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2004年06月30日(水)
総合英語(9)&ハリー・ポッターのナイトバス

朝から雷が鳴って雨降りだし、風邪も全然良くならないので、今日は学校を休もうかどうか迷っていたのだけれど、休むと、宿題の暗記文がどの部分かわからず、この次の授業で困るので、無理して出た。

出かける時には雨もあがっていたが、しばらくあまり動かずにいたところに、早稲田往復の道のりは、かなりきつい。教室でも、クーラーの風で咳が出ちゃうし。。。帰りにまたTUKAショップに行く用事があって、そこでしばらく待たされたため、汗がすっかり冷えてしまい、かえって悪化したようだ。(--;

<今日のポイント>

覚えたことを応用して、初めて上達する。

というわけで、毎回文章を暗記していくのだが、それをただ丸暗記で終わらせるのではなく、いろいろなことに使ってみる。そうして初めて、語学というものは上達していくのだとのこと。せっかく覚えても、次の週には忘れているっていうんじゃダメってことですね。(^^;

ところで、帰りに明治通りを歩いていたら、映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」に出てくるナイトバスが故障して止まっていた。ボンネットが開けられ、運転手はバスの下にもぐりこんでいる。

ナイトバスも魔法で動かされているんだろうから、あんなところで故障してちゃまずいでしょう。映画もまだ始まったばかりだっていうのに。。。せっかくよく作ってあるのに、魔法で直せないのか?


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『賢い血』/フラナリー・オコナー
内容(「BOOK」データベースより)
軍隊から戻ると、がらんとした家には箪笥しかなかった。ヘイズは汽車に乗り、知らない街へ行き、説教師の帽子を被ったまま売春宿に入った。やがて彼は中古自動車の上に立ち、『キリストのいない教会』を説きはじめる―。たじろがずに人間を凝視し、39歳で逝くまで研ぎすまされた作品を書き続けた、アメリカ南部の作家オコナーの傑作長篇。真摯でグロテスクな、生と死のコメディ。


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2004年06月29日(火)
携帯電話機種変更

風邪が全然良くならないので、動きたくなかったのだが、今月中にやらなくてはならないことがたくさんあって、出かけざるを得ない状況。その中のひとつに、携帯電話の機種変更というのがあり、今月中に変更すれば、かなりお得なので、体に鞭打って出かけた。

今までの私の携帯は、もうかなり前のもので、カメラだってついてないし、カラーですらなかった。でも、とりあえず用は足りていたので、ついつい先延ばしにしていたのだが、やっと取り替えた。

ところが以前のものは、自分の携帯用サイトも、文字だけひろって表示されていたので、容量とか関係なかったのだが(繋がるかどうかだけが問題だった)、今度は画像も全部入ってくるので、「メモリ不足で表示できません」などと出てしまい、せっかく新しくしたのに、役に立たん!ぶぶぶ!

表示されたからといって携帯で毎日見るわけでもなく、実際はどうでもいいのだが(表示されるにこしたことはないのだが)、「プロ野球速報」を表示するスピードが遅くなって、これは困ったなという感じ。

こうして携帯で見てみると、サイトの中の余計なものが目に付いてくる。サイト構築の反省材料のひとつにもなるので、そういう意味では役に立つかも。。。カメラは、もの珍しいので撮ってはみるのだけど、そのたびに気にいらなくて、削除している。<馬鹿!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Mattimeo (Redwall #3)』/Brian Jacques (著)
マスマーケット: 432 p ; 出版社: Berkley Pub Group ; ISBN: 0441006108 ; Reprint 版 (1999/02/01)
出版社/著者からの内容紹介
ある夏、ネズミの戦士マサイアスの息子マッティメオをはじめとする、レッドウォールの子どもたちがさらわれた! 敵はキツネ率いる奴隷狩りの一味。子どもをさらっては、地下の帝国の首領に引き渡しているのだ。はたして子どもたちは無事に救出されるのか!? 謎の古代文字の解読、不思議な地図…新たな魅力的な仲間も登場する、待望の第三弾!


◆Amazonから

『Lord of Snow and Shadow : Book One of the Tears of Artamon』/Sarah Ash \873
マスマーケット: 574 p ; 出版社: Bantam Books ; ISBN: 0553586211 ; (2004/06/01)

『A Can of Peas』/Traci DePree \1361
ペーパーバック: 312 p ; 出版社: Waterbrook Pr ; ISBN: 1578565235 ; 1st 版 (2002/07/16)
About the Author
Traci DePree
is the editor behind many of today’s award-winning and best-selling Christian novels. She brings over a decade of experience in Christian fiction to her writing, offering a blend of earthy Midwest wisdom with deeply rooted conviction. Traci enjoys gardening, visiting with neighbors, and volunteering in her community. She makes her home with her husband, John, and their four children in a rural farming town in Minnesota.

『Dandelions in a Jelly Jar』/Traci DePree \1361
ペーパーバック: 320 p ; 出版社: Waterbrook Pr ; ISBN: 1578567297 ; (2004/04/01)
A charming story, gently told, A Can of Peas blossoms in the readers heart, like the land bringing forth crops for harvest. I fell in love with all the people of Lake Emily, and so will you! -- ROBIN LEE HATCHER, award-winning author of Firstborn


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2004年06月28日(月)
マキャモン熱伝染

風邪、さらに悪化。今週、学校に行けなくなると困るので、安静にしている。おかげで読書が進む。PCに近寄らないと、読書にさく時間が多くなる。(^^;

これまで、読む本が「ちょんまげ物」ばかりだったアポロ13号が、しばらく前から私の洋物の本を読むようになった。いつもは何が面白いかと聞くのだが、この間、マキャモンの『ミステリー・ウォーク』を貸してあげたら、どうやら気にいったらしく、今度は何も言わずに、自らマキャモンの『スティンガー』を本棚からみつけ出し、はまって読んでいる様子。

マキャモンなら、ぜひとも『少年時代』も読んで欲しいと思っていたのだが、会社の往き帰りに読むので、文庫版でなくてはダメという。せっかく高田馬場のBOOK・OFFで単行本を入手してあったのに・・・。と思っていたら、近くのBOOK・OFFに、文庫版の上巻だけあった。とりあえず上巻だけでも手に入れておこうと購入。下巻がどうしてもなければ、これはまだ書店で買えるし。

ついでに、これも絶版の『ブルー・ワールド』も入手。これは短編集だが、絶版と聞けば、とりあえず買っておかなくては。マキャモンの本も、だいぶ増えたが、上巻だけとか、下巻だけというのもあるので、揃ったとは言えない。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

The Dark Elf Trilogy: Homeland, Exile, Sojourn (Forgotten Realms)
/R. A. Salvatore (著)
ペーパーバック: 808 p ; 出版社: Wizards of the Coast ; ISBN: 0786915889 ; Collectors 版 "Homeland", "Exile", "Sojourn" 巻 (2000/02/01)
※「ダークエルフ物語」三部作合本版だが、単独の本は以下。

Homeland: Forgotten Realms (Forgotten Realms Novel: Dark Elf Trilogy)/R.A. Salvatore (著)
マスマーケット: 352 p ; 出版社: Wizards of the Coast ; ISBN: 0880389052 ; Reissue 版 (1990/09/01)
内容(「MARC」データベースより)
悪の地下都市に生まれた心優しき少年ドリッズトの活躍を描く冒険活劇ファンタジー。第1巻では、肉親や仲間の残忍な真の姿を知った彼の苦悩、命をつけ狙われる学院生活、実父との死をかけた対決などを描く。


◆BOOK・OFF

『少年時代(上)』文庫版/ロバート・R・マキャモン \105
内容(「BOOK」データベースより)
十二歳のあの頃、世界は魔法に満ちていた―1964年、アメリカ南部の小さな町。そこで暮らす少年コーリーが、ある朝殺人事件を目撃したことから始まる冒険の数々。誰もが経験しながらも、大人になって忘れてしまった少年時代のきらめく日々を、みずみずしいノスタルジーで描く成長小説の傑作。日本冒険小説協会大賞受賞作。

『ブルー・ワールド』/ロバート・R・マキャモン \105
内容(「BOOK」データベースより)
妻と寝たはずなのに目覚めると隣に骸骨が横たわっているのを発見した男。往年の怪奇俳優の化粧箱に隠されていた秘密。新興別荘地のハロウィーンの命がけの仮装ごっこ。内も外も真っ赤な家に住む不思義な一家。ポルノ・スターに魅入られた若き神父。乗る人を待つばかりのスポーツカーのように軽快なストーリーテリングが絶妙。
目次
スズメバチの夏
メーキャップ
死の都
ミミズ小隊

キイスケのカゴ
アイ・スクリーム・マン
そいつがドアをノックする
チコ
夜はグリーン・ファルコンを呼ぶ
赤い家
なにかが通りすぎていった
ブルー・ワールド

『ニューヨーク・デッド』/スチュアート・ウッズ \105
内容(「BOOK」データベースより)
マンハッタン、深夜。酔いざましに歩いていた刑事の前に、高層マンションから女性が落ちてきた。テレビの人気キャスターだ。奇跡的に一命をとりとめたが、衝突事故を起こした救急車から彼女は消えてしまった。誰がつきおとしたのか。まだ生きているのか。では、どこに。彼女の意外な素顔が明らかになるにつれ謎は深まる。


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2004年06月27日(日)
風邪

水曜日に引いたらしい風邪が悪化した。

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2004年06月26日(土)
ペーパーバックの魔界

ナボコフなどの翻訳をされている若島正氏の書評「尾崎俊介『紙表紙の誘惑――アメリカン・ペーパーバック・ラビリンス』」に、次のような部分があった。

「ペーパーバックがなぜ魔界なのか。それは、ペーパーバックが人を狂わせる魔力を持っているからである。この紙屑に取り憑かれると、知らないうちにコレクターになってしまうのだ」

ううむ、私はどうもこの「紙屑に取り憑かれてしまった」部類かもしれない。ハードカバーの立派な装丁も捨てがたいが、ペーパーバックは、見ているだけで楽しい。中身を読まなくたっていい。手に入れるだけで嬉しい。こういった魅力のある本が、日本にはない。日本で言う文庫でもない、新書でもない、独特の雰囲気をもつペーパーバックは、マジで魔界だ。

ちなみにこの記事は、実はフラナリー・オコナー関連の検索をしていて出てきたのだが、なぜこの記事にたどり着いたかと言えば、下の本の解説を見てもらえばわかる。

「それはフラナリー・オコナーの小説から始まった。宗教的テーマを扱った「賢い血」でなぜ通俗的な表紙絵が使われたのか。数多くの表紙絵を紹介しながら、アメリカン・ペーパーバックの魔界をめぐる研究エッセイ」─内容(「MARC」データベースより)

つまり、この『紙表紙の誘惑』を書いた尾崎俊介氏は、オコナーの『賢い血』をペーパーバックで読んで、そこから本を1冊書いてしまうほどはまったというわけだ。

今月の「BOOK CLUB」の課題である、オコナーの『賢い血』は、どうにもその世界に入り込めずに苦労しているのだけれど、早稲田の村田先生によれば、オコナーは原書で読まなくてはダメとのことで、やっぱりそうかぁ・・・と納得はしたのだが(翻訳うんぬんいろいろ)、読み始めた時から「これは変だ」と思っていたし、ある所で読んだ感想には、「きちがい小説の傑作」なんてことも書いてあったので、平凡な一般人には、日本語だろうが、英語だろうが、理解の及ばない世界なのでは?と思ってしまう。

