2016年04月26日(火) |
「多良間→与那国」工事開始 |
本日朝6時から多良間島での工事が開始されました。今回は多良間島から本州最西端の「与那国島」までケーブルを敷設します。
2016年04月25日(月) |
デイゴの危機・石垣出港 |

沖縄県の県花は「デイゴ」です。石垣島にもデイゴが街路樹として植えられていますが、その中の幾つかの木が元気のない花を付けていました。花自体の色は美しいのですが花の量が少なく大きな木に数か所しか咲いていないので寂しく見えます。これはデイゴに「ヒメコバチ」という虫が寄生したためにデイゴの生命力が落ちてきていることに原因があるとのことです。
ヒメコバチの成虫はデイゴの葉は幹に卵を産み付けます。孵化した幼虫はデイゴの葉や幹の中に潜り込んでデイゴから栄養分を吸収して成長して成虫となります。その成虫がまたデイゴに卵を産み付けるという循環でデイゴの栄養がどんどん吸い取られていくというわけです。
石垣港フェリー乗り場の警備の方に聞いたところ、石垣島のヒメコバチによるデイゴ被害はここ10年のことだそうです。10年前には見事なデイゴの花が石垣島に見られたようですが、現在は非常に限られてしまっているのだそうです。赤い見事な花を大量に付けるにはデイゴにとってエネルギーの要ることだと思われます。元気が無くなったデイゴはまず花の数が減るようです。そしてだんだん花を付けなくなり葉の勢いも衰えて枯れていくようです。古いデイゴの木だと200年300年生きているものがあるようですが、それがここ10年の間に寄生虫のためにどんどん数が減っていることになります。
本船すばるは次の工事区間(多良間島→与那国島)に向けて本日午後2時石垣港を出港しました。
2016年04月24日(日) |
多良間島工事終了・石垣島入港 |

沖縄糸満市米須から敷設してきたケーブルの多良間島接続工事が終了しました。米須から多良間島(写真上)までは約400Kmあります。多良間に着くまでの間は沖縄の美しい海を堪能しました。
最長の工事区間を終了したので「本船すばる」は多良間島に近い「石垣港」に入港しました。次の工事は「多良間島→与那国島」ですが、その前に補給できる大きな港は石垣島しかありません。石垣島では野菜を補給する予定です。多良間島から石垣島に近づくにしたがって天気が悪くなり、石垣港に接岸したときにはシャワーのような南国特有の夕立ちとなりました。入港早々に給水作業に従事した甲板部の方たちはずぶ濡れになりました。いつもながら入出港に際しては大変苦労されています。

石垣港は遠くからでもビル群の見える街並みで予想したよりはずっと都会でした。しかしこれほど本土から離れた島でも都会と変わらないホテルのビルがあることには少々あきれました。リゾートならリゾートのように作れば良いのに、東京の新橋や神田と同じようなビジネスホテルがあるのです。(上は石垣港)
昨日の多良間島、今日の石垣島は北緯24度近辺の南の島です。この辺りまで来ると「南十字星」の4つの星が全て見ることができます。天気の良い時に探してみたいと思います。
海気象が悪く工事ができない日が何日か続きましたが、本日朝から大変天気が良く沖縄本島米須の工事が無事終了しました。これからケーブルを敷設しながら「多良間島」に向かいます。沖縄の海はとても綺麗です。

本日午前9時30分「本船すばる」は工事のため那覇港を出港しました。まず最初は那覇の南部にある米須に向かいました。
2016年04月10日(日) |
ジャッキーズステーキハウス |

船は那覇埠頭に停泊しています。那覇埠頭から少し東に歩くとモノレールの旭橋駅があり、旭橋駅から少し歩くと国際通りの南端となります。船から徒歩で那覇の繁華街に出ることができます。
那覇埠頭近辺は国際通りの賑わいはないのですが、そんな人通りの少ない場所で一か所行列のできているステーキレストランがありました。それが「ジャッキーズステーキレストランです。船から近いので那覇最後の夕方に行ってみました。インターネットで調べると那覇では一番の老舗で、他の多くのステーキレストランが高級化路線に足る中で、昔の伝統を守り比較的安くステーキを出す人気店なのだそうです。午前11時開店で午前1:30に閉店でコンスタントに混雑しているようです。
観光客は空いている日中帯を狙い、地元の人達は「仕上げのステーキ」として「夜遅くを狙うのだと思います。私は15分程待ってテーブルに着くことができました。店内は昔から変わらないような古い作りを残しています。クレジットカードは使えず現金払いです。店内は客を誘導する人、料理を運ぶ人、レジを受け持つ人がそれぞれ長年経験していて手馴れていて活気があります。
ステーキは非常に柔らかく美味しかったです。1953年の創から60年以上守り続けてきた味だと思いました。「アメリカ軍お墨付き」の証書を有しているということはアメリカ人が認めた味だということのようです。那覇にはまだこのようなステーキハウスが残っています。この伝統を守り続けて欲しいと思いました。

今日は今回の工事の安全祈願祭が行われました。沖縄県知事も参加しての盛大なものでした。
今朝6時30分那覇港に入港しました。那覇港は国場川という川の河口にあり、川から流れてくる土砂は絶えず湾の底に溜まり水深を浅くする恐れがあります。従って今日の入港も那覇港の満潮に合わせた時刻となりました。雲が多く天気は良くないのですが、気温と湿度が高いので船の中は冷房が入っています。
今回先月30日の出港から8日かけて那覇港に着きました。この間今回の工事区間を試走したのでした。今回の予定は以下の通りです。大変長期間の工事となります。
①米須(沖縄)→多良間島 ②多良間島→与那国島 ③与那国島→波照間島 ④久米島→粟国島 ⑤粟国島→読谷(沖縄)
入行後夜フリーの時間が取れたので少し外出してみました。フェリーターミナルがある那覇港岸壁はモノレールの「旭橋駅」に近く、那覇のメインストリートの「国際通り」はそこから直ぐなので繁華街までは歩いて行けます。
那覇の街の第一印象は「ホテルと飲食店が多い」というものでした。観光客が多いのでしょうが、これだけ多いと競争に負けて撤退する業者も多いだろうと思われます。また観光客が多いことから目貫通りの店舗の価格は観光客値段になっているようです。繁華街には沖縄料理の店が沢山あるのですが、那覇に来ても最初はナポリピザの店を探してマルゲリータを食べました。
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