嘆息の記録



塩野七生 ローマ人の物語 9 ユリウス・カエサル 中

2006年05月07日(日)

いや、昔から人は変わらず営みをしてきたんだなあと
感慨する

なぜかって?
そら、こんなに昔の人がいろんな事やっていたんだと思うと
むなしくもなるし、感心もします

ユリウス・カエサルは普通にイタリア語で読んだらそうで
英語読みでジュリアス・シーザーらしいね

今までどっちが本当かわからなかったけど

さて、この人は本当に大器晩成型という人でしょう
若いころはからお金持ちだったわけでもなく
何か運が良かったわけでもない
鋭敏にできていたわけでもないと思う

でも、40過ぎてからこの世をかなりの勢いで征服できた

征服と言うのは少々御幣があるかもしれない
国を作るために範囲を広げた結果ですね

まだ、中巻ですが
この人は面白い
借金王だったり、女癖と女からの好かれ方は抜群だった様子
いずれにしても普通の人に近いんだと感じた

話の随所にイタリアというかローマ人の話が出てくるが
総じてこの時代の人は大雑把である
あんまり細かいことを言わないようだ
現代のほうが細かいことを言うようだ

まあ、少々原始的なところもあるかもしれない
だってメディアも少ししかないしね
カエサルが新聞つくらせたぐらいですか

まあ、娯楽の少ないはずである時代にこのような発展の仕方があると言うことは
娯楽はあったと見てよい
なぜなら不満があれば人は反抗をするからだ

そのため思うことだが
現代のほうが方向が多すぎて
先が見えないことが多いのではないか?
いずれにせよ
今の現代の我等のほうが悲しいかもしれない
物理的に科学的によくなっていても
欲求の吐き出し方は屈折しているし

いまだに戦争はやめないし
2000年たっても同じ事をよくやるねぇ

と、まだこの話物語の途中ですが
ちょっと感想途中記載

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