになりながら思った。 もちろん、レゲエ愛好家以外にも大いにおすすめしたい。別にトラック知らなくたって全く関係なく、名演・名唱だ。アッシャーとかRケリーと同じ感覚で、最上級のR&Bとして聴いて。 ...ただ、このアルバムは外資系レコ店をはじめ、ある程度レゲエを扱っているようなダンスミュージック系レコ店でも殆ど見かけないんだよな。0152とかで取り扱ったら爆裂的に売れるのに、勿体ない! 最寄りのレゲエ専門店か、通販でどうぞ。
で。 気に入ったら、オケの元ネタであるこれも是非。
Tommy Mccook & The Supersonics /Down on Bond Street 俺がこの世で一番好きな一枚(のうちのひとつ)。もう、収録されている一音一音がいとおしい。これを聴くと、マイスティースをはじめとする最近のオーセンティック・スカバンドの演奏はまっだまだだよなーと思ってしまう。(まぁ、あれはあれで味があって良いんだけども。)アマゾン品切れになっているけど、外資系レコ屋とかでもまだ入手可能な筈。
散財

V.A. /Scratchy Sounds compiled By Barry 'Scratchy' Myers The Concretes /S.T. Elvis Costello 6 The Imposters /The Delivery Man Home Grown /Time Is Reggae Chosen Few /In Miami 笹沼位吉works /Bass On True Story ミュージックマガジン ベストアルバム2004 四方田犬彦 /心は転がる石のように
おれわたしベストで選ばれていて興味が沸いたものも買ってみた。 ConcretesはSycoさんが1位に挙げていたもの。これは良いなぁ。ベルベッツは優しい曲もひたすら真っ暗闇な感じがするけれど、この人たちは闇のなかに指すひとすじの光をじっと見つめて演奏しているようなあたたかさがあるね。アレンジもしっかりしているのに音はめっちゃ素人くさいのも良いなぁ。これを男が木訥と歌ってたらまんまジョナサン・リッチマンだけど、ちょい影のある女性ヴォーカルだってのもまた良いなぁ。大切に聴こう。
阿部さんが挙げていたコステロも、良いなぁ良いなぁ。90年代以降のコステロは振れ幅がでかいけど、たまにやるラケンロー路線のアルバムはどれも良い。そんなラケンロー路線の中でもこれは一番良い出来だと思う。老いてなお青し。それでいてコクもある。滅茶苦茶ソウルフル。若造にはできないはっちゃけ方ってのもあるんだなということを学んだり。傑作。
ナカニシさんの「今年のこの一曲」であるホームグロウンfeat今野aka Rocking Timeの「夢想花」。これも良いなぁ。有名な「飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで、回って回って回って回るぅぅ」のサビんとこよりも、Aメロが良い。歌詞も滅茶苦茶切ない。選曲の勝利。
おれわたしで出会う素晴らしい盤も毎年沢山ある。うれしいことです。 おれわたしは、21名分をアップしました。 今年から、音楽部門だけはほぼ全てビジュアル(ジャケット写真)を載せることにしたので、UP作業にかなり手こずってます。 目がショバショバして今日はもう駄目だー。一寸時間を下さいね.... >ご投稿いただいた皆様
あ、写真撮るの忘れてたけど、 ミルチーニョ!

