Negiccoのライブを観に、娘・R(9才)と息子・タク(7才)を連れて浅草のスーパー銭湯「まつり湯」へ。
7月20日でNegicco結成10周年なのだ。

まつり湯前で愛のタワー・オブ・東京スカイツリーとの記念写真をパチリ…って変な看板があああ!ここで撮るの3回目。
まつり湯は浅草六区の商業ビル「ROX」の7F・6Fにある。朝9:30に着いたのだけれども、既に50人ぐらいの列が出来ていて、どんどん長くなる。その間、ファン有志の方々が精力的に集められていた、Negiccoメンバーへの10周年お祝い寄せ書きに僕らも書かせていただく。子供達が書いているのを覗いてみると、Rは
「わたしも8月で10才だよ!」
タクは
「ぽんちゃだいすき」
と書いていた。タクはぽんちゃ好きなので、ぽんちゃ宛の色紙にしか書かないという徹底ぶり。先日、新宿でのサイン会でもぽんちゃに大好きアピールをし、
「ぽんちゃのどこが好きなの?」
とNao☆ちゃんに聞かれて
「丸いところ」
と答えてNao☆ちゃんとかえぽを大爆笑させ、ぽんちゃを泣き笑いさせた経歴を持つ。後でネギラジ内でネタにしてもらい、「許す」と言ってくれたが…。
ライブの会場となる宴会場は、あまりにも並んでいる人が多いため時間前倒しで中に入れてくれて、開いた直後にはもう座席は9割方埋まっていたのではないだろうか。
「部長部長、とりあえず乾杯しましょう!」
「賛成のかんぱ~い!!」
という掛け声が幾度となく繰り返されつつ順調に酔っ払いが製造されて13:30、満を持してイベント開始。司会はお馴染み安定と信頼の進行・立川吉幸さん、と佐々木孫悟空さん。ちなみにタワレコ物販は安定の可愛さWADAさん。

Negiccoはまつり湯ハッピで登場。(この直後撮影禁止指示が飛んだ。ダメならダメであらかじめ言って貰えないものだろうか。土壇場で言われてもガッカリ感がハンパないし、デジイチとかレンズとか三脚って結構重いんですけど。この1枚だけ許して下さい)
あんまり10周年の実感がないというかえぽ、今日を新たな始まりとしたいというNao☆ちゃん、10周年の日を1分でも1秒でも長く味わいたくて、2時間ぐらいしか寝てないという寝不足ぽんちゃ。
その後、まつり湯の社長が登場し、10周年のお祝いの挨拶。Negiccoがまつり湯で演るようになったきっかけは、仕事で知り合いになったネギプロ(運営)のオバタさんが社長に持ち掛けたからだという。
まつり湯はスーパー銭湯だからお客が来る目的が違うし、お客さんが全然入らなかった時のメンバーへの悪影響を心配して考えてしまったのだが、ひとりでも多くに見てもらいたい、というオバタさんの熱意に押し切られた、等々の秘話が紹介され、花束贈呈。
その後メンバーがひとりひとり挨拶して、ぽんちゃが
「こんなに集まってくれて…」
感極まって号泣。つられてNao☆ちゃんも号泣。かえぽも泣いてはいないけれども、そんなふたりと観客達を優しく見守っていた。
既にこれまでのまつり湯ライブとは全然かけ離れた内容だったが、更に獅子舞が登場してスペシャル感に拍車がかかる。浅草らしいめでたいモノ、ということだが獅子舞ならNegiccoライブでもよく見かけるぞ、と思ったら

案の定よく見かける方にフォーカスが当たってしまった。
縁起物なので…ということで、Negiccoの3人が獅子舞に噛んでもらって邪気を払う。最後列で気配を殺して観戦していたタワーレコード・嶺脇社長も壇上に呼ばれ、噛まれていた。口の中におひねりを入れると
「すごい!社長なのに1,000円ですよ!」
吉幸さんにネタにされていた。なお、かえぽは何を入れたかは「ひみつ」、ぽんちゃはよく見えなかったが、うまい棒を突っ込んでいたらしい。
この後は吉幸さん孫悟空さんのトーク、Negiccoをステージ上に座布団敷いて座らせて早口言葉対決など、若干ゆるーい空気と時間が続く。なお、早口言葉で優勝したのはかえぽ。