マッカーシーの『すべての美しい馬』を訳した黒原敏行氏は、大学時代に『賢い血』の翻訳者である須山静夫氏のウィリアム・フォークナーの講義を受けていたそうだ。私がこれから読もうと楽しみにしている、ウィリアム・スタイロンの『闇の中に横たわりて』も須山氏の翻訳。

黒原氏は須山氏に翻訳を教わっていたわけではないし、スタイロンの作品は、読んだ人によれば面白かったとのこと。だから、須山氏がどうこうというわけではないが、実際に『賢い血』の翻訳に馴染めないのも正直なところ。たしかに、原文のほうがはるかにいいと思えるものは多々あるが、それでも、言語上の問題ではなく、内容そのものに全く興味がわかない状況では、原書を読むのも無理がありそうだ。

オコナーは短篇のほうがいいという意見もあって、『フラナリー・オコナー全短篇』(上・下巻)も買ってあるのだが、こちらの翻訳もあまり評判が良くないので、どうしたものかと思案中。アメリカ南部の文学として、オコナーの評価は高いのに、邦訳は今いちとなると、この先オコナーを好きになれるかどうか、疑わしい。やはり原書で読むべきか。でも、どうしても原書で読みたいという動機もないわけで、だったら、好きな作家の原書を読むほうが先決じゃないのかとも思う。

村田先生は、Library of America の『Flannery O'Connor Collected Works』がお薦めとのことだったが(小説だけでなくエッセイや手紙も素晴らしい!と)、原書を読みながら、わからないところは邦訳を参考にして・・・というようなことをおっしゃっていた。でも、私はこれを買いたいと思うほど、まだそこまでオコナーにはまってはいないしな。。。

オコナーを買うなら、先にマッカーシーの南部系の作品を書いたいし(魔力のあるペーパーバックだし!)、オコナーは、まあ、そのうちにってことで。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Mossflower (Redwall #2)』/Brian Jacques (著)
マスマーケット: 373 p ; 出版社: Berkley Pub Group ; ISBN: 0441005764 ; (1998/11/01)
出版社/著者からの内容紹介
古のモスフラワーの森は、極悪非道のヤマネコに支配されていた。そこに現れた勇者マーティンは、果たしてこの地に平和をもたらすことができるのか? 前作『勇者の剣』の主人公マサイアスが手にした剣の真の持ち主、伝説の英雄「勇者マーティン」の物語がいよいよ明らかに。修道院の来歴、謎解き、冒険、そして友情。ますます面白いシリーズ第二弾!


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2004年06月25日(金)
迷惑メール

最近、下記のようなメールが多い。

「掲示板見ました!27歳主婦のみかこです。いきなりですみません。最近の生活に嫌気がさし、楽しい事がしたいと思っての連絡です。子供もいないので休みの時はドライブとか一人で映画とか・・ちょっと寂しい生活しています(>_<)
もし時間とか合いましたら一緒に楽しく遊びたいと思います。あなたの事、掲示板以外にもう少し教えてくださいね?私のアド教えますので待ってまーす」

掲示板を見たんだったら、メールじゃなくて掲示板に書き込みすれば?って感じだが、これも新手の迷惑メールだ。私は人の名前を覚えるのが不得意なので、もしかして「みかこさん」という人とどこかで会ったのかも・・・とか、サイトを開いているから、全然知らない人からだってメールは来るし・・・などと思って開けてしまうのだけど、やっぱり関係のない知らない人だったということがたびたび。

「あなたの事、掲示板以外に教えて」って、じゃあ、サイトは見てないのか!なんて、本気で怒ってもしょうがないんだけど、読んでもらうためにいろいろ考えてる割には、どこか抜けてるんじゃないかと。よくよく見れば、実に失礼な内容だ。

子供のいない27歳の主婦が、生活に嫌気がさしたって?ふざけてるんじゃないぞ!ドライブとか一人で映画とか、寂しいどころか、優雅な生活じゃないの。返信したら、一緒に映画でも行こうとか?まさかでしょう。ネットで見ず知らずの人にこんなメールを送って、あわよくば・・・と思っているような人がたくさんいるから、殺されちゃったりするんだから。

それから、「アドレス変更のお知らせ」とかというのもよくある。「メールのデリバリーエラーです」なんていうものも。。。ネットを利用するのは、いろいろな目的があるだろうが、ネットで出会いを求めている人もかなり多いから、結構驚く。人の勝手といえば勝手なんだけど、こんなことしか考えてないのかと思うと、がっくりくる。

こういう人には、ちゃんと返事を返して、一言言ってやろうと思ったりするのだが、考えてみたら(考えなくても!)馬鹿らしいのでやめた。こういう迷惑メールを処理するだけで時間がかかってしまうので、ただでさえ苦手なメールなのに、メールを開く機会がさらに減少していく。


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2004年06月24日(木)
<レッドウォール伝説>シリーズ

昨日はやっぱり風邪を引いたらしく、今日は喉が痛い。扁桃腺ではなく、鼻と喉の間という感じ。最近、風邪を引くと、必ずここからやられる。特に乾燥している時は(外は湿度が多くても、部屋の中はエアコンで乾燥している)、間違いなくこの部分から。

というわけで、全く予定していなかった本を読んで過ごしたのだが、この<レッドウォール伝説>シリーズは、だいぶ前に買ってあったもので、やっと日の目を見た代物。というか、南部映画祭にちなんで、ジョン・グリシャムの『The Runaway Jury』(映画邦題「ニューオーリンズ・トライアル」)を読み終わり、大人の世界に嫌気がさしたので(ちょっと嘘)、動物ものでも読むか・・・と思って手にした。

動物が洋服を着ている話は好きなのだが、ネズミにモグラ、カワウソとくれば(それにアナグマ!)、ケネス・グレアムの『川べにそよ風』(または『たのしい川べ』)だろう。同じ動物が登場して、あれを越える話はなかなかないものだなあと思った。ウィリアム・ホーウッドによる続編の『川べにこがらし』は良かったが、あくまでも、あれはグレアムの世界を下敷きにした続編だから、別物とは思えないし。

この<レッドウォール伝説>シリーズは、勧善懲悪の世界で、良い方と悪い方がはっきり分かれている。テーマは主人公が「勇者の剣」を探しにいくという探求冒険物語なのだが、善悪の戦いの話ばかりで、児童向けにしては、登場人物(動物?)が次々に死んでいくところなどは、ちょっと残酷。みなあっけなく死んでいく。ちなみに、悪と戦うネズミというと、斎藤惇夫の『冒険者たち』を思い出させる。

でも、この主人公はネズミである必然性がないように思う。ネズミというか、動物である必要がないような気がする。しかし、作者のブライアン・ジェイクスは、おそらくトールキンの『指輪物語』を意識していて、この物語を人間、またはエルフなどが出てくるような話にしてしまうと、かなり「指輪」に近くなってしまうのかもしれないと思った。内容は全然似ても似つかないし、トールキンにもはるかに及ばないのだけれど、どこか似ていると感じるところがあるのだ。もっとも、「指輪」は多くの作家に影響を与えているだろうから、ジェイクスがその一人だったとしても、何も驚くにはあたらない。

それにしても、ネズミやモグラが、ビールやワインを飲んで、バタつきパンやお菓子を食べたり、料理に凝ったりしているのを読むと、なんだか妙におかしい。そのくせ、タカとかフクロウ、ネコなどは、普通に小動物を襲って食べている。そのあたりが徹底されていないというか、変だ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Redwall』/Brian Jacques (著)
マスマーケット: 336p ; 出版社: Berkley Pub Group (Mm) ; ISBN: 0441008178 ; (2001/01/01)
出版社/著者からの内容紹介
モスフラワーの森近く、レッドウォール修道院で、いにしえから伝わる勇者のタペストリーを心のより所として平和に暮らしていたネズミたちを、凶悪なドブネズミ〈鞭のクルーニー〉が襲撃してきた。悪を滅ぼすためには、伝説の「勇者の剣」が必要で…!? 刊行と同時に若い読者の心をしっかりとつかみ、世界中で話題を呼んでいる冒険ファンタジーの傑作!


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2004年06月23日(水)
総合英語(8)&アメリカ南部映画祭(最終回)

暑かった。いつものように早稲田まで歩いていったら汗でびっしょりになり、教室で冷えて、映画を観終わる頃にはすっかり風邪を引いてしまったようだ。たまたま体調不良時期に入ったせいだろうが、この先、着替えでも持っていかないと、対応できないかも。

<今日のポイント>

単語を辞書で引いた時には、

発音記号もしっかり覚える!

発音記号を覚えていなければ、発音が分からないわけだから、これは当たり前のことのようだが、意外に発音記号を覚えていない人も多い。辞書を引いた時には、意味だけではなく、その機会に発音も一緒に覚えようというわけ。この授業では、発音は非常にシビア。

話は違うが、NHKのラジオ講座「原書で読む世界の名作」で、今回イーヴリン・ウォーのテキストを朗読しているのは、サイモン・キャローというイギリス人の俳優。クイーンズ・イングリッシュの特徴というのはいろいろあるが、特に耳に付くのが、「エ」を「ア」と発音するところ。

例えば say は「セイ」ではなく「サイ」、late は「レイト」ではなく「ライト」、wait は「ウェイト」ではなく「ワイト」といった具合。気にしているから余計に耳についてしまうのだろうが、毎回そこで引っかかる。イギリス人だからといって、全員がそうではないと思うのだが、この人は特に顕著にそれが分かる発音だ。


◆アメリカ南部映画祭(最終回)

『O Brother, Where Art Thou?』
(邦題『オー・ブラザー!』 2000年)
監督:ジョエル・コーエン
出演:ジョージ・クルーニー、ジョン・タトゥーロ、ティム・ブレイク・ネルソン、クリス・トマス・キング、ホリー・ハンター

1930年代、ミシシッピー州の片田舎。3人の囚人が、宝の山を求めて脱獄を敢行する。しかし、それからが波乱万丈。成り行きで、「ずぶ濡れボーイズ」として歌手デビューし、一躍人気者になるが、しょせんは追われる身だ。この映画で、アメリカン・ルーツ・ミュージックの一大ブームが起きた。

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脱獄した3人の囚人(ジョージ・クルーニー、ジョン・タトゥーロ、ティム・ブレイク・ネルソン)が、かつて隠して置いた120万ドルを求めて旅に出る。しかしその道中で彼らが遭遇する、さまざまなけったいな出来事。果たして彼らは自分たちのお宝にたどり着けるのか?

