日記雑記
ソンナモノハ妄想ダ 表紙|以前|以後
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しつこいようですが、山南さんのにやにや笑いが好きです。 特番で「大河ドラマ山南スペシャル〜その足跡」とかやりませんかね、NHK。出来る事なら、今この場で、最初から見直してみたいと思います。
私はてっきり明里さんはそういうキャラだと思っていました。何も知らずにあのノリで丹波で待ちつづけるんだなぁ泣けるなぁと。山南さんも酷だなぁっと。 実際はもっと切なかったです。 何かいかにもな人に見えるのですが、彼女は本当は、本当に強い人です。天然とは違うというわけで。努力することは尊いと思いました…(くさくてすみません)。
それから、周りの人の反応がそれぞれ泣けた。皆山南さんを慕っていました。 当然のように新八と原田。 新八は元々義侠心に熱いから、筋道立てて納得いかない、という反応。 原田は、とにかく納得いかないーって感じで。何気に山南さんとは係わり多かったんですよね…。構ってもらったり構ったり。 源さん。何も言わずに、お膳に握り飯の包みを添えてくれる心遣い…。源さんが何か行動を取ってるところってあまり記憶にないけど、ひっそりとやることはちゃんとやっています。目で味わう、と言ってた山南さんの気遣いも、彼らしいです。 斎藤。忘れがちなんですがこの人実は熱いですよね、寡黙なだけで。切腹の直前に凄い必死な目をしているのを見て思い出しました。それにしてもあの回想は…総長はいたいけな感じで…歳が手を差し伸べて・……何気に濃い情景でした。 平助、これはどの作品でも大概そうなんですが、こんな時にスルーなのが哀れでなりません。あの場に平助がいたらどういう反応をしたかな、とそっと考えてみたりします。山南さんの話を聞いて、先を見届けなさい、と言われたら、言われたことを大事にして…展開もかわったり…しないか。
総司は辛い仕事ばかり言い付けられています。自分のこと、したいことをしたい筈なのに、局長副長の命令を聞いて。納得が行かず、自分のことで一杯になってしまうのは本当はちっとも特別なことではないと思います。ああ、でも、「好きな人が自分の剣で死んでく」発言がまた伏線だったら泣くな…。
近藤さんと歳。 近藤さんだって組織のことが頭に全くないわけではないらしいです。 今回は鬼副長の皮を被ってたようです。あの、河合君たちをどやしつけるところが一見鬼にしか見えない。上手くやりました。八木家の人もひでちゃんもバッチリ思う壺です。 あんなに……なのに。 石田散薬のところもよかったですが、やっぱり終盤が、これ以上ないほど衝撃でした。 予告で勝ちゃん、というか局長が泣いているのは見ましたし、あれは予想の範囲外です。でも土方があんな風に泣くとは考えてみたこともなかったんです。ホントに。 引き合いに出して悪いけど、私、以前に平助が泣いたとしても男泣きだろうと思ってたのですよ。あんなに声出してなくとは思わなかったよ。 なんだか無性に安心しましたし、矢張り鬼副長が好きだと再確認もしました。 それにしても、カッシーの声は一から十まで胡散臭く聞こえてしまいます、自分。今回ばかりは「あなたに何がわかるというんだ…!」です。局長に同意。でもそのあとのカッシーがショックを受けてるように見えたところを考えると、もしかして悪気無かったのかしら。だとしたら可哀想でもあり。
そんなこんなで、ボリュームたっぷりです。 それだけ色々考えて、この先の日本のことが知りたかったんだったら、自分で生きて見届けて欲しかったですよ。叶わない約束はあまりにもずるいとも思いましたよ。 先に史実ありきなのは分かってるんですが、止めて欲しい、ホントに勿体無い。
なんか私、作中人物が死ぬたびに勿体無い勿体無い言っているような気がしてなりませんが…ここ数年妙に頻繁に使ってるような(泣)。
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