浪奴社員の呟く
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っちゅ〜映画が昨日の深夜にやっててな。2時くらいから4時半くらいまでやったかな。んで、2時半くらいに気がついて、結局最後まで見たんよ。主演高倉健・女優吉永小百合・・・なんてびっぐなキャスティングなんだ!しかもまだ売れてない(と思う)田中●衛とか阿●海とかも密かに出てた。でもって、なんで人生で回転寿司と映画館にわ、2回しか行ったことがないワシがコレを見たんかってか。理由わカンタン。『2・26』の内容やったから。
日本の戦争話て、欧米にわ無い、独特の感性があると思うんよな。それだけに考えさせられるコトも多いよーに思ってるんよ。史実として、満州事変からこの2・26事件を経て、翌年日本わ中国と戦争に突入してくわけや。んで、その2年後国家総動員法、翌年大政翼賛会の結成、さらに翌年暮、太平洋戦争へと突入、4年後に終戦に至るんやな。つまりわ、昭和の20年間わ人間の欲望と憎悪と生死とが凝縮されてるよーに思ってるんよな。
コドモらに話してても度々思うんやけど、『正義』ってぇ〜モンわその時代で大きく色が異なってるんよな。でもって、その『正義』っちゅ〜モンが果たして『正義』なモノなんかどーか、っちゅ〜のんを掴めるんかどーかを担ってるんわ、一体何なんやろな。
ワシも時代に迷うコトがあんねんな。ぃやきっとワシだけやないかも知れんわな。「今日楽しかったらそれでエェ」的発想わ既に死標となりつつあってな。「何故今日は訪れるの?」が時代の最先端なんちゃうか?て思ってるんよ。んで、もし「今日が訪れる」コトに理由があるんやったら、人わ次に何を求めるやろか。。。ワシが思うに、きっと「正しい明日」なんちゃうやろか。。。そこに、錬成された『正義』が込められるんやったら、ワシわ何も云わへんわ。それが時代の求めるモノやろーさかいな。
やけど、そないな『正義』が存在し辛いんわ、歴史辿ればカンタンにわかってまうんよな。。。その端的かつ身近な存在が「2・26」やと思ってんねんな。国民を見ようとしない政府・軍上層部。そしてそれを語れない陛下の側近達。歴史の若き役者達わこの真実を語る為、自分の命を賭けて行動したんやろーな。
今の時代と、きっとこの昭和初期の時代わ似てるわ。政府に対する不信感。そしてこの不況。更に深まりつつある世界の緊張感。戦争の匂いを感じたんが5年前。今度わ『正義』が走り出してしまう予感がする。。。
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