ジョエル&イーサン・コーエン兄弟による、1930年代アメリカ南部を舞台に繰り広げられるロードムービーの快作。彼らならではのひねったユーモアが満載で、また今回は30年代前後のカントリー・ミュージックが劇中存分にフィーチュアされており、そちらの方でもにぎやかさが増幅している。デジタルを用いて、どこか退色したような色彩を描出した撮影監督ロジャー・ディーケンスの手腕もお見事で、懐かしくも新しいといった作品テイストが、よりあらわなものとなっている。(的田也寸志)

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
コーエン兄弟による、ホメロスの『オデュッセイア』を原作とした痛快コメディ。脱獄した3人組が探しているのは、昔エヴェレットが隠し置いた現金120万ドル。しかし、隠し場所はその後のダム建設で川底に沈んでしまっていた…。


※ジョージ・クルーニーのレット・バトラーばりの伊達男がなかなかだった。ジョージ・クルーニーといえば、短髪の「バットマン」くらいしか観ていないので(シュワちゃんがミスター・フリーズをやった時)、この映画でまた新たな一面が見えた気がした。まずは脱獄した3人組というのが、「三バカ大将」みたいだ。その中の親分肌のキャラがクルーニーというわけだから、「バットマン」からは全然想像もしていなかったクルーニーが見れた。

映画の中でクルーニーが歌っている「I Am a Man of Constant Sorrow」という歌は、なんと、ロッド・スチュワートも歌っている。もちろん雰囲気は全く違う。映画のほうが個人的には好みだが、これは残念ながらクルーニーが歌っているのではなく、吹き替え。

それと、「Big Rock Candy Mountains」という曲のタイトルは、コーマック・マッカーシーの『すべての美しい馬』に出てくる。翻訳者の黒原敏行氏が、マッカーシーに「Big Rock Candy Mountains」とは何のことか?と質問しているのだが、マッカーシーから来た答えがこちら。

Rock candy 2type of hard candy. Song of this title also has lemonade springs and cigarette trees. A well known tramp or hobo song from the 1930's.

原文は、

"... I dont know. Pretty nice about it if he does. I'd say so. He made that country sound like the Big Rock Candy Mountains. Said there was lakes and runnin water and grass to the stirrups. I cant picture country like that ..."

黒原氏はこの部分を

「・・・さあな。もしそうならご親切なことだ。
まったくだ。
あの親父は砂糖菓子の山みたいにいってたな。湖がたくさんあって川が流れてて草原があるそうだ。今まで見てきた景色からは想像できないがな・・・」

と訳している。前後の文章から推測すると、特に歌のことを言っているわけでもなさそうだが、「Big Rock Candy Mountains」という曲は、アメリカ人なら誰でも知っているような有名な曲らしいので、その歌の歌詞のような風景という意味にもとれるだろう。歌詞には、マッカーシーの答えの中に書いてある lemonade springs とか cigarette trees なども出てくる。黒原氏がこの曲を知っていたら、また違った訳になったかもしれないと思う。この映画の中には、他にもいろいろと隠れた話題がたくさんありそうだ。

余談だが、私は『すべての美しい馬』の原書を持っていないので、この原文の部分は、Amazon.comの全文検索で出した。これはかなり便利。全文検索ができるようになったのは知っていたが、使ったのは初めて。

というわけで、今日で第一回「アメリカ南部映画祭」は終了。秋に第二回がある予定だそうだが、自分ではなかなか観ることのない映画が観れて、とても楽しかった。終了後、青山先生と村田先生を囲んで、打ち上げ。村田先生には、フラナリー・オコナーのことや、ジェイン・オースティンのことなども聞けて、これもまた勉強になった。オコナーはぜひ原書で!と言われ、ちょっと頭が痛いかも・・・。(^^;


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2004年06月22日(火)
「ハリー・ポッターの世界展」ふたたび

伊勢丹の「ハリー・ポッターの世界展」に再び行く。
というのも、先日買ったブックカバーを、アポロ13号にとられてしまったので、それを買いに。「ロード・オブ・ザ・リング」のブックカバーの2倍の値段という、明らかに暴利をむさぼっているとしか思えないものなのだが、しょうがない。都内では34度にもなった暑さの中を、わざわざ買いに出かけた。

しかし、「ロード・オブ・ザ・リング」のほうは文庫版の本があるので、専用という感じでいいのだが、そもそも「ハリポタ」に文庫版はないわけで、だったら文庫版のブックカバーなどいらないだろうとも思うのだけど(単行本用のものもあるし)、それはそれ。グッズマニアとしては、そういう無用の長物でも欲しくなってしまう。とられてしまったとなれば、なおさら。

出かけるときは、それだけ買えばいいと思って行ったのに、行けば行ったで、またあれこれ欲しくなり、再度散財。無用の長物だと思っている文庫用カバーの「布地製」のものも見つけてしまったし、映画を見た後なので、これはあれか!なんて、新たに感激した品物などもあって、我ながら馬鹿だなと思いながらも、せっせと買ってきた。文房具好きなので、そのあたりもしっかりと。

今回の世界展で、結構気にいったのは、「ヘドウィグのオルゴール」だ。特にオルゴールに趣味があるわけではないのだけれど、「ハリポタ」のテーマって(ヘドウィグのテーマ?)、なんとなくオルゴールっぽい曲だから、違和感がなく、よく合っている。ガラスのドームの中に、ガラスのヘドウィグがいるのがかわいい。家に帰ってよく見たら、曲が鳴っている間、ヘドウィグが七色(?)に光ることがわかった。

映画タイインのものと、アメリカ版イラストもののコーナーが分かれていて(どちらも作成しているのは中国とか韓国かもしれないが)、圧倒的に映画関連のものが多い中で、文具などは、やっぱりアメリカ版イラストコーナーのもののほうが、雰囲気があって良い。

イタリア製のシールというのを買ってみたが、なんて雑なの!という作り。中身が見えない袋に入っているので、どんなものなのか全然わからなかったのだが、映画のシーンがシールになっているもので、トレーディングカードのシール版といったところ?ちなみに日本製のシールがいいかというと、全然そういうわけでもないので(作りだけはしっかりしているが)、どっちもどっちか。

今回は、主にハーマイオニーがテーマになっているようで、映画の中でハーマイオニーが着ているピンクのパーカーとか、バッグとか、ベルト(映画でも一瞬しか出ないのに!)なども売られていた。別の階では、ハーマイオニーをイメージした服も売られている。私も高校生くらいだったら、買っちゃうかも・・・。どうせなら、ハリーが着ているジャージも売って欲しい。(^^;

クウィディッチのゴーグルもかっこよかったが、いつ、どこでするの?と思ってやめた。そんなことを言ったら、ダンブルドアの杖とか、ルシウス・マルフォイのステッキだって同じだろうけど。とはいえ、コレクションとしては、ヘドウィグのオルゴールなんかより、ゴーグルのほうが断然価値がありそうだ。

それにしても、私ってほんとにグッズに弱い。ブランド品などにはほとんど興味がないのに、こういう小物には抑制がきかなくなる。「ロード・オブ・ザ・リング」と「ハリポタ」の映画公開が同時期だったら、どうなっていたことか。この点では、「ハリポタ」が時期をずらしてくれたことを感謝している。


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2004年06月21日(月)
ポップアップを禁止

ポップアップ広告には、だいぶ悩まされていた。自分のサイトでも、以前はポップアップ広告ではなかったのに、最近ポップアップを使うようになったサーバーがあって、それが頻繁に出るようになっており、これを出ないようにするソフトなどもあるのだが、どうしたものか・・・と思っていたところ、思わぬところで悩み解決!

Hotmail の msnメッセンジャーの最新バージョンをインストールして、画面にツールバーを表示すると、「ポップアップを禁止」(または「ポップアップを許可する」)という項目がある。これを「禁止」に設定しておくと、自動的にポップアップ広告が出ないようにしてくれる。これを「ポップアップキラー」という。実に分かりやすいネーミング!見る側の気持ちをそのまま代弁してくれているような名前だ。

思わぬところで解決したというのは、ポップアップの広告で一番多いのが(私が見る限り)、msn 関連のものだったからだ。その当の広告主が「ポップアップキラー」を提供してくれるとはね。。。

Hotmail のメールサーバーの不具合は、相変わらず度々起こるのだが、でも、これはとっても便利。メールサーバーの不具合などたいしたことじゃないと思えるほどの優れものだ。おかげで、毎回イライラしていたポップアップが出なくなって、非常に気分爽快。

同じツールバーに「キーワードナビ」というのもあって、見ているサイトの中で探したい事柄を、ツールバーの検索窓に入力し、キーワードナビをクリックすると、ポン!とその場所が表示され、文字にマーカーを引いたような状態で、示してくれるというのも便利。これがあれば、自分のサイト上に検索窓(うちで言えば「ページ内検索」というところ)をつけなくてもいいということにもなる。

普通のネット全体の検索も、そのツールバーからできる。最近 Google が文字化けするので、使いづらいと思っていたところだし、ブラウザ上で手軽に検索できるのは、これまた便利。もともとブラウザからも検索はできたが、あらかじめ入力窓があるのとないのとでは、全然使い勝手が違う。

年中不具合がある、重たい、などと文句を言い続けている Hotmail なのだが、メッセンジャーなども含めて(ほとんど使わないが、いざという時には便利)、数あるメールサーバーの中では(フリーメールだけではなく)、一番機能が充実しているのでは?と思う。

Google もメールサーバーを始めるという話もあるが、その前に、文字化けしないようにしてよ、という感じ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『The Runaway Jury』/John Grisham (著)
マスマーケット: 560 p ; 出版社: Bantam Books ; ISBN: 0440221471 ; Reprint 版 (1997/03)
内容(「BOOK」データベースより)
夫が肺癌で死んだのは、長年の喫煙が原因だ―未亡人はタバコ会社を相手どって訴訟を起こした。結果いかんでは同様の訴訟が頻発する恐れもある。かくして、原告・被告双方の陪審コンサルタントによる各陪審員へのアプローチが開始された。そんななか、選任手続きを巧みにすり抜け、陪審団に入り込んだ一人の青年がいた…知られざる陪審制度の実態を暴く法廷サスペンスの白眉。

※DVD 『ニューオーリンズ・トライアル 陪審評決 プレミアム・エディション』


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2004年06月20日(日)
全力でお守りいたします

夕べ、映画のあとで飲みに言ったのだが、アポロ13号が飲んだときは「すぐに眠くなる」か「妻の悪口をいう」か、どちらかだ。よそではどうか知らないが、一緒に飲むと、必ずそう。せっかくの「ハリポタ」も台無し。「安心してるから眠くなるんだ」なんて言って、同じ理由で「安心して」悪口言われたんじゃ、こっちは薬に頼ってでもやり過ごすしかない。「安心して」眠るために。

1度あったことは、まるで「100回もあった」ように言うし、月に1度は「毎日」になってしまう。妻が幸せにやっている(ように見える)のが妬ましいのだそうだ。仮に妻が幸せだとして、それは自分の力、甲斐性であるとは思えないのだろうか?自分はそういう立派な男なのだという誇りはないの?ほんと、そういうのって、尊敬すべき立派なことなんだから、それこそ「安心して」自慢していいのよ。

そもそも、お酒を飲みながらそういう話をして、誰が楽しいの?私に言うならまだしも、私以外の周囲の人には、いい迷惑だ。相槌を打ってる人だって、その場限りのこと。いなくなれば、また違うことを言ってるわけだし。本気で相槌を打ってるんじゃないことくらい、そろそろ気が付いてもいいんじゃない?

