日記雑記
ソンナモノハ妄想ダ 表紙|以前|以後
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「神の子羊」全三巻。 前の二巻と最終巻は別の話かと思うくらい、気づいたらマシュウに惹かれていました。アンリも私も(笑)。 窓から入ってきて、啖呵をきったあたりからです。統一の取れない訳のわからない人くらいにしか思っていませんでしたが、あの辺からやっと素の状態が分かってきました。二巻のマシュウは読み返してもやっぱり好きでないのですが。
とにかく、徹底してセルジュとジルベールの脱走後をなぞった展開でした。そこもかしこも。…薬物方面は洒落にならないので、作品としても苦手ですorz マシュウはジルベールに重ねられるけど、彼はどちらかというとオーギュに近いような気もします。オーギュはジルより弱いから。 というか、マシュウの男、どこがオーギュなんだ。オーギュは、少なくとももっと足掻きながら生きてましたよ。非道すぎます。
風木続編というか、オリジナルのJUNEだったように思われます。そこまで後日談も明らかにならなかったし。 本編がこんなに孤独なセルジュを描き続けることなく終わってしまったのも、考えようによってはよかったかもしれません。
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