デイズ
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2002年05月21日(火) 熱く語るを聴く


とうとう発売になりました。某シリーズ第2弾。
張りきって予約して、当日に手に入れたのに、…入れたのに…、読めない(涙)。
いつになったら手をつけられるのか…、もしや夏休みまでお預け?

例の社会学系の講義の日でした。今日のテーマは「多様化する家族と結婚のかたち」。
ん〜、今までの講義も相当おもしろかったのですが、今日のもかなりおもしろかったですよ。>M先生
日本ってまだ同姓間結婚が認められていませんが、北欧西欧の一部の国では、異性間カップルと同等の法的権利が与えられている国があるようです。同姓間カップルで"結婚"というかたちをとれるのはオランダだけのようですが、パートナーシップというかたちでは徐々に広まっているもよう。
で、おもしろいのはここから。

こういう社会的制度が進んでいるのは、北欧で、イギリスは北欧寄りの考え方なので、北欧の国に続くでしょう。特に現首相のブレア氏は柔軟な方なので今がチャンス。
で、人権の国おフランスはイギリスと何かとライバル意識を燃やしていているので、「イギリスに倣います」とは言わずに「人権の国」として続くでしょう。
オーストラリアは、イギリスへの「いつかはあの地に帰ってやる」という想いがあるので、いつか続くでしょう。
で、ここで問題になるのがアメリカ。アメリカはヨーロッパへの飽くなき憧れ(笑)を持っていて、いつもならそれに倣うのですが、現大統領のブッシュ氏は超頑固ジジィ(と先生が言われた)なので、彼が政権を握っている限り、アメリカで同姓間カップルは法的に認められないだろう。
日本は、なんでもアメリカの右に倣えなわけで、変わるとは考えにくい。
東欧と中東、中国では宗教的な考え方なのか、異性間カップルはタブーで、これは変えにくいだろう。

と、いうことらしいです。国際関係まで熱く語るM先生、ステキでしたよ。
このM先生、「アメリカ人って、本当に理解できないし、あの国の雰囲気自体好きになれない」と公言しているのに、アメリカで留学したり研究したりしているんですよね。不思議な人だ。

ゆそか