それと、人に頼んで「痩せろ!」と言わせるのもやめてほしい。あんまりうるさく言われるから、しょうがないのでダイエットをしているけれど、だからって、何かいいことがあったためしがない。太ってたって、痩せたって、何も変わらないなら、ありのままでいいじゃない。これがナイスバディになっちゃったら、心配でしょうがないでしょう?(^^;

太ったのは、ホルモンバランスがおかしくなってるからだと病院で言われても、まるで聞いてないし、だいたい何が原因でそうなっているのか、最もよく知っているのは当の夫であるはず。なのに、守ってくれるどころか、「拒食症になれ」とでも言わんばかり。そんなに痩せてるのがいいなら、サナダムシの卵を飲むか、発ガン物質の入った食品でも大量に採ろう。その代わり、「死なばもろとも」という言葉もあるってことを覚えておいたほうがいいかもよ。自分で受け取れる生前給付の保険は、やっぱりこのままにしておこう。

そういうわけで、私は何があっても絶対守ってくれそうなシュワちゃんが好きなのだ。高潔なアラゴルンが好きなのだ。夫は、皇太子のように「全力でお守りいたします」なんてことは、間違っても思っていないだろう。そう言える男は滅多にいないが。。。うちの夫は州知事でもないし、王様でもないし、皇太子でもないから、そんな立派なことは望んじゃいないが、せめて、飲んで人前で愚痴るのだけは、人様に迷惑だからやめましょう。

美人薄命なので、私もそうそう長生きもしないだろうから(え?)、もうしばらくの我慢よ。それに、こうるさいヒステリックな妻より、ぐうたらな妻のほうが、まだましだと思うけど?いざって時には、私は「全力でお守りいたします」から。


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2004年06月19日(土)
映画 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の先行オールナイトを観てきた。
前に予告編を観たときにも書いたが、みんな大人っぽくなって・・・と思いながら観ていたら、フレッド&ジョージなんて、もうすっかり大人!この二人に関しては、成長してからのほうが、あの双子の雰囲気がよく出ていたと思うけれど、ネビルは痩せちゃったし、ドラコの顔は長くなっちゃったし・・・。

監督が代わって(前監督のクリス・コロンバスは、製作で参加しているが)、ちょっとドタバタしてる?無理に笑わせようとしてる部分が見え見えなのがちょっとね、という感じ。香港映画じゃあるまいし、無理に笑いを作らなくても・・・。

で、一番問題なのが、ダンブルドア校長!最初からこの人だったら、とりたてて文句も言わないだろうと思うが、やっぱりリチャード・ハリスのダンブルドアがはまり役だっただけに、こんなダンブルドアじゃ嫌だー!と叫びたい気持ち。今度のダンブルドアも、それなりに向いていると思うけど、リチャード・ハリスよりも品がない顔立ちだし、目が優しくない。格調高い大魔法使いとしては、役不足じゃないのかなあ。。。そりゃ、私の好みの問題だけかもしれないけど。(泣

2作目のダンブルドア(リチャード・ハリス)は、もう今にも死にそうで、見ているほうも辛くなったが(日本での映画公開時にはすでに他界)、3作目でいきなり元気になっちゃったダンブルドアを見るのも変な気分。

それと、まだあまり詳しくは書けないが、注目のシリウス・ブラックと、リーマス・ルーピン教授にはがっかり。個人的な好みもあるので、全然ダメなのよという意味ではないけれど、原作ファンとしては、違うだろー!という憤りを感じた。ピーター・ペティグリューに至っては、二度と出てくるなよ!って感じ。(^^;

じゃ、映画は全然気にいってないのか?というと、別にそういうわけでもないんだけれど、自分の中のイメージがそこそこ壊れちゃったってこと。このあとシリウスは重要な役割があるし、ハリーに匹敵するくらいのカリスマ性のあるヒーローでなければダメだと思う。あれじゃただの浮浪者?ルーピンだって、一見、2作目のロックハートみたいだし、変化がない。

1作目で感じた、わくわくしたマジカルな感じ(私も魔法界にいるのかな?みたいな)が、今回は全然感じられなかったというのもある。慣れと言ってしまえばそうなのかもしれないが、監督が代わったことは、結構大きいかもしれない。

もし4作目が作られるのなら、ハリーやロンやハーマイオニーが代わっても構わない。セドリック・ディゴリー役だけは、絶対に期待通りの俳優を使ってちょうだい!お願いだから、パーシーとか、オリバー・ウッドみたいな子にしないで~!優等生だからって、その線でイメージされてるかもと大いに心配。パーシーもほんとは気にいってないし。もちろん、ウッドも。

「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の先行オールナイトは、ほぼ満員だったが、今回は予想外に空いていた。グッズ売り場の混雑もなし。というわけで、伊勢丹では売切れていた「タイムターナー」のペンダントも楽々入手できた。

いろいろ気にいらない点を書いてきたが、

だけど、面白かった!

と書いておこう。配役は個人の好みの問題ってこともあるし。


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2004年06月18日(金)
ハリーポッターの世界展

今週水曜日から、伊勢丹で開催されている「ハリー・ポッターの世界展」に行った。すでにハーマイオニーがマクゴナガル先生から借りた「タイムターナー」のペンダントは売り切れ。たしかに、3巻目では目玉商品かも。

購入したものは・・・って、全部書くと1日分の日記では足りないかもしれないので、やめておく。<嘘!

「怪物的な怪物の本ブックカバー」も、ふわふわした触り心地は良かったんだけど、いかんせん、洋書用に作られているので、日本の本に使用すると、表面に書かれている文字とか、しおりが逆になってしまうのだ。でも、大きさ的には、ちょうど日本版サイズ。US版にもUK版にも合わないだろう。さて、どこの国が何を基準にして作ったものやら???どちらにしても、このカバーをつけて読むのは邪魔かも。モコモコがかわいいんだけど・・・。というわけで、これはあまり売れていなかった。

「怪物的な怪物の本ノート」というのもあって、これはカチカチの固い素材で、使いにくそうだった。「怪物的な怪物の本ケーキ」も、思ったより小さくて、これが10500円じゃねえ・・・という感じ。「怪物的な怪物の本○○」という商品についての言及が多いが、実際にどんなものなのか、一番気になっていたものなので、つい。

世界展のメインは、原作の一場面を実物大で再現してあるものなのだが、今回はホグズミードのお菓子屋「ハニー・デュークス」の店内だった。ところが、ごく普通のお菓子しか置いてなくて(もちろん作り物)、がっかりだった。魔法界ならではのお菓子がない。百味ビーンズくらいはあったのかもしれないが、見慣れすぎてて面白くない。どうせなら、全然見たくはないが、○○クジのゼリーとか・・・。<まんま!

なんて、ぶつぶつ言いながらも、結構あれこれ購入。でも、文庫版サイズのブックカバーなんて、「LOTR」のブックカバーの2倍の値段だ。高くても売れると思って、暴利をむさぼっているな。(--;

それを分かっていて、買うほうも買うほうなのだが、ブックカバーはアポロ13号にとられてしまったので、また買いにいかないと!「ダンブルドアの杖」も、どうしようかと思案中。結局は大いに楽しんだということ。(^^;

いよいよ明日は「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の先行オールナイトだ。グッズも大好きだけど、映画もしっかり楽しまないとね。

そうそう!プレゼントの応募用紙に、「『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で、一番印象に残ったシーンはどこ?」という質問があったので、あれ?何巻目だっけ?どんな内容だったっけ?としばし考えたのち、「セドリック・ディゴリーが死んだところ」と書いた。ああ、思い出したら悲しくなってきた。生き返らないのか、ディゴリーは!

「『炎のゴブレット』で商品化して欲しいものはありますか?」というのには、いろいろありすぎて困ったが、そういう質問があるということは、4巻目の映画も予定されているのだろうか?ハリー役のダニエル・ラドクリフ君は、最後まで自分がやりたいと言っているらしいので、一応計画はあるんだろう。映画会社も、みすみす儲かる話を放っておくわけがないだろうし。


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2004年06月17日(木)
濃密な一夜

昨日学校の帰りに、高田馬場の噂の 「清龍」 で地獄の日本酒を飲み、これだけでも話題としては濃いのだけれど、その後「どん底」に行ったら、 竹書房 の社長に会った。竹書房と言えば、<スター・ウォーズ>シリーズなども有名だが、何と言ったって、 <新ターミネーター2>シリーズ である。

「あれは、すっごく面白かった!石田さんの翻訳も上手い!」とさんざん褒めたら、すっかり気をよくした社長が、 「ジャック・ダニエル」 のボトルを入れてくれた。私の好みはアイリッシュなんだけど・・・と思いつつも、こんなことは滅多にないことなので、有難くいただいておいた。これもシュワちゃんのおかげか?

銀座の「ルパン」 の平木さんもいて、竹書房の社長から1万円もらったからと、どん底での飲み代は全部払ってくれた。だったらついでに 「ハリケーン」 というカクテルを作ってくれと二階の上野君に頼んでみた。「ハリケーン」とは、先週の南部映画祭で上映された『クレイジー・イン・アラバマ』に出てきた、ニューオーリンズ名物のカクテルだ。なんか雰囲気が全然違うんだけど、と言ったら、「ルパン」のバーテンダーである平木さんが、「そりゃ映画用だろう」との一言。そうだったのか。。。

いい加減お腹も空いたので、「どんじゃか」で何か食べようということになったところ、渋谷のスペイン料理店のオーナーであるカルロスさんが同行、ここもごちそうになった。カルロスさんが「カラオケでも行くか」と言うので、みんなでついていったところ、そこはなんと 「フィリピンパブ」 だった。結局、カルロスさんは最初からフィリピンパブに行きたかったんだろう。フィリピン美女のグラマラスな カレンちゃん に付き添われて、何曲か歌う。当然ながら、そんな高価なパブの代金など払えないので、ここもごちになる。

南北戦争の映画も濃かったが、その後も濃密な一夜であった。


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2004年06月16日(水)
総合英語(7)&アメリカ南部映画祭(5)

梅雨の時期にしては、さわやかな天気で、風が心地よい。こういう日は、早稲田まで歩いていくのも苦ではない。

<今日のポイント>

アーカイブ、イノベーション、インセンティブ、コラボレーションなどなど、巷にあふれる外来語(loan word)の多くは英語から来ている。つまり、英語を勉強するということは、

教養であると同時に日本語の勉強

であるとも言えるのだ。外来語になって、本来の意味から微妙に外れてしまう場合もあるが、英語をしっかり勉強していれば、日本語の中でも、ちゃんとした意味で使うことができるというわけだ。

ところで、講師の横山先生は、ミシシッピ州立大学の大学院を卒業されている。場所的にはニューオーリンズの近くだとか。なので、「アメリカ南部映画祭」のことを話したところ、「へええ、難しそうだねぇ」とのコメント。文学部の先生ではないので、映画や文学にはあまり興味がないようだ。せっかく南部の詳しい話が聞けるかと思っていたのだが、「南部の料理って、美味しいですか?」などと、馬鹿な質問だけで終わってしまった。(^^;


◆アメリカ南部映画祭(5)

『Glory』(邦題『グローリー』 1989年)
監督:エドワード・ズウィック
出演:マシュー・ブロデリック、デンゼル・ワシントン、ケアリー・エルウェス、モーガン・フリーマン

