山裾まで白くなっていた町も凍ったような色
あいかわらず雲の中
冷気にわしづかみにされたようになる
満たされないことを知りつつわずかな変容を求める
いつもの毎日に戻る名前も知らないけれど毎朝見かける顔にまた出会う
食器を洗ってスペースがたくさんある
雲がかかって風は寒くてそれでも穏やかな一日となる