髪がじっとり重くなる週末の夜
重いカラダになるあれこれと考えるあいだに
すらりと伸びた花の傍らを その色を 見送って足早に通り過ぎる
奇妙な夢をさまよっているうちに戻れなくなる
すっきりしない一日を終わる雲ばかりの空
もじずりの花がのぼる真昼の空
ひとしきり雨が降った風が冷たくなって喜んでいたらまた蒸してきた