南北戦争のさなか、アメリカ史上初めて、黒人部隊が組織された。第54連隊である。指揮者は北軍の若き白人将校で、集まった黒人兵士はほとんどが南部からの脱走奴隷だった。彼らは厳しい訓練に耐え、誇りも高く、栄光を手にするべく、いよいよ難攻不落の南軍の砦へと向かう。

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南北戦争が勃発し、北軍将校ロバート・グールド・ショー大佐(マシュー・ブロデリック)は黒人志願兵によって結成された第54連隊を指揮することになった。若輩のショーは、トリップ(デンゼル・ワシントン)やジョン(モーガン・フリーマン)など奴隷解放を願う黒人たちの士気に支えられ、やがて54連隊は1863年7月18日のフォート・ワグナーの戦いに臨んで行く……。

アメリカ史上初の黒人部隊とそれを率いる白人将校のきずなと壮烈な戦いを描いた戦争スペクタクル映画の傑作。青春映画『きのうの夜は…』でデビューしたエドワード・ズウィック監督によるリアルでエモーショナルに満ちた演出が出色で、以後彼は『レジェンド・オブ・フォール』『ラストサムライ』など時代の変遷にのみ込まれていく人間の凱歌を好んで題材にするようになる。クライマックスの戦闘シーンは、フレディ・フランシスの撮影とジェームズ・ホーナーによる音楽との見事な融合も功を奏し、観る者すべての感情を揺さぶらせること必至の名シーンであった。アカデミー賞では助演男優(D・ワシントン)・撮影・録音賞を受賞。(的田也寸志)

※南北戦争における黒人の実態を掴んでいる映画で、歴史的に誠実。ほとんど史実に基づいた話だが、上記の下線部分だけが史実ではない。第54連隊に入隊した黒人は、もともと北部の奴隷ではない黒人である。

この映画が北軍を描いているとすれば、『風と共に去りぬ』は南軍の映画だが、奴隷を軽視していると言われている。南部では、奴隷を戦わせることはしなかったため、他の肉体労働をさせていた。黒人奴隷を家族として扱っている南部の白人にも、「一緒に戦う」という意識はなかった。

舞台となるフォート・ワグナーは、南北戦争が始まった土地。ここで初めて黒人部隊が戦い、その50%が戦死したという悲惨な結果になった。ロバート・グールド・ショー大佐も、ここで戦死。

個人的に、南北戦争にはたくさんの疑問を持っているのだが(というより、不勉強でよく知らないと言ったほうがいいかも)、この映画を観て、少し理解できたような気がする。とはいえ、「奴隷解放」という大義名分のほかに、「本当は何のために戦ったのか」という疑問はいまだに解消されない。

北部でも、黒人奴隷を開放するために自分の命を落とすことなど考えてもいなかった人々もいて、そのため、徴兵拒否もあったようだ。たしかに普通はそう思うだろうなと思う。部隊が100%黒人だったら認められなかったという事実もあって、「奴隷解放」を掲げながらも、根本的に人種差別をしているわけだし。

歴史的な事実はともあれ、この映画を観ていて、ずっと胸が痛かった。差別されている黒人たちだが、彼らの持つ誇りは素晴らしく、またショー大佐をはじめとする、第54連隊の白人将校たちとの絆にも熱いものがあった。戦いのシーンは凄惨で、主要な登場人物が次々に戦死していく様は、目をそむけたくなるほどだった。

ショー大佐を演じたマシュー・ブロデリックは、最初、こんなひ弱そうなのが指揮官でだいじょうぶなのか?という感じだったが、次第に指揮官として堂々たる人物になっていく過程が見えて、非常に良かった。決死の覚悟で黒人たちに混じって戦う姿は、ちょっと可愛らしい容貌と相まって、逆に哀れを誘う。ここでも、彼は何のために戦っていたんだろう?何のために死ななければならなかったのだろう?という思いがよぎった。

南北戦争に限らず、どんな戦争だって悲惨なのだと思うが、南北戦争ほど本当の理由の見えない戦争はないのでは?と思う。ただ私が無知なだけなのかもしれないが、今回の担当の南部出身のバーダマン先生ですら、南北戦争の真の理由については、はっきりした答えを述べていない。

今回は、北軍の軍服を着て、南軍が使用したマスケット銃を持ったコスプレ(?)の人たちが来ていて、映画のあとに、銃の玉のこめ方などを嬉々として説明していた。それはたしかに興味深い資料ではあるけれど、バーダマン先生が「この戦争は悲惨である」と解説している場で、あの楽しそうな雰囲気は何なのだろう?と思った。戦争オタクなのか、武器オタクなのか、今の防衛庁長官みたいな人なんだろうか?ちょっと異常かも?(^^;

<参考資料>
Past Imperfect: History According to the Movies (Henry Holt Reference Book)/Mark C. Carnes (著), Ted Mico (著), John Miller-Monzon (著), David Rubel (著)
ペーパーバック: 320 p ; 出版社: Henry Holt & Co ; ISBN: 0805037608 ; Reprint 版 (1996/11/01)
Amazon.com
In our increasingly visual culture, a growing amount of what we learn about history comes from the movies. This unusual and cornucopian book draws on the knowledge of 60 experts who examine the historical accuracy of a splendid array of classic movies such as Julius Caesar, Aguirre the Wrath of God, Mutiny on the Bounty, The Last of the Mohicans, Gallipoli, and Gandhi. They reveal what each movie has done right and wrong in portraying the complex threads of the stories as known to the world's most qualified scholars. Highly Recommended.

●次回の作品
『O Brother, Where Art Thou?』(邦題『オー・ブラザー』 2000年)


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2004年06月15日(火)
「ハリー・ポッターの世界展」のお知らせ

◆“ハリー・ポッター”の世界展
~ハリー・ポッターとアズカバンの囚人~

●6月16日(水)~24日(木)<最終日4時終了>
●伊勢丹新宿店本館7階=催物場・AGIO前/特設会場
●入場無料
詳細はこちらへ

今月初め頃に、伊勢丹で例の「ハリポタ展」をやるという情報を耳にしていたのだが、大々的に広告が出た。とはいえ、最初のときのように、大行列なんてことはないんだろうな。相変わらず、グッズ売り場は混雑しているだろうが、会期後も売っているので、慌てる必要もない。でも、その時に欲しいものが手に入るかどうかは???

私が欲しいのは、これと、あれと・・・とチラシを眺めていたら、「買うなよ!」と釘をさされた。ぶ!グッズを買うのが、なによりの楽しみなのにぃ~!でも今回は、文房具系があまり良くなさそう。「怪物的な怪物の本ケーキ」が10500円て、どうなのよ!って感じだし。「怪物的な怪物の本ブックカバー」というのもあるけど、うう~ん。フワフワしててかわいいというのは、イメージじゃないかもだけど、見てのお楽しみかなあ。

明日は授業があるので、残念ながら行けないのだが、あさってには・・・。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『No.1レディーズ探偵社、本日開業―ミス・ラモツエの事件簿〈1〉』/アレグザンダー・マコール スミス (著), Alexander McCall Smith (原著), 小林 浩子 (翻訳)
出版社/著者からの内容紹介
世界17カ国で大ベストセラー! サバンナのミス・マープル、ついに日本上陸!
プレシャス・ラモツエボツワナでただひとりの女探偵。34歳、かなり太め、バツイチ。ひとよんで「サバンナのミス・マープル」。
実家を切り盛りしていたラモツエだが、父の死後、遺産の牛を売り、首都ハボローネで探偵社を開いた。のどかなこの地で探偵業は成り立つのかと思いきや、意外や意外、依頼は浮気の調査から失踪人探しまでひっきりなし。鰐と蛇と格闘しなければならないことだってあるが、それでもアフリカの大地をこよなく愛するラモツエは、きょうも手がかりを求めてサバンナを疾走する。持ち前の洞察力と行動力でよろず解決となるか……。世界中が夢中になった名探偵、ついに日本初登場!


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2004年06月14日(月)
『コレクションズ』の父親のこと

ブックカフェが終わってしまったので、フランゼンの『コレクションズ』を読む勢いもなくなっていたのだが、図書館の返却日が迫っていることを思い出し、急いで残りを読んだ。やはり翻訳者の話を聞いたあとのほうが、なんだかよく理解できるような気がした。というか、最後のほうでは、あまりフランゼン節が出てこなくなって、大げさな修飾のない、ありのままの家族の姿が見えてきたというのもあるかも。

ともあれ、一時は途中で諦めようかとも思った本だったが、読み終えることができてよかった。父親が老いて、手足の自由がきかなくなり、頭も呆けてきて、家族に迷惑をかけるようになる。でもすっかり呆けているわけでもないので、自分で「けりをつけたい」と切望するところなどは、涙ものだ。

一見、頑固でわからずやの父親のように見えるが、彼なりの優しさやポリシーがわかったとき、一人の人間としての父親が浮かび上がってくる。それがなんとも悲しい。父親だから、男だから、というのがいいのかどうかはともあれ、「言わずにいる」ということは、それなりの覚悟がいることなのだと思う。

この本では、息子や娘、そして妻についてはその都度言及し、多くのページをさいているのだけれど、父親の本当の姿がわかるのは、最後の最後だ。どんなことをしてきたかということは書いてあっても、彼の心の奥底に触れるのは、本当に死ぬ間際のことなのだ。結局、父親とはそういうものなのかもしれない。家族の柱とは、良い悪いはともかくとして、何か一人で背負っていかなくてはならない重荷があるのだ。それをいちいち口には出さないだけなのだと、今更のように実感した。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『コレクションズ』/ジョナサン フランゼン (著), Jonathan Franzen (原著), 黒原 敏行 (翻訳)
内容(「MARC」データベースより)
老境に入った夫婦は家族の絆の修正(コレクションズ)をクリスマスに託したが…。家族が陥った危難をシニカルに描き出し、現代人にまつわる悲喜劇を紡ぎ出す。全米図書賞に輝いたベストセラー小説の邦訳。


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2004年06月13日(日)
非文学的「意識の流れ」

今週はバタバタしていて、PCを長時間開く暇もなく、やっとのことで日記を埋めた。何もなくても書くネタがないが、いろいろあってもまた、書くのに困る。本当に感動したりしたことは、案外文章にはできないものだ。

日記に書くようなことではないことは、あれこれ頭の中にあるのだが、そんなことを書いてもしかたがないし、などと考えているうちに時間が矢のように飛んでいく。

書いたからなに?

という疑問も大いにあるのだが、もう習慣化しているので、とりあえず毎日の日記を埋めておかないと、気持ちが悪いというのもある。埋めたあとに、脱力感を感じるのだけれど。

昨日は帰りに、文壇バー「風紋」に行ったのだが、今回もまた文壇人には誰ひとりお目にかからなかった。う~ん。しかも、日本文学の文壇バーだから、マッカーシーが・・・とか、翻訳者の黒原さんが・・・といった外国文学の話をしてもしょうがない。まいった。その前に、Yahoo掲示板の常連さんと行った池袋の居酒屋では、かなり本の話に花が咲いたのだが。

前日の寝不足もあって、今日は脱力状態。二日酔いに効くクエン酸を飲んでおいてよかった。少なくとも二日酔いにはならなかったので。(^^;

そんなわけで、今日はマッカーシーの南部系の本を買おうかどうしようかと、回らない頭で1日中考えていた。横浜ベイスターズは、今日ようやく勝ったらしい。広島ファンの上野君の帽子なしの頭を初めて見た。とかって、脈絡もなく話が飛んでいるが、これは文学的な「意識の流れ」といえるんだろうか?

