ミドルエイジのビジネスマン
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家庭菜園の秋冬物の野菜を不耕起栽培で試している。無理して耕さなくてもいいというのであれば、面倒くさくないので、大根、キャベツ、小松菜、ミズナ、カブ、ニンジンを植えた。それから、来年の初夏、ビールのお供用にタマネギと、ラッキョウも植えてある。
トマトやナスの収穫後に根を引き抜かず、そのままにしておけば、分解されて空洞化した部分(根穴)が空気のトンネルになって土の通気性が良くなるので、鍬でわざわざ耕して、土を上下をひっくり返して微生物バランスを崩してしまうのはもったいないという考え方のようだ。
中には、草取りをしなくてもいいとか、堆肥さえも不要だと言う人もいて、いろいろな考え方があるらしい。本当にそんなに簡単ならば、日本中の畑があっという間に不耕起栽培になるはずなのだが、そうなっていないのは何故なのだろう。おそらく、自然に近い環境の中で人に有益な野菜が優先的に育つようにするためには、微妙なバランスを保った管理が必要なのだろう。買って読んだ本の中でも、組み合わせにより翌年植えると育ちが悪くなるリストがあり、制約が多く、面倒なことこの上ない。
まあ、耕さなければならないというプレッシャーから開放されて、多くの種類の野菜を植えることが出来たのだから、それだけでも意義はあったのかもしれない。来春のことは、また来年考えることにしよう。
参考文献:家庭菜園の不耕起栽培 水口文夫 農文協
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