ここで誕生日ケーキが登場し、吉幸さんがケーキに火を付け、メンバーに消してもらいましょう、としたところで
「ちょっと待った!」
ねるとん紅鯨団ばりのちょっと待ったコールを叫び、ファン代表ねべさんが客席から登場した。メンバーの前で感謝状広げ、泣きじゃくりながら読み上げて颯爽と手渡した。ちなみにねるとん紅鯨団は、かつてここROXにあったスタジオで収録されていた。
それから女性ファンお三方から花束と寄せ書きを手渡し。もうステージの上も下も至る所で号泣。メンバーは受け取った後一旦引っ込んだけれども、奧から
「きょわわわわ!」
とも
「ひょええええ!」
とも聞こえる歓声が漏れていた。ちなみに後回しになって消されたケーキのロウソクの火は、吹いても吹いても
「肺活量よわ!」
なかなか消せず3人が目を白黒させていて可愛かった。

この日限定発売の大生誕祭記念タオル。
ライブの前にこれだけのイベントがあって、ライブが始まったのは15:30過ぎ。いきなり「ねぎねぎRock ~私をお家に連れてって~」「恋するねぎっ娘」の連続ねぎ曲で初心に返ったような選曲。かえぽが
「『恋するねぎっ娘』は、この曲だけで引っ張ってた時期があって、歌いたくない時期もありましたけど、今日歌えて良かったと思います」
という10年の付き合いのデビュー曲について、正直な気持ちを見せていて好感が持てた。MCではかつて機材トラブルの時に場を繋ぐためにやっていたというNao☆ちゃんとぽんちゃのショートコントも披露。
「君、何部?」
「剣道部」
「わたし、耳たぶ!」
シェー!
面白いとか面白くないとかそういう次元を越えていた。タクは大爆笑していて、
「ボクのおばあちゃんデブ!」
とさりげなく祖母をDisる。お年玉もらえなくなるぞ。
かえぽもシェーをやれ!と迫られていたがかえぽ断固拒否。あと幽体離脱もやっていた。YOUTUBEでしか観たことがなかったけれども、生で見られるとは…。こちらの幽体が離脱しそうな芸だった。
曲は「僕らはともだち」から再開。ここでメンバーが客席を練り歩く。この曲はサビで客同士が手を繋ぐ、というお約束があるのだけれども、ぽんちゃがお客さんと手を繋いでいて、羨ましく思ってたら僕らの目の前にぽんちゃが移動してきて、
「ぽんちゃが来た!ぽんちゃだー!」
タク大喜び。ぽんちゃは「来てくれたの?」という感じで笑ってくれて、タクとRにハイタッチしてくれた。タクには頭ナデナデも。
続いて一転して最新曲「アイドルばかり聴かないで」、からの、まつり湯でやることが多いタオル振り回し曲「トキメキ★マイドリーム」銭湯だけに、タオルがつきものでしょうってか。
そこから「FallingStars」に繋がれ卑怯なほどの涙目になり、最後は「パーティーについて。」で大盛り上がり。
アンコールも「ネギさま!Bravo☆」がちょっとズッコケ気味で始まって、「圧倒的なスタイル」で観客がラインダンスで繋がった。この曲が終わってからしばらく、拍手と歓声が長い間途切れなかった。言葉に出来ない感激と感謝がダダ漏れになり、ただ漏れるがままひたすら拍手をした。
改めて3人からのメッセージはかえぽから。ステージの上から見ると、酔っ払いだらけに見えるのか
「お酒のせいか分からないですけど、柔らかい表情で観てくださって…」
とニコニコ話すと
「ゴメンナサイ!」
出来上がった女性ファンから叫び声が上がったが、それにもニコニコして
「いいですよ、いいですよ、アルコール消毒大事ですからね」
と。理系のかえぽが言うと、アルコール消毒も酔っ払いの燃料という意味じゃなくて、本来の医療的な意味のアルコール消毒に聞こえてくるから面白い。
「10周年だからワー、じゃなくこれからも末永く応援よろしくお願いします」
かえぽいいこと言ったー!