文学的かどうかはどうでもいいが、「意識の流れ」がまともになったら、感想を書くことに集中したいものだ。


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2004年06月12日(土)
ブック・カフェ Part12─ゲスト:黒原敏行氏

◆翻訳文学ブック・カフェ Part12─ゲスト:黒原敏行氏

新元良一さんが司会をつとめる、ジュンク堂のブック・カフェには行ったことがなかったのだが、今日のゲストは、今や大のお気に入りになったコーマック・マッカーシーの『すべての美しい馬』を訳した黒原敏行さんだったので、これはグッド・タイミング!と思って、初めて参加した(ちなみに青山先生がゲストの時は、開催を知らなかった)。新元さん自体、何年も前から知ってはいるものの、お会いするのは初めてで、「やっとお会いできましたね」という感じ。

黒原さんは、『すべての美しい馬』やフランゼンの『コレクションズ』などの訳書から想像していた人物とは全く違って、非常に謙虚で(いまだに学生みたいな感じ)、優しいイメージの人だった。現在ではなかなか入手できない『越境』の朗読も素晴らしかった。ミステリなどの翻訳も多く、「純文学の翻訳なんて、おこがましくて・・・」とおっしゃっていたが、ご本人がどう言おうと、『すべての美しい馬』は、名訳だと思う。あの分厚い『コレクションズ』を6ヶ月で訳したというのも、並じゃないだろう。

一番面白かった話は、マッカーシーを訳すときに、中上健次の『千年の愉楽』に文体が似ているのではないかと思って、それを筆写し、日本人の名前のところに、ジョン・グレイディなどの名前を入れて、感じを掴もうとしたという話。結局、中上健次とは全然違っていたとのことだが、フランゼンの『コレクショズ』も、大江健三郎の『個人的な体験』を用いて同じことをしてみたりと、日本語の小説としてどうかという感じを掴むために、そういったことをよくやるという話は、とても興味深かった。

これから訳したいと思っているものは、やはりマッカーシーの『Blood Meridian』(!)だというので(このときの言い方も謙虚で、「僕が訳したいというとおこがましいので、僕がというわけではなく、誰かが訳すべき作品」といったような言い方だった)、私も「原書を買ったはいいけれど、スペイン語が読めなくて・・・」と言ったら(まるで英語は全部理解しているような言い方だが)、素晴らしいサイトを教えてくださった。

マッカーシーの作品には、スペイン語がよく出てくるので、それを英訳しているところがあるのだという。そんな便利なものが、あれこれ探し回る必要もない、なんと、マッカーシーの公式サイトにあったのだ。

●コーマック・マッカーシーの公式サイト
http://www.cormacmccarthy.com/

ここから、Resources → Translations と開いていくと、見たい作品の中のスペイン語の英訳が見れる。これは便利!すごく親切だ。でもこれで、スペイン語が読めなくて・・・といういいわけが通用しなくなった。(^^;

おみやげは、黒原さんがマッカーシーに出した質問のコピー。そこにはマッカーシーの自筆の答えが載っている。つまり、コピーではあるけれど、マッカーシーの自筆原稿をもらったようなもので、遅まきながら「マッカーシー大好き!」な私には、宝物のようにも思えた。マッカーシーという人は、あまりマスコミにも登場しない人なので、これはマッカーシーの性格の一端が垣間見える、確かにお宝といえる貴重なものだと思う。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

となりのボーイフレンド BOOK PLUS/メグ・キャボット (著), Meg Cabot, 代田 亜香子
出版社/著者からの内容紹介
メールでみつける本当の恋!? ハッピーでキュートな恋愛メール小説登場!
コラムニストとして奮闘中のNYガール、メル。暴漢に教われた隣の老婦人の家に、遊び人で名高い甥がやって来た。それが意気投合して恋の予感!?でも実は彼は偽者の甥と判明……やっとみつけた恋はどうなるの?


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2004年06月11日(金)
レイ・チャールズの訃報

10日にレイ・チャールズが死んだ。昔、中野サンプラザにコンサートを観に行った思い出がある。レイ・チャールズの「Georgia on My Mind」(邦題「我が心のジョージア」)は不朽の名作だ。そもそもブルーズといえば、レイ・チャールズかトム・ウェイツしか知らなかった私。それだけ有名であったということ。非常に残念。

夕べも2時間しか眠れなくて、昼寝しようと思っても、なかなか眠りが訪れない。午後も遅くなって、ようやく眠くなった。結局夕方起きるのが、ものすごく辛くなっただけのことで、あまり寝たという感じはしない。疲れただけ?寝ている間にも、頭が回転していて、いったん目が覚めると、即座に行動できるくらいに、頭が覚醒しているのだ。

そんなわけで、布団の中で何時間か過ごさなくてはならなくて、読んでいたスージー・マローニーの『A Dry Spell』を読み終えた。これは面白かった。雨を降らすことのできるヒーローが出て来て、町を呪っている女(死者)と戦うという超自然的な話なのだが、ロマンスの要素もあり、ミステリというか、ホラー的な要素もあり、といった感じ。ロマンスを除けば、マキャモンにも通じるような部分があるかもしれない。

結局、町を呪ってた女の亡霊って、もともとは誰なの?という、非常に初歩的な疑問が残るものの、全体としては面白かった。ここ日本では梅雨時なので、あんまり雨を降らして欲しくないなあという現実はあるのだけれど、それはそれ、これはこれ。呪いのために、4年間も雨が降らなかった町に、やっと雨が降ってよかったね、ということか。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『A Dry Spell』/Susie Moloney (著)
内容(「BOOK」データベースより)
農業を主たる産業にしている小さな町グッドランズは、深刻な災厄に見舞われていた。もう四年も、まったく雨が降らないのだ。それが尋常の旱魃でないことは、すでに皆が悟っていた…。その若者は、ふらりとやってきた。彼を呼び寄せたのは、若き銀行支店長のカレン。彼女は瀕死の町を救おうと、この得体の知れない男の不思議な能力にすべてを託す。若者の名はトム、職業は雨降らし屋―さっそく雨を降らせにかかったトムは、すぐにこの町の異常さに気づいた。なにか理解できない力が町を覆い、天候を支配しているのだ。雨を寄せつけようとしないのは何ものか?彼は全力を挙げて見えない敵に挑んでゆく。その頃町では、家屋倒壊や放火など次々に不可解な事件が起こり、住民たちの視線は、よそものであるカレンとトムに向けられた…。意表を突くスリリングな展開、度肝を抜くスペクタクルな対決、そしてかつてない異様な興奮が襲うクライマックスへ!期待の新鋭が放つ、超話題作。


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2004年06月10日(木)
役に立つ(?) Zoetrope All-Story 情報

昨日は朝から予定があれこれあったので、さすがに疲れた。日記を書くにも、その内容に、リンクを貼らなきゃならないものがたくさんあるな・・・と思っただけで、もう書くのを諦めたほど。

Amazonから1000円分のギフト券をもらった(本には使えない)ので、「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」のDVDを一度キャンセルして、ギフト券を使って、再度オーダーしなおした。1000円引きは結構大きいから。もらっておいて言うのもなんだけど、本には使えないというのが、ちょっと気にいらない。

ところで、ジョナサン・フランゼンの『コレクションズ』が、全然進まなくて困った。12日のブックカフェまでには無理そうだし、返却期限までに読み終えるかどうかも怪しい。といいつつ、疲れたと言っては、他のお気楽本を読んだりしているので、基本的に集中してないということだ。本の内容は面白いと思う。そう思うんだけれども、どうしたわけか、疲れる。大判で重たいというのを言い訳にしているのだが。。。


◆Zoetrope All-Story 情報

~ LOS ANGELES ~

Wednesday, June 16, 7:30 PM

Mary Yukari Waters reads at the Hollywood Wilshire YMCA Wednesday, June 16 at 7:30 PM. Food and drink will be served. Admittance is free. Reservations are recommended. RSVP: HollywoodArts@ymcala.org or 213-639-7559. The Hollywood Wilshire YMCA is located at 1553 N. Schrader Blvd. in Hollywood.

※6月16日にロサンゼルスに行かれる方は、ぜひ!(^^;


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2004年06月09日(水)
総合英語(6)&アメリカ南部映画祭(4)

今日は雨が降りそうで降らなさそうで、でも結構涼しい。だけど、湿度があって、動くと暑い、みたいな天気。夏日よりはいいかしらね、って感じ。

<今日のポイント>

“Practice makes perfect”

これは「習うより慣れろ」という意味。くどくど説明する必要もないくらい、語学においては、これしかない!みたいな言葉。繰り返し、繰り返し、そしてまた繰り返して勉強することが大切ということ。


◆アメリカ南部映画祭(4)

『Crazy in Alabama』(邦題『クレイジー・イン・アラバマ』 1999年)(原作『クレイジー・イン・アラバマ』
監督:アントニオ・バンデラス
脚本:マーク・チャイルドレス
出演:メラニー・グリフィス、デヴィッド・モース、ルーカス・ブラック

アラバマの小さな町に暮らしていた子だくさんの主婦のルシールは、女優になる夢を実現するべく、横暴な夫を殺し、その首をもってハリウッドへ向かう。なんでまた首を? 一方、その甥ピージョーは、もりあがってきた黒人の公民権運動に巻き込まれていく。時は1965年夏、激動の季節だった。

<時代背景>

『Breakfast at Tiffany's』(邦題『ティファニーで朝食を』 小説1959年、映画1961年
②Voting Rights Act(投票権法)の成立(1965年8月)
③「Bewitched」(邦題「奥様は魔女」 1964年-1972年)

<ルシールと首の旅路>

Industry(Monroeville?) → Alabama River→New Orleans(Lafitte's Blacksmith Shop─ニューオーリンズに実在の古いバー) → Mississippi River → San Antnio → Las Vegas → Los Angels → San Francisco

●原作(1993年)と脚本は、Mark Childress。1957年アラバマ州モンローヴィルで生まれる。
『To Kill A Mockingbird』(邦題『アラバマ物語』 1960年)の著者ハーパー・リーもモンローヴィルの人。映画の「To Kill A Mockingbird」は、そこで撮影された。
●『Breakfast at Tiffany's』の著者のトルーマン・カポーティもモンローヴィル育ちで、リーの友だち。映画「アラバマ物語」のディルは、少年時代のカポーティがモデル。
●マーク・チャイルドレスは、リーの家のすぐ近くで暮らしていた。第一作の『A World Made of Fire』(1984)には、ハーパー・リーの推薦文がついた。
●映画中のサン・アントニオにある「Bar Alamo」のウェイトレスは、『Fried Tomates at the Whistle Stop Cafe』(映画『フライド・グリーン・トマト』の原作)の著者で女優のファニー・フラッグ(アラバマ州バーミンガム生まれ)。

※原作者のマーク・チャイルドレスが脚本を手がけただけのことはあって、わりに原作に忠実に作られている映画だった。欲を言えば、主人公ピージョーのおじさんのダブの心の葛藤を、もう少し入れて欲しかったという気がしないでもない。「大人だから、正しいことができないんだ」と言う苦悩に満ちたセリフを聞きたかったなあと。

