かなしいうわさ
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2005年01月29日(土) 387

購入物

cover
John Legend /Get Lifted
蟹江さん家んとこの子。うーん、デビューアルバムだというのに、やたらとこなれている。ベテランが作る久々の力作みたい。後半が良いね。きっと売れるよこの子は。





cover
Otis Clay /I Can't Take It
音楽を聴く喜びに満ちた大名盤。体が勝手にゆるりと踊る。オーティス・クレイの塩っ辛い声はええなぁほんまに。そんなしょっからい声が、華麗なHiサウンドに乗る幸せ。Hi-Recordsの音、いわゆる「Hiサウンド」ってダビーだと思う。バスバス、カスカスした乾いたドラムサウンドに、キラーなホーン。ルーディで、しかもジェントル。たまらない。





cover
ハナレグミ /帰ってから歌いたくなってもいいようにと思ったのだ
自然体を装った卑しい音楽。俺はハナレグミのそんな貪欲さが気に入っている。卑しい音楽=駄目な音楽というわけでは全くない。






2005年01月28日(金) 386

日本の憲法は外国人を差別します。 日本が粋じゃない国だとどんどん分かってきて暗い気分になります。





ハナレグミとかいろいろ買ったけど、このアルバムに首っ丈。


cover
加藤政彦 /好きだBaby

このジャケット......
こんなジャケのCDを試聴する気になった自分自身をほめてやりたい。
ジョン・ハートみたいに見事なフィンガーピッキングによるギター弾きながら、ひしゃげててヘンでうつくしい声で歌う。それだけで、とても美しい。 同じようにギター弾き語りが中心のハナレグミのニューアルバムは、すごく良いのに、いまいちしっくりこない。うつくしくない。音数の少ない自然体な音楽ってやつを作ろう!というギミックがチラチラと見えてしまって嘘臭いかんじがするのだ。加藤さんにはそれがない。彼のギター、彼の節回し、彼の声質、彼のつくるメロディ、すべてがただそこにあって、それだけで全く過不足が無い。完璧だ。レス・イズ・モアってのはこういうことを言うんだろうな。天才だと思う。
彼の声、メロディ、節回し、息遣いとかもろもろが、ファーストアルバムの頃のフィッシュマンズ佐藤に似過ぎているというのは、どうでもよい余計な話 ノ( ´Д`)


「桃の花のような、とってもきれいな花。素朴でホットな加藤くんありがとう。」 憂歌団のキムキム兄やんによる紹介文。


公式サイト






2005年01月25日(火) 385



ボガンボ再発 あしたから!




cover
V.A. /Colla Bo GumBos vol.1

さっくりフラゲ
するっと一聴
特に好きな曲だけ紹介


トータス+Black Bottom Brass Band による 「助けて!フラワーマン」
トロンボーンがベースライン奏でるニューオリンズマナーなカバー
冒頭の口上もシヴイ 
ホーンも思いっきしブイブイゆってます 
歯の根グラグラ
大好きだ!



UA+リトルクリーチャーズ による 「トンネルぬけて」
おお、マイルド
意外にもすごく良い
UAのシングル「情熱」のカップリングだった名曲「電話をするよ」を彷彿とさせるなぁ
UAは最近よく分からんサブカルチャア風味な歌詞ばっかりだけど、こういう平易な詩を歌っているほうが似合うよ
大好きだ!



ソウルフラワーユニオン+グルーヴァーズ による 「ポケットの中」
KYONに「どんと以外でこの曲歌えんの、お前くらいやろ」と言われたそうですわ ライブにて中川談
ボガンボとソウルフラワーは異母兄弟みたいなもんで、流石の出来
いまの肩の力がうまい具合に抜けた中川だから、しっくりくるんだろうな
大好きだ!



YUKI+麗蘭 による 「夢の中」
ゆるゆるジャングルビート ほんのりレゲエテイスト
麗と蘭のギターがくわわわん、しゃきしゃきと鳴って
YUKIが素直な感じで歌う
くわわわんもYUKIの声もたまらないね
大好きだ!



