脳内世界

私が捉えた真実、感じた真実などを綴った処です。
時に似非自然科学風味に、時にソフト哲学風味に。
その時その瞬間、私の中で、それは真実でした。


※下の方の○年○月っていうのをクリックすると、ひと月ぶんはまとめ読みする事ができます



 ともしび


たくさんの命の灯が街にともっていて、

ふいに風が吹いて、

いくつかの灯が消える。


その灯は不運にも偶然消えたように見えるけれど、

吹いた風にはそういった軌跡があって、

その風がそう吹くには、そういった機序がある。

私達にはその機序は判っても、

そう吹いた風の意図は、わからない。


私達はその灯に、また火をつけるためのマッチも何も持たない。

たまに持っている人がいて火をつけるけど、また同じように風が吹いて、

どうしてもその灯をともさせてくれない。

つけてもつけても消える火を見て、無力感に苛まれる。



2008年12月25日(木)
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