今まで生きてきて、私にはどうしても思い出すことが出来ない、 空白の2年間がある・・・
その前後の月日においては どのシーンで、 自分がどんな表情をして、 どんな思いであって、 何を考えていたかを 「過去」として思い出すことが出来る。 イメージ出来る。
だけどあの期間だけは "季節"さえも覚えてない。 だから 春に夏に秋に冬に何があったかなんて 分からないんだ。 覚えているのは特定のシーン。 そこに季節感はない。 かろうじて周りが半袖だったようなことは覚えているが、 自分がはどのようだったか・・・
分からない・・・
不意に 母に「あのときは〜〜だったのよ」 と言われ、 最初から堰なんか存在しなかったかのように涙が溢れてくる。 まるでそれが合図だったかのように。
"ソンナコトシラナイ"
"オボエテナイ"
"デモナンデコンナニ涙ガデルノ?"
私自身、あの2年間が人生で一番過酷で辛い時期だったことは 骨身に染みて知っている。 泣く理由が悲しみだということは分かる。 ・・・あれから10年近く経つというのに 私はまだ克服出来てないと言うのか?
なぜ泣く? あの時の自分をかわいそがっているから? 哀れだと、そう思っているから?
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 違う
ただただ
「哀しいだけ」かもしれない。 過程は覚えてなくても、 結果だけは忘れていないんだ、この体と心は。 あの時・あの瞬間に感じた想いは
凍ったまま
ソコに留まり続けている。
そしてまた
私を困惑させる。
そんなモノは思い出したくないけど、
知りたい。
否、
確かめたい気がする。
すべては私の中に揃っているはずなのにね。
こんなとき無性にGacktの曲が聴きたくなる。 やっぱり好きなんだなぁと、少し悔しかったり(笑) でもGacktの曲ってこういうときにその真価(私にとっての) が発揮するんじゃないかと思う。 こんな精神状態じゃないと、本当の意味で感動しないんだと思う。
・・・なんてことなの(苦笑)
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