ミルトン・ナシメントに近いMPBだけど、メロディにもアレンジにもアメリカのシンガーソングライターのようなフレンドリーさ、ポップさがある。隅々まで、本当に丁寧に作られているのが感じられる。やわらかくあたたかなのに背筋がピンと張るような凛としたヴォーカルが素晴らしい。これもじっくりと大切に聴こかなきゃいかんな。静謐さが冬の寒さにもぴったり。 →視聴
会社用に、無印のラジオCDを購入。
 なんかこの写真だとよく判らないけど、なかなか良いルックスで回りからの評判も上々。でもあんまり音が良くないのな。( ´Д`)
というようなどーーーーっでも良い話題だけ残して。 おれわたしの原稿UPもせずに。 Jeff Buckleyのライブ
 聴きながら寝る。すいません。
そうそう、久々にしおみさんのアマチュア・アワーでディスクレビューを書きました。俺のレビューはここに書いたことの焼き直しなのですが、他のみなさんのレビューが相当おもろいですよ。是非ご登録を。
今日も今日とて午前様。
帰宅して、腹減ったので冷蔵庫をあさっても賞味期限切れのたこキムチしかないな困ったー、と思っていたら冷凍庫の奥からいつ買ったのか全く覚えていないあずきアイスを発掘... 今喰った。固い。固すぎる。こらやばい。
出勤時にiPodランダム再生で久々に聴いたニートビーツの「黒いジャンパー」に心奪われ、一日中心の中でくちずさんでいた。と思っていたらデスクワークしながら本当に声に出してくちずさんでいた。全然気がつかなかった。 黒いジャンパァッ 裏地は赤のチェックだッ( ´ー`) ( ' ー ' )ナンダカゴキゲンデスネ〜 どうも俺は本当に疲れたり寝て無さ過ぎの時は歌を歌うようだ。気をつけていきたい。
 名盤だ。
帰宅時はKRSワンにびびっと来た。4年ぶりくらいに聴いた。
 ド名盤なので画像もこのくらいの大きさが相応しいだろう。このアルバムははじめてリアルタイムで聴けたKRSワンなので(当時サーファーだった姉が聴いていたのを横で聴いてた)思い入れもひとしお。BDPより好きかもしれない。あまりにルード過ぎな「Black Cop」をはじめ、バックトラックも荒くれている。レゲエ・フレイヴァー溢れるボインボインしたベースが良い。ボイッンボイーン。
アッ しまった アマチュアアワーの原稿を書かなければ ノ(;´Д`)
いただいた原稿のUPはもう少しだけお待ち下さい ノ(;´Д`) 現在16名!
 ☆漫画・イズ・イナフ☆
面白いのか面白くないのか判らない面白さが面白い。昔流行ったいわゆる「不条理マンガ」とも違う。普段マンガを読んでいてもあまり使わない脳みその部分で面白がる感じ。普段街を歩いていたりして「おーこれ面白え」と思うことって、いかにもマンガっぽい面白さじゃなくて、こっちの面白さかもしれない。天久以来の衝撃。
 Sabu /Palo Congo ジャズの名門ブルーノートに突如現れた、非ジャズ・アルバム。サブー名義だけど実際はアルセニオ・ロドリゲス一家が奏でるキューバンミュージック。サブーはぽこすかコンガ叩くのみ。いやいや、俺にとってこれは最高に格好良いジャズだ。ナマでどす黒くてぐにょぐにょとうねっているこういう音こそがジャズだよ。「ジャズ聴いてみたいけど何聴いていいか判らないッス」という人にこれを真っ先に薦め(て、道を踏み外させてしまい)たいな。1曲目とかとにかく格好良い。
散財

Magma /Live Akabu /S.T. DJ Krush /Jaku MF Doom /mm...Food A Tribe Called Quest /The Love Movement Vermilion Sands /Live Shani-I /Live in Sessions Nipps /Midorinogohonyubi Presents Midorinogohonyubi Music /One Foot
福岡史朗の新譜と、Bitty Mcleanを探しに心斎橋へ。久しぶりにアメ村に行ったら、レコ屋がものすごい勢いで潰れていた。なんだか町自体にも活気が無い気がしたな... 結局、お目当てのものはどこにも無かったので、気紛れで梅田のWaveに行ってみた。商品量は少ないけれど、タワーより輸入盤が全然安い。ものによっては500円以上安かった。
あ、写真に載っけてないけどDJロランド@URクルーのユニット、Los Hermanos/On Another Levelと、Sabu/Palo Congo、そしてマンガも10冊くらい買ったった。
 Los Hermanosいま聴いているけど、こりゃド傑作やで。ほんま。年間ランキング訂正しないといけない。 (´ー`)いけません。

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