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迷える子羊…
2002年07月06日(土)

今日は図書館に行った。
それも自転車で。

ちなみに私は方向音痴。
初めて入ったお店を出ると
だいたい方向を逆に取り違えている…。
お店をうろうろしているうちにおかしくなるらしい。

そして今日も案の定、迷った。
本当はバス通りをおとなしく通って行く予定だった。
しかし前に立ちはだかる上り坂に手前で
曲がってしまった。
「方向さえあってればいずれ着くはず。」
軽い気持ちで曲がった道から、私は迷える子羊になった。

住宅街の中をすり抜け出た場所は見覚えのあるマルエツ。
私はこっちに来たいんじゃない!と反対方向へ。

と、見たこともない坂へ…。
右か左かどっちに行けばいいか分からない。
きっと見えるだろう市役所の建物や平林寺の森はどこにも見えない…。
しかたなく、通りすがりのお姉さんに声をかけた。
「左へずっと行って信号を右にずっと直進、けっこう距離ありますよ。」
右かなぁと思っていた私は、自分の方向音痴ぶりに愕然とした。
そのうえ、まだまだ遠いのか…。
風はどんどん強くなるし、砂ぼこりが目に入って痛いし、
涙がでてきた。

そして、目標としていた市役所の建物や平林寺の森ではなく
私を図書館の近くに着いたと確信させたものは、商店街の
七夕飾りとデンタルクリニックの変なマーク。
前回来た時、変なロゴだなぁと思ったのがよかったらしい。
到着まで30分…。バスでいけば10分もかからないのに…。

次、来る時はおとなしくバス通りを行こうと思ったのであった。


そして帰り、おとなしくバス通りを行ったにも関わらず迷った。
夢音は寝てしまった。
不思議なことに寝るとさらに重さが増すもので。
さらに図書館近くの量販店で買ったトイレットペーパーが
夢音に以上に重荷…。
追い打ちをかけるように風は向かい風、雲がなくなり日が痛い。

警察があったので聞こうとしたら、留守。
こんな昼中に留守だなんて…。

勘で右に行った。
見覚えのある坂が、帰りは下り坂。
まだ家にたどり着いてないのに、この旅(?)は終わったなと感じた。
なんだか達成感であふれていた。

たまにこんなスリリングなサイクリングもいいかも。




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