与太郎文庫 DiaryINDEX|past|will
── こもり・かずこ:喪主は養女晴子(はるこ)。10数年前から仕事 をやめ、自宅で療養していた。雑誌記者などを経て、「映画の友」編集 長だった淀川長治氏の勧めで、戦後、映画評論の道に。テレビやラジオ の洋画解説やトーク番組に数多く出演し、「おばちゃまはね」「モア・ ベターよ」など独特の語り口で人気者となった。著書に「おばちゃまの モア・ベター人生論」。赤坂/東京府立第三高女(現=駒場高) もと雑誌記者だったが、原稿用紙のルールを荻昌弘に教わったという。 また、少年ジョーイ役のワイルドに会見したともいう。 ── ジャック・パランス氏(米俳優)AP通信によると、10日、米 カリフォルニア州南部モンテシトの自宅で死去、87歳。広報担当者に よれば「自然死」で、詳しい死因は明らかでない。 米ペンシルベニア州生まれ。大学を中退し賞金稼ぎのボクサーなどを 経て第2次世界大戦中、陸軍に入隊。スタンフォード大でジャーナリズ ムを学んだ後、映画界入り。 冷血な悪役のガンマンを演じた「シェーン」(1953年)でアカデ ミー賞助演男優賞にノミネートされるなどアクション、西部劇分野で活 躍した。「シティ・スリッカーズ」(91年)で同助演男優賞を受賞し た。(ロサンゼルス共同)── 共同通信・訃報 20061111 ──────────────────────────────── ◆ Q&A 約半年の間、祖父の家に泊り込みで行きます。衣服などの生活必需品 以外に持っていった方がいいというものありますか? ちなみに当方二十歳の男です。 http://homepage1.nifty.com/widewestweb/WstShane.htm シェーンは、馬に積んだ小袋とピストル一丁をもって、田舎に滞在し ますが、最後にピストルを使うハメになって、少年の家を出たのです。 パソコンやカードは現代人の凶器なので、手ぶらの半年をおすすめ! └ 質問者のコメントjiyuujin (2) 2005/10/04 10:26:57 あえてPCは持っていかないことにします。(次の回答者に) ◆ 20051006 余太郎:コメント投稿 引用御礼。こんなCMも思いだしました。 ── 「シェーン、髪バァーック」 「抜けはじめてわかる…髪は長~い友だち」 ── 資生堂《薬用養毛剤:不老林》パロディCM。 (↓)シェーン ~ 遥かなる人々 ~ http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19780817 http://q.hatena.ne.jp/1128314773#a416997 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中川一雄の映像飛評 ② シェーン ~ 映画鑑賞士一級免許試験 ~ 国家試験にもいろいろあって、医科大学は出たけれど、なぜか医師免 許のとれないヒヨッコ先生もいるらしい。一方では、きもの着付師を認 定してほしい、などとマジメに申請されたりしている。きものは元来ひ とりで着るものじゃなかったか。 しかし、運転士もあれば経済学士もある。文学士はもとより家政学士 だってウヨウヨいるのだから、今回はうんとマジメに映画鑑賞士を想定 してみよう。 映画に関する資格としては、戟前から映写技師がある。もとは可燃性 セルロイド・フイルムを使ったので、劇場火災を避けるために設けられ たらしい。最近のフイルムはポリエステルになっているから、その理由 は薄弱となった。むしろ劇場の防災対策としては、消防士とか環境衛生 士を雇ってくれたほうが、観客は安心できるようだ。 撮影には資格がなく、現像所は劇楽を使うので写実師が必要だった。 日本大学の映画学科を卒業すると、映画学士ではなく、ただの芸術学士 になれる。ところが、芸術学士でなければならない仕事など、まったく 見あたらないのは不思議である。 こう考えてくると、現代の日本社会で、ほとんどの免許資格は形骸化 していることに気づく。もっとも日常的で、いちばん重要なのは、なん といっても運動免許のようである。 話をもどして、筆者が映画鑑賞士などというふざけた免許に思い至っ た理由は、場ちがいな画面でキャッキャッ叫んだり、ありふれたキス・ シーンごときにワーワーいうような人たちと、同席するのが、いかにも 苦手だからである。 前回に述べたように、映画そのものは多くの人たちのために作られ、 どんな立場からでも楽しめる要素を備えているのだが、一応のマナーは 必要である。笑うべき冗句に笑い、感動すべきシーンでは息をひそめる、 といった初歩的な知性は要求されてしかるべきだと思う。 ▲ 資生堂《薬用養毛剤:不老林》パロディCM。 ── 中川 一雄《映像飛評② 19781101 月刊山陽》 (以下、草稿遺失) 【次号は《将軍たちの夜》ノートより】 (20051006-20061111)
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