
人物紹介 ☆ 「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛 ☆
「T君」−友達のダンナの親友。 1歳年上。 私の事が好き?みたいです。 ☆
「H君」−出向先の人。元カレ。 6歳年下。 すごく好きだったけど、フラれた。 ☆
「 I さん」−同じ会社の元上司。 3歳年下。 好きだった人 ☆
「Nさん」−元元彼。 6歳年上。交際2年9ヶ月。 憎まれてます ☆
「Aさん」−10歳年上。 既婚者子持ち。 昔々の好きな人。 ☆
「あの人」−元元々彼。2歳年上。 1ヶ月でバッサリふられました。 私の通っていた大学の職員。 ☆
あなたには届かない
翼
MAIL
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2003年04月22日(火) ■ |
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私達の、行き着く場所 |
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「後輩」が、“不倫”してるって…。 付き合ってる時から、なんとなく、感じていた事だけど…。
「後輩」が、「元彼女」のさらにその前に付き合っていた人は、 年上の女性で、確か20代後半だったらしい。 私はその人を、直接見た事はない。 「後輩」がその人と付き合っていた時には、 私はまだ「後輩」と知り合っていなかった。
「後輩」はその人のこと、すごく好きだったんだろうなって思う。 会った事はないけど、話だけならよく聞いた。 もちろん、友達だった時期にだけどね。
その人は、学生時代にモデルのバイトをしていた事もあるくらいの美人。 お父さんもおじいさんも会社の重役で、ものすごいお嬢様。 らしい…。
そんな女の人だから、まあ冷静に考えれば、大学生の「後輩」を、 本気で相手にするわけもなく…、 その女性にはフィアンセがいた。 結婚式ギリギリに、その事を打ち明けられた「後輩」は振られたらしい。
私と友達だった時期には、その女性と別れてからも、 何回か会った事があるっていう話は聞いていた。 付き合ってからはもちろんない。 うぬぼれかも知れないけど、本当に私と付き合っていた時期には、 その女性には会ってない…、と信じたい…。
私は、今日は休日出勤した代休で休み。 だから昨日の夜、「後輩」とご飯食べに行こうっていうことになって、 出かけた。(まぁ、この時点で私も相当最悪なんだけど…。)
それから、「後輩」がいるゼミに新しく入ってきた人達の話になった。 「写真が車の中にあるから見せるよ。」 そう言って、店を出て駐車場に向かう「後輩」。 一人テーブルに残った私は、「後輩」が置いていった携帯が、 なぜだかとても、気になってしまった…。
なぜそんな事をしたのか…、本当に最低だと思う。 でも、ふっと魔が差してしまった…。 私は、「後輩」のメールを盗み見てしまった…。
次の瞬間、
“見なければ良かった”
という後悔が、ものすごいスピードで襲ってきた。
そこには…、その年上の元カノのメールがあった。
その彼女からのメールも、「後輩」が送ったメールも、 とても、そのままかけそうもないくらい…、過激…。
まぁ、内容的には、“Hしよう”“昨日は楽しかった”“またいつ会えるの?” “やっぱり相性ばっちりだね”みたいな…(汗)
お店のドアが開く音がして、私は慌てて携帯を元の場所に戻した。 「お待たせ。」 何もなかったように、そう言って笑う「後輩」。 何も悟られないようにしようとしながらも、 思わず、
“おいおい、あんたってそんなキャラクターだったの…?”
という目で「後輩」を見てしまう私。
別に今更、「後輩」にとやかく言う権利は、私にはない。 私と寝た次の日に、違う女と寝たからって、 確かに腹がたつけど、責める事は出来ない。 よく考えたら、私だって同じ事をしているんだから。
でも、もし「後輩」をそんな風な行動に走らせるほど追い詰めてしまったのが、 私のせいだとしたら…? そんな事、今すぐにでもやめさせたい。 事実。私はその女に嫉妬してる…? でも、これで「後輩」に戻ったとして、私はそれからずっと、 その女の存在に怯えながら、嫉妬しながら、また苦しむのだろう…。 そう、「元カノ」の時と同じように。 結局そうなんだ。「後輩」はなんだかんだいって、いつも私を不安にさせる。 でも、それは全部、私のせい…?
頭が混乱して、よく解らない。
私と、「あの人」と、「後輩」の、行きつく場所はどこなんだろう…。 そこには優しい光が溢れてる? それとも、延々と続いていきそうな暗闇があるの?
解らない。 「後輩」が私にとってどんな存在なのか? 「あの人」の事を私はどのくらい好きでいるのか? 自分は…、どこを目指して進んでいて、 そして、何を求めているのか…?
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