かなしいうわさ
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泣き言はいかんよね(;´Д`)
ゆずのベストがほしい。ドラえもんの主題歌の曲とかすげえ好き。
これ、どれもすごく聴きたくなるユーザーレビューじゃない?
Boof /A SOFT KISS BY A ROSE
 レコードを買うという行為はギャンブルだ。普通のギャンブルと違って、当たっても投資した金が増えたりはしない。でも時に代金以上に心震わせるものにも出会える。そして、ごくまれにその震えが一生体に残ってしうような大当たりに出会ったりもする。このアルバムはその「ごくまれ」な大当たり、万馬券。 ウルトラナテやクリスタル・ウォータースで一時代を築いたり、嫁さんとトンチキディスコパンクやったりしているモーリス・フルトンのソロユニット新作。 デリック・メイやMoodymannをはじめて聴いたときにビリビリと感じた圧倒的な黒さと美しさがこのアルバムにはある。エレガント、ロマンチック、アンド・ファンキー。俺は音楽をジャンルにカテゴライズすることが割と好きなんだけど、こればかりはジャズとかハウスとかエレクトロニカとかに区分けしてしまいたくない。今のところ今年のベストはこれだな。 →試聴
Chicago Acid & House 1985
 打ち込みの音楽にはソウルがないよと言う人はこれを聴いてみて欲しい。「山谷ブルース」のように人間臭いじゃないか。 オリジナル・シカゴ・アシッドをまとめた2枚組。ソウルジャズは凄いレーベルだよな。音楽ファンにとって一昔前のライノみたいなもんだろうか。
isolee /we are monster
 音数少なく、「男は黙って背中で語る」ないつものイゾレ節。単純なようでいて、ころころゆらゆらと風景が変わるので飽きずに聴ける。こういうセンスだけで作ってるような音楽は好きだ。がしかしBoofを聴いたあとなのであまり心の奥までは響かず。すぐ売る予感。 →試聴
major swellings /s.t.
 アイジャット・ボーイズのレーベルから。師匠譲りのダブ・ハウス。文句つけようのない高水準なトラック揃い。だけどこういうのはDJミックスで聴くべきもので、アルバム・リスニングにはちょっと単調で飽きるね。 ゆるめな曲はすごく良いのでそっち路線でアルバム作ってくれたら嬉しい。
石塚真一 /岳(ガク)
 久しぶりに王道マンガで面白いものが出てきたなぁ。「美味しんぼ」とか「マスターキートン」のような、ベタベタに昭和なストーリー。なのに古びた感じが全くしない。新しいことは何もないけど、登山という語りつくされたようで興味のない人には縁のないものを、愛情たっぷりに、だけどひけらかしや嫌らしさを感じさせずひしひしと伝える丁寧な描写が普遍的な素晴らしさを持っているからだろう。 主人公は山に住み、ボランティアで救難活動をしている男なのだけど、こいつがまた本当に気のいい奴でね。遭難者にかける言葉もそっけないくせにじーんと来る。誰もおきざりにしないんだ。遭難者だけじゃなくて、慣れない登山の話にオタオタしている読み手も一緒にやさしく連れて行ってくれるんだ。いい奴だなぁ。 緻密でダイナミックに描かれる山や人物の描写も素晴らしい。
俺の両親は若い頃登山家だったらしい。家の建て直しのときに倉庫の奥からクラシックな登山セットが二組出てきたときに「え、何これ?」と尋ねてはじめて知った。二人のなれそめも山でふと出会って...とかそんなんだって。ロマンチックじゃないの。そんな両親にこの本を送ってみようと思う。マンガなんて全然読まないけれどきっと気に入ってくれる筈。 そして登山なんてちっとも興味ないというあなたにもビンビン伝わるんじゃないか。凄いマンガってそういうものだ。
■今日の一枚 four tet /everythins ecstatic
 待望の新作。俺いわゆるエレクトロニカ的なアーティストでずっと好きなのってこの人くらいなんだ。 お? お? なんかロックしてるな。パシっとしてて小気味良く、音の触感も絶妙にスマート。上モノの音色は相変わらずほわりとやさしい。いいねいいね。気に入ってよく聴いている。 でも、ロックっぽくないのにエレクトロニカのクリシェにはまらず絶妙の場所でゆらゆらと漂っていた前作「rounds」よりもすぐ飽きる予感も... 態度保留としておくかな。
レイ・ハラカミの新譜を好きな方は、この人がやっているFridgeという別名義ユニットのアルバム「happiness」をぜひ聴いてみて欲しい。これは時を経ても色褪せることのないド名盤。
昨日観てきました
パスカルズ@滋賀県甲賀市水口碧水ホール
小学校の体育館のような小さな市民ホールにて、おもちゃの楽器やリコーダーも使ったインスト中心の大所帯バンド「パスカルズ」鑑賞。すばらしかった。パスカルズの音に触れるのははじめてだったけど、一発でファンになってしまった。これって俺が考える理想の音楽かもしれない。 親しみのもてるセンスのよい楽曲を、しっかりとした技術のある楽隊の全員が、とても楽しんで演っている。以外と硬質だしロックバンドみたいにスリリングだな...とドキドキしている俺の前で幼児がキャッキャと踊り後ろではじいちゃんが首を横にゆらゆらと振っている。 ああ、いいなぁ...(´ー`)
全体的にはゆらりと楽しい気分になれたのだけど、ただのウキウキ、ノホホンではなく、全編にちらちらと闇が見え隠れする感じがすばらしい。懐が深い。100%の幸福とか100%の悲しみとかを追求する音楽もいいんだけど、パスカルズはどっちもたっぷりとあって、いろんな感情でぐにゃぐにゃしてて、でも最終的にちゃんと楽しく嬉しい気分にしてくれる。日常を逃避するんじゃなくて、日常を練り上げて芳醇にしてしまう音楽。
