lucky seventh
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誰かが言っていた。 この世は地獄だ、だからこそ美しいと。
いつの頃からか真夜中に、一人で泣くようなになった。 これがよく小説とかに書いてある「いつの頃か忘れたが、」というやつで、 そんな風な逃避をしながら私はマイブームみたいに変わってゆく人形抱き締める。 情緒不安定らしい。 らしいと言うのは憶測だ。 2〜3年、あるいはそれ以上の期間そう、らしい。 私の短い人生の1/4はそうして費やされているから、バカみたいだ。 バカなのだ。
誰も助けてくれないのに、言わなければ誰も気付いてくれないのに、 それでも口をつむぎ、必死に自分の身体に爪をたで バカみたいに唇かんで、誰にも強制されたわけ、じゃないのに、 たえて、 堪えて、 耐えて、 絶えようとして、
自分を殺そうてしている。 見殺しにしようとしている。 私が私を殺そうとしているのに気が付いてしまった。 そして、気が付いて私はショックだった。
一人で夜中にタエテ泣いてる自分がとても可哀想に思った。 自分で自分に絶望した。 その応えに、 その解答に、 今まで生きてきた自分が、無意味だと言われたようで、 生きている自分が、なんだかひどく無意味なんだとしらしめされた。
この世は醜い、だからこそ天国なんだ。
醜いことを知れば、美しい天国が、 美しいことを知れば、醜い地獄が、 いつだって、どこでだって、見れることを知った。 思い知らされた。
ナナナ
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