今野英明+吾妻光良&スウィンギン・バッパーズ による 「あこがれの地へ」
ロッキンタイムの今野さん、歌ぜんぜんうまいとも思わないし、あんまり好きな声ではない
しかもこの曲の音程、あやういあやうい、今野さんが歌っちゃいけないキーで歌っている
それがなぜだかすごく良い
ボガンボの曲をどんと以外の人がうたうときは、素直にそのまんま歌うのがいいみたいだ
大好きだ!





以上の曲は本当にグリグリと良いです
その他も良いよ、ようこさんもYO−KINGもヒロトも
(YO−KINGを良いと思ったのは真心の「I Will Survive」以来だわ)
うん、良いんだけど
これならボガンボのCD聴いてりゃいいよね、って思ってしまう
上記の曲は替えが利かない出来ということ

トリビュートアルバムって禄なもんないけど(スピッツのやつは例外)、
これは
すばらしい
です

大好きだ!!






DVDは入荷してなかった
まぁ、またのお楽しみだね
小倉アイスを喰っておやすみなさい





2005年01月24日(月) 384

低調低調
どうすれバインダー (;´Д`)




帰りの新幹線で読んだ本は
cover
平田弘史 /血だるま剣法・おのれらに告ぐ
うぐぐ
一緒に買った「シグルイ」が霞んだ程、強烈。 新幹線のなかでひとり震える。間違いの無いド傑作。
だけど弱っている俺にはこれは濃すぎる。漫画にボコボコに叩きのめされて落ち込むこともあるのね (;´Д`)
ガギガギ
はよ寝よ



田村夏樹コココケを聴きながら
SKY BLUEを飲んでおやすみなさい






2005年01月23日(日) 383

ばあちゃんが亡くなったので東京に来ている。式の最中はずっと姉の子供をあやしていた。あばばー。式の時にちゃんと悲しめなかったからか、お清めで食事している時に皆で談笑している時に何故か時間差でじわじわ来てしまい、トイレに退避。その後できるだけ多くの人と話す事に挑戦。石井の息子です。どうも。年配の人と話すのは楽しい。職人のオヤジが下品で最高だった。
日曜は時間ができたので、親連れてパソコンを買いに行った。東芝のノート14万。プロバイダの月々の支払いまで俺持ちなので、買ったけどわかんないから使わないのよねとならないようにしなければ。しかし何も判らない人に一から教えることは難しい。もう全然わかんない。そんなに覚えられないわよ。あぁこれってこうやるの。そうそう。ちょっといいわね。あらー。ふーん。であんたのホームページは無いの? ないよ。とか。 とりあえずスカイプを使えるようになってもらおう。





cover
Justin Hinds & The Dominoes /Jezebel + Just In Time
そこの電気屋にあったCDコーナーには洋楽が1棚くらいしかないのに、何故かRoots Rock Reggae再発シリーズのジャスティン・ハインズがあった。購入。塩辛いボーカルに、ロッカーズ・マナーなバックトラック。聴いて一発で衝撃を受ける類の音ではないけど、じんわり染み入る確かな幸せ。長い付き合いのアルバムは、こういう地味なものが多い。派手で格好良いアルバムより、地味だけど嘘のない素な作品の方がいとおしい。こういう地味で渋くてちょいと切ないアルバムがレゲエには多い。どれだけ聴いてもレゲエは聴き足りないなー。





行きの新幹線で読んだ本
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五味太郎 /おしゃべりしていればだいじょうぶ
高名な絵本作家の、イラストと駄弁り。これは一寸すごいので、絵本なんか私の埒外ですよ、という方もちょっと立ち読みしたりしてほしい。とってもハードコア。ECDの作品におけるHowling Udonのポエットに近いものを感じる。 この人の文章の本は全部読まなければ! 姉の子供にも名作「みんなうんち」を買って送ろう。











もうすぐ帰ってくるボガンボス!!

