日記雑記
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ソンナモノハ妄想ダ
表紙以前以後読書メーター


2004年12月05日(日) 読書報告――つまり生存報告ということ。

十二月になりました。
友人が推薦入試で微妙にいろいろあったりします。私もあと何ヶ月かであんなかんじになるのかしらんと指を折って数えてみたりもします。
授業だってもう明日で終わりです。

文学史の対策してると面白そうな作品がたくさんある…ああ……(涎)。

今は折口信夫を借りています。ちくま全集便利だわ…(笑)。
「死者の書」、始めのほうを読んでみて石室の中で延々と死者の独白が続くような陰気なことこの上ない話なのかなぁと漠然と期待していたのですが、むしろ美しい上代の風景大和三山、みたいな……。光り輝いています。すこしもおどろおどろしいことはなくて少し拍子抜けしました。
いや、失礼かもしれませんがなんとなく、どろどろした情念の人、みたいなイメージがあったんですよ。小さいころ愛されなかったー仲間外れだったーみたいな詩があったりして。
実際はそうでもなくて、「ごろつき仙人」は結構来ました。一人称が「おれ」の詩もいいなぁ。
短歌は分からないのでなんとも言えませんが延々と読んでいるとリズムが体にしみて来るように感じてそれもまた良し。


例の「猫である」も読みました。奥さんはえらいなぁと変な方向に感動していました。よくこれだけのひねくれものに付き合ってられるなぁ、と。先生は少しも有難味を感じたりしていないようですが、偉いよね、奥さん。
夫の親友が勝手口とかから飄然(自分が借りたやつだとルビが「へうぜん」になっていて萌えました)と舞い込んでくるような環境ってかなりやばそうなんですがどうなんでしょうか。
当然のように私は迷亭君好きです。あの飄然っぷりはなんだか思い出すものがある…。飄然としつつもやっぱり猫から見るとただの人間、やせ我慢しているのがおかしいね、というところもかわいいなぁと思います。


頭から思ったことを好き勝手引っ張り出して文章を書くの自体久しぶりだったりします。キーボードだと本当に脳内直結になってしまいますねぇ。
こんなことしてていいのかなと思わないこともないですが、これから大河を見ます。今日はいよいよ流山デー…。






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見ました。
まだ持ってたんだ、あのコルク…しかも肌身離さず。

大河感想。
いつにも増して腐女子です。



あの白い衣装に着替えるときに、袖を通したりしてくれるのがトシでいきなり最終武士のあのシーンになればいいのになと思いました(映画見た人だけ分かって下さい)。
でもその後で、ものすごく抱擁してましたね…ほんとにもう……。
何かね、ここが腐女子の悲しいところなんですが、あのまま顔くっつけたりしててもほとんど違和感なさそうだなと思ってしまいます。
それ以上は考えなくていいから。
公式で頬が触れたりしてればそれでお腹いっぱいになれます。(だからそれが間違ってるんだって)
トシとかっちゃんが長い間一緒にいられて本当に良かったと思ったのです。

あともうひとつ、今日は加納さんが。平助を励ましてくれた伊東さんちの加納さんが…!!
加納さんは相変わらず言葉少なだけどしっかりしたひとだなぁ…大好きです。
トシをはじめ皆との約束をあっさり放棄してしまう局長にはどうかと思いました…最後まで諦めないで帰ってきてほしかったのです。皆のところへ。何よりもトシのところへ。
それでも…彼には彼の、一人の人間としての矜持があって、結局最後に重きをおいたのは、肩書きよりも自分自身の思うところだったのではないでしょうか。

総司のありんこぽいにはびっくりしましたが。
この総司ってこういう人なんですよね。どんな逆境にあってもわからないものはわからないんだな、と。その代わり自分にも厳しいわけです。


えびむらさき |MAIL

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