*蒼天おぼえがき*


2008年05月29日(木) 五月雨を集めて早し。
ではなく、五月が早し!仕事に追われ、すでに月末。
有休とったり、抜歯のために連続早退したりで、仕事時間減。
早出・残業でカバーする日々です。。。

・5/8 明け方に地震。
     動物的勘?地震直前に覚醒、が、揺れがおさまり二度寝。

・5/18 祖母・四十九日。
     法要と納骨と。海の見える見晴らしのよいところでした。

・5/20 親知らず抜歯。
     拍子抜けするぐらいあっさり抜けてラッキー♪

・5/24 友人宅へ→地元駅ビル内の書店がいつのまにか有隣堂に(驚)。
     2人目ご懐妊、5ヶ月目とは!会うまで知らず(^^;めでたい!!



■読んだもの


『迷宮のファンダンゴ』(海野碧/光文社)
日本ミステリー文学大賞新人賞『水上のパッサカリア』の続編。
前作が、審査員に絶賛されていたわりに・・・だっただけに、1作目の続編となる『迷宮のファンダンゴ』が書店に並んでいるのを見たときにはちょっとびっくり&2冊目が並ぶなら・・・と期待したわけですが・・・。うーん、なんだろう、いまいち物語に入り込めず。(作中にはっきりした根拠が示されず)主人公の想像の域を出ない推論が、あたかもそうである、そうに違いない・・・という調子で語られるからだろうか?あとは、1作目のときにも感じたけれど、作中で描かれる女性像に、やや違和感。女はそこまで愚かではない(と思いたいが・・・)。




『別冊図書館戦争(1)』(有川浩/メディアワークス)
時期的には『図書館革命』の最終章とエピローグの間あたり?
笠原郁が堂上郁になるまでの過程が、それはそれは甘く甘く展開されて、でも、なんか見守ってしまう。途中で読みとめるなんて!な気持ちになり思わず夜更かし。気づいたら27時過ぎ(汗)。
堂上家行きがいきなり発生したくだりとか、当事者だったら謹んでお断りだが、第三者としては存分に楽しませていただきました!堂上妹、強し!!ぜひとも、笠原兄Sとの顔合わせを目撃観察したい!!!(笑)
いざとなれば漢っ前、でもこと恋愛ごとではからかい甲斐がある2人・・・。男女問わず、図書館隊には、堂上夫婦ファンが多そう。



狼と香辛料』(支倉凍砂/電撃文庫)
先日までアニメ放送してたのは知っていたのだが、なんとなーく見そびれて、いまさらながら原作を手にしてみた。たしかに、読者みなが言うとおり商人について、ここまでしっかり書かれているのは珍しい。
ホロも可愛く、ホロに子ども扱いされるロレンスも可愛く(?)、2人の旅をしばらく見守りたい気分に。





『こころげそう 男女九人お江戸の恋ものがたり』(畠中恵/光文社)
心化粧・・・口には言わないが、内心恋こがれること、という書名どおり、幼馴染の男女九人、よくもここまで思いが絡まるなあという感じにみななして心化粧。
掛け売り・・・即金でなく、一定期間後に代金を受け取る約束で品物を売ること、と、『狼と香辛料』を読んだばかりのところ、タイムリーにも商いのポイントが、事件解決の手がかりに。お絹の恋心は宇多に届く日がくるのか・・・ちょっと切ない心化粧。





『いつまでもデブと思うなよ』(岡田斗司夫/新潮新書)
食べたものを記録して客観的に食生活を見直し、カロリーコントロールする、レコーディングダイエットという方法。カロリーコントロールについては昔からダイエットを考える上でポイントだけど、ここまで徹底的にレコーディングしてコントロール・・・という発想と極め方は、岡田氏だからこそなのかなとも。
とりあえず、カロリー過多に注意&カロリー消費を心がけようと心に刻みました(苦笑)。



バッカーノ!2002(A side)』『バッカーノ!2002(B side)
(成田良悟/電撃文庫)
先日、一気に見たアニメ版「バッカーノ」の続きが気になり、(フィーロとエニスのその後が知りたくて)初原作読み、2001編を飛ばし、2002編の上下巻を読んでみた。西尾維新と同系統な感じ?(というか確かバッカーノの方が先だと思うけど)。読みやすいけど、結構な伏線を張りまくり?どうせなら原作全部読んでみるか・・・とも思いつつ・・・。



彩雲国物語(白虹は天をめざす)』(雪野紗衣/角川ビーンズ文庫)
作者さまと同じく、表紙センターの人物、誰?!状態で手に取る(笑)。
しかも後半大詰め場面では「手段を選んでる暇なんかないんですよこんちくしょう!」。漢っぷりがあがったというより、親しみがわいたというかなんとうか(苦笑)。

今回、一番名を上げたのはタンタン・・・蘇芳。
凄腕の監察御史として史実を残すことになる第一歩・御史裏行から昇格の監察御史へ。”最初から最後まで全力で走るのではなく、いつ力を全開にすれば効果的なのか”蘇芳が秀麗に教えたこと。蘇芳だから教えられたこと?
にくめないいい奴です、タンタン。



彩雲国物語(隣の百合は白)』(雪野紗衣/角川ビーンズ文庫)
「お伽噺のはじまりは」少年・邵可が黒狼とならざるをえなかった理由が、
紅家二弟のなんだかんだ言いながら兄上至上主義の原点が、切ない。
「地獄の沙汰も君次第」絳攸の絶対的方向音痴(?)の理由と、
苦労性の原点が、笑っちゃいけないのに笑えます。





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