大好きな石川さん(a.k.a.たまのドラム、またはたまのランニング)のダンスも満喫できた。猿のぬいぐるみや光線銃のおもちゃおかめのお面をつけて会場を縦横無尽に踊り飛びまくっていた。振り付けとか統制とは無縁の、無防備で、一心不乱なダンス。こういう血も踊るダンスをみるのが大好きだ。心がすっと晴れていく。 観客の1/5は幼児だったので、石川さんの挙動をみてキャッキャッと喜んで一緒に踊りまくって歌いまくっていた。ときおり、石川さんのネジが外れすぎてギャウーと叫んでしまうようなパートもあって「うわ、いくらなんでもこれは...子供泣くかも」と思ったけど、子供らは余計喜んでウギャギャーとなっていた。子供を舐めていた。オトナの本気を子供にちゃんと見せることも大事だな。
帰り際に物販でCDではなくヨーロッパツアーのDVD
 を買ったのは、石川さんのダンス目当て。まだ観てないので日曜の夜とか気が滅入る時に見て景気付けようと思う。
起きた。 昨日は久々に5時間くらい踊ってたので体が痛い。 これからはるばる甲賀へパスカルズのライブに行ってきます
帰ってきてから仕事かぁ(;´Д`)
エイドリアン・シャーウッド行ってきた。行くつもり無かったんだけど、会社を出たのが深夜12時くらいで、そのまま自転車で会場に向かうとちょうどいい時間だったのでつい。 Adrian Sherwood Dub Sessions
 http://www.beatink.com/events/adrian05/ 案の定混んでて、踊るどころか身動きすらできず辟易した。まだ人気あるんだなぁ。エイドリアンのDJを体験するのは今回で4回目だけど、相変わらずへッたくそ。レゲエのDJは繋がないのが普通なので繋ぎが稚拙なのはまぁいいのだが、選曲、構成、ダブ・エフェクトに至るまで全てが素人くさくて、もさったい。ON−Uの音源をあんまりかけないし。(Mark Stewart + Maffia、Barmy Army、Bim Shermanはかけてたな) そんなへっぽこDJを2時間もやられても退屈せず楽しく過ごせたのは、その素人くささが俺にはとても心地良く感じられたこと、そしてサウンドシステムが完璧な低音をプリプリと出していたからだろう。3mくらいあるスピーカーの壁が出来ていて、そこからほんとうに良い低音が出てた。すごいシステムで低音を聴くと体がビリビリしてちょっと暖かくなるんだけど、今日のはこたつ入っている時みたいにホカホカして気持ちよかった。音圧でキンタマもプルプルした。サウンドシステムがしっかりしてなかったら、「エイドリアン・シャーウッド先生をファンが囲む会」という感じになっていたかも。
他の出演者で良かったのは、流石に巧いクラナカ、自作のニュールーツのトラックにトロンボーンを生で乗せる元デタミネーションズのICCHIEかな。Tuttleは最初すげえ!と思ったけど10分で飽きた。
では寝ます。
酔ってないよ。 これから飲みます。
帰り道でやっている道路工事を通る時、誘導のおっちゃんがにこりと笑い会釈をしながら手を (´ー`)ノ スィーー っと、 軽やかに動かすその様がとても美しい。 人に感謝される仕事。人に感謝される事。人に感謝される人。
あー 飲んでいるよ。
■今日の一枚 Wedding Present /Take Fountain
 再結成。つうか再始動なのかな。 活動休止してから彼女とやってたシネラマは摩擦がなさすぎて馴染めなくてスルーしてたものの、この名前で再始動なら話は別だ。 音の厚みが増してちょっとだけメジャー感が出てきたけど、本質的には何も変わってない。ここぞというところで絶妙に甘くとろけるメロディと、これこそがロックの醍醐味だよ!って感じのビシバシと緩急のきいたギターサウンド。 いじめられっこが教室を飛び出して校舎の裏でううううううううううううおおおええおおああああと呻いているようなせっぱつまったボーカルと、いらいらとしてロッカーをバシン、バシン、バシバシバシバシバシバシバシバシバババババババババと叩きつけるようなザクザクとしたギターリフが、せづねえ。何かに夢中でそれ以外のことが見えなくなってしまった時の気分だ、これは。 俺は、私は、セカンドまでのしみったれたWeezerが好きだったっ!あの頃のWeezerはなんか他人事とは思えなかったっ! という人に是非聴いてほしい。
酔った!寝る!
ああ酔っているよ。
いま(深夜0時20分)、たまたまつけたテレビでさだまさしのライブをやっている。メロディが抜群に綺麗だし、アレンジもセンスいいなあ。運がいいとか悪いとか、人はときどき口にするけど、そういうことって確かにあると、あなたを見ててそう思う。なんて母に向けて唄うわけだよ。憎めないよな。
「関白宣言」がジョナサン・リッチマンのアイスクリーム・マンみたいになっている!
■今日の一枚 Salyu /彗星
 最近いちばん気に入っている曲。最初は「ああイルマリが自分の彼女をデビューさせたんだな。Mihoとかマリマリみたいに。」などと思っていたんだけど、いい声してるんだこの娘。声を張り上げたときの擦れ具合がたまらない。ギターの開放弦をジャーンと思いっきり鳴らしたときのような、汚いようなきれいなような声の粒のはじけ方。今後も良い曲に恵まれれば、UAかCoccoくらいに化けるんじゃないの。
寝る寝る。

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