「あなた、栃木の街が載ってるわ」
嫁が雑誌を開いて見せた。僕は栃木県栃木市という街で
高校時代を過ごした。市内の高校に通い、弓道部だったが学校に
弓道場がなかったので放課後は栃木市営弓道場で矢を放ち、
ついでに女子高生のハートにも愛のアローを撃ちまくる日々を送った。
命中率は悪かった。
懐かしい。久しぶりに街をぶらぶらと歩いてみたい。
甘酸っぱい思い出に誘われてネットで栃木市の時事ネタを漁ってみた。
思わずへえボタンを押したくなるものもいくつか…
1.栃木、ジャガイモ入り焼きそばで町おこし。
へえ~。しかし僕にとってはジャガイモが入っていて当たり前である。
ところが全国的には当たり前ではないようで、嫁の作る焼きそばにも
ジャガイモは入っていなかった。そこで
「おらの田舎ではジャガイモが入ってなきゃ邪道だで」
そう言い切って作らせてはみたものの、やはり嫁はピンと来なかったらしく、
栃木焼きそばの再現はうまく出来ず、
「お母さんが作ってくれた焼きそばはこんなんじゃない」
などと評したら嫁が実家の方角を向いて遠い目をしていたことがある。
そのへんのギャップを利用して全国に名物として売り込みたいようだが
なんとも貧乏臭い名物ではある。
10へえ。
2.WINNYの作者は、僕の高校のいっこ上の先輩である。
へえ~。というか、ええー!という感じなのだが。今更ながら初めて知った。
ファイル共有ソフト「WINNY」を開発・配布したことにより
著作権侵害幇助で逮捕された東大助手の金子勇氏。
法に触れる触れないはともかく、氏のピアツーピア技術は
世界に誇れるものである。こちとらマウスツーマウスも怪しいのに。
ある意味同窓生の出世頭かも知れん。
47へえ。
3.栃木市営弓道場で、ドクロが出土した。
ギャー!もはや「へえ」どころではない!
部活やってる間、ドクロが埋まってる真上を歩いてたかも
しれないじゃないか!
もしかして、誤って矢で撃って殺しちゃって、
隠して埋めたんじゃ…などと考えるとシャレにならない
シャレコウベである。
おしおきだへえ。
…のどかな田舎町とはいえ、結構あるものである。
故郷はすなわち魔境であったようだ。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。