想い出にすがるだけの人生はつまらない。 しかし想い出の無い人生もまたつまらない。 過去・現在・未来の全てがあってこその人生。
懐かしい人を見かけました。 というか、お店に来ました。 高校時代、部活でお世話になったひとです。 私たち吹奏楽部を武道館まで導いてくれた、と言っても過言ではない程に。 向こうはわたしの事など覚えてはいないでしょうが。
あの頃が一番人生を謳歌していたのではないかと思います。 1日が24時間じゃ足りないくらいで万年睡眠不足で、 ぼんやりしている暇がないくらい忙しくて。 その分辛い事も沢山ありましたけれど。
わたしが高2のとき、 何を血迷ったのかマーチング連盟主催の大会に 初めて出場する事になっていました。 吹奏楽連盟の大会にはずっと出ていましたが、 (マーチングに関しては)レベル的に前者の方が遥かに上です。 しかもうちの県はマーチングのレベルが全国的にもトップクラスなので、 全国大会常連さんが結構いるんですよー。
だから「出るだけ無駄」っていう気分で始めたわけなのですが、 練習が厳しい事この上なかったです。 朝7:30くらいに登校して校庭の外外周3周走らされたり。 合宿じゃ夕飯後から朝の3:00や4:00まで練習していたり。 文化部の域を超越してましたね。
わたしは本番直前に号泣するのが癖になっていて、 舞台袖で皆の不安を滅茶苦茶煽っていました。 「大丈夫だよ」と言われれば言われるほど不安になって、 目が真っ赤になるほどの泣きっぷりでした。 そして本番が終わるとケロっとしていて、 専ら「力を出し切れなかった」と泣く仲間を慰める役でした(笑)
「現在のわたし」のわたしが着ているのは、当時の大会の衣装です。
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