俺は全部買いますが、皆様、とりあえずDVDHot Hot Gumbo 92+93だけでも買って観てください。これは、俺がいままで聴いたり観たりしてきた録音物、記録物のなかで一番好きなものです。

トラックの荷台に乗って、大音量で演奏しながら町を練り歩くパレードから始まる、西部講堂でのボガンボ祭り。ホームレスみたいなおっちゃんも、着飾った女子も、ヤンキーみたいな若僧も、買い物帰りのおばちゃんも、ニコニコ笑ってわさわさ踊る。歓喜の瞬間てんこもり。ライブのDVDで味わえる熱気なんてその現場に居た人に比べたらほんのおこぼれ程度のものなんだろうけど、こんなに素晴らしいおこぼれなら地面にはいつくばってムシャムシャ喰らうよ。どんとも「一番よかったライブ」って言ってたそうだ。(→こちらのすばらしいレビューを参照
観るたび、なんだか長生きできそうな気分になる。まだまだ死んでる場合じゃないね。2,352円なんて只みたいなもんだ。俺の知り合い(web上含む)で、もしつまんないと思った人がいたら俺が買い取ります。










2005年01月19日(水) 382

なんなんだ昨日の文章は。内容も酷いけどそれはまぁいい、「後で訂正するかも」とか言うんならネットじゃなくて自分の手帖にでも書いてろっつうの馬鹿。すみません。





最近、大好きなローランド・カークのアルバムを少しづつ聴きなおしている。スピリチュアルでリリカルでマッドでキュート。大好きだー。
なかでも気に入ってリピートしているのがこれ。
cover
Rahsaan Roland Kirk & The Vibration Society /Rahsaan Rahsaan

ジャケ可愛いでしょう、裏ジャケもまた可愛いんだよな。
チンドン度の高いカークのなかでも特にぶんちゃかぶんちゃかしている一枚。「Volunteered Slavery」や「Blacknuss」のような圧倒怒涛のアルバムも最高だけど、深夜2時に疲れて帰ってきた今日のような日にはこのくらいのユルさというかスキのあるアルバムが丁度良い。

知られていない地味なアルバムも良いものが多いから、この人のアルバムは全部集めたいな。時間が出来たらカークのディスコグラフィとかおすすめ盤とかまとめたい。ああっ奥さんに捧げたまろやかなアルバムがCD化されているっ。これも良いんだよ。紙ジャケ限定なので無くならないうちに買いにいかないと。










2005年01月17日(月) 381

「人の気持ちになる」のなんて無理だ。そんなのはその人そのものになることができない以上、不可能だ。何かが起こって、誰かに影響が出たとき、他の人ができるのは、自分の経験を総動員して切ったり貼っつけたりして、その人の気持ちを想像することだけだ。
経験が少ないことは不利だけど、想像力で補うことはある程度できる。
だけどやっぱり、自分と関わりの薄いことは、うまく想像できない。想像しないといけない、という気分にすら、なりにくい。よく知らない隣のじいさんが死んだって、大して悲しくもない。当然だ。
俺はいま大阪に住んでいるけれど、震災のことはうまく想像できない。正直、特に悲しくもない。悲しめないことになんだか不謹慎な気分にはなるけれど。俺にできるのは、せいぜい自分や自分の周りの人が被害にあったという仮定をして、その痛みを想像してみることくらいだ。そんな安っぽい想像では、本当に被害にあった人達の心持ちには殆ど近づいていないんだろう。事実、今も大して悲しくないわけだし。でも、精一杯想像してみよう。本気で想像し続けよう。想像し続けることで少しづつでも近づければ良い。今は大して近づけないとしても、次に身近じゃない人が悲しい目にあったときに、今よりは多少近づけるかもしれない。

神様なんて信じちゃいないので、ご冥福を祈る対象も俺にはいない。

被害者のご冥福を想像します。





OSを再インストールしたのでブラウザの「お気に入り」が消えた。毎日通っていたすごく高いレベルのエロ画像掲示板のアドレスもわかんなくなった。友達に教えておけばよかった... 友達や知人に自分の持っている情報を教えるというバックアップの方法はすごく優れている。楽しい事を友達と共有できるということは勿論、つまらん情報なら勝手に忘れてくれるし、面白い情報だったら、勝手に類似の情報を増やして、また教えてくれる。「こないだお前に教えてもらった○○、もっと◎◎なのを見つけたぜ」てな具合。こんなに優れた記録媒体はほかには無い。情報なんてどんどん吐いたもの勝ちだ。





酔っ払って書いているので後で訂正するかもねんヽ(´ー`)ノねんねん
眠い。寝る。





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