去年の秋から、今年の3月始め辺りまで、ずっと忙しくしていた。いつも疲れていて、追われていて、ゆっくり、何も考えずに何もせずにぼんやり暮らして、たっぷり眠りたいと願っていた。でも今は、夜眠りにつく時に、何もしないで過ぎ去った自分の今日いちにちに、疲労と苛立ちと絶望を覚える。時間、一日、きっと一生というものも、人によって、過ごし方によって、千差万別の在り方をするんだろう。わたしはそろそろ、羽化する。