朝顔が咲いたので花びらに伝う雨を見ている
窓をあけて音だけ聞いているどんどん遠ざかるたくさんの車の姿をたどってゆくどこか
いつか見た夢がよみがえり繋がってゆく もうひとつの世界にいる
無言で日が照っている
山の上の白い山のような雲道の向こう
そんなに悪くないこれまでだったきっとこれからもそんなに悪くないだろう
朝と夜には窓を開けて風を迎える