昨日に引き続き 容赦なく太陽が照り付けます ・・・・溶けそう・・・
暑さのなか!?老人施設に出かけました どうして 「!?」 かというと・・・ 暑いのは移動中だけ 施設の中は快適・・・ お年寄りにピッタリ温度だからです 何かして動いていないことには こちらまでウットリしてきてしまうほど・・・ 贅沢です
今日は、フロアーに5人ほど集まっていらっしゃいます 集まっている・・・といっても 会話があるわけではないのです 1人でお部屋に居るよりは・・・ と いったところだと思います
さっそく輪の中に・・・ どすんと腰を据えてニッコリ攻撃です!? ご挨拶をしてから 名前を言い 何をしに来たのかを説明します 何をしにきたか・・・ 「一緒に遊んでいただけますか?」 今日はこんな言い方をしてみました 「あぁ・・・いいですよ 遊んでくださいな」 と 反応がいただけたのは5人中1人です まず その時点でだいたいの様子がわかります よしっ!この場は歌で・・・・ ♪卯の花の 匂う垣根に〜・・・・ 「夏は来ぬ」です 歌い始めたら なんと3人の方が一緒に歌い始めたのです いい調子!「歌」ってどうしてこう 頭に残っているのでしょうね 名前も歳も みんな忘れてしまっても 歌えるのです・・・どうしてなのかぁ・・・不思議だなぁ しかも正確に ♪めだかの学校♪ ♪ななつの子♪ ♪ふるさと♪ このあたりはみなさん完璧です 歌いながら みなさんに 鶴などを折ってさし上げて・・・ この場は失礼しました
先週 先々週とお会いしている「テルさん」(仮称)の もとへ・・・・ テルさんの専属になってもいけないので 今回はお時間すくなめにしました お部屋のベットは取り払われて 床にマット その上に羽根布団という日本的な 寝方になっていました 相変わらずニコニコと迎えてくださり ホッとしました 腰が痛いとの訴えがあり 横向きにすると 大腿骨が痛いとおっしゃり とにかく体が辛そうです こんな時に私にできることと言ったら 痛い部分をさすりさすり・・・ もう少しでお食事ですからと 気をそらし おはなしを伺います 「夜ね みんなが寝てしまった後 10時から11時ごろね どうにもこうにも寂しくて寂しくて・・・ その寂しさといったらねぇ・・・ 涙がでてきてねぇ・・・ しまいには うわーって声出して泣きたくなるくらい・・・」 突然そんなことを話しだしたのです 痴呆があるとは言え 切実なお気持ちだと思われました
・・・・ドキドキしました 私自身 時々そういう気持ちになるからです 遠く離れた土地で 同じ景色に包まれ 音も無い夜・・・思い出すのは 家族の事 だいぶ会っていないのでしょうか・・・
「・・・・大きな声で 泣いてもいいんですよ」
えっと・・・・こんなこと言ってもいいのかしら・・・ でも そういう時って 泣くだけ泣くと すこし気持ちが楽になったりしませんか? そんなことじゃ おさまらない・・・と思いますが でも そういうときは・・・そんなことしか・・・ 「横に・・・寝ても・・・いいですか?」
「いいよいいよ ここにおいで」
なんだか・・・そんなことになり・・・ 添い寝してしまいました・・・ 変な子だよと・・・思ったでしょうね 夜してあげられないけど 寂しいときに 横に居たのを思い出してもらえるかと 思ったりして・・・ 孤独を感じるのは その人の心だと思います おおぜいの中に居ても 孤独を感じるし 一人でいても孤独を感じない人が居ます 孤独って 治療できるといいのに 孤独を感じなくする 薬があればいいのに 突然心にのしかかる恐怖 目に見えない 悲しみ
孤独
朝目覚めた 1人だった
散歩に出かけた 1人だった
買物をした 1人だった
家に戻った 1人だった
食事をした 1人だった
どんなに大勢の人に囲まれていても
孤独を感じてしまうのは 「心」
心をひとりぼっちにさせるのが 「孤独」
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夏川に 蟹追う子等の声聞きて 暑さをしのぐ 知恵に微笑む
(我家の前は 昔ながらの用水路になっています 子供の足首ほどの水が流れ 小さな沢蟹が たくさん生息しています すばしっこく 見つけても捕るのはなかなかむずかしい・・・ この時季になると 泳ぐほどでもなく 遠出をする時間もないけれど ちょっと足をつけようか くらいの気持ちで子供が集まり 大きな声で 呼び合うのです)
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