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■ ともしび
たくさんの命の灯が街にともっていて、
ふいに風が吹いて、
いくつかの灯が消える。
その灯は不運にも偶然消えたように見えるけれど、
吹いた風にはそういった軌跡があって、
その風がそう吹くには、そういった機序がある。
私達にはその機序は判っても、
そう吹いた風の意図は、わからない。
私達はその灯に、また火をつけるためのマッチも何も持たない。
たまに持っている人がいて火をつけるけど、また同じように風が吹いて、
どうしてもその灯をともさせてくれない。
つけてもつけても消える火を見て、無力感に苛まれる。
2008年12月25日(木)
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