通りの明かりが懐かしいような色になる
夕方の街路樹に小鳥たちが騒がしい日が短くなった
山にかかる雲と空の重なりがいいどこかに行きたいと思う
青空ばかりや雲ばかりや空を見上げる
案じなくても季節は移る虫の声を聞く夜半
水浸しの歩道に幾重にも広がる輪が跳ねているみんな濡れそぼる
たくさんの悪意と善意があってだれもが公平に受けるわけではないこと