新潟の女の子3人組アイドル「Negicco」。

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「Negicco 2003~2012 -BEST-」左:Kaede(かえぽ)、中:Nao☆(リーダー)右:Megu(ぽんちゃ)
娘・R(8才)と息子・タク(6才)は、近場・光が丘のショッピングセンターや浅草の「まつり湯」というスーパー銭湯で行なわれたライブを観たことがある。
この週もベストアルバムのリリースイベントということで、都内各地でミニライブが行なわれており、それはここ数日の日記に書いた通り。土曜日もライブがあったのだがタクの水泳教室などがあったので行けず、子供達とUSTREAMでのライブ配信映像を観ていた。
その時のアーカイブ…Negicco LIVE(2012/2/25 1回目)
Negicco LIVE(2012/2/25 2回目)
ライブ映像の中で、日曜日は新宿でも行われるということを知り、
。「新宿って近い?ボクもまたNegicco見に行きたい!」
とタクが言う。実際僕も現場で見たいのは確かだけど、子供連れて行く…と嫁に言い出すのは、なんとなく怖いなあ…と嫁を恐れて明日もパソコンで観ていようぜ、となだめたのだが、翌朝、のんびり寝ていたら嫁に
「Negicco行かないの?」
と言われてびっくりした。どうやら土曜日の夜、友達と飲み会が会ったので出掛けていたのだがその時Rとタクが
「あしたねぎっこいくんだ!」
既に決定事項として嫁に話していたのだという。
そんなわけでタワーレコード新宿店に出掛けてみると本日2回行われるライブのうち、第1回目が始まる直前であった。ステージ前には既に結構な人だかりがあったのだが、僕らが並んだ途端に
「子供達を前に入れてあげてー」
なんと、Negiccoファンの方々が最前列まで通してくれた。ありがたいことである。セットリストは次の通り。
1回目(12:00~)
1.ぷらすちっく☆スター
2.スウィート・ソウル・ネギィー
3.Party On the PLANET
4.圧倒的なスタイル
「2月22日にリリースされた…」
ぽんちゃが新譜のベストアルバムを紹介しようと一生懸命喋っている途中、
「がこっ!」
もの凄いデカイ音がして中断。後ろで飲み物を取ろうとしていたNao☆ちゃんがマイクを落としてた音であった。ついでに飲み物も衣裳にこぼして
「ドライヤー持ってない?」
とオロオロしていて
「あるわけないでしょ!」
と突っ込まれていた。また、ぽんちゃがかえぽの髪型を
「外ハネでカワイイよね!」
と褒めるとNao☆ちゃんは
「私は内巻き!カワイイでしょ!」
と対抗し、そうなるとぽんちゃは何をアピールするかと思ったら
「ね、寝癖!」
というオチがつくというゆるふわMC。
2回目(14:30~)
1.My Beautiful Life
2.Party On the PLANET
3.完全攻略
4.圧倒的なスタイル
2回目の1曲目はPerfumeっぽいテクノポップで、僕がずーっとライブで聴きたかった曲。この日ようやくその夢が叶い鳥肌が立ってしまった。
MCでは、お昼にネギトロを食べたというぽんちゃ。
「前の人、ネギ臭かったらごめんなさいね」
と言ってる横で
「私、正露丸飲みまして…」
もっと臭いそうな人(Nao☆ちゃん)がいた…。
「まあ、私達Negiccoは正露丸臭いアイドルなんで…」
とおどけたところ
「一緒にしないで下さい!」
ぽんちゃとかえぽから同時ツッコミされていた。この真ん中がボケて左右が総ツッコミするというのは「三波春雄でございます」のレッツゴー3匹に通じるものがあり、見事な呼吸であった。
ライブ終了後にプロ書評家の吉田豪さんがゲストとして紹介された。いろんな媒体でNegiccoを推薦しているお人である。しっかりNegiccoのTシャツを着用していたが
「近くなので(家が?)寄っただけなんですが…」
遠慮がちにステージに登場。それを見たタクは
「あの人もねぎっこ?」
「絶対違う」
吉田さんは、このところのトーク中のボケキャラかつ切れキャラに磨きがかかるNao☆ちゃんに
「最近MCがすごいことになってますよね」
と話題を作りながら
「この後"アイドル横丁杯"ですが…」
このライブの後に出場予定の「アイドル横丁"杯"」という、何組かのアイドルが競演し、観客の投票数が一番多かった組が次の「アイドル横丁"祭"」という本チャンのイベントに出場できる、というバトルイベントの話を振る。しかしNao☆ちゃんは
「正直イヤなんですけど…」
「えっ、そんな言っちゃいけないことを…」
吉田さんの方が焦っていたが
「あ、出るのがイヤじゃなくて、もう誰かと戦うとかしたくないんです」
平和なほうがいいです、と付け足すNao☆ちゃん。
過去「ヌキ天」という番組において、4週勝ち抜きしてメジャーデビューの切符を手にしたのにダメになったとか、ご当地アイドルコンテストでグランプリになったのに優勝賞金やテレビレギュラー出演がダメになったりとか、勝利した後の裏切られ感が半端なかった経験が重く圧し掛かっているのであろうか。
また、これだけキャリアがあるのに何で未だに予選に勝たなきゃイベントに出られないような扱いなの、という気持ちもあるのでは…、とか、下種の勘繰りをしてみたり。今年で10年目の苦労人なんである。
ライブ終了後はアルバム購入者特典の握手会&ジャンケン大会。人数分買ったことは嫁には内緒である。順番を待ちながら
「歌ってる時、Nao☆ちゃんと目が合ったんだよぉ。うれしい…」
でへへ、とデレデレ顔で嬉しさを語るタク。僕らの番になると3人全員がしゃがんでRとタクに握手してくれた。
「前も見てくれてたよねー」
とNao☆ちゃんに声をかけられてまたデレデレするタク。その一方で超緊張して固まっていたのはR。実はRは緊張のあまり、握手会が始まる前は
「握手しない!」
とまで言い出したが、
「握手の後ジャンケンで勝てばサイン入りのエコバッグもらえるんだけどな~」
と囁いてみたら、
「じゃあする」
ようやくステージに登ったのだった。そしてジャンケンはかえぽ対R、Nao☆ちゃん対僕、ぽんちゃ対タクで一斉に最初はグー、じゃんけんぽん。結果、僕だけ負けた。Nao☆ちゃんが申し訳なさそうに謝る姿が美しく、悔しくなんかないし。Rとタクはエコバッグを貰って嬉しそうだった。特にタクは、
「ぽんちゃは丸顔だからグー出すと思ったんだ。だからパー出したら勝ったよ!パパ負けたの?ぎゃははは!」
親よりよほど戦略を練っていた。くそ、僕もパーデンネンが相手だったらパー顔だからチョキ出したのに。しかし女性に対して「丸顔」という言葉は、本人が聞いたら喜ぶのかどうか微妙なところである。
夜、寝る時にはいつの間にエコバッグを枕元に置いて寝た子供達。すっかりNegicco好きになってしまって…特に寝る直前まで歌ってたタクは、
まさにネギ坊主なのであった。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。