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2002年09月12日(木) ■心情記:趣味の範囲■ |
※創作休止中
こうやって、苦しみや悲しみを人に露呈する表現は、あまりいい趣味ではないと、正直思う。
本来、言葉とは人を豊かにさせるために使われるべきで、自己満足なだけの道具に使うのは、FILLの創意にも反す。訪れてくれる方々に心配をかけてしまうのは、実際、とても心苦しい。ごめんなさい。
だからこそ、私は想いを創作に変換させて描きたいと、いつも望んでいた。それが本意。 されど思うように感情がままならないから。そんな今がとてもはがゆい。
でも、こんなふうに考えている。
いつも面白おかしく笑ってばかりいられたら、それはとても幸せなことだと思う。 でも、涙して悲しいと嘆く憂いや、耐え難くあえぐ辛さや、収まらぬ苛立ちに奮起する怒りを、感じぬままに日々は過ごせない。
もし、本当に感じずにいるのだとしたら、心は貧しさに息絶えてしまうだろう。
辛いからと言って目を伏せたままでいたら、悲しいからと言って他に気を紛らわすだけでいたら、あまりにつれないじゃないか。自分に湧き起こってくるそれらの感情は、自分の過程であり、分身なのだから。
どんな感情も、皆、それは自分を育む経験が生んだのだと。 哀しみは決して自分にとって毒となる感情ではないと。
深く想いをめぐらせられた出会い。それはとても豊かで、贅沢な思いだ。時が過ぎればきっとそう言えるだろう。本心から。
ふと涙してしまう切なさは、紡ぎあった時間はもう二度と戻ることはない、そんな事実が胸を締め付けてくるから。知りたくなかった事実。失うとはそういうことと、受け止めるには、遠い。
情熱を冷まさなければならぬ選択もまた、趣味じゃなかったっけ。
少しやりきれなくて…。
まだ少し。痛くて。
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