一番驚いたのは、ピージョー役のルーカス・ブラックが、「すべての美しい馬」で、ブレヴィンズ役をやっていた子だったこと。ブレヴィンズは重要な役柄で、それを考えると、なかなか将来有望な俳優(現在22歳なので、もう子役とは言えない)なのだろうと思う。

ピージョーは、それこそ「アラバマ物語」のおにいちゃん風の男の子だろうとイメージしてたので、ルーカス・ブラックがピージョーをやるとは思ってもいなかった。特に数日前に「すべての美しい馬」を観たばかりだったので、個人的にはちょっとギャップを感じてしまった。ちなみに、興味を持ったついでなので、ルーカス・ブラックについて少し調べた。→ルーカス・ブラックについて

それでも、原作の持ち味は十分伝わっていて、面白かった。やはり原作者が脚本を手がけると、原作と映画が全然違うという事態にはならないようだ。ちなみにこの映画は、日本では夕張映画祭でしか上映されておらず、一般公開はされていない。ご覧になりたい方は、DVDで。

今回も映画のあとに、青山先生を囲んで飲んだ。授業を受けていたときとは違う話もいろいろ聞けて、楽しかった。

●次回の作品
『Glory』(邦題『グローリー』 1989年)


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2004年06月08日(火)
眩暈

今日は、なんだか眩暈がして気持ちが悪くなったので、このところ昼寝はしないようにしていたのだけれど、明日は病院と学校と映画だし、あまりひどくなっても困ると思って、寝た。低気圧のせいかもしれない。

窓から入る風は涼しいのだが、湿気を含んでいて、雨の予感がする。雲間に青空が見えるものの、絶対に雨が降ると確信して、寝る前に洗濯物を取り込んでおいたのだが、目が覚めるまで、雨は降らなかったようだ。

夜、電動ハブラシで歯を磨いている間に、雨が降ってきた。ハブラシの音で、雨の降り始めに気が付かなかったのだが、ハブラシのスイッチを切ったら、その前からずっと降っていたかのような本格的な雨の音。

隣がトタン屋根なので、降り始めから本格的な雨になり、屋根の壊れた樋から落ちるバシャバシャという水音が聞こえてくるまで、一連の音の儀式があるのだが、今日はいきなりだった。

というか、一連の音はあったのだろうが、歯磨きをしている短い間に、その一連の音が普段の何倍速かで流れていったのだろう。なんだか何分間か、時間を失ったような気さえした。

授業の宿題の暗記分をまだ覚えていないので、寝る前にやらなくては!今回は長いのだ。これも眩暈の一因かも?


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2004年06月07日(月)
ロバート・R・マキャモン 『遙か南へ』

ジョナサン・フランゼンの『コレクションズ』は、翻訳でも大判で分厚い単行本なので、なかなか進まない。黒原敏行氏がゲストの12日のジュンク堂の「ブック・カフェ」には一応申し込んだのだけれど、読み終わるかどうか・・・。

といいつつ、マキャモンはさっさと読み終えた。全然違う世界だから、フランゼンと比較してどうこう言えるものではないのだが、やっぱりマキャモンは面白いので、フランゼンを読まなきゃ!と思いながらも、マキャモンに手が伸びてしまうのだ。それに、これは文庫本だし、布団の中でもお風呂の中でも読める。この違いは結構大きい。

タイトルの『遙か南へ』の「南」は、別にアメリカ南部を意味しているわけではない。『Gone South』というのが原題で、これには、気がおかしくなってしまったとか、あっちの世界へいっちゃったとか、そういった意味がある。ベトナム戦争で使われた言葉だ。

でも、話の舞台はアメリカ南部で、先日読んだ『ミステリー・ウォーク』よりも、さらに南部色の濃い作品だった。早稲田の「南部映画祭」で、毎週南部の映画を観ているので、情景が非常にリアルに思い浮かんでくるようだ。

いわゆる、黒人奴隷、綿花、サトウキビ畑、人種差別・・・といった、これまでの南部のイメージとは全然違う内容だが、サルオガセモドキ、ザディゴ、ガンボ、バイユーなどなど、どこを読んでも南部の雰囲気たっぷりの作品。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『遥か南へ』/ロバート・R.マキャモン (著), 二宮 磬
文庫: 589 p ; サイズ(cm): 16
出版社: 文芸春秋 ; ISBN: 4167218615 ; (2000/01)
内容(「BOOK」データベースより)
はずみで人を殺してしまったヴェトナム帰りのダンは、余命いくばくもない身ながら逃避行に出た。道連れは顔半分に痣のある美少女に、ダンを追う三本腕の賞金稼ぎとプレスリーのそっくりさん。アウトサイダーにされてしまった者たちは、癒しを求めてひたすら南へ向かう。温もりと恐怖が混ざり合う不思議なロード・ノヴェル。


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2004年06月06日(日)
映画「すべての美しい馬」

DVDで「すべての美しい馬」を観た。アメリカ南部もいいけれど、西部もまたいいなあ・・・。とはいえ、これはいわゆるテキサスあたりの西部ではなく、メキシコ国境周辺の話。もちろん、主演のマット・デイモンは良かったが、相手役の女優は、あまり好みではなかった。

原作はコーマック・マッカーシーの『すべての美しい馬』で、これまでにも何度か日記に書いているが、最近お気に入りに加えた本。主人公のジョン・グレイディは、ヴィゴ・モーテンセンを頭に浮かべて読んでいたので、映画のマット・デイモンとはだいぶイメージが違ったが、映画は映画でこんなものでしょう。というか、年齢的にはマット・デイモンのほうが合っているので、こちらのほうが、原作のイメージには近いのだろう。

ただし、映画には「孤高のカウボーイ」といった雰囲気があまりなかったように思う。男同士の友情というものは、ちゃんと表現されていたが、信頼し合っている中にも、それぞれが自分の道をしっかり歩んでいるといった感じが足りなかった。原作に感じる冷酷さというのもなかった。そういう意味では、「オーシャン・オブ・ファイヤー」のヴィゴ・モーテンセンのほうが、より「孤高のカウボーイ」というイメージは強い。

映画では、主人公は素直な良い子が自分の居場所を探しにいくといった感じに描かれているけれど、実際はそんなに良い子なわけではない。どちらかといえば、アウトローだ。正直で真っ直ぐな性格というのは合っていると思うが。最後のシーンは、断然原作のほうがいい。マット・デイモンが優等生すぎた。それはそれで彼の持ち味なのでいいのだが、そうすると、最後のシーンが弱くなってしまうのだ。

原作と映画は違うものだから、それぞれでいいのだが、マット・デイモンが、ジョン・グレイディという「役を演じている」といった感じがどうしても抜けなかった。勝手に思い浮かべていたヴィゴのイメージが強すぎたせいかも。

『すべての美しい馬』
監督:ビリー・ボブ・ソーントン
主演:マット・デイモン
内容(「Oricon GE」データベースより)
メキシコの壮大な自然を背景に、若者が大人になっていく過程を美しい馬とともに描いた、コーマック・マッカーシー原作の名作小説をビリー・ボブ・ソーントン監督が映画化した珠玉の青春ドラマ。


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2004年06月05日(土)
バンザイ!鈴木尚典

◆<横-神>鈴木尚サヨナラ弾!横浜5割
<横浜8-5阪神>◇5日◇横浜スタジアム

横浜が今季2度目のサヨナラ勝ちで勝率を5割に戻した。5-5の9回2死一、二塁から鈴木尚の右中間3ランで勝負を決めた。川村が4勝目。阪神は4点差を追いつく粘りも及ばず、3連敗を喫した。リガンは来日2年目で初黒星を喫した。─nikkansports.com

※今日は、鈴木だと思っていた。調子が悪くてずっとスタメンで出場できない鈴木尚典だったが、なぜか今日は鈴木で勝つような気がしていて、同点になってからは早く代打で出してくれ!と思っていたところ、最後の最後に「サヨナラ3ランホームラン」なんて、カッコよすぎでしょう!特に鈴木のファンというわけでもないが、今日は“感動した!”


さて、PCの横に山積みになっている本。感想をかかなくてはならない本の山だ。しめて10冊。上下巻のものもあるから、作品としては8冊。いつの間にこんなにたまってしまったか・・・。時間もなかったし、気分的に書く気にならなかったとはいえ、ためすぎ。そろそろがんばって書こう!(^^;


ところで、今日も、どこかで見た、あるいは感じたと思う一瞬があった。その空気と光を言葉にしようとして、頭をめぐらすのだけれど、どんな言葉もあてはまらなくて、諦めた。空気、光、風の強さ、香り、町のたたずまい、人の行き来、月や星の影・・・そういったものの中に、ふと、以前に感じたことがあるという感覚がしばしばあるのだけれど、どうしても言葉にできない。

そんな不思議な一瞬を、言葉に捉えることができたら、また違う世界が開けるような気がするのだが、どうしても今の自分の語彙力では無理なようで、それがなんとももどかしい。本を読むということは、そうした言葉を探すために、しているのかもしれないなと思う。


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2004年06月04日(金)
ちりちりアタマのジャッキー・ノリス、恋の狩猟紀行

今日読み終えた、サラ・ムリノスキーの『ハッピー・ハント!』は、副題に「ちりちりアタマのジャッキー・ノリス、恋の狩猟紀行」とある。この手の本にはいつも、なんで、なんで、こんなタイトルつけちゃうんだろう?と、憤りを感じる。

原題は『Milkrun』といって、全然違うもの。「Happy Hunt!」で検索したって、出てこない。たしかに主人公のジャッキーは天然パーマでちりちりアタマなんだけど、それが深刻な悩みになっているわけじゃないし、恋愛の障害になっているわけでもない。内容だって「紀行文」なんかじゃない。こんな副題は余計なお世話って感じだ。これって、翻訳者の責任?それとも、出版社のせい?

