影がはっきりと映る熱気のように
髪が重いような空気の色
一喜一憂するじぶんのからだに誰も気づかないのに
繰り返す日常も同じではない それでも変わるのはこわい
陽射しを跳ね返すように青い花が揺れている
重くなる前の夜の空気伝わってくる遠くの音
小鳥の声がかまびすしい半夏生のまぶしいような