サイレンが遠のいてざわざわと余韻が残る
ずいぶん冬の空気になって空を見上げてみた
まだ変わりたいと思うのは気の迷いなのだろうか押しとどめるような風が吹くのに抗って歩く
空気が乾燥している夢までもざらざらとした感触になる
ここからあそこまで暗い雲のあいだにわずかな空
一進しない一歩をいつだってする
街の真ん中に浮かぶ島のように木々の彩り