続いてのぽんちゃは本日3度目の号泣。
「みんなとはNegiccoメンバーになる前からの付き合いだけど、こうやって一緒にいれて幸せです、ありがとう」
とNao☆ちゃんと抱き合って大泣き。かえぽにも後ろから抱き付いたのだけれども、かえぽは棒立ちのままノーリアクションクールビューティー。
Nao☆ちゃんも引き続き表情をくしゃくしゃに。
「こんなに来てくれてびっくりしたし…このメンバーで来れてよかったね」
と泣きながら話す。
「もうひとり、お礼を言いたい方がいて」
と呼ばれたのがマネージャー熊さん。
芸能スクールがなくなって後ろ盾がなくなった時に、誰もNegiccoを引き取ってくれなかったけど、ひとりだけ手を挙げてくれたのが熊さんだったとNao☆ちゃん。
家族と同じぐらい、辛いときも楽しい時もいつも一緒に居て、熊さんが泣いたのは初めて見た、とぽんちゃも大泣き。熊さんもステージに上がって男泣き。
「本当にありがとうございます」
控え目にひとことだけ言って照れ臭そうにすぐ引っ込んでしまった。いつのライブだったか忘れたが、やはり熊さんに感謝の気持ちを述べたメンバーが、熊さんにステージに来るようにオイデオイデをしたのに、絶対上がろうとしなかったことがあって、その時は裏方に徹してるんだなあ、と思ったが、今日はさすがに感極まるものがあったのだろう。
もう完全に結婚披露宴の「お父さん今まで育ててくれてありがとう」状態になってしまった。
Nao☆ちゃんとぽんちゃで、熊さんや嶺脇社長や、楽曲提供者connieさんや、アルバムを作ってくれた方々や、様々な人に感謝の気持ちを述べながらふたりとも滂沱で収拾が付かなくなってしまって、
「かえぽー!」
ひとり暖かい目でその様子を見守っていたかえぽに客席からコールが飛んだところ、
「ほんとに素敵な10年間でしたよね…えっへへ」
よいまとめの言葉をいただいた。それからふたりが立ち直って
「夢を叶えた人は夢を諦めなかった人!」
「それを私達が証明して見せます!」
と声高らかに宣言。そこでもう一度嶺脇社長がステージに呼ばれ、まつり湯でNegiccoを観ることになったきっかけを語る。
「子供がラインダンスしてるって聞いて、そりゃ観に行かなきゃなと思って」
字面だけみると猟奇的な発言に、かえぽが急に顔を隠してうずくまる。かえぽが、今日ここで初めて泣いた!と思ったら嶺脇社長の言葉がツボにはまって声を殺して大爆笑していたらしい。
最後はダブルアンコールで「ネガティヴ・ガールズ」。ちょうど歌詞の内容が先程の「夢を叶えた人は…」「それを私達が…」の言葉に繋がっているようで、だからこの曲を最後に持って来たのかなあ、などと考えつつ伝説のまつり湯ライブは終了した。
ちなみに握手会ではRは
「わたしももうすぐ10才」
Negiccoとタメ年をアピール。タクはまたNao☆ちゃんに
「ぽんちゃが好きなんだよね?どこが好きなんだっけ?」
と言わされ
「まるいとこ」
言わされるがまま同じことを言ってしまったが
「いいのよー」
ぽんちゃに許されていた。おいしいヤツ。
握手会が終わるまで観ていようとしたら、子供達が近所の盆踊り大会で友達と一緒に遊ぶ約束をしているのだ、とかでやむを得ず帰ることにした。早く言えよ!
今度は12周年、Negicco年女祭をまつり湯でやって欲しいと思ってみた浅草の夕暮れ。
【セットリスト】
01.ねぎねぎROCK ~私もお家に連れてって~
02.恋するねぎっ娘
03.僕らはともだち
04.アイドルばかり聴かないで
05.トキメキ★マイドリーム
06.Falling Stars
07.パーティーについて。
E1.ネギさま!Bravo☆
E2.圧倒的なスタイル
WE.ネガティヴ・ガールズ!
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今日もアリガトウゴザイマシタ。