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突発☆劇場鋼ネタバレSS。 思いっきりエドウィン展開ネタバレですので、覚悟アリの方だけ反転してゴー。
何度夢に、見たことだろう。 ろくに手入れなんてしないのに悔しいくらい綺麗な金の髪と、強く強く、意志を宿した瞳。 それを持つ、大切な人に、生きて再び会えること。
――そう、ずっと、夢に見て。 そして、信じていたの。 時に不安になることもあったけれど、それも閉じ込めて。
「おかえり」
自身の口から零れた言葉に、改めて感じた、確かな現実。 暖かな彼の身体と、熱くなった自分の頬。 強く強く、感じたくて。思い切り腕を伸ばした。
何度も何度も、願った瞬間。 あたしは今まで、この時のために生きていたと言っても過言じゃない。
だから――
「彼からの伝言だ……『ありがとうな』、だそうだ」
兄弟と別れ、一人戻ってきたその人の言葉。 それは、全てが終わったことを告げる言葉。
「……そうですか」
自分でも驚くくらい、あたしはそれを静かに受け止めた。
「伝言、どうもありがとうございます」
わかってたの。ずっとずっと、忘れたことのない人だから。 「おかえり」と言った、あたしの声に。 あんたは、「ただいま」を言わなかった。 それは、今までと一緒。 あんたにとって、あたしは……帰る場所ではない。
だから、あたしも……いつものように。 あんたのために生きた今までの全てで、あたしにできる、全てを。あんたに託した。
「ただいま」ではなく、「ありがとう」。 それは、解放の言葉。
大丈夫。 あたしは自分に、言い聞かせる。 あたしの大切な幼馴染は、どこかで繋がって、生きている。 あいつらには、あたしの力を――生きた誇りを、全て渡した。 それであいつらが笑っていられるのなら、もうこれ以上望むのは贅沢だわ。
あたしは一人、歩き出す。 あいつらのためじゃない、あたしのための道を探して。
……ごめんなさい、やっぱどうしてもコレだけ書いておきたかった。 感想は、改めて……? ……いや、細かいところすでに忘れてきてるから、今回はムリっぽいかも……。 なんせ、完徹でアニハガ最終回まで8時間耐久で見てから行ってきましたから。 いやぁ。でも、行った甲斐ありました。 たとえあんなに小さな、ホームシアターレベルのしょぼい映画館(というのもおこがましい)でも。 やっぱもう1回見たいなぁ。気が向いたらふらっとDVD買うのかもな……。(笑)
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