こういう、いわゆる「BJ系」の本て、内容はすごくいいのに、日本語のタイトルがへんてこなものに変えられていたりして、ものすごく損をしているようなことがある。そもそもこういう本が、文学的で、かつまた哲学的な内容だとはいい難いけれど、ことさら軽薄なタイトルにしなくたっていいんじゃないかと。いわゆるロマンス本とは違って、これはこれで、いろいろと哲学的なんだから。

それにしても、またまたAmazonがやってくれた。1日に届いた本と、今日届いた本は、15日過ぎに配送予定だったもの。もしかしたら7月かも・・・と思っていた。カードの支払いの都合もあるし、その予定でオーダーしているのに、こういうのに限って、早く届く。早く届く分には文句は言えないが、ちゃんと予定を立ててたのにぃ~!と、内心むかついている。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ハッピー・ハント!』/サラ・ムリノスキー
内容(「MARC」データベースより)
「男にもてあそばれる人生なんて、まっぴらゴメン。」 ジャッキー・ノリス、花のトゥエンティ・サムシング(20ウン歳)、都合のいい女から卒業しました。おかしくて、せつなくて、小生意気な明るい快作。


◆Amazonから

『Full Speed』/Janet Evanovich \961
マスマーケット: 352 p ; 出版社: St Martins Pr ; ISBN: 0312983298 ; (2003/09/02)
Book Description
ノンストップ・アクションに、ひと癖もふた癖もある登場人物、セクシーな大騒ぎに鋭いユーモアを満載した作品。『Full Speed』へようこそ。本書を読めば、元気いっぱいで、トラブルと抗いがたい力から逃れられないふたり組、ジェイミー・スウィフトとマックス・ホールトが大好きになるに違いない。そして、つぎつぎと繰り広げられる冒険の世界に引き込まれるだろう。

新聞の編集者ジェイミー・スウィフトは、人生に少しは見通しがほしいと思っている。ところが、自分が婚約者にとってふさわしくないのではと感じていた折に、新聞社の出資者で大富豪のマキシミリアン(マックス)・ホールトの魅力を目の当たりにして、もはや人生の見通しなど問題外になってしまった。マックスは竜巻のように、ジェイミーの秩序だった世界に波乱を巻き起こした。そして何者かが、つい最近行なわれたビジネス取り引きがらみで、マックスをひどく恨んでいる。ジェイミーは、マックスを助けて記事をものにするべく、あっという間に州を飛び出した。しかし、お人好しのテネシーが、なにかよからぬ秘密の数々を隠している。その多くは、信仰復興論者のハーラン・ローリンズの大きなテントの下にあった。ローリンズは、ギャング集団のショットガンとかかわりのある全能の神と結託していた。

コンピュータの才媛マフィンとのろまなフリースの夫妻が、マックスのドライブのお供をし、マックスとジェイミーはまたしてもばかげた事件に巻き込まれる。そしてふたりはさらに急接近し、ふたりの仲を裂くためならどんなことでもしかねない連中をハラハラさせるのだった。

『The Wolf's Hour』/Robert.R.McCammon \961
マスマーケット: 432 p ; 出版社: Pocket Books (Mm) ; ISBN: 0671731424 ; Reissue 版 (1990/08/15)
出版社/著者からの内容紹介
細菌に冒され、脳の中の野性が目覚め、肉体までもが変容する人狼。英国軍少佐ガラティンは人狼だった! ナチスの陰謀に異能の狼男が挑む。ついにホラー小説が、冒険小説を越境した!!(風間賢二)

『新編別世界通信』/荒俣宏 \1785
単行本: 450 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: イーストプレス ; ISBN: 4872572955 ; (2002/07)
内容(「MARC」データベースより)
「アンデルセン物語」から「指輪物語」、「ハリー・ポッター」まで、名作ファンタジーを紹介。巻末に書棚の片すみに捧げるブックリストを収録。1987年筑摩書房刊「別世界通信」を大幅に改訂した新編。

『ナボコフ短篇全集(Ⅱ)』/ウラジミール・ナボコフ \3990
単行本: 508 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 作品社 ; ISBN: 4878933682 ; 2 巻 (2001/07)
内容(「MARC」データベースより)
「言葉の採集者」が織りなす荘厳華麗なる言語世界。英米文学者とロシア文学者による初の全編新訳。「アカザ」「音楽」「完璧」など、ナボコフが英語作家へと転身する軌跡をたどるうえで欠かせない30作品を収録する。


●DVD
『すべての美しい馬』/監督:ビリー・ボブ・ソーントン、主演:マット・デイモン \2625
内容(「Oricon GE」データベースより)
メキシコの壮大な自然を背景に、若者が大人になっていく過程を美しい馬とともに描いた、コーマック・マッカーシー原作の名作小説をビリー・ボブ・ソーントン監督が映画化した珠玉の青春ドラマ。


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2004年06月03日(木)
ジョナサン・フランゼン 『コレクションズ』

今月12日にある、ジュンク堂のブック・カフェ(ゲスト:黒原敏行氏)に行きたいと思っているのだが、『すべての美しい馬』を訳した黒原氏が、ジョナサン・フランゼンの『コレクションズ』も訳していることを知り、図書館で借りてきた。

『コレクションズ』は、原書を2冊も持っている。最初に買ったものは大判で重たくて読みにくそうだったので、紀伊国屋のバーゲンでマスマーケット版を見つけた際に、買いなおしてあったのだ。できれば原書で読もうと思っていたが、翻訳者の話を聞くのには、翻訳を読んでいたほうがいいだろうと思い、とりあえず借りてしまった。

ところが、翻訳のほうも大判で分厚い。分厚くて難儀したウォーリ・ラムの『この手のなかの真実』は、まだソフトカバーだったので、重さはそれほどでもなかったが、こちらはハードカバー。こういう本の紙質には、出版社も気を使って欲しいなと思うような代物。分厚いけれど、意外に軽くてびっくりした、T.C.ボイルの『もし川がウィスキーなら』を見習って欲しい。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『となりのボーイフレンド』 BOOK PLUS/メグ・キャボット \1050
単行本: 409 p ; 出版社: 角川書店 ; ISBN: 4048970429 ; (2004/04/29)
出版社/著者からの内容紹介
メールでみつける本当の恋!? ハッピーでキュートな恋愛メール小説登場!
コラムニストとして奮闘中のNYガール、メル。暴漢に教われた隣の老婦人の家に、遊び人で名高い甥がやって来た。それが意気投合して恋の予感!?でも実は彼は偽者の甥と判明……やっとみつけた恋はどうなるの?

『No.1レディーズ探偵社、本日開業─ミス・ラモツエの事件簿(1)』/アレグザンダー・マコール・スミス \798
文庫: 324 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: ソニーマガジンズ ; ISBN: 4789721051 ; 1 巻 (2003/09)
出版社/著者からの内容紹介
世界17カ国で大ベストセラー! サバンナのミス・マープル、ついに日本上陸!
プレシャス・ラモツエ。ボツワナでただひとりの女探偵。34歳、かなり太め、バツイチ。ひとよんで「サバンナのミス・マープル」。
実家を切り盛りしていたラモツエだが、父の死後、遺産の牛を売り、首都ハボローネで探偵社を開いた。のどかなこの地で探偵業は成り立つのかと思いきや、意外や意外、依頼は浮気の調査から失踪人探しまでひっきりなし。鰐と蛇と格闘しなければならないことだってあるが、それでもアフリカの大地をこよなく愛するラモツエは、きょうも手がかりを求めてサバンナを疾走する。持ち前の洞察力と行動力でよろず解決となるか……。世界中が夢中になった名探偵、ついに日本初登場!


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2004年06月02日(水)
総合英語(5)&アメリカ南部映画祭(3)

今日は気温がそれなりなのにも関わらず湿度が低くて、歩いて行くには絶好の日和。体調不良時期ではあったけれど、天気がいいので、苦にはならなかった。

<今日のポイント>
とても基礎的なことだと思うが、語学はただ漫然とやっていても上達しない。

覚える“意欲”を持つ!

というわけで、宿題の暗記文がだんだん多くなってきた。授業が終わると忘れてしまうのだが、10のうち1でも残ればいいか・・・なんて。(^^;

『TOEICテスト全対策─高得点達成のための究極のシリーズ』/中村紳一郎、スーザン・アンダトン
価格: ¥2,415 (税込)
単行本: 187 p ; 出版社: SSコミュニケーションズ ; ISBN: 4827515069 ; (1999/03)
内容(「BOOK」データベースより)
990点講師によるパート別「究極の攻略法」。35の戦略(5×7=35ポイント)。本番形式のテスト演習と学習ガイド。模擬試験1回分(スコア換算表付)と詳しい解説。

※私はTOEICなどのテストを受けるつもりはないのだけれど、TOEICを受ける人には絶対お薦めです!と先生が教えてくださった参考書。


◆アメリカ南部映画祭(3)

『A Gathering of Old Man』(邦題『ルイジアナの夜明け』 1987年、別名『Murder on the Bayou』)
監督:フォルカー・シュレンドルフ(『ブリキの太鼓』の監督)、出演:ルイス・ゴセット・ジュニア、リチャード・ウィドマーク、ホリー・ハンター、音楽:ロン・カーター

ルイジアナの砂糖きび農園で白人(ケイジャン)の農夫が射殺される。犯人は黒人の老人。しかし、老保安官が現場に駆けつけると、18人の黒人の老人と農園主の若い白人の女がいて、みんな「自分が殺した」と主張。老保安官とのにらみ合いが続く。アフリカ系作家アーネスト・ゲインズの同名小説が原作。

※この作品はテレビ用の映画で、青山先生がテレビから録画したものを編集して見せてくださったもの。
1970年代前半頃の話で、黒人たちは奴隷ではないのだが、白人たちの中には、まだそういう意識が残っているというギャップが描かれている。タイトルどおり、黒人の老人がたくさん集まっている様が見もの。各自がそれぞれ昔の話をしているところは、ラップかブルーズかと思うような音楽的な響きがあり、絵的にも印象深い。最後は、家の周りで火がたかれ、黒人たちが踊っている絵のバックで、コオロギが静かに鳴いている。個人的には、それが非常に印象的だった。

今回は去年のクラスの人たちが結構集まったので、帰りに早稲田の居酒屋で、青山先生を囲んで飲んだ。次回作も青山先生の担当で、個人的にもこの原作はお気に入り。今回の映画祭では一番楽しみにしているもの。

●次回の作品
『Crazy in Alabama』(邦題『クレイジー・イン・アラバマ』 1999年)


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2004年06月01日(火)
【BOOK CLUB】のお知らせ

◆6月の【BOOK CLUB】のお知らせ

今回は、早稲田での「アメリカ南部映画祭」にちなんで、南部作家の本を読もうと思います。今後、20世紀の古典と言われる本にも範囲を伸ばして読んでいこうと思うので、まずはフラナリー・オコナーを。

『賢い血』/フラナリー・オコナー
文庫: 254 p ; 出版社: 筑摩書房 ; ISBN: 4480034765 ; (1999/05)
内容(「BOOK」データベースより)
軍隊から戻ると、がらんとした家には箪笥しかなかった。ヘイズは汽車に乗り、知らない街へ行き、説教師の帽子を被ったまま売春宿に入った。やがて彼は中古自動車の上に立ち、『キリストのいない教会』を説きはじめる―。たじろがずに人間を凝視し、39歳で逝くまで研ぎすまされた作品を書き続けた、アメリカ南部の作家オコナーの傑作長篇。真摯でグロテスクな、生と死のコメディ。

【BOOK CLUB】 はこちら─お気軽にご参加ください。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『Goodbye to Berlin』(VINTAGE CRUCIAL CLASSICS)/Christopher Isherwood \822
ペーパーバック: 256 p ; 出版社: Vintage ; ISBN: 0099458098 ; (2003/08)
From the Back Cover
“Brilliant sketches of a society in decay.” -- George Orwell

『The Natural』/Bernard Malamud \1407
ペーパーバック: 237 p ; 出版社: Farrar Straus & Giroux ; ISBN: 0374502005 ; (1980/06/01)

『Mrs. De Winter』/Susan Hill \840
マスマーケット: 416 p ; 出版社: Harpercollins ; ISBN: 0380721457 ; Reprint 版 (1994/11/01)
From Publishers Weekly
This sequel to Daphne du Maurier's Rebecca depicts the further adventures of Maxim de Winter and his second wife.

『Dime Store Magic』/Kelley Armstrong \840
マスマーケット: 560 p ; 出版社: Bantam Books ; ISBN: 0553587064 ; (2004/04/01)


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