ソラのミツカ
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あのクソ男。
その3は、昨日から帰省している。
メールも電話もとくになかった。
帰省する前から、プーアル茶を実家に引き取るか引き取らないか迷っていて、私は
『実家に完全に引き取るなら引き取る、正月にその3がこっちにいる間だけでも
会いたいなら会いたいで早く決めろ』
と言っていたのだが、先ほど連絡があり、それがまたふるっていて、
『年末年始引き取ってみて、家に引き取れそうならそのまま引き取って実家で飼う、
無理なら一旦また美果に戻して、いずれ僕が東京に引き取る』
というなんとも虫のいい内容であった。
実家は床にいろいろ物が置いてあるし、姪っこもいるからとりあえずお試しで、
だと。(家族は基本的に犬好きは犬好き)
私はそんな第三の選択肢を与えたつもりはないんだけど。
何とも馬鹿にしたお話だ、私にもプーアル茶にも。
しかし、プーアル茶は厳密にいえばその3の犬だ。
麦茶は私が買って私が育てた正真正銘私の犬だけど、プーアル茶は、その3に
親権(?)がある。
いくら全ての世話を私がしてようと、病院の診察券の飼い主の名前が私だろうと、
血統書の持ち主はその3なのだ。
プーアル茶は麦茶と違って誰にでも懐くし、かわいげも愛嬌もあるし、絶対に
人をかまないので、そりゃどこでだって生きて行けるだろう。
だからその3の実家で飼うなら飼うで、そう決めてくれたらそれで構わないのだ。
そりゃ寂しいけど。
でも、なにそのお試し期間て。
私は、十中八九このままプーアル茶は戻ってこないと思っている。
ほぼ10割近く、このままその3の実家で飼われることになるだろう。
しかし、
万が一ダメだったら返す、
その誠意のなさが気にくわねんだよ、このボケカスが。
何とも虫のいいお話ですなぁ、ああ?
だったらなんで私が9月に戻ってきたときにその話を持ち出さなかった。
この3カ月、目一杯私と私の実家に迷惑かけて、ようやく落ち着いて来た時にそれ?
ダメだったら返す、そんな虫のいい提案出来るんだったら、当初にやってりゃ
よかったんじゃないの?
私が死ぬほど体調悪くて、実家もまだ犬2匹迎える体制なんて全然整ってない
その時にさぁ!
バッカじゃないの、あんたたち。
腸煮えくり返っている小鳥。
くそっ、折角最近精神的に落ち着いてたのに……!
小鳥のメンタルのアップダウンは、そのまま体調や薬の効きに直結する。
あんのバカたれが、もう言葉にもならん。
クソったれ。
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