2002年08月26日(月)
当初の構想では、民間の第三者評価機関に教育内容をチェックさせ「適格」と認定された法科大学院の修了者のみ新司法試験の受験資格を与え(この場合7〜8割は合格)、法科大学院を通わず、予備試験を経て司法試験を受験する道も残すが、あくまで例外的な措置の筈だったが、与党の合意を得る段階で、曲折をたどった。
その結果、大学院の第三者評価と受験資格が切り離され、大学院の修了者全員に受験資格を与え、予備試験も誰でも利用できるようになった。「質の悪い法科大学院は、市場原理に任せ、受験予備校と競わせることで淘汰すればよい」
この与党合意に基づくと、大学院の乱立と予備試験ルートの拡大で、受験者数が大幅に膨らみ結局、厳しい司法試験の選抜になるのではないか、と法務省関係者が危惧している。(読売新聞)
う〜ん。結局7〜8割合格っていうのはどうなっちゃうんですかね? 勿論、全受験者の7〜8割合格って事ではないし、「適格」と認定された大学院修了者の7〜8割合格っていうのも怪しくなってきた様子。
「予備試験」を経れば受験資格が与えられるようになった事は、喜ばしいのかな? 尤も「予備試験」が現在の1次試験(合格率5%)と同様に、それ自体狭き門になるのかもしれないけど・・・
28日から、有識者らで構成される推進本部の検討会で、法案作りの最終検討がはじまり、秋の臨時国会で法案が提出されるが、一体どうなる事やら・・・
どっちにしても医師の国家試験と違って中途半端^^;
マァ、司法試験の受験者数が増える事によって、司法書士試験に流れて来るのをくい止める事が、OKって事です。
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