ヒビノコト
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たとえアパートの隣の部屋に、熊が住んでいて、 「明日デートしませんか?」と誘われても、 たとえ仕事から戻ってきて、蛇が母のようにふるまっていたとしても。
川上弘美の作品に出てくる主人公たちは動じない。 普通に熊とデートしたり、蛇が作ってくれた晩ごはんを食べたりする。 きっと明日地球が終わるとしても、 近所の居酒屋のカウンターで、マグロ納豆とかあてにして、 冷や酒とか飲んでいそうな気がする。 淡々と。 この場合居酒屋の店主も、普段と変わらず仕事している気がする。 主人公の行きつけの店だもの、似たもん同士なのである。
川上作品を読んでいると、 いろんなコトであたふたしてしまう私も、 ずいぶんと図太くどっしりとした心持ちになる。 救われる。
連休デアル。 仕事デアル。
仕事の合間に、川上弘美さんの『龍宮』を読んでいます。
連休なのに。。こんなよいお天気なのに。。 でありますが、本のおかげで、遠いどこかに行けた気分。 いつもと違う視線で日々を眺めている気分。
まぁ〜ちょっと、強がりで言ってますが。
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